Ormandy conducts Mahler's Symphony no.102009年09月18日 05時40分

米Columbia Masterworks D3S774(MS6808) 3LPs
米Columbia Masterworks D3S774
(MS-6808 & MS-6946, 2eyes, 3LPs)
Gustav Mahler (http://en.wikipedia.org/wiki/Gustav_Mahler)
Symphony no.10
http://en.wikipedia.org/wiki/Symphony_No._10_%28Mahler%29
First complete performing version (1960–1964; unpublished) of the Draft for the 10th Symphony, prepared by Deryck Cooke
http://en.wikipedia.org/wiki/Deryck_Cooke

Eugene Ormandy/The Philadelphia Orchestra

Producer : Thomas Frost
Recorded at Town Hall, Philadelphia, Pennsylvania, Nov. 17, 1965

First Released as
米Columbia Masterworks M2S 735(MS-6808?) (2LPs)

also available on CDs
-CBS Masterworks Portrait MPK45882 (C)1990
-米Sony BMG Music Entertainment/Sony Classical
Great Performances Series 82876-78742-2 (C)2006
-Sony Music Japan International/Sony Music Masterworks SICC-534(2007年)
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/SR/eugeneormandy/?SICC-534

実は、マーラーの交響曲第10番(クックによる演奏用バージョン)をじっくり聴くのは今回が初めてなのだ・・・LP2枚組だし、気楽に聴ける曲ではないし・・・

初CD化は1990年のCBS Masterworks Portrait盤。これはチャイコフスキーの7番交響曲と同様に2000年当時既に入手困難で、オークションでも滅多に出ず、出ても高値だから手にすることはありませんでした。しょうがないので、中古LPで聴くしかなかったのです・・・が、ある方の好意でCD-Rに焼いたものを入手することができました。

2006年には、米Sony BMG Music Entertainment から Great Performances Series でCD化。さらに翌年、Sony Music Japan International から Sony Music Japanクラシック復刻館 シリーズの1枚として、紙ダブルジャケット仕様の国内盤として容易に入手できるようになりました。

セルとクリーヴランドによる10番もこのシリーズで復刻されてますな。
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/SR/GeorgeSzell/?SICC-532

Sony Music Japanクラシック復刻館
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Classical/Special/fukkokukan/
HMV-SONYクラシック復刻館 第1期
http://www.hmv.co.jp/news/article/609190076
※残念ながら、組織再編の為か、ラシック復刻館は第1期で止まってしまい、第2期のCDは発売の目処が立っていないようですが・・・

後発の2枚のCDは、オリジナルのソースからミックスダウンをし直してDSD と SBM によるマスタリングが施されています。Great Performances Series 下記の記載があります。

This recording was remixed and remastered from original source tapes using Sony's Direct Stream Digital(DSD) System and SBM Direct.

SONYクラシック復刻館のも 2006年DSDマスタリングとあるので、同じ音源でしょう。しかし、どうせならSACD Hybrid で出して欲しかったですな。ソニーが積極的に出さなくてど~するのと言いたい。

それはともかく、2007年の国内盤は、オリジナルLP解説と共に、マーラー10番の演奏会バージョンに関する前島秀国氏の詳細な解説があり、この解説だけでも購入の価値がある出来映えとなっています。紙ダブルジャケット仕様で、オリジナルLPデザインを可能な限り復刻する姿勢も評価できるでしょう。

音もLPよりいい音で聴けます。手持ちのLPは音が荒れているので・・・それに、LPは「大地の歌」は1枚に収まってますが、10番だけオートチェンジャー仕様で面倒だし・・・

・・・さて、このマーラーの10番、「大地の歌」と9番よりもさらに彼岸の世界に近づいているような・・・でもなぜか前期2曲よりも、こう・・・少し・・・明るい感じがするのだが・・・・不思議な音楽である。

聴きこんでいけば、「大地の歌」と9番よりも好きになれるかも・・・

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