「オルフェウスの首」と「カラヤンとLPレコード」 ― 2009年10月14日 08時08分
オルフェウスの首
~オーディオ・旅・山岳・英米詩のポリフォニー~
高城誠、冬樹社 1990年10月
もう20年以上前になるのかな・・・別冊FMfan に、オーディオ評論家が読者のリスニングルームを訪ねてクリニックをするという人気企画があった。長岡鉄男氏、傅信幸氏、高城誠氏などのオーディオ評論家が多かったな・・・
確か、高城誠氏のクリニックは「僕のオーディオ交友録」というタイトルだったと思う。クリニックというよりは正に「交友録」という内容だったと思う。オーディオでしか氏のことを知らなかったが、英文学の学者さんで登山もプロとは知らなんだ・・・オーディオについては、マルチチャンネルで音場創生に取り組んでおられたと記憶しているが・・・今のディジタル機器であれば、氏のやりたいことが思う存分出来たであろうが・・・
この本は出版社自体が無くなっているそうな・・・ちなみに僕は大須のハイファイ堂で見つけました。実家に帰る電車の中で読みました。
もう一冊は最近の本。
カラヤン・没後20年、記念出版 LPレコードからカラヤンを偲ぶ
『カラヤンとLPレコード』
板倉重雄、アルファベータ 2009年9月
http://www.alphabeta-cj.co.jp/music/music014.html
なんだかんだ言って、僕も結構カラヤンのLPとCDを持っているし、この本に掲載されているLPジャケットの一部をリアルタイムで見ている世代となってしまったわけです・・・手元のLPは再発廉価盤でジャケット・デザインも風景写真とかが多いのですが、カラヤン本人の写真のものもあります。
LPのジャケットも一つの「作品」なんですなあ・・・あ、ますます時代から置いていかれそうだ・・・
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