團伊玖磨 交響曲第4番 - オーマンディ&フィラデルフィア 1967年 大阪公演2022年01月12日 03時42分

こんな音源を見かけました。


オーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団の1967年初来日公演のライブ録音、ラジオ放送のエアーチェックが音源みたいですね。大阪フェスティヴァルホールはデッドなホールなようで、乾いた音質ですが良好な部類かと。

00:00 I. Allegro ma non troppo
07:24 II. Adagio
13:25 III. Tempo di Minuetto (Allegretto)
18:14 IV. Allegro con brio
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Recording: Radio Broadcast

当日のプログラムは下記の通り。

大阪国際フェスティヴァル 第10回記念
1967年5月5日 大阪フェスティヴァルホール
ウェーバー 歌劇「魔弾の射手」序曲
J.S.バッハ 管弦楽組曲第3番
團伊玖磨 交響曲第4番
ベートーヴェン 交響曲第5番
ユージン・オーマンディ指揮
フィラデルフィア管弦楽団

オーマンディは、公演プログラムに、来訪する国の作曲家の曲を加えていたようで、この團伊玖磨の交響曲第4番も当時の新曲で、貪欲に新作を追いかける「初演魔オーマンディ」の面目躍如ぶりが伺えます。

なお、オーマンディとフィラデルフィア管弦楽団の1967年初来日公演の一部がCD化されております。2018年12月30日に書きましたが、改めて。(下記参照)


King International KKC-2172

①ヒンデミット:交響曲「画家マチス」
②バルトーク:管弦楽のための協奏曲
③ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」~ハンガリー行進曲

ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
録音:1967年5月4日/大阪フェスティバルホール(ライヴ)

当アルバムは5月4日に大阪フェスティバルホールで行われた公演。ヒンデミットの「画家マチス」とバルトークの「管弦楽のための協奏曲」はそれぞれ3種のセッション録音が残されていますが、ライヴではさらに熱気が加わりオーケストラの音の渦に包まれるかのようです。貴重なのがベルリオーズの「ハンガリー行進曲」。53年の古い録音しかなく、ファン必聴です。(キングインターナショナル)



King International KKC-2173

①日本・アメリカ両国国歌
② J.S. バッハ(オーマンディ編):トッカータとフーガ ニ短調BWV565
③シベリウス:交響曲第2 番ニ長調Op.43
④バーバー:弦楽のためのアダージョ

ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
録音:1967年5月12日/東京文化会館(ライヴ)

オーマンディ自身がオーケストレーションしたバッハの「トッカータとフーガ」は、近代オーケストラの機能を駆使したものですが、ライヴでもオーケストラ全体がひとつの楽器のように響くのに驚かされます。また作曲者も絶賛したという得意のシベリウスの豊かな響きも素晴らしい限り。「フィラデルフィアの弦」と讃えられる魅力もバーバーのアダージョで存分に味わうことができます。(キングインターナショナル)

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