Copland - Billy the Kid & Appalachian Spring その2 ― 2009年09月08日 06時00分
JVC/RCA/VICTOR xrcd24 JM-XR24049 (2008.8.20)
Aaron Copland
http://en.wikipedia.org/wiki/Aaron_Copland
Billy the Kid
http://en.wikipedia.org/wiki/Billy_the_Kid_%28ballet%29
Appalachian Spring
http://en.wikipedia.org/wiki/Appalachian_Spring
Eugene Ormandy & The Philadelphia Orchestra
xrcd24
http://www.xrcd.com/
First LP Release:
米RCA Red Seal LSC-3184
(No Dog Label, DYNAGROOVE LP,(C)1970)
http://boukyaku.asablo.jp/blog/2009/08/26/4536979
also available on CDs
-米BMG Classics/RCA Red Seal High Performance 09026-6-63467-2
(C)1999,1978,1970 (P)1999
-BMGファンハウス/RCA Red Seal BVCC-38127
(オーマンディ・フィラデルフィアの芸術 II Vol.8, 2001年発売)
シベリウス2番のxrcd24の音があまりにも素晴らしかったので、昨年発売されたコープランドのxrcd24も聴いてみました。
LPと既発売のCDの音も結構良いので、こちらはシベリウス程「劇的」な違いはありませんが、やはり4chオリジナルマスターに遡って丁寧にトラックダウンしている効果は充分出ています。
特に顕著なのは、会場の空気感が出ていることです。低域ノイズのカットをあまり行っていないからでしょう。冒頭、ハムノイズがごく小さく聞こえる(ヘッドホンで聴くと分かる)のもそうですし、会場の外の車や地下鉄らしき低音ノイズもごく小さく入ってきます。
こういう100Hz 以下のノイズをカットすると、会場の空気感が無くなってしまいリアル感が後退してしまいます。ノイズがあまりにも耳障りならともかく、ごく僅かでそう気にならなければカットしない方がいいのですが・・・。このあたりのセンスが音の出来上がりの差となっているのでしょうね。
解説の「xrcd24プロダクション・ノート」には、残響の少ないアカデミーの収録に際し、当時の4chマスターに如何に残響成分を付加するか・・・という工夫の跡が伺える内容が記載されています。シベリウス2番の解説にもこういうプロダクション・ノートが欲しかったですが・・・
オリジナルジャケットの解説もしっかり収録されており、こういう配慮はファンにとっては有り難いことです。最近のCDでこういう配慮は期待出来なくなってしまいましたが・・・
CDのラベルも昔懐かしビクターのニッパー君で高級感があります。こういうところもxrcdの良さを感じますなあ・・・
これもお薦めです。
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