Legendary Multimedia - Interplay Virtual Pool2009年12月23日 14時00分

懐かしの、InterPlay Virtual Pool for DOS を仮想マシンで動かしてみました・・・

InterPlay Virtual Pool Packages
InterPlay Virtual Pool Series
上:Virtual Pool for DOS (C)1995 & Win95 (C)1996
下左:Virtual Snooker for DOS (C)1996
下右:Virtual Pool Straight/8 for DOS (C)1995

ちょうど、Windows95が出た前後で、マシンの性能があれよあれよと上がっていく様子をリアルタイムで体験できた時ですなあ・・・

Windows95 が出る前、富士通の FMV Deskpower という intel Pentium 75MHz の Win3.1プリインストール機種を買ったんですなあ・・・Windows95 への無料アップグレード権付きというやつで・・・まだCRT全盛時代で、15インチモニタ付の機種でした。Word,Excel がバンドルされていましたねえ・・・パソコンにソフトをバンドルし始めた頃だったかな・・・まだ Word より 一太郎 の方がシェアがあったのかなあ・・・

そのPCのISAバスPCIだったかな?) に Sound Blaster Vibra16  が刺さっていたんですな。でも音が良くなかったので、AWE32 を買って差し替えましたが・・・確かその AWE32 にそのVirtual Pool Straight/8 for DOS の CD-ROM がオマケでついていたような・・・

FMV Deskpower ビデオ・グラフィックスはマザーボード内蔵で、確かCirrus Logic のGD-5434だった(かな?)ような記憶がある。

InterPlay Virtual Pool DOS Version Video Setup

この時は、VGA(320×240)なら軽かったかな・・・画素数 を上げると遅くて使えなかったなあ・・・VGA(640×480)でも もたついたような・・・XGA(1024×768)ではきつかったかな?・・・というより、それ以前に表示できたかどうか・・・なんといってもゲーム・メーカー側でビデオ・デバイス・ドライバを用意しなければならないので、対応していないビデオ・カードでは当然表示は不可能・・・だが、VGA(320×240) ならどのカードでも一応大丈夫と思うが・・・

ちなみにこの Virtual Pool Series 、現在は Celeris から最新版が販売されている。ネットでググってみたら、DOSバージョンからやっている人が結構いて「懐かしい・・・」という思いを持っている人が結構いて嬉しくなってしまった。 Interplay は一度潰れて最近復活したようだが、 現在はこの Virtual Pool Series にはタッチしていないようだ。この当たりの事情は下記の記事が参考になった。

4Game.net
2008年9月11日 [iPhone]懐かしのビリヤードゲーム,「Virtual Pool」のiPhone版登場
2008年4月18日 奥谷海人のAccess Accepted 第168回 あのInterplay が正規のカムバック!?

では、プレイしましょうか・・・

例によって、動作環境は、WinXPノートPC上で、Microsoft Virtual PC 2007(SP1) + MS-DOS 6.2/V を英語環境にして + MagicISO Virtual CD/DVD-ROM という具合。これにUSBワイヤレスオーディオアダプタ REX-Link2 を組み合わせてPC音声をオーディオに飛ばして聴きます。

ただ、今回はMicrosoft Virtual PC 2007(SP1)VMware Player 1.0.9 の2つを使っています。というのも、オープニング や 解説のビデオは  VMware Player でしか見られなかったし、 肝心のゲームは Virtual PC でしてか出来なかった・・・という状況でしたので・・・・全く。

DOS 環境をどう構築したかは、 VMWare Player編? と Virtual PC 編 をご覧下さいな・・・

では、DOSを起動(これはVirtual PCの画面です)

Virtual Pool MS-DOS Starting - 1

Virtual Pool MS-DOS Starting - 2

コマンド・プロンプトから、起動のおまじないを・・・・

Virtual Pool MS-DOS Starting - 3

オープニング画面が出てきました・・・この画面はESCキーでスキップ出来ます。一応、VMware Player 1.0.9で動画は出るのですが、画面にゴミが・・・ま、仕方ないですか・・・

InterPlay Virtual Pool DOS Version OP-1

Interplay の文字が華々しく登場・・・でも画面にゴミが・・・

InterPlay Virtual Pool DOS Version OP-2

Celeris のロゴ画面も下が欠けてます・・・

InterPlay Virtual Pool DOS Version OP-3

オープニング・ムービー・・・どこぞかのナイト・クラブのビリヤード場?

InterPlay Virtual Pool DOS Version OP-4

部屋のとある扉をノックすると、目つきの悪い見張りの男の視線が・・・部屋に案内されるとそこは・・・

InterPlay Virtual Pool DOS Version OP-5


InterPlay Virtual Pool DOS Version OP-6

オープニング終わり。ではゲームに移りましょうか・・・

InterPlay Virtual Pool DOS Version Main Menu.jpg

・・・と、その前に ビリヤードの歴史についておさらいしときましょうか・・・

InterPlay Virtual Pool DOS Version History of Pool - 1

モーツァルトの「フィガロの結婚」序曲をバックに・・・

InterPlay Virtual Pool DOS Version History of Pool - 2

と、文字通り 高級紙芝居の如く、ビリヤードの歴史解説が・・・

InterPlay Virtual Pool DOS Version History of Pool - 3

フランスのお嬢様もビリヤードを嗜んでいますなあ・・・・

InterPlay Virtual Pool DOS Version History of Pool - 4

ADAMS さんもですか?

InterPlay Virtual Pool DOS Version History of Pool - 7

貴族の嗜みから市民の娯楽になってきたんですなあ・・・

・・・10分弱程度のムービーですが、なかなか面白いですよ。他にもショットの解説とかトリックプレイについての動画があって面白いのですが、切りがないので・・・

では、いよいよプレイ・・・といってもスナップショットを取りにくいので、DEMO画面から・・・VGA(320×240)で荒い画面ですが・・・

InterPlay Virtual Pool DOS Version DEMO - 1

InterPlay Virtual Pool DOS Version DEMO - 2

ジョップリンラグタイムショパンの「蝶々」(これが雰囲気にぴったり・・・)がピアノを模したMidi音(といってもSB16時代ですから・・・)で流れるのが雰囲気があって宜しい。残念なことに、Win95バージョンではこのBGMが無くなってしまった・・・

・・・ということで、このBGMを聴きながら この Virtual Pool をプレイしたくて・・・お粗末様でした。では。

超漢字V R4.5402009年06月09日 06時40分

先月末に超漢字Vのバージョンアップ版が公開されていたんですな・・・

超漢字V R4.540 バージョンアップ版
http://www.chokanji.com/ckv/ckv4_540.html

今回の目玉項目は、

・ワイド画面ディスプレイ対応
 超漢字Vがサポートする画面解像度
 http://www.chokanji.com/ckv/ckvscreen.html

・VMware Player 2.5.xでのUSB接続機器(USBメモリ等)対応

・共有フォルダ参照小物 の改善

・・・等々みたいですが・・・

残念なことに、私が使っている VMware Player のバージョンは 1.0.9 なので、今回の「ワイド画面ディスプレイ対応」の恩恵はありませんな・・・超漢字Vだけなら、バージョンを 2.5.2 に上げてもいいけど・・・

ちなみに、現在利用できる VMware Player のバージョンは下記の通り。

1.0.x (1.0.0 ~ 1.0.9)
2.0.x (2.0 , 2.0.1~2.0.5)
2.5.x (2.5 , 2.5.1, 2.5.2)

このことについては過去に色々奮闘しましたなあ・・・

レガシーOS&アプリを無料の仮想マシンで動かす その6(VMWare Player編その5)
http://boukyaku.asablo.jp/blog/2009/01/02/4039099

超漢字Vあれこれ
http://www.ne.jp/asahi/tron/music/Tyo_Kanzi/CKV_Arekore.htm

ま、とりあえず、超漢字Vを R4.520 から R4.540へバージョンアップしました。ダウンロードも含めて、10分足らずで完了。見た目は特に変化はありませんな。

では。

DOS用CPU Idle ソフトのまとめ2009年02月23日 06時45分

自分のための備忘録ですが・・・

レガシーOS&アプリを無料の仮想マシンで動かす その14
(VMWare Player編その13)
http://boukyaku.asablo.jp/blog/2009/01/02/4039699

ゴルゴサーチでDOSIDLEを探してみました・・・
http://boukyaku.asablo.jp/blog/2009/01/04/4041532

アサブロの編集画面で、カテゴリ検索が出来るといいんだけどな・・・要望出そうかしら・・・

では

VMWare Player - Memo2009年01月31日 16時34分

Virtual PC 編を書こうかな・・・と思っているのですが、なかなかヒマがありません・・・

とりあえず備忘録として、VMware Player関係の参考になるサイトを・・・これまでも結構探しているんですけど、探すタイミングでもヒットするサイトは結構違うもんですねえ・・・

VMware Playerを用いたイメージの作成法
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0606/20/news036.html

VMware Playerを用いたイメージの作成法
http://sourceforge.jp/magazine/06/06/16/0323250

VM/VMware/VMware Player
http://mcn.oops.jp/wiki/index.php?VM%2FVMware%2FVMware%20Player

んでは。

レガシーOS&アプリを無料の仮想マシンで動かす その20(VMWare Player編その19)2009年01月12日 18時07分

Windows 98 Second Edition (SVGA 1024x768 16 bit colors) on VMware Player 1.0.9
上画面:Windows 98 Second Edition (SVGA 1024x768 16 bit colors) on VMware Player 1.0.9

(11)ゲストOSインストール Windows98SE その2

さて、Windows98SE のインストールですが、これまでのOS(Windows95以前)より簡単です。仮想マシン(vmxファイル、vmdkファイル)を作り、仮想マシンを起動してインストールCD-ROMからブートしてインストールするだけです。MS-DOS も (アップグレード版ではないので)以前のバージョンの Windows も要りません。あとは指示に従ってインストールを進めていけばインストールは完了します。

インストールして再起動すると、ちゃんと音が出てWin98SEが起動します。Win95と同様、ちゃんと Sound Adapter(Sound Blaster 16)を認識してドライバを組み込んでくれました。ただ、画像処理の遅さに引きずられて音が途切れ途切れになってしまいます。Celeron 2GHzではこれが限界かな?

また、インストール途中はCPUは高負荷(100%)ですが、インストール終了後の再起動でCPUの負荷はストンと落ちます。OSの省電力機能がちゃんと働いてくれていますね・・・

ここで、インストールしたばかりの仮想マシンをフォルダ丸ごとバックアップをとってから、VMWare Tools のインストール作業に入ります。Win95の時と同様、VMware-server-1.0.8 の tar アーカイヴから引っ張り出した VMWare Tools(CD-ROM ISO イメージ:windows.iso) を使います。

このVMWare Toolsが入った Windows.iso をCD-ROMとして仮想マシンにマウントすると、インストールが自動的に始まり指示に従ってインストールを進めていきます。但し、VMWare Tools の SVGAドライバとマウスドライバの設定は手動で行う必要がある旨のメッセージが出て、そのやり方が記載されたテキストファイルが表示されます。

VMWare Tools のSVGAドライバを導入すると、16bit Color のきびきびとした動作のSVGA画面(上画像)が表示できます。音の途切れも画像処理の速さにより多少かなり改善されますが、途切れ皆無と言うわけにはいかず、音については実用は厳しい状況です。

VMWare Tools のマウスドライバについては、インストール途中(最終段階)で何故かゲストOSがフリーズしてしまいます。強制再起動してから確認すると、一応マウスドライバは組み込まれているようですが、あまり良い気持ちはしませんね。このマウスドライバにより、ゲストOSとホストOS間のマウス移動の面倒さが無くなります。

しかし、またもや残念なことに、CD-DAの音が出ません。CD-DAを認識して再生はしているようですが、音が・・・でない。これでは昔の Edutainment ソフト(CD-DAを組み合わせたマルチセッションCD-ROM)は使えない・・・う~ん、VMWare Player では無理か・・・

・・・ということで、次回以降は Virtual PC 2007 編となります・・・

レガシーOS&アプリを無料の仮想マシンで動かす その19(VMWare Player編その18)2009年01月12日 16時55分

Windows 98 Second Edition (VGA 16 colors) on VMware Player 1.0.9
上画面:Windows 98 Second Edition (VGA 16 colors) on VMware Player 1.0.9

一週間のご無沙汰です。月曜日から昨日までずっと現場仕事で、今日ようやく休みを頂きました。でも明日からまた現場ですが・・・

(11)ゲストOSインストール Windows98SE その1

VMWare Player 1.0.9 で稼動する仮想マシンに、 MS-DOS6.2/V, Windows3.11 for Workgroups, Windows3.1, Windows95, と Legacy OS のインストールを続けてきましたが、今回の Windows98 Second Edition のインストールで一区切りとなります。

残念ながら、「素」のWindows98SE の手持ちがないので、オークションで入手したOEM版 を使います。

・・・Windows95以降のPCでしょうかね、工場出荷時の状態に戻すリカバリーディスクのみで、素のOSインストールディスクをつけなくなったのは・・・今時、お店で Windows98SE を売っているわけも無く、こうなるとオークション等でパッケージ版かOEM版を入手するしかありません。

今回入手したWindows98SEのOEM版は、

・起動FD1枚
・取説(ファースト ステップ ガイド、プロダクト・キー付き)
・インストールCD-ROM(ブータブルCD-ROM)

の3点セットとなっています。取説には Win98SE のインストール方法として起動FDからブートする方法しか記載されていませんが、CD-ROMからブートしてインストール出来るので、インストールに起動FDは特に必要ありません。また、理由は不明ですが、起動FDからブートしてインストールすると、ファイルコピー後の再起動時に何故かフリーズしてうまくいきませんでした。

本筋とは関係ありませんが、入手した起動FDはメディア・エラーで使えませんでした。フォーマットしても再使用不可で、物理的なエラーが生じていました。10年前のFDだから仕方ないかな・・・。昔のFDは経年変化で読めなくなっている可能性が高いようです。

しょうがないので、手持ちのWin98SEノートPC(日立FLORA270SX-C4)から起動ディスクを作成してそれを使って前述の結果(再起動時にフリーズ)になったわけです。

ちなみに、OSが作成する起動ディスクは2枚組みであり、OEM版に添付されていた起動FDはその1枚目でした。細かいことですが・・・

レガシーOS&アプリを無料の仮想マシンで動かす その18(VMWare Player編その17)2009年01月04日 09時19分

Windows 95(SVGA800x600,16bit colors) on VMware Player 1.0.9
上画面:Windows 95(SVGA800x600,16bit colors) on VMware Player 1.0.9

(10)ゲストOSインストール Windows95 その2

仮想マシンのWindows95(Plus)にVMWare Tools を入れます。VMWare Tools の入手穂方については下記に書きました。

レガシーOS&アプリを無料の仮想マシンで動かす その9(VMWare Player編その8)
http://boukyaku.asablo.jp/blog/2009/01/02/4039155

といっても大したことは書いてません。私も良く分からないので。これはネットで探していただくしかないでしょう。グレーゾーンみたいなところですし。(ファウルラインは踏んでいないと思いますがねえ・・・)

今回は、これも無料で入手できる VMware-server-1.0.8 の tar アーカイヴから引っ張り出した VMWare Tools(CD-ROM ISO イメージ:windows.iso) を使います。

このVMWare Toolsが入った Windows.iso をCD-ROMとして仮想マシンにマウントすると、インストールが自動的に始まり、前回の画面が現れます。指示に従ってインストールを進めていきますが、SVGAドライバの設定は手動で行う必要がある旨のメッセージが出て、そのやり方が記載されたテキストファイルが表示されます。それに従って設定すれば、SVGA 16bit Color のきびきびとした動作の画面(上画像)が表示できます。

ただ残念なことに、CD-DAの音が出ないのです。CD-DAを認識して再生はしているようですが、音が・・・でない。これでは昔の Edutainment ソフト(CD-DAを組み合わせたマルチセッションCD-ROM)は使えない・・・残念!

レガシーOS&アプリを無料の仮想マシンで動かす その17(VMWare Player編その16)2009年01月04日 07時24分

Windows 95(VGA640x480,16colors) on VMware Player 1.0.9
上画面:Windows 95(VGA640x480,16colors) on VMware Player 1.0.9

(10)ゲストOSインストール Windows95 その1

Windows95のインストール方法は

①Windows3.1 を上書きインストール
②MS-DOSからインストール

の2つがあります。今回は②のMS-DOSから新規にインストールする方法にしました。

持っているインストールCD-ROMはupgrade版なので、途中で Windows3.1 のライセンスを聞いてきます。今回は、WFW3.11のインストールFD1枚目のFDイメージをFDDにマウントして認証させました。

仮想マシン上のMS-DOS6.2/Vから、インストールCD-ROMの setup.exe を起動してインストールを開始します。基本的には指示に従って設定していけば特に問題なくインストールは完了します。

インストールCD-ROMは、ホストOSの物理CD-ROMドライブに入れてそれをマウントしてもいいし、ISOイメージファイルにしてそのファイルをマウントしてもいいのですが、ISOイメージファイルにしておくと色々後で便利です。実際使ってみて便利だと思ったフリーツールはMagicDisc でしょうか。

窓の杜
CD/DVDイメージ作成もできる無料の仮想CD/DVDドライブ作成ソフト「MagicDisc」
http://www.forest.impress.co.jp/article/2008/02/15/magicdisk.html

MagicDisc
MagicISO Virtual CD/DVD-ROM Overview
http://www.magiciso.com/tutorials/miso-magicdisc-overview.htm

CD-ROMから簡単にISOイメージファイルを作成できますし、マルチセッションCD-ROM(CD-DAが含まれるもの等)も、Universal Image Format (UIF)でひとつのイメージファイルにして、それをMagicDisc で作った仮想ドライブにマウントして仮想CD-ROMドライブとして使え、その仮想ドライブをVMWareの仮想マシンにマウントして使えるので結構重宝してます。(こうして書くとややこしいですが、やってみると意外と簡単だったりして)

What's an UIF Image
http://www.magiciso.com/tutorials/miso-whatuif.htm

ついでに、FDD関係では RawWriteWin と Virtual Floppy Drive が役に立ってます。

RawWriteWin
http://uranus.it.swin.edu.au/~jn/linux/rawwrite.htm
FDからFDメージを作成することも、FDイメージをFDに書き込むことも出来ます。シンプルで使いやすいです。

Virtual Floppy Drive 2.1(仮想な背中)
http://chitchat.at.infoseek.co.jp/vmware/vfdj.html#top
物理FDDの代わりに使えますし、物理FDDやFDが無くても空のFDイメージファイルを作れます。仮想ドライブをVMWareの仮想マシンにマウントしてアクセスすることも出来ます。

まあ、こういうツールを探して色々工夫すのは大変ですが、「先達はあらまほしきことなり」を実感しますな。

閑話休題

インストールして再起動すると、ちゃんと音が出てWindows95が起動します。ちゃんと Sound Adapter(Sound Blaster 16)を認識してドライバを組み込んだことをこの音で確認できます。

ここで、インストールしたばかりの仮想マシンをフォルダ丸ごとバックアップをとっておけば、この後の作業で失敗してOSを壊してもすぐ復帰できます。要所要所で仮想マシンのバックアップを取ることをお勧めします。

お次は、Windows95 Plus を入れます。これはWindows95からインストールします。CD-ROMを認識すると自動的にインストール画面が出ると思いますが・・・これも特に問題なくインストール終了。ここでも仮想マシンのバックアップを取ります。

Windows95インストール途中はCPUは高負荷(100%)ですが、インストール終了後の再起動でCPUの負荷はストンと落ちます。OSの省電力機能みたいなものがうまく動いているのでしょうか・・・

これで一通り Windows95 のインストールは終わりですが、このままではお色気に欠けた狭い画面( 2色(白黒?)と16色のVGA 640x480 )しか表示できませんし画面表示も愚鈍で使い物にならないので、肝心要の VMWare Tools を入れます。(上画面はVMWare Tools を入れている最中のものですが・・・続く)

レガシーOS&アプリを無料の仮想マシンで動かす その16(VMWare Player編その15)2009年01月04日 06時40分

Windows 3.1 on VMware Player 1.0.9
上画面:Windows 3.1 on VMware Player 1.0.9

(9)ゲストOSインストール Windows3.1

とりあえず WFW3.11 は動いたので、お次は Windows3.1(日本版)を動かしましょう。

MS-DOS6.2/V の仮想マシンに Windows3.1 をインストールします。

Windows3.1のインストールディスクは、15年前に購入した、富士通 Deskpower Windows3.1モデル(Windows95無料アップグレード権付)のシステムCD-ROM を使います。このCD-ROM の D:\Windows\setup.exe(DOS で CD-ROMをD:ドライブに設定) を起動して、あとは指示の従ってインストール作業を淡々と進めていくだけです。

不思議なのは、入力画面でアルファベットが入力出来ないことです。何故か、半角・全角ともカナ入力しか出来ないのです。DOSのIMEがあろうが無かろうが関係ないようです。これは非常に困ったことで、デバイスドライバー等のインストールの際、ドライブレターやフォルダの指定が出来ないという笑えない状況に陥ってしまいます。こりゃ、どうしようもないかな・・・

サウンド・ドライバの設定は、WFW3.11同様(?)うまくいきませんでした。OS付属のドライバ(Ad Lib, SB1.0 , SB1.5)では音は鳴りませんでした。ただ、今回使ったCD-ROMに富士通が独自にカスタマイズした(であろう)ドライバFDの元(インストールディスクを4枚作れる)があったので、それを仮想マシン上のDOS(Windowsを終了しただけ)で動かして、4枚分のFDイメージを作り、それをインストールしたら音が出ました。ただ、一緒に放り込まれたFM音源ドライバはエラーが出るので外しましたが・・・)

VMWare Tools のインストール(ISOイメージをCD-ROMドライブにマウントしてインストール)も途中、WFW3.11同様エラーがでて上手くいきませんでした。やはり Windows3.x は対象外ということでしょう

S3 Graphics の SVGAドライバについては試していません。
Drivers Download - Legacy Software Archive
Trio64V+ (765) Drivers
http://www.s3graphics.com/en/resources/drivers/legacy/software_archive.jsp#id_765drv
の Windows 3.1 and 3.11 Drivers (w3117004.zip)

【2009.2.22追記】
やってみましたが、ダメですね。コンフリクトしてWindowsが起動しなくなりました。ま、インストール直後の仮想マシンのバックアップがあるので何度でも直ぐ試せるのは便利です。

OSのインストール中やゲストWindowsを起動するとCPU稼働率がほぼ100%になるのもWFW3.11と同じです。ま、仕方ありませんな。

Win3.1についても「入れて起動しただけ・・・」で終わりそうです。まあいいか。では。

レガシーOS&アプリを無料の仮想マシンで動かす その15(VMWare Player編その14)2009年01月03日 09時24分

Windows 3.11 for Workgroups(VMware Player 2.5.1)
上画面:Windows 3.11 for Workgroups(VMware Player 2.5.1)

(8)ゲストOSインストール Windows3.11 for Workgroups

さて、MS-DOSのインストールは出来たので、それから Windows のインストールをしてみましょう。アップした画面は VMware Player 2.5.1 ですが、今は 1.0.9 で試してます。

Windows3.11 for Workgroups は結局日本では出なかったバージョンだったと思います。名前の通り、LAN等のネットワーク機能を強化したものでしょう。

Windows_3.x(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/Microsoft_Windows_3.x

何故これを持っているかというと、アメリカ製のWindows用ソフトで日本版Win3.1で動かないソフトがあったので、当時のDOS/Vパラダイス(今は「ドスパラ」 http://www.dospara.co.jp/ なんですな) で入手したものです。簡素な紙のパッケージに入ったFD8枚組のモノです。

このFD8枚を、RawwriteWin を使って8つのFDイメージファイルにします。

RawWriteWin
http://uranus.it.swin.edu.au/~jn/linux/rawwrite.htm

先ほど作成したUS環境のDOS仮想マシンを起動し、マウントした1枚目のFDイメージ内の setup.exe を起動し、指示に従いFDイメージを入れ替えてインストールを進めていきます。2.5.1なら楽ですが、1.0.9では面倒な作業です。

まあ、今回は「入れて起動しただけ・・・」に止まりますが・・・・

サウンド・ドライバの設定はうまくいきませんでした。OS付属のドライバ(Ad Lib, SB1.0 , SB1.5)では音は鳴りませんでした。まあ、そう期待していませんでしたが。

Creative Media のダウンロードページを見ると・・・
http://jp.creative.com/support/downloads/

一応旧製品のドライバも提供してたようですが、リンク切れで結局ダウンロード出来ませんでした。ということで、こちらも望み薄ですなあ・・・

SVGAドライバについては、S3 Graphics の
Drivers Download - Legacy Software Archive
Trio64V+ (765) Drivers
http://www.s3graphics.com/en/resources/drivers/legacy/software_archive.jsp#id_765drv

の Windows 3.1 and 3.11 Drivers (w3117004.zip)が使えそうな感じなので、ためしにインストールしたらコンフリクトしてWindowsが起動しなくなってしまいました・・・システムコンフリクトなんて久しぶりだなあ・・・(感慨に耽ってどうする>わし)

VMWare Tools のインストール(ISOイメージをCD-ROMドライブにマウントしてインストール)も途中でエラーがでて上手くいきませんでした。 Windows3.x は対象外ということでしょうか。

あと、気になったのは・・・DOSIDLEを入れていても、OSのインストール中やゲストWindowsが動いている間はCPUがほぼ100%の高負荷で占有されてしまい、ホストOSのアプリのレスポンスが著しく悪くなります。結局、Windows3.xはDOSのアプリケーションという位置付けなので仕方ない・・・ということでしょうか。Windows3.x に対応した CPU cooler ソフトを入れるしかないのでしょうが、まあそこまで探してやる気も無いですなあ~今のところ・・・

ちなみに、オリジナルのFD1枚目は読み取りエラーで使えませんでしたが、念のために取っておいたバックアップディスクが運良く使えたので今回インストールが出来たわけです。もう15年以上前のFDですから、そろそろ読めなくなってもおかしくはないですね。

「転ばぬ先のバックアップ」

を実感した次第です。まあ、気が向いたらまた色々試してみましょうか。