Shure M97xE 、お前もか・・・2010年06月12日 09時52分

メインで使ってる Shure M97xE 、 既に Shure 製の交換針N97XE は入手不可能(Currently Not Available)のようだ・・・カートリッジ本体(日本アメリカ)はまだ買えるようだが・・・

Shure M97xE Cartridge mounted Audio Technica MG-10 Head Shell

それを知ったのは下記の記事である。

Phile web 2010年6月11日(季刊・analog編集部
日本精機宝石工業が入手困難なレコード交換針を販売開始
SHURE専用、ハイグレードタイプも用意

まあ、でも 日本精機宝石工業(JICO)が交換針を製造販売するということでホッとしている。恐らく本家よりも精度の良いものだろうし。同社が扱う交換針N97XE  の互換品は通常の楕円針ラインコンタクトのSAS針SAS針とは?)の2種。

他、「VN5MR」「VN5xMR」が対象だそうな・・・JICOSP針を扱っていたり針修理サービスもやっている。今時こういう会社は有り難いことである。

今使ってる M97xE の針はまだまだイケそうだけど、SAS針 の交換針も面白そうだ。ちょっと考えようかな・・・んでは。

CBS/SONY 栄光のフィラデルフィア・サウンド ~ユージン・オーマンディの芸術~ 1970年2010年06月12日 11時37分

もう40年近く前のLP・・・なんですな。

CBS SONY 栄光のフィラデルフィア・サウンド SOCF 22008 キャップ付き
CBS/SONY 栄光のフィラデルフィア・サウンド
~ユージン・オーマンディの芸術~ SOCF-22008 \2,000
ムソルグスキー展覧会の絵
バラキレフイスラメイ
オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団

Wikipedia(ソニー・ミュージックエンタテインメント_(日本)) によれば、CBS/SONYは事始めは下記の通り。

1968年3月1日 - ソニー株式会社米国Columbia Broadcasting System Inc.(現CBS Inc.)との合弁契約に基づき、東京都品川区にCBS・ソニーレコード株式会社として設立。資本金720百万円。出資比率は50:50で、日本における資本自由化措置後第1号の合弁会社であった。

オーマンディフィラデルフィア管弦楽団は既にこの時、米Columbia Masterworks の専属を離れて RCA Red Seal に里帰りしている。

オーマンディ・フィラデルフィア管弦楽団の1972年来日公演パンフ表紙

1972年来日公演パンフに掲載された同社の広告には、この「栄光のフィラデルフィア・サウンド」シリーズと共に、専属を離れる前に「猛スピード」で録音された「最新録音」(グローフェの大峡谷、レスピーギのローマの「松」と「泉」、ショスタコの「5番」)3点が掲載されている。

オーマンディ・フィラデルフィア管弦楽団の1972年来日公演パンフ に掲載されていた広

同じ来日公演に掲載されたRCA(日本ビクター(株)RCAレコード事業部)の広告には「1968年以後、オーマンディ/フィラデルフィアの最新録音はすべて、RCAレコードが発売されております」と黒い太字で明記されており、「CBS/SONYの録音は旧録音」というイメージをそれとなく醸し出しており、当時のセールス合戦の様子を垣間見ることが出来る。

ということで、この「栄光のフィラデルフィア・サウンド」シリーズ、ジャケットはシングルなんだけど、金箔?印刷で神々しく "The Art of Eugene Ormandy - The Glorious Philadelphia Sound Series" なんてマークまで作っている。

CBS SONY 栄光のフィラデルフィア・サウンド マーク?

このシリーズのLP5枚買うと1枚LPがもらえるという「5:1レコード・プレゼント(付)」などというキャンペーンもやっている。

CBS SONY 栄光のフィラデルフィア・サウンド キャップ表拡大

CBS SONY 栄光のフィラデルフィア・サウンド キャップ裏拡大その2

残念ながらこのLPには同封されているはずの説明書がなかったので詳細は不明・・・

CBS SONY 栄光のフィラデルフィア・サウンド キャップ表拡大

曲目表示はこんな感じ。キャップの後ろは「信じ難いほど素晴らしい音===フィラデルフィア・サウンドの魅力!!」というキャッチフレーズが。

CBS SONY 栄光のフィラデルフィア・サウンド キャップ裏

このLP発売時点では、まだ全40+1枚は揃っていなかったようである。

CBS SONY 栄光のフィラデルフィア・サウンド キャップ裏拡大

ノイマン SX-68 のロゴの下にはマエストロ・ジーンの指揮姿と「オーマンディ/フィラデルフィア '72年5月来日!」とある。来日記念キャンペーンセールス・・・ですなあ。

CBS SONY 栄光のフィラデルフィア・サウンド SOCF 22008 jacket

キャップを取るとこんな感じ。"The Art of Eugene Ormandy - The Glorious Philadelphia Sound Series" のマークを左に、曲のタイトルと名画を右側にという共通デザインである。

さて、肝心の音について・・・

CBS SONY 栄光のフィラデルフィア・サウンド SOCF 22008 Label

ノイマン社のSX-68 でカットしたサウンドを売り物にしているだけあって、盤の溝を見ただけでもかなりのハイレベル・カッティングということは分かる。Wikipedia(ソニー・ミュージックエンタテインメント_(日本)) によれば、

・・・創業当初から、 当時最新鋭のレコード・カッティング・マシーンであるノイマン社のSX-68を導入し、レコードのカッティング及び生産を開始・・・

CBS SONY 栄光のフィラデルフィア・サウンド SX68サウンド

・・・とあるので、当然音には力を入れていた(この辺りの事情は以前ブログに書いた「オー ディオチェックレコードのすべて 誠文堂新光社 1976年 」をどうぞ)のだと思う・・・が、どうもハイ上がりで高域が荒れて落ち着かない・・・ヘッドホンでは耳が痛くなる。ローブストハイ落ちの大型システムで聴くとちょうどいいくらいなのかな?ま、
、トーンコントロールなりグライコで聴きやすい音に調整して聞けばいいんだけど。

音はセンスが重要であって、カタログ上の物理的な性能だけが良くても、最終製品がいいものになるかどうかは制作者のセンス次第・・・ということか。そういえば、これまた以前ブログで取り上げた「五味康祐「オーディオ巡礼」 ステレオサウンド 2009年6月復刻版3刷」の著者SX-68でカットされたLPについて辛辣なことを言っていたそうだが・・・

これは、LPに封入されていたモニタ・カード。購入者から送られてきた記載済みのカードをカード・リーダーで読んで、メインフレームで集計していたのだろうか・・・

CBS SONY 栄光のフィラデルフィア・サウンド モニタカード

こうして40年前に思いを馳ながら当時のLPの音に耳を傾けるのもまた一興ですかな・・・んでは。

良く聴くNHK-FM2010年06月12日 12時23分

家ではテレビを全く見ないけど、FMラジオ(もっぱらNHK-FM)は良く聴いている。

今日土曜午前中は、Weekend Sunshine世界の快適音楽セレクション を聴き流していた・・・LPを聴いている時以外は・・・ですが・・・

NHK-FMをずっと聴いていれば、邦楽・能・民謡からポップス・クラシック・ジャズ・等々、結構幅広い音楽ジャンルを聞き流せる。

平日車に乗っている時はAMラジオが定番・・・かな。東海ラジオ-宮地佑紀生の聞いてみや~ち とか つボイノリオの聞けば聞くほど とかね。土曜の車の移動は 兵藤ゆきのハッピーにゆきね~! を聴くのもなかなかいいワ。

残念ながら、自宅のチューナー(レシーバーなんだけど)ではAMはあまり上手く聴けない。鉄筋コンクリートのアパートだから、外までアンテナ張らないと電波がこないようで、室内アンテナではゲインをかせげない。ラジカセならなんとか聴けるんだけどねえ・・・

ま、テレビはなくてもいいけど、ラジオはずっと続いて欲しいねえ。んでは。