レガシーOS&アプリを無料の仮想マシンで動かす その20(VMWare Player編その19)2009年01月12日 18時07分

Windows 98 Second Edition (SVGA 1024x768 16 bit colors) on VMware Player 1.0.9
上画面:Windows 98 Second Edition (SVGA 1024x768 16 bit colors) on VMware Player 1.0.9

(11)ゲストOSインストール Windows98SE その2

さて、Windows98SE のインストールですが、これまでのOS(Windows95以前)より簡単です。仮想マシン(vmxファイル、vmdkファイル)を作り、仮想マシンを起動してインストールCD-ROMからブートしてインストールするだけです。MS-DOS も (アップグレード版ではないので)以前のバージョンの Windows も要りません。あとは指示に従ってインストールを進めていけばインストールは完了します。

インストールして再起動すると、ちゃんと音が出てWin98SEが起動します。Win95と同様、ちゃんと Sound Adapter(Sound Blaster 16)を認識してドライバを組み込んでくれました。ただ、画像処理の遅さに引きずられて音が途切れ途切れになってしまいます。Celeron 2GHzではこれが限界かな?

また、インストール途中はCPUは高負荷(100%)ですが、インストール終了後の再起動でCPUの負荷はストンと落ちます。OSの省電力機能がちゃんと働いてくれていますね・・・

ここで、インストールしたばかりの仮想マシンをフォルダ丸ごとバックアップをとってから、VMWare Tools のインストール作業に入ります。Win95の時と同様、VMware-server-1.0.8 の tar アーカイヴから引っ張り出した VMWare Tools(CD-ROM ISO イメージ:windows.iso) を使います。

このVMWare Toolsが入った Windows.iso をCD-ROMとして仮想マシンにマウントすると、インストールが自動的に始まり指示に従ってインストールを進めていきます。但し、VMWare Tools の SVGAドライバとマウスドライバの設定は手動で行う必要がある旨のメッセージが出て、そのやり方が記載されたテキストファイルが表示されます。

VMWare Tools のSVGAドライバを導入すると、16bit Color のきびきびとした動作のSVGA画面(上画像)が表示できます。音の途切れも画像処理の速さにより多少かなり改善されますが、途切れ皆無と言うわけにはいかず、音については実用は厳しい状況です。

VMWare Tools のマウスドライバについては、インストール途中(最終段階)で何故かゲストOSがフリーズしてしまいます。強制再起動してから確認すると、一応マウスドライバは組み込まれているようですが、あまり良い気持ちはしませんね。このマウスドライバにより、ゲストOSとホストOS間のマウス移動の面倒さが無くなります。

しかし、またもや残念なことに、CD-DAの音が出ません。CD-DAを認識して再生はしているようですが、音が・・・でない。これでは昔の Edutainment ソフト(CD-DAを組み合わせたマルチセッションCD-ROM)は使えない・・・う~ん、VMWare Player では無理か・・・

・・・ということで、次回以降は Virtual PC 2007 編となります・・・

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
スパムコメント対策です。
nospam
と入力して下さい。お手数ですが宜しくお願いします。

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://boukyaku.asablo.jp/blog/2009/01/12/4054444/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。