東京芝浦電気株式会社/東芝音楽工業株式会社 LRS-105 ステレオへの招待 1960年代後半~1970年代前半2010年05月02日 09時30分

大須ハイファイ堂レコード店で見つけたLPです。

東京芝浦電気株式会社/東芝音楽工業株式会社 LRS-105 ステレオへの招待 jacket
東京芝浦電気株式会社東芝音楽工業株式会社/EMI
エバー・クリーン・レコード 赤盤 LRS-105
東芝ステレオデモンストレーションレコード
ステレオへの招待」
ナレーター 押阪 忍 、(たぶん)1960年代後半~1970年代前半

こういうの、好きなのね。(これと同内容のジャケ違いレコードもあるのですね-ステレオへの招待(東芝ステレオ・デモンストレーション・レコード) (新米の町内会長 ドタバタ日記))当時の時代が色濃く出ているから・・・「非売品」なので、お店のデモ用か、東芝(そういえば、Aurexブランドもありましたなあ・・・)のステレオ購入者へのノベルティとして配布された物と思うが・・・

光る東芝の歌」(youtube に懐かしい映像がありました。「光る東芝」で検索してみて下さいな。)のテーマで始まるこのLP、上品なナレーションと「光る東芝の歌」のテーマで、簡単に左右の接続確認とバランス・チェックを行う。Side1はポピュラー音源、Side2はクラシック音源という構成である。

東京芝浦電気株式会社/東芝音楽工業株式会社 LRS-105 ステレオへの招待 Label
レコードは、エバー・クリーン・レコードの赤盤(赤盤については こちらこちら が参考になりますな)である。EMI のマーク と これまた懐かしい東芝傘マークが混在したラベル。

状態は極めて良好。なかなかいい音でカットされている。Side2 の最後は「光 る東芝の歌」のテーマで締めくくるという、なかなかニクイ構成である。

では。

昨日の居酒屋で・・・2010年05月03日 06時14分

オーマンディ・フィラデルフィア管弦楽団の来日公演を聴いた・・・という方にお会いした。名演小劇場ドン・ジョバンニを見た帰りに立ち寄られたのだ。

公演の日時と曲目は憶えていないとのことであったが、お話から察するに、恐らく 1978年3回目の5月20日名古屋公演であろう・・・プログラムによれば曲目は、シュトラウスの「ドン・ファン」(←ドン・ジョバンニ とは何の因果か・・・)、ドビュッシーの「海」、そして「ブラ1」である・・・う、羨ましい!あの響かない?名古屋市民会館大ホール(2400席)が響きで埋め尽くされたそうな・・・

あたしゃ、たまたま中古レコード店パトロール?帰りで、オーマンディ・フィラデルフィア管弦楽団&カラヤン・ベルリンフィルのLPを数枚拿捕?していたので、それをお見せしたら「おおー!」と驚かれてしまった。その方もLPをお持ちとのことだが、(当然のことながら)最近はLPを購入することもなく、居酒屋で「オーマンディ・フィラデルフィア管弦楽団のLPを持っている人に会えるとは思わなかった(そりゃそうだ)」そうな・・・

縁があればまたお会いできる・・・でしょう。縁は奇なり・・・か?んでは。

オープンリールテープ起こしの復刻盤?2010年05月12日 05時53分

GLAND SLAMレーベルの平林直哉氏がオープンリールテープ起こしの復刻盤を出すそうな・・・

確かに、LPよりオープンリールの方が音が良いと思うが・・・ま、復刻の音を聴いて判断するしかあるまい・・・

そういえば、大須ハイファイ堂 にはオープンリールのミュージック・テープが結構置いてあって、確かにいい音がしていた。とはいえ、デッキを入手して聴くのはちと骨が折れるが・・・ま、ハイファイ堂にオープンデッキコーナーも出来たそうだし、ちょっと覗いてみようかしらん・・・

オープンリールのミュージックテープといえば・・・2010年05月13日 05時43分

ebay には、オープンリール・ミュージックテープ が結構出品されている。オーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団のも結構見かける。ebay で"ormandy"で検索して、画面左側の Category - Music - Other Formats をクリックすると オープンリールの出品のみが出てくる。

テープ幅 1/4inch(約6mm)でテープスピードは 7.5inch/sec(19cm/sec)の4tack仕様のものが多いようだ。中には、ドルビーエンコードのQuadraphonic Tape もある。当時は色々出てたのねえ・・・

季刊アナログ に連載されている 小林貢氏「オープンデッキに夢中」なんてのを読むと、オープンリールの音を聴きたくなってくるが・・・


名フィル第369回定期演奏会「バーゼル」 愛知県芸術劇場コンサートホール 2010年5月14日2010年05月18日 06時20分

名フィル今シーズン、最初に聴いた演奏会です。シーズン最初の368回定期(コバケンの「我が祖国」)は聴きに行けなくて、友人にチケットを譲って代わりに聴いてもらいましたが・・・

名フィル第369回定期演奏会「バーゼル」

オネゲルのシンフォニーは初めて聴くが穏やかで悪くない・・・という感じかな。なんとなく、サウンドにオネゲルっぽさがあるなあ・・・

ラヴェルピアノ協奏曲は突っ走ってたな・・・オケはついていくのがやっとみたいで、ソロのフレーズが繋がらなかったりミスも目立ち、音も鳴りきっておらず不満が残った。ピアノは悪くなかったけど、体をくねらすスタイルは好きになれない。最近の流行なのかどうか知らんけど、僕はシャンと背筋を伸ばして弾くスタイルに好感が持てるのだ。

ショスタコ5番も今ひとつだったなあ・・・フィッシャーはこの曲あんまり好きでないのかな・・・というくらい淡々と速めのテンポで振っていた。アンサンブルの纏まりにも欠けるし・・・

今回はどうもねえ・・・んでは。

ヒューエル・タークイ著(三浦淳史訳)-分析的演奏論~人間の光と影~ (音楽之友社 昭和48年9月)2010年05月20日 06時47分

ヒューエル=タークイ氏(Heuwell Andrew Beauregarde Tircuit)のを知ったのは、InTune という音楽雑誌の記事を読んだ時であった。手元にある一番古い InTune は 1993年12月15日付けのもの。InTune の The Last Issue は No.56(1998年6/20-9/20)。

InTune No.56 The Last Issue,、分析的演奏論、Gramophone Japan 2001年1月最終号

数年前、神保町の古本屋でヒューエル=タークイ著(三浦淳史訳)-分析的演奏論~人間の光と影~音楽之友社 昭和48年9月)という本を入手した。1961年~1972年の間に氏が雑誌等に寄稿した記事を寄せ集めたものである。寄稿した雑誌は、「音楽の友」「レコード芸術」「朝日ジャーナル」「ステレオ」「音楽芸術(音楽之友社)」「週間FM音楽之友社)」「読売新聞」、そして演奏会のプログラム(ルービンシュタイン)等。

1960年代~1970年代初めのアメリカ音楽界・日本音楽界の状況を回顧するのにうってつけの本。マエストロ・ジーンフィラデルフィア管弦楽団 をメインに取り上げた記事はあまりありませんが、1972年に週間FMに掲載された「アメリカのオーケストラ」の記事は興味深いものがあります。ただ、どちらかというとネガティブな感じの記載内容なので、ファンの方はお気をつけ?あれ。

InTune の The Last Issueから暫くして 英国 Gramophne誌の日本版である グラモフォン・ジャパン が創刊されたが、ほぼ1年後にこちらも 最終刊(2001年1月号)を出して終息してしまった・・・

InTune と グラモフォン・ジャパン、どちらも面白い雑誌だったのに、残念な事である・・・

んでは。

Ormandy & Philadelphia - Sony Music 輸入盤から・・・2010年05月21日 05時42分

日本のSony Music の輸入盤扱いのものですが・・・

Sony Classical Masters (HMVが探しやすいようです) というシリーズのEU輸入盤。ラフマニノフのピアノ協奏曲、アシュケナージとの3番とアントルモンとの4番がカップルされていますHMV)。どちらも既にCD化されているものですが・・・

あと、The Music of America - Charles Ives(3CD)[US輸入盤]が面白そうですな。
Sony Music - The Music of America - Charles Ives
これは5枚セットのシリーズで、他にバーバーバーンスタインコープランドジョン・ウィリアムズ がありますが・・・

このアイヴズのCDに「アメリカ変奏曲」(W・シューマン編)が含まれています。1968年米Columbia録音(Columbia Masterworks MS7289/77424-John Hunt のディスコグラフィより)ですが、これは確か今までCD化されていないので、今回が初CD化ということになるのでしょう。来月上旬発売予定とのこと。興味のある方は如何?

<2010/05/22追記>
 アイヴズの「ア メリカ変奏曲」(W・シューマン編)は、既にCD化されていました。オーマンディ掲示板横田さんから教えて頂きました

American Masterpieces
Sony Classical Essential Classics SBK63034 (P)1997
(amazon.com , amazon.co.jp )

Essential Classics の もう一枚あるCDには入っていなかったので、てっきり未CD化と思い込んでしまいました・・・

Charles Ives - Symphony No.1 , Three Places in New England , Robert Browning Overture(Stokowski, American SO)etc
Sony Classical Essential Classics SBK89290 (P)2000
(amazon.com , amazon.co.jp )

では。

5月21日(金) 四方の音 ~森美和子 篠笛コンサート~ at のら2010年05月23日 08時43分

一昨日21日(金)、玄米食の店のら さんで、森美和子さんの篠笛コンサートを聴いてきました。(公演チラシはこちら

森美和子 篠笛コンサート「四方の音」 at 玄米食の店のら 2010年5月21日.jpg
Simple & Deep の音、寺田本家のむすひを飲みながらうとうと・・・

Bamboo BCD-063 笛のうたうた-森美和子
CDも買っちゃいました。
Bamboo BCD-063 笛のうたうた 森美和子

一昨日は夏日・・・と葦簀をアパートの窓にセットして、長雨で溜まった洗濯物を干して・・・いよいよ夏か・・・

洗濯物と簾とよしず

今日は雨なんだけどね・・・笛のうたうた を聴きながら窓際の雨を見るのもまた一興・・・んでは。

タケシィライヴ at 結 2010年5月22日(土)2010年05月23日 09時09分

琉球ダイニング 「結(yui)」さんに着いたのは夜の9時半過ぎ・・・昨日は法事やら色々あって、2ステージライヴの終わりに近い頃に到着だったんだけど・・・盛り上がってましたな、タケシィライヴ。おおまりさんもひょっこりと・・・SHOW-WINDS さんも来てましたな・・・(昨日はカメラも携帯も持っていかなかったので写真無し・・・)

オリオンビール泡盛(銘柄忘れた) と ゴーヤチャンプルー で小腹を満たして日付変更間際に帰宅・・・今年はナーベラー食えるかな・・・20~30年前、ゴーヤは食い物としては認知されていなかった。ナーベラーが今そんな感じである。旨いんだけどね。しょうがないから自分で作って食うしかない・・・何の話だ?

今日、タケシィシャンパンブランチで演るそうな・・・行けるかなあ・・・んでは。

Ormandy & Philadelphia - Vivaldi's The Four Seasons2010年05月28日 11時25分

CBS SONY SOCJ-17 Jacket 帯付き
CBS/SONY Young Peaople's Concerts 第41巻 SOCJ-17
ヴィヴァルディ四季
オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団
アンシェル=ブルシロウ(ヴァイオリン独奏)
特別価格 \2,000 (昭和50年1月)

ヤング・ピープルズ・コンサート - ヤングのためのクラシック入門シリーズ☆全50巻」・・・帯の文句が眩しいぜ・・・そういえば、ソース焼きそばでお馴染みの ペヤング も 「ペアヤングソース焼きそば」から来ているそうな・・・西城秀樹ヤングマン もあったな・・・もっとも、この「ヤング・ピープルズ・コンサート」LPシリーズはCBSバーンスタインNYP による 「ヤング・ピープルズ・コンサート」から来ているのだろう。

CBS SONY SOCJ-17 Label
ラベルにも奥ゆかしくアルファベットで  young people's Concerts と書かれているではないか・・・

ま、それはさておき、これまでずっと気に掛かっていたことがある。それはCBS/SONY 「オーマンディ 音の饗宴1300」のあの特徴のあるジャケットの中にトリミングされていた舞台写真である。

CBSSONY SOCT-6 jacket
CBS/SONY オーマンディ 音の饗宴1300 Vol.7 SOCT-7
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

一体この舞台写真は何処なのだ・・・ずっと???・・・であったが。マイクも複数立っているから、演奏会のライヴ収録写真・・・?にしても、マエストロE.O.の前にもマイクがあるのは・・・

20年以上疑問に思っていたこの写真の出所?であったが、この 「ヤング・ピープルズ・コンサート」シリーズのジャケット写真のお陰でかなり真相まで踏み込むことが出来たのである。

CBS SONY SOCJ-17 Jacket "SHELL of Academy of Music"

写真の左右に注目。左右に「円柱風の装飾」がある。なんだ、Academy of Music で使われている Shell ではないか。左奥のカーテンに隠れた所から、テレビカメラらしいものがチラリ・・・と。

つまり、これはテレビ収録(あるいは生中継)時のヒトコマであったのだ。正装した指揮者とオーケストラの舞台に何故マイクが林立しているか・・・その疑問も一気に氷解である。

1922年以来、フィラデルフィア管弦楽団は音をより一層響かせる為、Academy の舞台に 「シェル」を設置、その「箱」の中で演奏していたが、この写真は 1964年夏に作られたその新しい「シェル」( 「オーマンディ/フィラデルフィアのすべて」)なのだろう。1970年代後半のUnitel 収録ビデオに映っている「シェル」の見かけとは異なるが・・・舞台正面のオルガンは取り外し可能なのでそれはさっ引いて考えよう・・・

肝心の演奏については以前書いたので省略。ちなみにこのディスクは当時の最新鋭カッティングマシーンであるノイマンのSX-68MarkⅡでカットされている。

昔、レコードには、ノイマンSX-68 とか SX-74 でカッティングされた・・・というセールストークが帯に書かれていたことを思い出した。いまはマイクに専念しているようだが・・・

ま、こんなところで・・・