Legendary Multimedia - VOYAGER PRESENTS VERSION2.0 ― 2009年12月17日 07時15分
サイケでぶっ飛んだデザインというか・・・なんか Monty Python's Flying Circus とか Yellow Submarine のようなイメージだな・・・というか George Dunning のイメージというべきか・・・
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Previews of 60 CD-ROMS and More
(C)1995 The Voyager Company
・・・あの頃はCD-ROM/パラダイスという売り場か名前だったかな・・・確か東京秋葉原にも似たような店があって、秋葉原に寄った際にはその店に行ってしこたまソフトを買い込んだのも、今となっては懐かしい想い出になってしまった・・・もう15年近く前のことだ・・・
・・・これらのソフトを、日本版DOS(DOS/V)、日本語版 Windows3.1 と 日本語版Windows95、そして Windows for Workgroups 3.11(WFW3.11) で動かすのに四苦八苦していたような、いなかったような・・・
今はWindowsXPのノートパソコンを使っているから、これら古のソフトは直接は動かない・・・が、最近、Virtual PC や VMWare Player 等の仮想環境が無料で使えるので DOS ~ Windows98SE 迄の Legacy OS を四苦八苦しながらなんとか動かして、棚の肥やしになっていたこれら古のソフトを楽しんでいる・・・
それにしても、この1995年当時の、アメリカのソフトは物量・質共に圧倒的であり、日本のソフトウェアのあまりの貧相さに天を仰いだ物である、10年~20年で追いつくことが出来るのか・・・なんて思っていたが、時代は移り変わり、既にパッケージソフトウェアそのものが消滅かあるいは姿を変えつつあるのだから、世の中ワカランものだ・・・
しかし、この当時のエデュテイメントソフトの質・量は半端なものではなく、今振り返ってもその作り込みの凄さに圧倒されてしまう。現在ではこんなパッケージは作れないだろう・・・
閑話休題、このソフトの話に戻りましょ。
Voyager は当初これらのソフトをマック向けに作っていたが、次第に広がるWndows市場を無視できなくなったのか、後にWin/Macハイブリッド仕様で出すようになる。
このサンプラーもWin/Macハイブリッド仕様となっている。但し、紹介されているソフトは Mac専用の物が多い。Win/Macハイブリッドのものも増やしつつある・・・といった状況だったのだろう。
CD-ROMもなんとなくサイケな匂いが・・・
このサンプラーはWin/Macハイブリッド仕様になっている。
まあ、当時の日本ではDOS/V旋風の最中で、普通に買ったPCならこの程度のスペックをクリアできないものはなかったと思うが、米国ではそうでもなかったということかな・・・
さて、ソフトをWinXPノートPC上で、Microsoft Virtual PC 2007(SP1) + Windows98 Second Edition + MagicISO Virtual CD/DVD-ROM という環境で動かします。残念ながら、VMWare Player では 起動しませんでした・・・・これにUSBワイヤレスオーディオアダプタ REX-Link2 を組み合わせてPC音声をオーディオに飛ばします。
起動すると、オープニング画面とおもに街頭のざわめきやら女性と思われる「オ~・・・マクベ~ス!」とかなにやら妖しい音やら声やらが次々と・・・
・・・で、暫くするとコンテンツ画面に移ります。各パッケージをクリックすると、そのパッケージの説明画面が表示されますが・・・
もう今は存在しない会社ですが・・・世の移り変わりはホント・・・
パッケージはカテゴリーでも探すことが出来ます。これは Music に関するパッケージを表示したところ。とりあえず、クラシック音楽関係のパッケージが6種あるので、それを見てみましょうか・・・
CD Companion by Robert Winter.
これはドヴォルザークの新世界交響曲を中心に解説したもの。残念ながら、Mac版のみでWin版は発売されず、Microsoft Home シリーズでも発売されませんでした。
プレビューを見る限り、マニアックに作り込んだ内容で非常に興味深いのですが・・・マック版でも買っとけば良かったかな・・・今なら、マックの仮想環境で動かすというのも可能かもしれないし・・・惜しい・・・
CD Companion by Alan Rich
これはシューベルトの「鱒」五重奏を解説したものですな。このパッケージはMac版のみですが、Microsoft Home シリーズ でWin版が発売されています。以下のタイトルも全てMac版のみですが、同様にMicrosoft Home シリーズ でWin版が発売されています。
CD Companion by Robert Winter
ストラヴィンスキー「春の祭典」です。これもなかなか面白いですよ。
CD Companion by Robert Winter
今は第9の季節ですからぴったりのソフトだったりして・・・
CD Companion by Robert Winter
有名なシンフォニーを持ってこずにカルテットというところが渋い。
CD Companion by Russell Steinberg
これはMicrosoft Home シリーズ版を前回取り上げましたね。これもそのマニアックな作り込みぶりにびっくりさせられました・・・
このパッケージが到達した内容は恐らく前人未踏であり、その後も現在に至るまでこのレベルに到達しているソフトは殆ど無いんじゃないか・・・という程の出来映えなので、このまま埋もれさせてしまうには惜しいですなあ・・・ま、クラシック関係のパッケージ紹介はこれくらいにして、このサンプラーのプレビューから・・・
Invisible Universe by Dr. Fiorella Terenzi - Preview
ま、殆どパッケージと変わらない一部分が見られるんですな。これは 美人学者の Fiorella Terenzi が動画で解説しているところ。
さて、久しぶりにRichard Strauss Three Tone Poems のプレビューをみようかとすると・・・
んでは。
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