NMLでDORIANレーベルの音源が聴けるとは・・・2009年10月16日 07時15分

米国DORIANレーベルといえば、高品質録音で有名な会社だが、その音源はNMLで聴けるとは・・・

NML-「Dorian」が新規参加(2009年10月13日)
http://ml.naxos.jp/news/150

このレーベルを知ったのは長岡鉄男氏の記事から。レコ芸の「レコードえんま帳」という連載だったかな。

最近は新録音がないなあ・・・と思っていたら、廉価レーベルから音源が登場して「どうしたんだろう」とは思っていたが、NMLによると、

・・・2005年に一旦倒産してしまい、その時に国内代理店が撤退してしまいましたが、Sono Luminus という録音会社が権利を獲得し、2007年から再発売を開始しています。・・・

だそうで、そんなことは知らなんだなあ・・・まあ、復活してくれて、しかもNMLで聴けるとは有り難い。

Sono Luminus
http://www.sonoluminus.com/

DORIAN
http://www.dorian.com/

このレーベルのJean Guillouが演奏するオルガンのCDの超絶サウンドと素晴らしい演奏には度肝を抜かれっぱなしだったなあ・・・

Jean Guillou(Official Site & Wikipedia)
http://www.jeanguillou.org/
http://en.wikipedia.org/wiki/Jean_Guillou

久しぶりに聴いてみたくなったなあ・・・んでは。

Jean Guillou - Organ Encores2009年10月17日 06時17分

Jean Guillou - Organ Encores (DOR-90112)
DORIAN RECORDINGS DOR-90112 (C)(P)1988
Jean Guillou - Organ Encores
http://www.jeanguillou.org/
http://en.wikipedia.org/wiki/Jean_Guillou
Recorded at the Kleuker organ of Notre-Dame des Neiges, Alpe d'Huez, France, November 1987
http://pipedreams.publicradio.org/gallery/france/lalpdehuez_notredamekleucker.shtml

NML
http://ml.naxos.jp/album/DOR-90112
CD
http://www.dorian.com/store/scripts/prodView.asp?idproduct=5239

この音源も20年以上前のものになってしまったか・・・
オルガンは、中央フランスのアルプス山系に連なるラルプ・デュエズ峠の標高2000mに、1969年に建設された Notre-Dame des Neiges 教会 に設置された Kleuker organ 。

L'Alpe d'Huez
http://fr.wikipedia.org/wiki/L%27Alpe_d%27Huez

Notre-Dame des Neiges
http://fr.wikipedia.org/wiki/Notre-Dame-des-Neiges
Église Notre-Dame
http://fr.wikipedia.org/wiki/%C3%89glise_Notre-Dame
※フランス語はよ~分からんので間違ってたらごめん

オルガンの方は、CDの解説によると Jean Guillou のデザインにより (当時)西ドイツのオルガン製作者である Detlef Kleuker により製作されたとある。英文解説には製作年は記載されていないが、併記されているドイツ語解説には1978年との記載があるので、恐らく1978年に設置されたのだろう。ネット検索でも Pipedream というサイトでこのオルガンのページがあり、1978と記載されているから間違いはなからろう・・・

Pipedream
-1978 Kleuker organ at Notre Dame des Neiges, L’Alpe d’Huez, France
http://pipedreams.publicradio.org/gallery/france/lalpdehuez_notredamekleucker.shtml

このオルガン、パイプユニットを掌の形をしたケーシングにまとめた、実に面白いもので、写真では分からないが、このオルガン自身、教会内に設置されている斜めにカットされた巨大な円筒の中に入っているというもの。これも Jean Guillou のデザインであろうか・・・このオルガンを起用したバッハのゴルトベルク変奏曲のアルバムもある。

BACH, J.S.: Goldberg Variations (arr. J. Guillou) (Guillou)
NML
http://ml.naxos.jp/album/DOR-90110
CD
http://www.dorian.com/store/scripts/prodView.asp?idproduct=5237

さて、この演奏について、オルガンの魔術師(と私は思っている)Guillouの魅力を手軽に楽しむのに好適なアルバムと言える。標高の高い空気の澄んだロケーションと、爽やかなオルガンサウンドが実に快適。しかも、教科書的でない自由闊達な Guillou の演奏ぶりが痛快である。

オルガンの最低音はC1(32Hz、16ft)であり、体を揺るがせるような超低音を求める向きには物足りないが、だからこそ普通のシステムでなくても充分音楽を楽しめる。

オルガンの演奏家はくそ真面目でカタイくて退屈な演奏が多いのだが、Guillou のはそういうつまらない演奏とは無縁である。フレーズの扱いもそうだが、サウンド(ストップの扱い)も実に魅力的である。

Guillou は DORIAN で10枚近くアルバムを作っているが、現在NMLに登録されているのは4枚のみ。だがこれもおいおい増えていくだろう。今後が楽しみである。

それでは。

The Romantic Mass - Choral Works by Rheinberger and Brahms2009年10月17日 06時50分

DORIAN RECORDINGS DIS-80137, The Romantic Mass - Choral Works by Rheinberger and Brahms
The Romantic Mass - Choral Works by Rheinberger and Brahms
Saint Clement's Choir, Philadelphia

NML - http://ml.naxos.jp/album/DIS-80137
CD DORIAN RECORDINGS DIS-80137
http://www.dorian.com/store/scripts/prodView.asp?idproduct=5457

NML の DORIAN RECORDINGS 音源を探しているとこんなのがありました。philadelphia の文字があったのつい聴いてみたのですが、これがなかなかいい。アカペラの美しい合唱である。最初のラインベルガーの曲から親しみやすく美しいメロディーの曲で始まる。

Rheinberger
http://en.wikipedia.org/wiki/Josef_Rheinberger

歌っているのは、フィラデルフィアの聖クレメント合唱団。教会のオフィシャルサイトもあった。

Saint Clement's Church, Philadelphia
http://www.s-clements.org/

DORIAN から3枚のCDアルバムを出しているようだ・・・

んでは。

Ormandy conducts Sydney Symphony Orchestra2009年10月17日 07時02分

久しぶりにNMLにあるマエストロ・ジーンの音源を見ると・・・こんなのがあったんですな・・・

Orchestral Music (Sydney Symphony Orchestra - The First 60 Years)
NML - http://ml.naxos.jp/album/ABC434895-2

Symphony No. 9 in D minor, Op. 125, "Choral": II. Molto vivace
Eugene Ormandy/Sydney Symphony Orchestra
NML - http://ml.naxos.jp/work/253789

NMLには収録日時の記載はありませんが、横田さんのオーマンディ・ディスコグラフィによれば、1944年12月のライヴだそうな・・・

横田さんのオーマンディ・ディスコグラフィ
http://www.geocities.jp/ormandy/ormandy_disk.html

ちなみに、NMLで聴けるマエストロ・ジーンの音源は下記の通り。

NML- ユージン・オーマンディ - Eugene Ormandy (1899-1985)
http://ml.naxos.jp/artist/31795

こんなところで・・・

RESPIGHI: Concerto Gregoriano / Poema Autunnale2009年10月17日 09時03分

Malco Polo 8.220152, RESPIGHI: Concerto Gregoriano / Poema Autunnale
RESPIGHI: Concerto Gregoriano / Poema Autunnale
西崎崇子(ヴァイオリン)
http://www.naxos.co.jp/nishizaki.htm
Choo Hoey - http://en.wikipedia.org/wiki/Choo_Hoey
Singapore Symphony Orchestra - http://www.sso.org.sg/

NML - http://ml.naxos.jp/album/8.220152
CD - Malco Polo 8.220152
http://www.naxos.com/catalogue/item.asp?item_code=8.220152

秋と来れば、この曲だなあ・・・最も好きなヴァイオリン曲は?と聴かれたら躊躇無くこの2曲と答えるよ、俺は。

レスピーギというと「ローマ三部作」が最も有名だが、他にもいい曲は沢山ある・・・が、実演で取り上げられることは滅多にない。ただ、CD時代になってリバイバルというか、「ローマ三部作」以外の曲も数多く発売されているのは有り難いことではある。

8年前はレスピーギに関してこんな事も書いたっけ・・・
http://www.ne.jp/asahi/tron/music/Respighi.htm

このCDアルバムは手元にない。"Physical Release: 12/1984"とあるので、初発売は25年前になってしまうのかな・・・初期のディジタル録音でもあり、また当時はレスピーギの「秘曲集」として Malco Polo に録音されたと思う。25年前は恐らくこのアルバムでしかこの2曲は聴けなかったと思う。

CDはNaxosのカタログからは消えている。"Currently not available on CD"とあるから・・・でも米国のアマゾンではまだ在庫があるようだ。
http://www.amazon.com/RESPIGHI-Concerto-Gregoriano-Autunnale-Demand/dp/B0000045RZ/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=music&qid=1255736657&sr=8-2

今となっては他に優秀な演奏があるので、特にこのアルバムを推す理由もないが、日本人ヴァイオリニストの西崎と指揮のChoo Hoey・シンガポール交響楽団という組み合わせは、今となっては貴重な記録と言えないこともないかもしれない。

グレゴリオ聖歌風協奏曲の出来はまあまあ、秋の詩は中間部分のノリが今ひとつ・・・という感じだが悪くはない。こうしてNMLで手軽に聴けるのは有り難いことだ。

RESPIGHI: Concerto Gregoriano / Poema Autunnale その22009年10月17日 10時45分

Chandos CHAN9232/RESPIGHI: Concerto Gregoriano & Poema Autunnale
RESPIGHI
Poema Autunnale, Concerto gregoriano, Ballata delle gnomidi
Lydia Mordkovitch (Violin)
http://www.answers.com/topic/lydia-mordkovitch
http://www.britten-competition.co.uk/Old/2004/prejury/lydia.htm
BBC Philharmonic Orchestra
http://www.bbc.co.uk/orchestras/philharmonic/
Sir Edward Downes
http://en.wikipedia.org/wiki/Edward_Downes

レスピーギの「秋の詩」で一番好きな演奏がこれ。文句の付けようが無い出来で、ソリストとオケの息もぴったり合っている。

1993年5月の収録。このCDを買ってからもう10年も経ってしまった・・・なんか過去の回想ばっかやな~

ちょうどこの頃がレスピーギのリバイバルが最も盛んだった頃かな?まだこの頃はエルザ夫人も存命だったわけだし・・・特にChandosがこのアルバムや三部作以外の管弦楽曲をどんどん出してきて、それを貪るように聴いたのも懐かしい想い出ではある。ちなみにこのディスク、Chandos の1993年~1994年シーズン最大の売り上げを記録したヒット・ディスクだそうな。

In Tune No.23(April, 1996) に Lydia Mordkovitch のインタビュー(インタビュアーは Heuwell Tircuit 氏 - 「分析的演奏論」 音楽之友社 1973年 の著者ですな)が掲載されている。(この In Tune という雑誌は No.56(1998年)で終わりを告げた。)

このインタビューで、Lydia Mordkovitch は「・・・私は『グレゴリオ聖歌風協奏曲』や『秋の詩』などという曲をレスピーギが書いているということさえ知りませんでした。『秋の詩』は50年間も演奏されたことがないのです。ほんとうに素晴らしい曲で、協奏曲も豊かな曲だったので、私は一目惚れしてしまいました。・・・」と言っている。

他にも音楽雑誌等で、エッセイやエルサ夫人のインタビューも掲載されていた。In Tuneの記事やレコ芸のエッセイはリアルタイムで見たが、音楽の友に掲載されたエルサ夫人へのインタビューは後に知って図書館で閲覧しコピーをとったもの。

レコ芸1993年9月号
三浦敦史の音楽切抜き帖
連載 Scrum Side 129
追憶のレスピーギ - 亡き夫を偲ぶ99歳のエルサ未亡人

音楽の友1994年12月号~1995年2月号
レンツォ・アッレーグリの対談シリーズ 連載 音楽に捧げて
Interviewd by Renzo Allegri, 訳・小瀬村幸子
第4回 レスピーギ夫人
①大作曲家レスピーギとの結婚
②トスカニーニへの崇拝と絶望
③レスピーギ、56歳の死

レスピーギに関する文献は多くない。エルサ夫人が1962年出版したレスピーギの伝記も入手困難なようだし、日本語訳も出ていないようだ。あとは上記のような雑誌記事やネット上の情報を探すしかないだろう。ネットの情報というと・・・

Ottorino Respighi
http://en.wikipedia.org/wiki/Ottorino_Respighi

Elsa Respighi
http://en.wikipedia.org/wiki/Elsa_Respighi

Official website of Ottorino Respighi
http://www.ottorinorespighi.it/

くらいかなあ・・・あとは小生のか?(大した情報はありまへん)

Elsa e Ottorino Respighi
http://www.ne.jp/asahi/tron/music/Respighi.htm

レスピーギとは全然関係ないが、このディスクでBBCフィルハーモニックを指揮している Sir Edward Downes については最近衝撃的なニュースを目にした。クラシックジャーナル39号のNEWS欄「英国の有名指揮者が夫婦で『安楽死』に」という記事である。

詳しくは下記のサイトを見るのがよいでしょう。

BBC NEWS - Worry at couple's double suicide
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/8151006.stm

BBC Philharmonic - Sir Edward Downes Conductor Emeritus
http://www.bbc.co.uk/orchestras/philharmonic/about_us/sir_edward_downes.shtml

Sir Edward Downes
http://en.wikipedia.org/wiki/Edward_Downes
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%89%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%BA

「おかか1968」ダイアリー~いっそブルレスケ~
サー・エドワード・ダウンズ(指揮者) 妻とともに「安楽死」
http://okaka1968.cocolog-nifty.com/1968/2009/07/post-ddfb.html

是非はともかく、死が二人を別つまで・・・ということか。スイスにこんな機関があるとは初めて知りましたワ・・・

Dignitas (euthanasia group)
http://www.dignitas.ch/
http://en.wikipedia.org/wiki/Dignitas_%28euthanasia_group%29

では。

タワレコ “RCA Precious Selection” ワゴンセール2009年10月20日 05時48分

近所のタワーレコードで、“RCA Precious Selection” のワゴンセールをやってました。いよいよ在庫一掃するようですな・・・

オーマンディ&フィラデルフィアの貴重な音源がCD化されていますから、くれぐれも買い逃さぬよう・・・

オーマンディ関係の盤については↓下記をご覧下さいませ。

タワレコ “RCA Precious Selection” 販売終了
http://boukyaku.asablo.jp/blog/2009/04/27/4269013

んでは。

RESPIGHI: Concerto Gregoriano / Poema Autunnale その32009年10月20日 07時44分

英DECCA 443 324-2 Respighi : Concerto Gregoriano &  Poema Autunnale
英DECCA 443 324-2 CD, (P)(C)1995
Saint-Saens : Violin Concerto No. 3
Respighi : Concerto Gregoriano & Poema Autunnale

Pierre Amoyal(violin) - http://www.amoyal.com/
Charles Dutoit - http://en.wikipedia.org/wiki/Charles_Dutoit
Orchestre National de France
http://fr.wikipedia.org/wiki/Orchestre_national_de_France

レスピーギのグレゴリオ聖歌風協奏曲の本命盤・・・といえばこの演奏だと思うが、残念ながら既に入手困難となっているようだ・・・米アマゾンでもマーケット・プレイスで1枚出ているだけだし・・・1993年の録音、1995年発売のCD・・・15年近く前のCDだから仕方ないのかな?ついこの間新譜で買ったように思っていたのだが・・・

グレゴリオ聖歌風協奏曲はレスピーギの自信作だったようだが、「秋の詩」と同様、ほとんど忘れ去られていた作品のようで、1990年代に入るまで殆ど演奏されていなかったのではないかと思う。

LPではまず見かけないし。手元にあるCDで最も古いのは、NUOVA ERA2238(1968年録音 Uto Ughi(violin), Mario Rossi/Orchestra Sinfonica di Torino della RAI)だが、これはライヴのエアチェックによるプライヴェート音源のようで音質は劣悪。

1980年代に入り、Malco Polo がこの曲を取り上げた↓。
http://boukyaku.asablo.jp/blog/2009/10/17/4639040

1990年代になってようやくリバイバルの機運が高まったのか、Chandos が積極的にレスピーギの曲をカタログにし出し、この曲もそのカタログに加わった↓。
http://boukyaku.asablo.jp/blog/2009/10/17/4639050

で、今回取り上げる英DECCA盤について、Amoyal, Dutoit とこの曲を前述のChandos 盤とそう変わらない1993年に収録している・・・が、リリースはその2年後の1995年・・・まあ、メジャーレーベルでは珍しいことではないだろうが・・・。どちらかというと、サン=サーンスの方がメインかもしれないなあ・・・

グレゴリオ聖歌風協奏曲は曲名の通り、「グレゴリオ聖歌」風の主題によるヴァイオリン協奏曲であり、往古の旋法に近代管弦楽法の衣を被せた「温故知新」の Respighi ならではの傑作。ちなみに、レスピーギをグレゴリオ聖歌に注目させたのはエルザ夫人だそうな・・・彼女も作曲家であり、レスピーギ未完のオペラ「ルクレツィアの陵辱」を補筆完成させたのも彼女である。

弦楽セクションの儚いppから始まる幽玄さに満ちた導入部、そして何故か懐かしさを感じさせる旋律をオーボエが奏でると、中世へタイムスリップしたような錯覚を呼び起こされる。

1楽章に続けて演奏される2楽章はグレゴリオ聖歌の美しいァイオリンソロから始まり、ヴァイオリンとオーケストラがメロディーをリレーのように引き継いで演奏する作りとなっており、この協奏曲の一番の聴き所。

勇ましく始まる3楽章は何故か中華風?の妙な雰囲気が醸し出されてしまうが、これは旋法によるものだろうか・・・

Amoyal と Dutoit 、そしてフランス国立管弦楽団による演奏はツボにはまっているというか、これ以上の演奏は考えられない・・・といった出来。これが実演で聴けたらなあ・・・

残念なのは「秋の詩」。素人でも分かる致命的なミス(7曲目の5:40前後)が修正されないままCD化されているという「珍演奏」でもある。Amoyal もなんとなく弾きにくそうに感じる・・・「グレゴリオ聖歌風協奏曲」で聴かせた美演はどうした?と言いたくなるような出来である。

プロデューサーやアーティストがこんな演奏をO.K.したことが信じられない。こういうミス・テイクは差し替えて然るべきだが、セッションの時間が無くなって録り直せなかったのか・・・全く持って残念なことではある。

では。

名フィル 第362回定期演奏会2009年10月22日 06時48分

去る金・土の名フィル定期は仕事のドタバタで行けず・・・

名フィル 第362回定期演奏会 ア・ストリング・アラウンド・オータム
https://www.nagoya-phil.or.jp/concerts/2009/c_362.html
リャードフ:交響詩『魔法にかけられた湖』作品62
武満徹:ア・ストリング・アラウンド・オータム*
エルガー:交響曲第2番変ホ長調 作品63
[指揮]尾高忠明、[ヴィオラ]今井信子*

結構面白そうなプログラムだったので残念・・・エルガーのシンフォニーはどうだったのかなあ・・・NMLを探すと結構ある。

NML-エルガー:交響曲第2番/組曲「インドの王冠」
(スコティッシュ・ナショナル管/ギブソン)
http://ml.naxos.jp/album/CHAN6523

なかなか良さそうな曲である。ちなみに、名フィルの来シーズンのプログラムが決まったそうな・・・

来シーズン定期演奏会ラインナップ、ついに発表!
https://www.nagoya-phil.or.jp/info/info.html?161

2010.4-2011.3シーズン定期演奏会「都市と音楽」シリーズ
https://www.nagoya-phil.or.jp/concerts/2010/list.html

今シーズンはA席の定期会員席を買っているけど、来シーズンはどうしようか・・・でも、最近コンサートへ行こう・・・という気がだんだん薄れてきてしまい、そうなると家でレコードばかり・・・ということになってしまう。やはり、外からの刺激や未知との遭遇(知らない曲やジャンル)がないと人生つまらないから、定期会員もその刺激策?の一つなのかなあ・・・でも、都合が悪くて行けなくなることも少なくないから悩ましいところである。

んでは。

Joseph Jongen - Symphonie Concertante その42009年10月22日 07時44分

DORIAN RECORDINGS DOR-90200 Joseph Jongen : Symphonie Concertante
DORIAN RECORDINGS DOR-90200 (P)(C)1994
Joseph Jongen : Symphonie Concertante
http://fr.wikipedia.org/wiki/Joseph_Jongen
Saint-Saens: Symphony no.3
Jean Guillou(org)
http://www.jeanguillou.org/
http://en.wikipedia.org/wiki/Jean_Guillou
Eduardo Mata
http://en.wikipedia.org/wiki/Eduardo_Mata
Dallas Symphony Orchestra
http://www.dallassymphony.com/
The Meyerson Symphony Center, Dallas, Texas
http://www.dallasculture.org/meyersonSymphonyCenter/
http://en.wikipedia.org/wiki/Morton_H._Meyerson_Symphony_Center
the lay family concert organ at the meyerson symphony center
http://www.flickr.com/photos/taciturnal/2587727337/

ついにこの音源がNMLに登場したか・・・

NML - http://ml.naxos.jp/album/DOR-90200
CD - http://www.dorian.com/store/scripts/prodView.asp?idproduct=5187

オルガンとオーケストラの曲で、最も面白くてスリリングな曲と言えば、この Joseph Jongen の Symphonie Concertante だろう。昔は、ヨゼフ=ヨンゲン という表記が多かったが、最近はジョゼフ=ジョンゲン が多くなってきた。ワロン地域(フランス語圏)の人はそういう発音らしいが、日本人にとってはどっちでもいい。お好きな方をどうぞ。

で、この曲でも最もスリリングな演奏となると、このギユーとマータ&ダラス・シンフォニーの演奏が最右翼と言える。

録音は古いが負けず劣らず強烈なのは、フォックスとプレートル&フランス国立オペラ座管弦楽団?(Orchestre du Theatre National de l'Opera)のEMI盤(EMI Matrix2 CDM 5 65075 2 (C)1994)で、これは最左翼(意味が違う?・・・ま、双璧・・・ということで)と言えるか・・・な。

一度実演で聴いてみたいと思う曲が2曲ある。レスピーギの「教会のステンドグラス」とこのヨンゲンの「協奏交響曲」である・・・がしかし、日本の音楽関係者にはまったく箸にも棒にもかからない曲らしく、恐らく今後も演奏される見込みは無いだろう・・・でも、こういう素晴らしい演奏があるからそう悲観したモノでもない。ま、そういう機会があればラッキーくらいで考えておくのが良かろう。

オーケストラとオルガンの為の最も有名な曲はサン=サーンスの交響曲第3番。なんてったって「オルガン交響曲」というあだ名があるくらいだから。とはいえ、オルガンが登場する部分は実は半分にも満たない。どちらかというと香辛料的な使い方で、極端なことを言えばオルガン無しでもとりあえず音楽にはなる。

しかし、このヨンゲンの「協奏交響曲」では、オルガンは単なるアクセントではなくオーケストラと対等な役割を担っている。ある時はソロとしてオーケストラを圧倒するし、またある時は(キューティーハニーか?)オーケストラの一楽器として振る舞い、30分以上絶え間なく演奏される。オルガンは曲を構成する重要な担い手としてオーケストラと見事に融合しており、オルガン無しでは音楽にならない。

優美で力強く色彩感に富んでおりかつ親しみやすい。堂々たる第1楽章、何故か中華風の旋律に聴こえる場面もある軽快かつ優美な第2楽章、神秘主義的な第3楽章、そして華々しい第4楽章等々、全てが聴き所といえる希有な曲だと思う。オルガン愛好家には見逃せない旋律美に溢れている・・・のに、なんで日本のオーケストラはこの曲を取り上げないのか不思議でしょうがない。客集めにもぴったりだと思うんだけどなあ・・・

※過去にN響がフォックスを招いて演奏してますが・・・
Joseph Jongen - Symphonie Concertante その2
http://boukyaku.asablo.jp/blog/2008/10/22/3837432

ホームページにも1項目作っちゃったし・・・
Symphonie Concertante,Music of Joseph Jongen
http://www.ne.jp/asahi/tron/music/JosephJongen.htm

ブログもね-Joseph Jongen
http://boukyaku.asablo.jp/blog/cat/jongen/

ま、そんなことはどうでもいいさ。とにかく、この演奏は無類に面白いから是非聴いて欲しい。サウンドも素晴らしいし、なんといってもギユーのオルガンの自由奔放さが痛快である。熱血指揮者のマータが(たぶん)必死の形相で追いつくのがやっとという4楽章は手に汗握る出来で、セッションだからもっと安全運転したら?とこちらが心配になってしまう程だ。

ダラス響の演奏会でこの曲を演奏したようだが、実演はもっと凄いことになっていたかもしれない・・・ライブがあったら聴きたいねえ。

そういえば、マータは航空機事故で1995年に惜しくも世を去っている・・・このディスクを購入して間もない頃にその訃報を耳にして唖然としたのも既に10年以上前か・・・

んでは。