Ormandy & Philadelphia - HANDEL : Water Music & Royal Fire works Suites のコロムビアステレオ録音を求めて その12009年08月10日 11時42分

CBS Odyssey Music Compact Music CassetteYT39502
CBS Odyssey Music Compact Music CassetteYT39502 (C)1984
Digitally Remasterd, Dolby B Noise Reduction encorded Tape

Side1
- HANDEL : Water Music & Royal Fire works Suites
Side2
- C.P.E BACH : Concerto for Orchestra in D major(arr. M.Steinberg)
- MARCELLO : Concerto in C minor for Oboe & Orchestra

John de Lancie(Oboe solo)
Eugene Ormandy/The Philadelphia Orchestra

also available on CDs
Bach
- 米SC Masterworks Heritage MH2K62345
Stokowski・Ormandy The Philadelphia Orchestra plays BACH
MARCELLO
- Sony Music Japan International SICC837/8
First Chair Encores Vol.1&2

10年以上前かなあ・・・オーマンディ・フィラデルフィア の 1959年 コロムビア・ステレオ録音による、ハンデルの「水上の音楽」と「王宮の花火の音楽」、このCDを探していました。

当時、オンラインショッピングもそれほど普及しておらず、アメリカのアマゾンやタワーをよく利用していたもんです・・・

そのアメリカのタワーに、それと覚しきCDがあった。ただ、当時は曲目や演奏者詳細が出ていないことが多く、カンと第六感でオーダーするという博奕みたいなことをやってましたなあ・・・

最近(といっても、もう3年近く前になりますかな・・・)オーマンディ・フィラデルフィアの、これまたコロムビアステレオ録音によるヴィヴァルディ「四季」全曲のCDが出たときもそうでした。

日本のアマゾンにこれが出たとき、オーマンディとフィラデルフィアの名前があったので、ピンときて、もしや・・・とオーダーしたら、これが当たったんですな。でも、未だにこれを見ても、オーマンディ・フィラデルフィアによる四季「全曲」が入っているとは思えないでしょう・・・

amazon.co.jp-The Vivaldi Collection [Import] [from US]
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000FQJP9Q/sr=1-4/qid=1161902650/ref=sr_1_4/250-7910712-0096204?ie=UTF8&s=music

このヴィヴァルディ「四季」全曲CDも10年近く探していたんですな。結局、見つからなくてLPで聴いてましたが、それでも折ある度にチェックをしてたら引っかかったんですな・・・待てば海路の日和あり・・・。このCD以前にも同様のタイトルで出てたCDもありましたが、「四季」以外の曲だったりとさんざん肩すかしを食らわされたもんですが、待ってみるモンです。

それにしても、欲しい音源が出ないからと、ネットにあふれる文句や悪態を読むと気が沈みますな。そんなことにエネルギーを使うより、レコード会社にリクエストを出すとか、この演奏家のこういう音源があるとかの情報提供でもして、聴きたいと思う人を増やすとかの努力をした方が建設的だと思える・・・

この本を読んでつくづくそう思いました。

平林直哉「クラシック100バカ」(青弓社)
baka018 投書はムダだとあきらめるバカ

諦めずに探し続ければ、見付かることもある・・・くらいで考えると吉ということかな・・・

話が横道にそれてしまった・・・ハンデルに話を戻そう。

アメリカのタワーにあったそれらしきCD、オーダーしたが、結局半年か1年後、メーカー在庫切れで入手不可能というメールが来て終わってしまった。

その後も探している内に、この2曲が入ったカセット・テープがあった。タワーかアマゾンか忘れてしまったが、とりあえずカセットテープでもいいやということでオーダーしたのがこれ。

もう当時はカセットテープは殆ど聴いていなくて、たまたま手元にあったCDラジカセで聴いた。演奏は素晴らしかったが、ドルビーBのノイズリダクションがかかっていて音がキンキンする。ドルビーは付いてないが簡単なトーンコントロール(高音域を抑えるだけ)で調整して、まあ何とか聴ける程度になったが、どうもテープスピードが速すぎてピッチが高いが、こればかりはどうしようもないな。

小・中学生の頃は、FMやレコードからせっせとカセットテープにコピーして聴いていたモンだが、数年前にそれらのテープは皆処分してしまったが、昔はよくお世話になったなあ・・・

コンパクトカセット(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E3%83%88%E3%82%AB%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88

パソコンにはまった頃はデータレコーダーとしてもお世話になったもんだ。

データレコーダ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%80

おっと、このテープの話に戻すと、片面に「水上の音楽」と「王宮の花火の音楽」、そしてもう片面にはC.P.Eバッハとマルチェロの協奏曲が入っており、結構お買い得感がある。LPでは2枚組になってしまうが、カセットならではの利点だな、こりゃ。

今ではカセットテープを聴く機械も手元にないが、このテープは手放せないなあ・・・(続く)

Ormandy & Philadelphia - HANDEL : Water Music & Royal Fire works Suites のコロムビアステレオ録音を求めて その22009年08月10日 11時57分

CBS Odyssey S CBS 30105
英CBS Odyssey Embassy Classics CBS 30105 (C)1979
HANDEL : Water Music & Royal Fire works Suites
Corelli : Suite for Strings

also available on CD
Corelli - 米SME Essential Classics SBK62640 "Baroque Masterpieces"

結局、CDが駄目なら・・・ということで、LPを探して、国内盤とイギリス盤を入手した。ネットか店頭か、どちらで手にしたかは忘れてしまったが・・・

これはイギリスCBS盤。コレルリの弦楽のための組曲もオマケに入っているお買い得盤。

コレルリは、2面目の「王宮の花火の音楽」の後に詰め込まれており、音質上はあまり宜しくないが、なかなかいい音質である。カッティング技術がいいのかな・・・これなら充分音楽を楽しめる。CDはなくてもいいかな・・・でもあったらやはり買うけど・・・(続く)

Ormandy & Philadelphia - HANDEL : Water Music & Royal Fire works Suites のコロムビアステレオ録音を求めて その32009年08月10日 12時05分

オーマンディ 音の饗宴1300 Vol.48 CBS SONY 13AC 283
CBS/SONY オーマンディ 音の饗宴1300 Vol.48 13AC 283
ヘンデル:組曲「水上の音楽」(オーマンディ編)「王宮の花火の音楽」

最後は、「オーマンディ 音の饗宴1300」盤である。こちらはこの2曲だけ。このLPも音は良い。少なくともいやな音はしないから、音楽を充分楽しめるレベルだ。1960年1月録音とあるが、1959年の間違いだろう・・・まあ大したことはない。

それにしても、最近この「オーマンディ 音の饗宴1300」を良く聴いている。CDもあるんだけど、この当時のCBS/SONYのレコードラベルが回転しているのを見ながら聴いていると、音楽に飢えていた当時を思い出してしまうのだなあ・・・ホント、今は便利になったけど、感動は少なくなってしまった。

便利になったらなったで不便さを求めるとは皮肉な話ですなあ・・・では。(了)

Brusilow, Ormandy & Philadelphia - Vivaldi The Four Seasons2009年08月10日 17時20分

米Columbia MS-6195 6eyes & 2eyes LPs
米Columbia Masterworks MS-6195, Regular mono ML-5595
6eyes & 2eyes Label Stereo LP

Covert art by Emil Antonnucci
http://www.askart.com/askart/a/emil_antonucci/emil_antonucci.aspx
(C)The Four Seasons Restaurant
http://www.fourseasonsrestaurant.com/

Anshel Brusilow(violin solo)
http://en.wikipedia.org/wiki/Anshel_Brusilow
Eugene Ormandy/The Philadelphia Orchestra

1960年のコロムビア・ステレオ録音。LP時代末期、国内盤でも出ています。

CBS/SONY オーマンディ 音の饗宴1300 Vol.47 13AC282
CBS/SONY オーマンディ名曲ベスト30 Vol.20 15AC1720
※音の饗宴1300盤はこの間の中古100円セールで見かけました・・・

1985年に発売された、CD2枚組×10セットにも含まれています。

CBS/Sony 52DC373/4
※このCDは長年探したけど見つからなかったなあ・・・

しかしこれ以後、残念ながらCD再発売は2006年まで待たなければならなかった・・・そのCDも、"The Vivaldi Collection"というコンピ物の輸入盤で、しかも四季の演奏者が簡単には分からないという代物であったが、ともかく、このCD再発は有り難いことであった。

amazon.co.jp - The Vivaldi Collection
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000FQJP9Q/sr=1-4/qid=1161902650/ref=sr_1_4/250-7910712-0096204?ie=UTF8&s=music

amazon.com - The Vivaldi Collection
http://www.amazon.com/Vivaldi-Collection-Eric-Weissberg/dp/B000FQJP9Q/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1249885396&sr=8-1
※アメリカのアマゾンではMP3で音源を販売してるんですなあ・・・

しかし、このCDが出るまではCDは入手不可能な状況だったので、当時はLPを探しました。

たまたま立ち寄った、東京神保町(だったかな)の中古屋さんにあった2eyes盤と、オークション(確かebay)で入手した6eyes盤が手元にあります。殆ど同時期に手に入れたんですな・・・欲しい盤が重なる事って良くあるんですな・・・

盤の状態は 2eyes盤 が良く、ノイズも少なめ。 6eyes盤はノイズが多少多いです。どちらも、レイカのバランスウォッシャーでクリーニングするとかなりノイズは減りましたが・・・ホント、このクリーナーは効果がありますなあ・・・。

中古市場では、6eyesステレオ盤は数が少ないと言うことで2eyes盤より高値で取引されているようです。ワルターとコロンビア響の6eyes盤なんて数万の値が付いているのを見たことがありますが・・・

でも、古い盤はコンディションの良い盤が少ないし、6eyes と 2eyes とどちらが音がよいか・・・といってもケース・バイ・ケースでなんとも言えないし・・・再発のオデッセイ盤の方が音が良い場合もあるし・・・

・・・ということで、中古LPはそう言うことに拘らず、安くて状態の良い盤を探すのが宜しいかと・・・

話を元に戻しましょう。

マエストロが丹精込めた「フィラデルフィアの弦」を堪能する格好の曲と演奏でしょう。ブルシロウのソロ・ヴァイオリンも見事なモンです。コンサート・ホールでもこういうモダンで編成の大きいオケで聴いてみたいモンですなあ。

ちなみに、wikipedia によれば、ブルシロウは昨年4月に引退公演をしてリタイヤしたそうです。フィラデルフィアの黄金期を支えた方がまた一人と思うと寂しいですなあ・・・

あと、このジャケットの絵について・・・子供の絵か・・・と思えるほどシンプルな「木の四季」ですが、コレ、ニューヨークにある The Four Seasons Restaurant のマークなんですな。

The Four Seasons Restaurant
http://www.fourseasonsrestaurant.com/

今年開店50周年だそうで、このLPは開店間もない頃の1960年~1961年に発売されているでしょうから、多少はお店の宣伝になったのかもしれませんが・・・

それにしても、久しぶりに「四季」を聴きました・・・実家にはイ・ムジチのLPがありました。フェリックス=アーヨがリーダーだったのかなあ・・・あのLPも久しぶりに聴いてみるかな・・・

では。