John Denver - I Want to Live.2009年05月19日 06時02分

RVC/RCA RVP-6253((P)1978,LP) John Denver - I Want to Live.
RVC/RCA RVP-6253((P)1978,LP)
John Denver - I Want to Live.

インフルエンザ騒動も拡大の一途を辿っておりますなあ。まあ、こうなったらなるようにしかならんでしょう。「学校はなにをしとったんだ!」とお怒りの向きもあるそうですが、んじゃ、どうすりゃいいんでしょうかねえ。

殺到する問い合わせ全ての人をチェックするなんて不可能でしょ。言うのは簡単だけど、一度現場の立場になってみや~せ。机上の空論では現場は動かんよ。

無理が通れば道理が引っ込む、机上の空論で現場は崩壊・・・よくある話ですわな・・・

・・・閑話休題・・・

ジョン=デンバーが自ら操縦する飛行機で墜死したのが1997年10月・・・もうあれから10年以上経っているではないか・・・

John Denver(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/John_Denver

本名 Henry John Deutschendorf, Jr というからドイツ系移民ということかな。アメリカ人らしくシンプルな姓に変えたのかな・・・

ジョン=デンバー と RCA の黄色いレーベル がセットで脳裏に刻まれているので、こういうのはやはり RCA のLPで聴きたい。

ジョン=デンバー が好きだよといったら、居酒屋のママさんから「アンタ古いの聴いてるわねえ、でもいいわよねえ」と言われてしまった。まあ、ベトナム戦争が終結した1975年前後が絶頂期だっただろうから仕方ないけどね、でもいいもんはいいのよ。

ベトナム戦争(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0%E6%88%A6%E4%BA%89

ジョン=デンバー というとカントリーというイメージがあるけど、それだけじゃあないよね。カントリーも入っているけどそれは彼の音楽の一要素ではあるけど、それだけじゃあない。

カントリー・ミュージック
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%83%E3%82%AF

このアルバムタイトルは、「生きる喜び」(I Want to Live)。"I Want to Live"というと、スーザン=ヘイワード主演、ロバート=ワイズ監督の「私は死にたくない」(I Want to Live!)を想起させるが、これとはイメージが違う。なかなかいい邦題をつけたなあと30年前のRVC担当者に感心する次第。

I Want to Live!(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/I_Want_to_Live!

Susan Hayward(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Susan_Hayward

Robert Wise(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Robert_Wise

ロバート=ワイズといえば、「ヒンデンブルク」「ウェスト・サイド・ストーリー」「サウンド・オブ・ミュージック」だなあ・・・2005年死去ですか・・・知らんかった。

The Hindenburg(film)(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Hindenburg_(film)

The Sound of Music(film)(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Sound_of_Music_(film)

West Side Story(film)(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/West_Side_Story_(film)

スーザン=ヘイワード といえば、あの「征服者」(The Conqueror)に出演した一人で、後にそれが原因で癌で亡くなっている可能性が高い女優でもある。

The Conqueror(film)(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Conqueror

「奥様は魔女」の「エンドラ」を演じたアグネス=ムーアヘッドもそうだったっけ・・・

Agnes Moorehead(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Agnes_Moorehead

Bewitched(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Bewitched

このあたりの事情は、広瀬隆「ジョン・ウェインは何故死んだか」(文芸春秋、1982年)を読んで頂くのがよいだろう・・・と思ったけど、収入困難なようだ。

広瀬隆(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%83%E7%80%AC%E9%9A%86

そういえば、最近の広瀬氏は日本の歴史を産業面から解析した「持丸長者」3部作(ダイヤモンド社)を出しているし、LB中州通信2007年6月号のインタビューも見たなあ。

LB中州通信
http://www.nakasu-tsushin.jp/

LB中州通信2007年6月号
http://www.nakasu-tsushin.jp/nakasu_bn/contents/0706.html

資本主義崩壊の首謀者たち (集英社新書)も出たしね。
http://boukyaku.asablo.jp/blog/2009/04/19/4253693

そういえば、1990年の初めだったか、アメリカのAEC(今はDOEか)が行っていた放射能人体実験(Human radiation experiments)を、Albuquerque Tribune紙 の Eileen Welsome が"The plutonium experiment" で詳細に報じて一時全米がパニックに陥ったということもありましたなあ・・・

Human radiation experiments(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Human_radiation_experiments

誰か日本語に訳してくれんかのう・・・

DOE Openness:
Human Radiation Experiments
http://www.hss.energy.gov/healthsafety/ohre/

下記の本が詳しいのだけど、どうも入手は難しいようですな。

広瀬隆
マンハッタン計画―プルトニウム人体実験 (小学館 1994年)
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%B3%E8%A8%88%E7%94%BB%E2%80%95%E3%83%97%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%83%A0%E4%BA%BA%E4%BD%93%E5%AE%9F%E9%A8%93-%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%BC-%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%B3/dp/4093894515/ref=sr_1_42?ie=UTF8&s=books&qid=1242684427&sr=1-42

アイリーン=ウェルサム著
翔泳社 (2000年7月)

プルトニウムファイル〈上〉
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%B3%E8%A8%88%E7%94%BB%E2%80%95%E3%83%97%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%83%A0%E4%BA%BA%E4%BD%93%E5%AE%9F%E9%A8%93-%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%BC-%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%B3/dp/4093894515/ref=sr_1_42?ie=UTF8&s=books&qid=1242684427&sr=1-42

プルトニウムファイル〈下〉
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%97%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%80%88%E4%B8%8B%E3%80%89-%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3-%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%83%A0/dp/4881359045/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1242685101&sr=1-1

The Plutonium Files: America's Secret Medical Experiments in the Cold War (Paperback)
http://www.amazon.com/Plutonium-Files-Americas-Medical-Experiments/dp/0385319541/ref=sr_1_6?ie=UTF8&s=books&qid=1242685321&sr=1-6

なんでジョン=デンバーから放射能人体実験に話が飛んでしまったのかな・・・でもジョン=デンバーは環境保護に熱心な人だったから無関係ではないわな。

・・・閑話休題・・・

ちなみに、レコードプレーヤーは台所で活躍している Pioneer PL-Y7。コイツもフルオートプレーヤー。オートリピート機能が壊れて無限ループしてしまうが、ちょっとした小細工でリピート機能を殺して今はセミオートととして利用している。ま、プレイ開始は手でカートリッジを盤に落とすだけなんだけど・・・

・・・アリャ、もう終わっちまった!も一回プレイじゃ!

John Denver, 1974 Concert Live2009年05月19日 19時30分

An Evening with John Denver
ビクター音楽産業/RCA 9107~08( (P)1975,2LPs)
An Evening with John Denver
http://en.wikipedia.org/wiki/An_Evening_With_John_Denver
Live Recording at Universal Amphitheater, Universal City, California
August 26 - September 1 , 1974 with Wally Heider remote unit

♫Music makes pictures and often tells stories ...♫
Ladies and Gentlemen, John Denver!

ジョンの「音楽は絵を描き、時に物語りを語ります・・・」という歌から始まり、アナウンスが入ると、気分はもうライブである。

ジョン=デンバーの代表的なレコードというと、このLPが筆頭格になるのかな・・・これほどライブらしいライブはなかなかないと思う。聴衆のノリの良さといったら・・・こういうノリは日本人には出来ないなあとつくづく思う。

このライブは輸入盤CDで現在も入手できるようだ。アマゾンのリンクを下に記しておきますが、購入者のコメントがまたいいですなあ・・・

An Evening with John Denver(2CDs)
http://www.amazon.co.jp/Evening-John-Denver/dp/B00005A8B4/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=music&qid=1242727627&sr=1-1

ジョン=デンバーのエンターテイナーぶりも堂に入っている。長く続いたベトナム戦争も終結に向かい、有名な「赤狩り」ハンターの異名を持つニクソンも失脚した当時の明るい雰囲気がなんとなく感じられるようだ。

Richard Nixon(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Richard_Nixon

赤狩り(Red Scare)(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Red_Scare

Joseph McCarthy(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Joseph_McCarthy

湯川れい子氏の解説によれば「会場のアンフィ・シアターとは、古代ローマ風の階段式になった半円形の劇場」だそうな。確かにそうなっている。今でもコンサート会場として使われているようだ。

The Gibson Amphitheatre (formerly Universal Amphitheatre)
http://en.wikipedia.org/wiki/Gibson_Amphitheatre

解説の湯川れい子氏はこのライブを聴いたそうで、うらやましい限りである。(実際「うらやんでくださいな」と解説に書いている)こういう愛情あふれた解説を最近見なくなりました・・・

湯川れい子(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B9%AF%E5%B7%9D%E3%82%8C%E3%81%84%E5%AD%90

実家にあったLP、ジャケットはへたっているけどLPそのものはまだまだ瑞々しい音を聞かせてくれる。つい最近、中古屋でこのLPの美品(しかも帯付き)を格安で入手したので、写真はそのLPのもの。1975年当時の四千円は結構な値段だろうなあ・・・

LP4面・・・長いようですが、いつもハイテンションであっという間に聴き通してしまいます・・・