Ormandy & Philadlphia plays Bizet Symphony in C & L'arlesienne suite no.1 ― 2009年08月06日 07時30分
(Sided Dog Label LP, (C)1980)
日RVC/RCA Red Seal RCL-8005(No Dog Label LP , (P)1980)
Bizet : Symphony in C & L'arlesienne suite no.1
also available on CDs
- L'arlesienne suite no.1
→ 日BMGジャパン BVCC-38050
→ 日Tower Records/Tower Records RCA Precious 1000 No.11 TWCL-3012
- Symphony in C
→ 日Tower Records/Tower Records RCA Precious 1000 No.11 TWCL-3012
→ 日BMGファンハウス CTB-1003 (Not for Sale)
1974年と1975年に録音されたこの2曲が5年後の1980年になって「最新録音盤」として世に出た経緯は非売品CD CTB-1003 に触れられているが、LPのカップリング上うまくいかず「アイスボックス」になっていたそうな・・・RCA Red Seal のA&R もふらついていたのも一因だそうだが・・・
でも録音から25年後の現在ではどうでもいいことである。
CDもまだ入手可能であるが、そろそろ市場から姿を消しそうである・・・タワーレコードのCDが1000円廉価盤でお買い得だ。もう在庫が無くなり次第入手不可能になるから、興味のある方は早めにどうぞ。今在庫セール中だし・・・
タワレコ “RCA Precious Selection” 販売終了
http://boukyaku.asablo.jp/blog/2009/04/27/4269013
タワーレコードオリジナル企画
BMG JAPAN x TOWER RECORDS “RCA Precious Selection”
~ALL 20%オフ!
http://www.towerrecords.co.jp/html/tower/re/rca_hqcd.html
●Tower Records RCA Precious Selection 1000 第3期
TWCL-3012(2006/2/10)
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=933536&GOODS_SORT_CD=102
Bizet
Symphony in C(recorded: Mar.1974)*
L'Arlesienne Suite Nos. 1&2(recorded: 1975-1976)
*first Commercial CD release
さて、米国盤LPと日本盤LP、当時のお国柄というか、クラシックファンへのアプローチの仕方が対照的で実に面白い。
米盤のジャケットはバレリーナの足をクローズアップしたジャケット・デザイン。これは、バレエ振り付け師の George Balanchine が Symphony in C に 振り付けをしたバレエを意識してのことだろう。
George Balanchine(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/George_Balanchine
Symphony in C (ballet)(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Symphony_in_C_%28ballet%29
New York City Ballet(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/New_York_City_Ballet
解説も曲目解説が中心で演奏者については記述なし。交響曲がパリ音楽院で危うく捨てられそうになったところを救出されたとか、なかなか面白い内容である。(このあたりのことは日本盤にも記載あり)1985年頃に作曲されて初演が1935年ということは、恐らく忘れられて倉庫にお蔵入りになっていたのだろう・・・また、バランシンのバレエについても言及している。
Georges Bizet(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Georges_Bizet
Symphony in C (wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Symphony_in_C_%28Bizet%29
かたや、日本盤はジャケット・デザインからして別物である。我らがマエストロの指揮姿のクローズアップ。そして、解説は宇野功芳氏である。こちらは楽曲解説と演奏論が半々で、バレエのことには一言も触れられていない。
つまり、日本ではクラシック・ファンとバレエ・ファンは完全に分離されている・・・ということだろう。確かに、シンフォニー・コンサートとバレエの会場の雰囲気は別物だ。バレエのお客は自分もダンサーとかそんな感じの人が多く、実に華やいだ雰囲気だが、シンフォニー・コンサートは・・・やめとこ。
ま、そういことを考えながら聴くのもまた楽しからずや・・・んでは。
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