オーマンディ&フィラデルフィア クリスマス・アルバム2009年08月05日 07時00分

2ちゃんのオーマンディ関係の掲示板を見ると、オーマンディ&フィラデルフィアのクリスマス・アルバム情報の書き込みがありました。

【いい意味の】オーマンディ【オケの錬金術師】
http://jfk.2ch.net/test/read.cgi/classical/1231778100/

情報源はこちら。

クラシック輸入盤・新譜情報/新星堂チェーン・グッディーズ
http://blog.livedoor.jp/goodies2/

2009年08月03日
クラシック/輸入盤/CD/新譜情報 09-08 No.2-2
http://blog.livedoor.jp/goodies2/archives/51645558.html

「オリジナル・アルバム・クラシックス・シリーズ」 という 全10タイトル のものだそうな。

「RCAとSONYの名アーティスト8名とクリスマス(クラシックの誤り?)の名曲集を、LPでの初発売当時のオリジナル・デザインによる紙ジャ ケット・シリーズ」

「それぞれ5タイトルずつの紙ジャケットを、スリップケースに収めました」

「今回のシリーズは、オリジナル発売当時のカップリング通りに楽曲が収録」

「音源については、それぞれ最新リマスターを 使用」

というのが売りみたいですな。で、オーマンディ&フィラデルフィアのクリスマス・アルバムはこちら。5枚組の内の2枚がそうです。

8869756173-2 5枚組 \2200
クリスマス名曲集 Vol.1
Disc 2:Festival of Calos in Brass
「Deck The Halls with Boughs of Holly」
「Lo,How a Rose E'er Blooming」
「Bring a Torch,Jeanette,Isabella」
「The First Nowell」
「Angels We HaveHeard on high」
「We Three Kings of Orient are」
「O Come,All Ye Faithful」
「O Sanctissima」
「O Tannenbaum」
「O Come,O Come, Emmanuel」
「Good KingWenceslas」
「Silent night,Holy night」
「Joy to the world」
「The Twelvedays of Christmas」
「Coventry Carols」
「God Rest Ye Merry,Gentlemen」
「 Hark! The Herald Angels sing」
「It Came upon a midnight clear」
「Good Christmian Men Rejoice」
「O Holy night」「What child is this?」
「Wassail song」「O little town of Bethlehem」
「Away in a manger」
「We wish you a merychristmas」
Philadelphia Brass Ensemble
Trumpets: Gilbert Johnson, Seymour Rosenfeld, Horn: Mason Jones,
Trombone: Henry Charles Smith、Euphonium: M. Dee Stewart,
Tuba: Abe Torchinsky
【録音】1966年頃 (オリジナルLP番号:MS-7033)

これは以前 米CBS MK 7033 でCDになってます。

Disc 4: Glorious Sound of Chrstmas
「Hark! The Herald Angels Sing」
「O Little Town of Bethlehem」
「Joy to
the World」
「O Holy Night」
「O Come, O Come, Emmanuel」
「God Rest Ye Merry, Gentlemen」
「Ave Maria」
「O Come, All Ye Faithful」
「The First Nowell」
「Deck The Halls with Boughs of Holly」
「O Sanctissima」
「The Worship of God」
「O Come, Little Children」
「Silent Night, Holy Night」
Eugene Ormandy / ThePhiladelphia Orchestra
【録音】1963年頃 (オリジナルLP番号:MS-6369)

こちらも、以前 米CBS MK 6369 としてCDになっています。今回は新しくリマスタリングしているそうですが、音が良くなっているといいですね。オーマンディ&フィラデルフィアのブラスとクリスマスのアルバムについてはこちらもご参考に。

Glorious Sounds of Music
-Brass, Choir,
and The Glorious Sounds of Christmas
http://www.ne.jp/asahi/tron/music/BrassAndChristmas.htm

残念ながら、初CD化の音源はありませんが、他の未CD化のクリスマス・アルバム復刻の弾みになるといいのですが。特にRCA Red Seal の2枚は名盤ですし・・・

Ormandy & Philadelphia, Mozart Symphonies2009年08月05日 07時30分

米Columbia Masterworks MS6722
米Columbia Masterworks MS6722( 2eyes Stereo LP)
(Regular Mono ML6122)
also available on CD 米SME Essential Classics SBK62827
Mozart:Symphonies No.30 & No.31"Paris"
Eugene Ormandy/The Philadelphia Orchestra

オーマンディ・フィラデルフィアによる数少ないモーツァルトの交響曲集です。この2曲は幸いCD化されていますが、まだ入手出来るかなあ・・・横田さんのオーマンディ・ディスコグラフィによると、このコンビが遺したモーツァルト・シンフォニーの録音は下記4曲のみ。

Sym. No.30 [S]62/04/08 (C)●
Sym. No.31 [S]61/01/29 (C)●
Sym. No.40 [M]56/01/10 (C)
Sym. No.41 [S]68/05/28 (R)
[M]ono,[S]tereo [Label]:(C)BS, (R)CA
● : このLPの音源。
横田さんのオーマンディ・ディスコグラフィ より
http://www.geocities.jp/ormandy/ormandy_disk.html

古楽器によるモーツァルトもいいけど、僕はこういう現代オケの演奏の方が好きだ。やはり豊かな音で演奏して欲しいと思う。刺激が欲しければ他のジャンルの音楽を聴くよ・・・

このLPはジャケット裏解説に大きな赤スタンプで

DEMONSTRATION
NOT FOR SALE

と押してある。所謂宣伝用の白レーベル盤ではなく、普通の市販品に押してあるだけ。アメリカから入手した中古盤はこういうのが結構多い。

状態はまあまあ。くしゃくしゃになった紙のスリーヴに入ってホコリだらけだったけど、クリーニングしたら綺麗なモノである。音も綺麗で、あまりかけてないようだ。

それにしても、LPの耐久性はたいしたものだ。たぶんCDより長持ちするだろうなあ・・・というか、僕が死んでもまだプレイ可能だろう。

デジタルメディアは半永久の夢のメディアと言われた20~30年前を考えると、現実はそうではないという実例をイヤと言うほど体験して、アナログ盤に回帰する自分を思うと不思議なものだ・・・

では。

Ormandy & Philadelphia, Mahler "Titan"2009年08月05日 22時25分

日RVC/RCA Gold Seal Gold Seal RCL-2507
日RVC/RCA Gold Seal RCL-2507( (P)1985, LP)
also available on CDs
-日BMGファンハウス BVCC-38119
-SonyBMG Materworks/RCA RED SEAL 8287676233
Mahler : Symphony no.1 "Titan"
recorded at Academy of Music, Philadelphia, June,1969

我らがマエストロが世を去った後、日本のRVCが 「オーマンディ・フェアウェル・1800」と題して出した追悼盤の1枚。もうオビは捨ててしまって手元にないが、確か150か180gの重量盤仕様で出していて、結構ズシリと来る。

恐らく以前1500円の廉価盤で出していたシリーズをそのままのジャケットデザインでまとめ直したものだと思うが、記憶は定かではない。

1985年当時、「花の章」"Blumine"が聴ける数少ないLPの1枚だったと思う。今はそうでもないだろうが・・・

当時、法螺吹きだった私(今でも?)は、この1楽章のクライマックスのホルンのグリッサンドの異常な切れの良さにのけぞったものである。「どうやったらこんな音が出るの?」・・・と。

マーラーの青春美曲(若気の至りともいう)だが、我らがマエストロの手にかかると、成熟した大人のシンフォニーになってしまうのである。チャイコの初期交響曲と同じだな。

CD化されて音質が劇的に向上しており、敢えてLPを聴く意義は少ないが、これも青春の一ページだったのである・・・今も変わらんか・・・我ながら進歩のないことで・・・お粗末様。では、良い夢を!