Eschenbach/Philadelphia - Music for ORGAN and ORCHESTRA ― 2011年01月03日 11時30分

Barber : Toccata Festiva
Poulenc : Organ Concerto in G minor
Charles Camille Saint-Saëns : Symphony No. 3 in C minor ('Organ'), Op. 78
Olivier Latry(organ), Christoph Eschenbach/The Philadelphia Orchestra
Recordings from the Inaugural Concerts of the Fred J.Cooper Memorial Organ
in Verizon Hall at The Kimmel Center for Performing Arts, May 2006
Verizon Hall に設置された新しいオルガンの披露演奏会(2006年5月11日)のライブ録音なんですな。このFred J.Cooper Memorial Organ は Dobson Pipe Organ Builder によるもので、アメリカ最大級のオルガンだそうな。解説には、
... , it has 110 stops and 6,938 pipes ranging from the size of a drinking straw to two feet square by 32 feet in length. The instrument has two consoles: an upper mechanical console located below the facade, and a movable electrical console that can be positioned on the stage. ...
とある。Barber の Toccata Festiva をプログラムに加えているのは、 Academy of MusicのAeolian-Skinner Organ で初演されたという歴史的な経緯を踏まえてのことだろう。

Barber の Toccata Festiva の解説にちょっとしたエピソードが記載されている。
The stroy is told that Mary Louise Curtis Bok Zimbalist, one of the city's great musical patrons, called conductor Eugene Ormandy. "Eugene, are you standing?", she asked. "Please sit down. I'm giving you that pipe organ you've been longing for."....
さて、このSACDは 5.0chサラウンド収録されているが、生憎マルチ・チャンネルの再生環境が無いので、SACD 2chステレオで聴く。パワフルでクリアな音で聴いていて爽快。オルガンとオーケストラのバランスもいい。ヘッドホンで聴いたが、こういうのは大型のスピーカーで大音量で聴きたいものだ・・・
サン=サーンスのオルガン交響曲 はオーマンディ のようなスコア改訂をせずに演奏している。(フィナーレのトランペットやパーカッション・パートの追加等)それらも含めて聴き較べるの一興かと。それでは。
Ondine Records New Release - Eschenbach & Philadelphia ― 2010年04月20日 06時30分

(amazon.com , amazon.co.jp , HMV , NML )
Peter Tchaikovsky : Romeo and Juliet
String Serenade : Francesca da Rimini
Victor Ewald : Brass Quintets Nos. 1 & 3
Christoph Eschenbach/The Philadelphia Orchestra
David Bilger(tp) , Jeffrey Curnow(tp) , Nitzan Haroz(tb)
Carol Jantsch(tuba), Jennifer Montone(hrn)
Live Recording : Philadelphia, Verizon Hall,
Jan 2008 & Nov 2007(Serenade)
残念ながらSACDではありませんが、Ondine のパッケージは作りがしっかりしているから買って損はないか・・・ま、聴きながらゆっくり考えましょうか。
それにしても、現在のオーケストラ・メンバーによるブラス・アンサンブルの録音というのは Columbia Masterworks によるThe Philadelphia Brass Ensemble の録音以来ということで、興味があると言えばありますな。そういえば、来週の火・水に東京公演があるんでしたね・・・残念ながら聴きに行けませんが・・・
HMV - Ondine レーベル - エッシェンバッハ&フィラ管特価・・・だそうです ― 2010年04月06日 21時36分
う~ん、買うの待てば良かったかな・・・興味のある方はどうぞ・・・
Christoph Eschenbach/The Philadelphia Orchestra - Mahler Symphony No.2 "Resurrection" ― 2009年12月19日 12時20分
Mahler Symphony no.2 "Ressurection"
Christoph Eschenbach/The Philadelphia Orchestra
Simona Šaturová (s), Yvonne Naef (ms)
The Philadelphia Singers Chorale
Live Recording : Philadelphia, Verizon Hall, May 2007
エッシェンバッハとフィラデルフィアは 2005年 のツアー公演をサントリー・ホールで聴きました。この時は何とも複雑な気持ちにさせられました・・・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団 のレコードの音の影響が強すぎたのかな・・・もっと素直に聴いておけば良かったと思ってますが・・・
2008年のツアー は 食指があまり動かず見送り・・・聴いとけば良かったかな・・・でも名古屋に来ないからなあ・・・一度、愛知芸術センター コンサートホール で フィラデルフィア管弦楽団の音を聴いてみたいものだが・・・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団は名古屋市民会館大ホールで演奏したのだが、それはもう20年~40年以上前のことである・・・
ちなみに、2008年のツアー については フィラデルフィア管弦楽団のサイト には見あたりませんが、まだネット上で幾つかその時の模様を辿れます。
WRTI:Notes from the Road 2008
カジモト・イープラス・インフォメーションから
フィラデルフィア管弦楽団 チケット発売開始!
日米野球対決!オーケストラ界に「プレイボール!」の声が響く。
フィラデルフィア管のエデュケーショナル・プログラム
5/23フィラデルフィア管弦楽団 アンコール[アンコール曲紹介]
この 2008年のツアーが エッシェンバッハがフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督を務めた最後の時期だったのかな・・・もう1年以上前の話になってしまった・・・
そういえば、この時映画(Music from the Inside Out)も上演されたんでしたっけ。DVDはまだ販売されてますな。(amazon.co.jp, 海外版 と 日本語版 )
HMV のサイト に ヴェリゾン・ホール(2001年12月完成)でのライヴ録音を集めたシリーズ という便利なリンクがあり、Ondine から出ている Philadelphia Orchestra のライブ録音SACD がざっとリストアップされる。フィラデルフィア管弦楽団のサイトにもそれはあるのだが、ちょっと解りづらい・・・・
ま、それはさておき、肝心の演奏について・・・
「復活」ってこんなに見透しの良い曲だったっけ・・・?エッシェンバッハ の指揮は奇を衒わず正々堂々・・・グーーーーーと溜めたり引っ張って盛り上げるところもあるが・・・
ライブ録音だが、会場のノイズは殆ど感じられない時があったりそうでなかったり・・・当然、ゲネプロとかの音源も使って修正していると思うが、通して聴いた限りミスはなかったと思う。セッション録音でなくてもこれだけのクオリティーを確保できるとは大したもんだ。指揮者とオーケストラもそうだが、オンディーヌ の スタッフの功績が大きいと思う。
流石にSACDだけあって・・・と思ってよく見たらCDだったけど、サウンドは素晴らしい。合唱やオルガンが加わっても混濁することもなく、まだまだレンジに余裕がある・・・と思える程。オーケストラのブラスも聴いていて気持ちがいい。Verizon Hall の音響もいいのかな。
解説も充実している。曲目から各演奏者のプロフィール(ちゃんとサイトも紹介されている)や、オーケストラもメンバー表もちゃんと掲載されており、手抜きなしの作りだ。(でもそれならSACDで出して欲しかったな・・・)
後半部分の盛り上がりもなかなかのもの。最終楽章のクライマックスの最後の一撃もバッチリ「ズドン」と重く決まっている。流石に、マエストロ・ジーンの改訂(最後にトランペットを追加した RCAステレオ盤 や クリーヴランドとのライブ )は踏襲していないが・・・
エッシェンバッハ がフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督から離れた今となっては、もうこういうライブSACDが出てこないわけで、非常に残念だと思う。
まあ、マエストロ・ジーンもフィラデルフィア管弦楽団就任当初からマエストロだったわけではないし、オーケストラにどんと腰を据えてオーケストラと共にマエストロになったわけで、ちょっと結論を急ぎすぎたというか・・・いきなり偉大なマエストロや前任者と同じレベル・成果を期待しても・・・なあ・・・
エッシェンバッハとフィラデルフィアの「復活」 ― 2009年01月31日 18時25分
エッシェンバッハとフィラデルフィアの「復活」が出るそうです。
The Philadelphia Orchestra/Christoph Eschenbach
Mahler : Symphony No. 2 in C minor ("Resurrection")
http://www.thephiladelphiaorchestra.com/show.asp?show=3469
HMV
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3516683
HMV:ヴェリゾン・ホール(2001年12月完成)でのライヴ録音を集めたシリーズ
http://www.hmv.co.jp/search/index.asp?genre=700&keyword=eschenbach+phila&adv=1
@TOWER.JP
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1900417&GOODS_SORT_CD=102
今年2月発売とのこと。オーマンディとの録音から37年目の「復活」・・・ですか。どんな出来でしょうか・・・
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