mishima - Music by Philip Glass2013年02月02日 10時30分

長岡鉄男著「続々 長岡鉄男のレコード漫談」(音楽之友社 1987年)-「テロと暗殺の時代」 (115ページ)・・・ この漫談で取り上げられていたサウンド・トラック盤(アナログ盤 Nonsuch 979113-1F (P)1985)がまさにコレ・・・先月国内盤CDとして発売されたので購入して聴いた次第。(そう言えば2008年10月に緒形拳が無くなったときにもこの映画の事を書いたっけ・・・

Werner Music Japan_Nonsuch WPCS16019 mishima - Music composed by Philip Glass
Werner Music Japan/Nonsuch WPCS16019(Tower)

出演者は、緒形拳坂東八十助佐藤浩市沢田研二永島敏行 ・・・ Philp Glassの音楽 、石岡瑛子のデザインによる小説シーンのセット・・・一見の価値はある。

この1984年日米合作映画は未だ日本では公開されていない。その事情についてはこのCD解説(前島秀国氏)に詳述されているので興味のある方はご覧頂きたい。

ちなみに、長岡氏曰く「映画はぜんぜん見たこと無い。誰か知ってるか?」。VA人間・映画好きの長岡氏でもこんな状況だったのだから、色々あったのだろう・・・

たまたま学生時代に住んでいたアパート近くのレンタルビデオ屋にこのビデオ(輸入VHS版)があり、観ることが出来た。もう20年以上前の話だ。 コピーしようと思いさんざん苦労したが、コピープロテクトがかかっており、上手くコピー出来なかったのも今となっては懐かしい想い出である。

日本非公開のこの映画、残念ながら日本ではビデオテープ(VHS)とDVDも発売されていないが、日本のアマゾンでビデオの中古が、アメリカのアマゾンではDVD(2種類、本家WB版(2001年8月)Criterion Collection(2008年7月))が入手可能。本の付録(三島由紀夫と一九七〇年 鹿砦社 2010年11月)なので興味のある方は如何?

んでは。

Motion Pictures : Mikey & Nicky , 1976年2011年06月30日 06時18分

Mikey & Nicky 日本語パンフ

俳優の魅力で見せる映画なんだなあ・・・二人の絶妙なスラップスティックな会話がいいんだなあ・・・BGMもね。

んでは。

Fauré Rquiem - 伊藤京子・大賀典雄、山田一雄/都響&東京メトロポリタン合唱団 1973年2011年06月01日 08時22分

音楽の話を書くのは久しぶりだ・・・

CBS SONY SOCN 14XJ.jpg
CBS/SONY SOCN 14X SQ 4Channel Quadraphonic LP
The First Quadraphonic Recording of Fauré's Requiem in the world.
フォーレレクイエム
伊藤京子大賀典雄、東京メトロポリタン合唱団
山田一雄指揮 東京都交響楽団
1973年4月10日 I.C.U(国際基督教大学)教会堂 にて収録

also available on CD
【ソニー・クラシカル × タワーレコード 共同企画】
タワーレコード “Sony Classical” スペシャルセレクション Vol.2

Sony Classical SICC-957

4月23日、大賀典雄逝去の報を聞いて、聴こう聴こうとおもいつつ・・・ようやく今日ゆっくり聴く事ができた次第。大賀氏のご冥福を祈ろう・・・

大賀氏と言えば、音楽家としてテープレコーダーを作っていたソニーにあれこれリクエストをしている内にミイラ取りがミイラ・・・になっていつの間にかソニーへ・・・というエピソードが知られている。「SONYの旋律」という自伝本もあるそうだから、興味のある方は如何?

このLPはダブルジャケット(と言っても解る人がどれだけいるだろうか・・・)仕様。解説(和田則彦氏)によると、このLPはCBS/SONY 創業5周年記念に企画されたそうな。で、SQマトリックス方式4チャンネル ステレオ LPとして発売された。LPジャケット表に「世界初、フォーレ レクイエムの4チャンネル録音」と書かれているのもそれを意識してのことだろう。

この当時のCBS/SONY のLPには、こんなSQマトリックス方式 4チャンネル ステレオの解説が封入されていた。

CBS SONY 4 Channel Stereo Quadraphonic Record Notes
一本の溝でホントに4chが実現するのか?と不思議に思ったものだが・・・もっとも、物心がついてLPを聴き始めた時には既に4チャンネル ステレオ は事実上「失敗」の烙印を押されていたが、それでも結構長い間、各社は4チャンネル ステレオLPを発売していたと思うが。

CBS SONY SOCN 14XJ Label
CBS/SONY SQマトリックス方式 LPのラベルはこんなの。これも懐かしい・・・

LPの解説から・・・
CBS SONY SOCN 14XJ Notes 1
セッションの写真、左から ヤマカズ さん、ソプラノの伊藤京子さん、大賀典雄氏・・・若いなあ。お二方とも良い声してるワ。ヤマカズ の指揮もいい。

CBS SONY SOCN 14XJ Notes 2
セッションとプレイバック、そして打合せ写真・・・当時の日本のLPはこういう写真を載せていたよなあ・・・CDになってからは無くなってしまったが・・・

解説によると、このセッションに際して大賀さんは近在の飛行場のフライトスケジュールを調べ上げ、ちょうど飛行機が飛んできて録音が出来ない時間帯を休憩時間に組み込んだそうな・・・こういうエピソードもLPの楽しみの一つ・・・かな?

CBS SONY SOCN 14XJ DISC and Sleeve
CBS/SONY マークのスリーブも久しぶり・・・

CBS SONY LP封入モニターカード
CBS/SONY のモニターカード。カードリーダーで購入者アンケートも電算化されている。結構ススンでいたのかな?

では。

1979年 吉田拓郎 篠島アイランドコンサート2010年10月09日 16時15分

時間軸を戻して、篠島を湧かせた30年前のコンサートを・・・

FOR LIFE FLLF-8517 Jacket

FOR LIFE FLLF-8517 LD Label
30年前のコンサートを14年前にプレスされたLDで見るのも乙なもの。

FOR LIFE OP
う~ん、時代を感じさせるFOR LIFEのロゴである。

篠島の漁船群・・・
朝やけか夕焼けの中を漁船群が・・・

吉田拓郎 アイランドコンサート 1979 OP
篠島の俯瞰映像にタイトルが被さる

1979年7月26or27日19時 篠島
1979年の7月26日か27日どちらか、19時にコンサートがスタート!舞台は篠島の漁港のあたりか?

沸き立つ観衆 のヒトコマ
沸き立つ観衆のヒトコマ・・・今時のコンサートとは興奮の度合いが違うなあ・・・「ついに始まったぞ、オイ!」と自分や友人に確認しあって興奮する雰囲気が良く分かる。

このコンサートは、FOR LIFE MUSIC ENTERTAINMENT から映像と音声を再度マスタリングして5.1chのDVDとして発売されている。(amazon.co.jp)

中古で入手したLDで解説は入っていなかった。コンサートの詳細は知らないが、オールナイトのコンサートだそうで、コンサートの終盤は真っ暗である。この映像を見れば当時の熱気がよく分かる。
FOR LIFE FLLF-8517 Jacket 裏

こういう時代があったのねえ・・・んでは。

Henry Mancini Live in Japan, 1971年9月17日新宿厚生年金会館2010年07月04日 10時40分

浅見英雄著「ムード音楽」 誠文堂新光社(昭和54年1月、定価2500円)でこのLPを知りました。他にもムード音楽の大御所の来日ライブ・アルバムが沢山掲載されており、これらのLPを聴きたい・・・と思いながら中古屋さんで探していると、あちこちでそれらのアルバムに遭遇するという幸運に巡り会いました。ま、気長に探すのが肝要なんですかなあ・・・

日本ビクター/RCA SRA-5220 Henry Mancini Live in Japan Jacket 表
日本ビクター/RCA SRA-5220 定価1950円
Henry Mancini Live in Japan
1971年9月17日 新宿厚生年金会館 に置ける実況録音(解説:岡部迪子)

浅見英雄著「ムード音楽」 によれば、マンシーニは 1967年にアンディ=ウィリアムスと共に初来日、そしてこの1971年9月にメンバー数人を伴って来日、その後1975年6月と1977年5月にそれぞれ来日公演を行ったとある。その後1994年に亡くなるまでに来日しているかどうかはよく分からない。何方かご存じですか?

ま、それはさておき、このライブは1971年9月17日 新宿厚生年金会館 に置ける実況録音である。1967年はアンディ=ウィリアムスの伴奏の為に来日だったが、この1971年の来日はマンシーニ本人が主役としての初来日ということになる。

ジャケット表紙写真提供は民音が提供しているようで、この公演は民音主催か、それても共催だったのかもしれない。

解説によれば、9月16日の東京公演を皮切りに、京都・神戸・大阪・・・そして9月27日の名古屋公演を最後に帰国したそうな。このライブは来日公演2日目の実況録音ということになる。(さらに、この時点でフィラデルフィア・ポップスの常任指揮者を務めているとも記載があった)

アルバム上は「ヘンリー・マンシーニ楽団」とあるが、トランペットのグラハム=ヤング、ドラムスのジャック=ギルフォイを除きミュージシャンは現地調達している。松本英彦(テナーサックス)・東京交響楽団原信夫とシャープス&フラッツという面々が参加している。

ちなみにこのアルバムはプロモーション用のホワイト・ラベルであった。

日本ビクター/RCA SRA-5220 Henry Mancini Live in Japan Label

収録曲目は下記の通り。

Side1
 1.ムーン・リバー(Opening)
 2.ピーター・ガン
 3.ある愛の詩
 4.スウィング・マーチ
 5.荒野の用心棒
 6.子象の行進
 7.逃げた!
 8.ピンクの豹
Side2
 1.ディア・ハート
 2.芸術写真家ユニヨシ先生
 3.ロミオとジュリエット
 4.ザ・キャット
 5.メドレー(酒とバラの日々,シャレード,ムーン・リバー)
 6.ムーン・リバー(Closing)

自前の楽団ではなく、主要ソロの2名だけ伴ってあとは現地調達というのは、公演費用の節約もあるのだろうが、臨時変成でもマ ンシーニサウンドを作り上げる 自信があったのだろう。この公演のアレンジも全てマ ンシーニ本人によるものだと解説にあるし、クレジットに「製作:マ ンシーニ」とあるので、マイクセッ ティング・録音テープのミキシング・編集も彼の目が光っているのだろう。

先に取り上げたLD同様、演奏時の客席ノイズは非常に少ないし、ミスも殆ど無い。たとえライブであっても納得ずくで出すという、サウンドに対する厳しい姿 勢を垣間見た気がする。

日本ビクター/RCA SRA-5220 Henry Mancini Live in Japan 裏

公演途中のワンショットであろうか・・・お、窓からセミの声が・・・夏だなあ・・・

んでは。

Henry Mancini And Friends at Northern Alberta Jubilee Auditorium, Edmonton, Alberta, 19802010年07月03日 11時00分

最近オークションで入手したLDです。こんな映像があったとはねえ・・・

Pioneer/Laserdisc Corporation SM058-0034 Henry Mancini And Friends
パイオニア(株)レーザーディスク(株) SM058-0034 LD CLV 48min \5,800
(C)MCMLXXX Allarcom Produtions Ltd. Recorded Live by ITV

Henry Mancini And Friends at Northern Alberta Jubilee Auditorium, Edmonton, Alberta, 1980?

Henry Mancini , Vikki Carr , Robert Goulet

1.Charlies' Angels
2.Inspector Clouseau Theme
3.It's Easy to Say
4.The Best is yet to come
5.Bierfest Polka
7.Speedy Gonzales
8.A Song for you.
9.Granada
10.Moonlight Sonata
12.Medley
      Oluwa(Many Pains ago-"Roots")
      Roots(Theme from "Roots")
      Moon River(Bows)

収録日は不明、ジャケットにも解説にも記載は無い。しかし、(C)MCMLXXXローマ数字はよ~わからん) とあるので1970年代後半から1980年の間だろか・・・

Pioneer/Laserdisc Corporation SM058-0034 Henry Mancini And Friends

こういう大人のエンターテイメントは、残念ながら日本人の及ぶところではないものだなあ・・・としみじみ。

音に拘るマンシーニのビデオ、サウンドは舞台上のマイクから拾ってライン・アウトしたものを使っているようで、会場の雰囲気には欠けるがその分バンドの音が鮮明に記録されている。

マンシーニの指揮(ショットは少ないけど)、語り、ピアノを見ることの出来る映像というのは貴重ではないだろうか・・・残念ながらDVDでは出ていないようだ。


ディスクは裏返してね その1

片面CLV 亀の絵が・・・

ディスクは裏返してね その2

こういうことか・・・


んでは。

「レコードの上手な買い方」出谷啓著 音楽之友社 ON BOOKS 昭和52年2月1日2010年07月03日 08時54分

大須ハイファイ堂レコード売り場で捕獲した本。
「レコードの上手な買い方」出谷啓著 音楽之友社 ON BOOKS 1977年2月
レコードの上手な買い方出谷啓音楽之友社 ON BOOKS 13、昭和52年2月1日

1977年初版だから今から33年前の本。熱心なレコード・コレクター転じて音楽評論家になってしまったという感じが良く出ている。そのあまりの情熱ぶりにはこちらも熱くさせられるではないか。レーベル紹介は今読んでも面白い。

それにしても、音楽之友社 の ON BOOKS、出た当初はこんなかいな・・・ホント、スイッチ「オン」だったのね・・・マジンガーZは「パイルダー オン!」だったが、音楽之友社は・・・時期的には符合するが、これではあまりにお粗末な結論である・・・こんなんでいいのだろうか?

頭クラクラしてきたが、これも古き良き時代?の残照なのだろうか・・・いや、気のせいか・・・んでは。

SME Ordermade Factory - SPACE KID - YUJI ONO2010年06月27日 08時37分

Sony Music Shop - Ordermade Factory に予約注文しておいた "SPACE KID - YUJI ONO"アルバムが届いた。

このOrdermade Factory は、復刻リクエストのあるアルバムについて復刻希望の投票を募り、それが規定数集まった時点で復刻オーダーを集めるというシステムを採っており、予約(正式オーダー)が採算ラインを超えたらアンコール・プレス決定というものだ。

今年の4月29日に予約した時はまだ規定数に達していなかったが、5月14日に規定数に達したようでアンコールプレス決定のメールが来た。んでもって一昨日到着した・・・という次第。

ルパン三世 ジャズノート&DVD 講談社 2004年 & SME DYCL10 - SPACE KID-YUJI ONO 2010年6月
左:ルパン三世 ジャズノート&DVD 大野雄二 講談社 2004年
右:Sony Music Direct/SME DYCL10 (P)(C)1987 (CD 2010.6)
     SPACE KID - YUJI ONO

     Originally released as CBS/SONY 25AH-501(LP 1978年)

大野雄二独特の1970年代 Fusion Sound が心地よい。伊集加代スキャット(というより ヴォカリーズかな)・ソニア=ローザのヴォーカルもこれまたイイ・・・

大野雄二のアルバムは目に付いたら極力ゲットするつもりだけど、そう積極的にあちこち探す・・・という程でもない。たまたま「ルパン三世 ジャズノート」という本でこのアルバムの存在を知り、Ordermade Factory で予約注文を集っていたのを目にした次第。

興味のある方は如何?

東京芝浦電気株式会社/東芝音楽工業株式会社 LRS-105 ステレオへの招待 1960年代後半~1970年代前半2010年05月02日 09時30分

大須ハイファイ堂レコード店で見つけたLPです。

東京芝浦電気株式会社/東芝音楽工業株式会社 LRS-105 ステレオへの招待 jacket
東京芝浦電気株式会社東芝音楽工業株式会社/EMI
エバー・クリーン・レコード 赤盤 LRS-105
東芝ステレオデモンストレーションレコード
ステレオへの招待」
ナレーター 押阪 忍 、(たぶん)1960年代後半~1970年代前半

こういうの、好きなのね。(これと同内容のジャケ違いレコードもあるのですね-ステレオへの招待(東芝ステレオ・デモンストレーション・レコード) (新米の町内会長 ドタバタ日記))当時の時代が色濃く出ているから・・・「非売品」なので、お店のデモ用か、東芝(そういえば、Aurexブランドもありましたなあ・・・)のステレオ購入者へのノベルティとして配布された物と思うが・・・

光る東芝の歌」(youtube に懐かしい映像がありました。「光る東芝」で検索してみて下さいな。)のテーマで始まるこのLP、上品なナレーションと「光る東芝の歌」のテーマで、簡単に左右の接続確認とバランス・チェックを行う。Side1はポピュラー音源、Side2はクラシック音源という構成である。

東京芝浦電気株式会社/東芝音楽工業株式会社 LRS-105 ステレオへの招待 Label
レコードは、エバー・クリーン・レコードの赤盤(赤盤については こちらこちら が参考になりますな)である。EMI のマーク と これまた懐かしい東芝傘マークが混在したラベル。

状態は極めて良好。なかなかいい音でカットされている。Side2 の最後は「光 る東芝の歌」のテーマで締めくくるという、なかなかニクイ構成である。

では。

Raindrops Keep Fallin' On My Head & Django2010年01月04日 20時10分

これはオヤジ殿がむか~し買った、西部劇映画音楽集のLP2枚組。

CBS/SONY SOPV69-70 SUPER DELUX 3200 THE MAGNIFICENT WESTERN jacket
CBS/SONY SOVP-69~70  (P)1976
SUPER DELUXE 3200 Series 決定版映画音楽大全集
THE MAGNIFICENT WESTERN(決定版 西部劇の全て)

こういうのは、RCAMCA DECCA とか結構出していたと思う。他のレーベルでも出てただろう。中古屋さんのエサ箱(1枚100円とかの段ボール)でよく見かける。

ダブルジャケットの豪華版で3200円。映画のスチルも解説にふんだんに取り入れているので、読むだけでも面白い。

こういうのは、レコードを出している会社が映画のサウンド・トラックを持っていればそれを収録するだろうが、そうでない場合はスコアを参考(又は演奏から採譜?著作権料はどうしてたのかな・・・)にして別の楽団が演奏した物を収録しているのが大半だろう。

結構自由にアレンジしていて、オリジナルとは似ても似つかぬ音楽に仕上がっているトラックもあるけど、それはそれで今聴くと面白い。全24曲。

CBS/SONY SOPV69-70 Label

レコードラベルは CBS/SONY おなじみのもの。ポップスはオレンジ、クラシックは青のカラーで統一されていた。

The ALAN TEW Orchestra による The Magnificent Seven のテーマなんか、いきなりどっかの場末のバーのジャズ演奏みたいなイントロが途端にあのカッコイイテーマになるのでどきっとする。リズムを適当に変えてるのがまたカッコイイのだ。

明日に向かって撃て!
の挿入歌 「雨に濡れても」は ビリー=トーマス の歌ではなく、Percy Faith の演奏が収録されている。俺はこっちの演奏に慣れ親しんでしまったので、オリジナルの演奏を聴くと違和感を感じてしまう。良い歌なんだけどね。Percy Faith はコーラスに歌わせているのがまたいい感じなのだ。

折角だから、オリジナルのサントラ盤を・・・

テイチク/SCEPTER UP-71-S 明日に向かって撃て サウンドトラック盤
テイチク/Scepter UP-71-S (45rpm)
オリジナル・サウンド・トラック
20世紀フォックス映画「明日に向かって撃て!」主題歌「雨に濡れても

これはドーナツ盤のスリーヴ。

テイチク/SCEPTER UP-71-S 明日に向かって撃て サウンドトラック Sleeve

時代を感じるなあ・・・

テイチク/SCEPTER UP-71-S 明日に向かって撃て サウンドトラック Label

ドーナツ盤レーベル。今聴いても結構いい音じゃ。ちなみに、Percy Faith の演奏は Oldies.comCD化している。オリジナルLPは 米Columbia CS9983(Percy Faith and His Orchestra & Chorus - Leaving on a Jet Plane)。John Denver の名曲がアルバム・タイトルになっている。

Collectables Sony Music COL-CD-7607 CD
米Collectable/Sony Music COL-CD-7607 (CD,(P)(C)2004)
Held Over! Today's Great Movie Themes, Leaving on a Jet Plane


あとは、続・荒野の用心棒(Django) の さすらいのジャンゴ(Django) も印象に残る曲だ。LPは歌をエレキ・ギターに代奏させており、あんまり面白くない。こちらはやはり、 Berto Fia のイタリア語の歌が心に響く。ちなみに、映画「荒野の用心棒」とは何の関係もない映画だそうな。日本の配給会社が勝手につけた邦題・・・とのこと。

キング/SEVEN SEAS FM-1011S 続荒野の用心棒 さすらいのジャンゴ サントラ盤
キング/SEVEN SEAS FM-1011S (P)1972
サン・トラ・ゴールデン・シリーズ
イタリア映画「続・荒野の用心棒」主題歌「さすらいのジャンゴ」
歌:ベルト=フィア(Berto Fia)
演奏:ブルーノ=ニコライ・オーケストラ(Bruno Nicolai Orchestra)

キング/SEVEN SEAS FM-1011S 続荒野の用心棒 さすらいのジャンゴ サントラ盤 Label

今聴いてもこの歌は凄みがある・・・レーベルのS.I.A.E.とはイタリアの著作権協会なのだろうか・・・良くレコードラベルに書いてある、 BIEM とか GEMA とか JASRAC とか・・・あの類かな・・・

あとは・・・フランキー・レイン が歌う ローハイド の主題歌かな。これは オリジナル・サウンド・トラックが収録されていて、あの独特の声を堪能できる。

しかし、考えてみると、俺、これらの映画前々見てないんだよね・・・音楽だけは頭にこびりついているんだけどね・・・これらの映画を見られる日が来るだろうか・・・