Santamental Journey, Pop Vocal Christmas Classics2009年12月22日 06時25分

最近は酒とクリスマス・ソングの日々ですなあ・・・飲み過ぎと食べ過ぎに注意・・・

Rhino Records R2 72175 Santamental Journey Pop Vocal Christmas Classics
Rhino Records R2 72175 (C)1995, CD (amazon.com)
Santamental Journey, Pop Vocal Christmas Classics

文字通り、1940年~1960年のクリスマス・ヒット・ソング のコンピレーションCD だが、非常に丁寧な解説と音作りの好盤。音源は板起こしやCDコピーではなく、原盤保有会社からライセンスを取ってきちんとマスタリングしているようで、いい音で楽しめる。

残念ながら、今はRhino Recordsでも絶版扱いのようで、アマゾンのマーケットプレイスかオークション、中古を当たるしかないようだ・・・

それにしても、この年代の歌・演奏は何時聴いてもいいわ~もう現代では求めることが出来ない類の歌になってしまった・・・聴くとおセンチになってしまうのアルバムでした・・・んでは。

Once Over Lightly - Jo Stafford with the Art Van Damme, 19572009年05月28日 07時30分

Once Over Lightly, Columbia CL968(LP)
ONCE OVER LIGHTLY
http://en.wikipedia.org/wiki/Once_Over_Lightly(wikipedia)
JO STAFFORD with the ART VAN DAMME QUINTET
米Columbia CL968 ( 6eyes LP,1957 )

このLP、ジャケットがいい。

写真の二人は、Jo Stafford と Art Van Damme と思うが・・・別人かもしれない・・・が、実にいい。

Jo Stafford(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Jo_Stafford

Art Van Damme(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Art_Van_Damme

ジャケット左下に小さく "Photo:BEN SOMOROFF" とクレジットされている・・・お主、なかなかできるな・・・

音楽もムードミュージック好きならイチオシ。カクテルサウンドの Art Van Damme をバックに しっとりと歌う Jo Stafford ・・・文句あろうはずもなし!

ムードミュージック(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%83%89%E9%9F%B3%E6%A5%BD

イージーリスニング(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0

Jo Stafford は昨年7月にお亡くなりになってたんですな・・・知らんかった。旦那の Paul Weston はその前の1996年に亡くなっている。

Paul Weston(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Paul_Weston

二人のレコード会社(Corinthian Records)はまだ営業しているみたいだけど、音源の扱いはどうなるのかな・・・確か、Capitol, Columbia から権利を買い取ったと何かで読んだ記憶があるのだが・・・

Corinthian Records
http://mysite.verizon.net/resoadiv/www.corinthianrecords.com/

それにしても、この頃のLPラベルのデザインは独特な面白さがある。ラベルデザイン・・・というか、産業デザインが一番ヴァラエティに富んで面白かった頃なのかもしれない。アール・デコの影響もあるのだろうねえ。

インダストリアルデザイン(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%80%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3

アール・デコ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%B3

このLPのラベルは、米Columbia 独特の Waiking Eye(三脚の上にテレビカメラが乗せてあるようなデザインですが、実は・・・)をラベルの左右に三個づつ配置してあるので、通称「六目"6eyes"」と呼ばれている。ポピュラーのラベルカラーは赤。

この"6eyes"ラベルは後の"2eyes"より音がいいという評価があるようで、特にクラシックLP(Bruno Walter とか)では高値で取引されている向きもある。ポップスではそれほどでも無いようだけど・・・

米Columbia のラベルデザインについては下記に書いたので興味があったらどうぞ。

Columbia Masterworks Analog Discs (Glorious Sounds of Music)
http://www.ne.jp/asahi/tron/music/ColumbiaDisc.htm

LPは 米Columbia が開発したものなので、ジャケットに誇らしくも"LP"のロゴと"GURANTEED HIGH FIDELITY"の文字がある。

Columbia Records(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Columbia_Records

CBS Laboratories(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/CBS_Laboratories

LP album(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/LP_album

Peter Carl Goldmark(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Peter_Carl_Goldmark

Hi-Fi(ハイファイ)が何のことか解る人はよほど年季の入ったオーディオ・ファンであろう。しかし、今はマルチ・チャンネルの時代だから、音場再生に凝るとまたこの言葉が使われるようになるかもしれんなあ・・・

Hi-Fi(ハイファイ)(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/Hi-Fi

ちなみに、このLPは下記の本でも紹介されている。残念ながら、この本は今は市場に在庫が無いようだ。

ジャケガイノススメ―Beautiful Covers (amazon)
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%B1%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%82%B9%E3%82%B9%E3%83%A1%E2%80%95Beautiful-Covers-%E5%9C%9F%E6%A9%8B-%E4%B8%80%E5%A4%AB/dp/4839920907/ref=sr_1_3?ie=UTF8&s=books&qid=1243462571&sr=8-3

LPはジャケットを見て「これは良さそうだ・・・」で買ってしまう・・・というか、試聴できなきゃジャケットで判断するしかないよね・・・ので、当時のLPジャケットデザインは力が入っている。

今のCDジャケットはサイズが小さすぎて工夫のしようがないし、CGで安易に作ったモノがあまりに多いのでつまらない・・・

このジャケガイノススメでCD化された、Honor Blackman "Everything I've Got" という紙ジャケCD、発売と同時に何故かすぐ回収されてしまい、予約したにもかかわらず買い損ねた・・・という悔しい思いをした。

Honor Blackman(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Honor_Blackman

一応アマゾンで買えるけど5千円以上だし・・・アマゾンで試聴したブラックマンの声は僕好みではないから、まあ中古で千円以下なら手を出そうかなと思っている。気長に待とう。

それよりもこの ONCE OVER LIGHTLY のLP、2面の最初の曲で針が跳ぶので、出来ればもっとコンディションのいい盤が欲しいなあ・・・中古屋へ行くたびに心に留めて探しているのだが・・・

米国のアマゾンでは扱っているが送料が馬鹿にならんし・・・悩ましいもんである。

Once Over Lightly [ORIGINAL RECORDING] (amazon)
http://www.amazon.com/Once-Over-Lightly-Stafford-Damme/dp/B0015R633K/ref=sr_1_11?ie=UTF8&s=music&qid=1243463604&sr=8-11

ま、気長に探していればそのうち会えることもあるだろう・・・

では。