懐かしのCartridge Shure M75B-Type2 その2 ― 2010年06月05日 07時01分
カンチレバーがぶっとい・・・
・・・よく見ると、このカンチレバー、トレース軸方向からちょっと傾いてる・・・これじゃ、トラッキング歪みもへったくれもないなあ・・・大らかというか・・・ま、いいさ。推奨針圧は1.5~3g。とりあえず2.5gにセットして聴いている。使っているプレーヤー Technics SL-QX300P(オーディオの足跡) はインサイド・フォース・キャンセラ-のセットが最大2gまでしかないが、まあいいさ。
んでは。
Robert, Gaby,Jean Casadesus & Ormandy/Philadelphia plays Piano Concertos of Bach & Mozart, 1962年 ― 2010年06月05日 09時00分
STEREO "360 SOUND" (Regular MonoML5895)
Produced by Thomas Frost
Mozart : Concerto for 3 Pianos K.242
Bach : Concerto for 3 Pianos BWV1063 & Italian Concerto
Robert , Gaby & Jean Casadesus
Eugene Ormandy/The Philadelphia Orchestra
Mozart & Bach Concertos recorded on 9 Dec.1962
in philadelphia athletic Club
Concerto(Mozart) available on CD
Sony Music Entertainment/Sony Classical Essential Classics
SBK 67179 (C)1995
Concerto(Bach)available on CD
Sony Music Entertainment(france)/Sony Classical a legend of the piano 5033962 3CDs (C)2001
カサドシュ親子3人によるピアノ協奏曲のアルバム。バックはオーマンディ&フィラデルフィア・・・コリャ凄い面子が揃ってますわ・・・
The Great Columbia Stereo Recordings
早朝、霧が立ちこめる森にぽつんと置かれた3台のピアノ・・・悪くないけど、初出時のジャケットの方がいいな。ライナー・ノーツもカサドシュ親子のプロフィールは省略されている。まあ、量産品の宿命で、再発売される度に省かれてしまう情報もあるのは仕方がない。
CBS/SONY オーマンディ「音」の饗宴1300 全50巻一覧 ― 2010年06月05日 12時00分
オーマンディ&フィラデルフィアの演奏をこのシリーズで聴き始めた方は少なくないと思う。田舎のレコード屋さんでも結構置いてあったから・・・かくいう私 もその一人である。
\1,300の廉価盤、統一デザインのレコードジャケット、そして上からかぶせた統一デザインのキャップが目をひく。
当時、CBS/SONY のLPは皆、このキャップも含めてシュリンク・パック されていた。
「このシリーズは一見華麗でありながら、底辺のしっかりした彼らの音を効果的にバランス良く収録したものがえらばれている。最新録音のものではないが、カッティングの方は、最も新しい技術が応用され、音質自体もフレッシュによみがえっている。」-若林駿介
「オーマンディとフィラデルフィアのコンビは、オーケストラのだいご味を満喫させてくれる最右翼といってよかろう。かてて加えてそのレパートリーの広さと作品をまとめあげる腕前の確かさは、このレコードの演奏からも充分うかがい知れる。」-監修:志島栄八郎
このシリーズのラインナップはキャップ後ろ側に記載されている。これは全35巻の時のもの。
全50巻に到達した時の帯の記載は下記の通り。
「オーマンディ音の饗宴1300 全50巻●各30cmステレオLP特別価格=\1,300●演奏=ユージン・オーマンディ指揮/フィラデルフィア管弦楽団 ただし(9)はロンドン交響楽団
(1)~(25)=SOCT1~25
(26)~(35)=13AC126~135
(36)~(50)=13AC271~285
例:(26)=13AC126」
最初は全25巻だったこのシリーズ、後に10巻追加で全35巻、最後に15巻プラスされて全50巻にまで到達したのだ。CBS/SONY 「オーマンディ 音の饗宴1300」 にも歴史有り・・・である。
このLPのジャケットデザイン、廉価盤ということもあり、全50巻統一デザインである。上部のキャップを取るとこんな感じ。
オーマンディとオーケストラの演奏中の写真(会場はAcademy of Music、最近このLPで事実?が判明。)を上下金色でマスクし、額縁のような枠(色は黄色・緑・オレンジの3色があるが、区分は不明)をかぶせてある。
その枠の上部に、オーマンディの指揮姿を丸くトリミングした写真、そして左右にオケとオーマンディの名前を配置してある・・・
売れ筋であるドヴォルザークの新世界交響曲は、CBSにフィラデルフィアとのステレオ録音が無いので、ロンドン交響楽団とのステレオ録音を採用。ジャケットもこれだけが "The London Symphony Orchestra" と書かれている。
数あるオーマンディのセッション録音としては実に珍しい。しかし、ジャケット裏の解説は廉価盤の性質上そのあたりの事情には全く触れず、全50巻に共通して記載されているシリーズ監修者志鳥栄八郎氏によるこのコンビの解説「オーマンディと天下の銘記 フィラデルフィア管弦楽団」があり、その後に楽曲解説がついている。
以下、全50巻のリストである。1978年の来日公演パンフに、この「音の饗宴全50巻」の広告があるので、それも参考させてもらったが・・・
●第1期 (1)SOCT-1~(25)SOCT-25
(1)SOCT-1 ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
(2)SOCT-2 ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」・第4番
(3)SOCT-3 ベートーヴェン:交響曲第6番
(4)SOCT-4 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
(5)SOCT-5 チャイコフスキー:交響曲第4番・大序曲「1812」
(6)SOCT-6 チャイコフスキー:交響曲第5番・イタリア奇想曲
(7)SOCT-7 チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
(8)SOCT-8 ベルリオーズ:幻想交響曲
(9)SOCT-9 ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」-ロンドン交響楽団
(10)SOCT-10 ショスタコーヴィッチ:交響曲第5番「革命」
(11)SOCT-11 R.シュトラウス:交響詩「ツァラツストラかく語りき」
(12)SOCT-12 チャイコフスキー:バレエ組曲「白鳥の湖」
(13)SOCT-13 ムソルグスキー(ラヴェル編):展覧会の絵・はげ山の一夜
(14)SOCT-14 グローフェ:組曲「グランド・キャニオン」
(15)SOCT-15 オーケスラによるバッハ名曲集:トッカータとフーガニ短調、主よ人の望みの喜びよ、パッサカリアとフーガ ハ短調、G線上のアリア、フーガト短調「小フーガ」、トッカータ、アダージョとフーガハ長調
(16)SOCT-16 シベリウス:交響曲第1番、トゥオネラの白鳥
(17)SOCT-17 シベリウス:交響曲第2番、フィンランディア
(18)SOCT-18 ブラームス:交響曲第1番
(19)SOCT-19 ブラームス:交響曲第4番
(20)SOCT-20 ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
(21)SOCT-21 サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン」、死の舞踏
(22)SOCT-22 チャイコフスキー:バレエ組曲「くるみ割り人形」「眠れる森の美女」
(23)SOCT-23 リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
(24)SOCT-24 ガーシュイン:パリのアメリカ人、ラプソディー・イン・ブルー
(25)SOCT-25 ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」「ペトルーシュカ」
●第2期 (26)13AC126~(35)13AC135
(26)13AC126 レスピーギ:交響詩 ローマ3部作
(27)13AC127 ドビュッシー:交響詩「海」、牧神の午後への前奏曲、夜想曲
(28)13AC128 ラヴェル:スペイン狂詩曲、ラ・ヴァルス、ダフニスとクーロエ第2組曲、なき女王のためのパヴァーヌ
(29)13AC129 ショパン:バレエ音楽「レ・シルフィード」、ドリーブ:バレエ音楽「シルヴィア」「コッペリア」
(30)13AC130 ワーグナー名演集 「マイスタージンガー」前奏曲、森のささやき、ワルキューレの騎行、「タンホイザー」序曲、「ローエングリン」第3幕への前奏曲、「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛と死
(31)13AC131 R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」
(32)13AC132 コダーイ:ハーリ・ヤーノシュ、プロコフィエフ:キージェ中尉
(33)13AC133 ロシア名曲集、中央アジアの草原にて、だったん人の踊り、「ルスランとリュドミラ」序曲、スラヴ行進曲、スペイン奇想曲、熊蜂の飛行
(34)13AC134 プロコフィエフ:古典交響曲、「3つのオレンジへの恋い」の音楽、ショスタコーヴィッチ:交響曲第1番
(35)13AC135 メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」、「真夏の夜の夢」の音楽
●第3期 (36)13AC271~(50)13AC285
(36)13AC271 ハイドン:交響曲96番「奇蹟」、第101番「時計」
(37)13AC272 シューベルト:交響曲9番「ザ・グレート」
(38)13AC273 フランク:交響曲ニ短調
(39)13AC274 プロコフィエフ:ピーターと狼、ブリテン:青少年のための管弦楽入門
(40)13AC275 R.シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」
(41)13AC276 R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」「ドン・ファン」「死と変容」
(42)13AC277 シベリウス名曲集 フィンランディア(合唱付)、トゥオネラの白鳥、カレリア組曲、悲しきワルツ
(43)13AC278 4つの狂詩曲 ハンガリー狂詩曲第2番、狂詩曲「スペイン」、スウェーデン狂詩曲、ルーマニア狂詩曲第1番
(44)13AC279 クラシカル・マーチ集 威風堂々第1番、軍隊行進曲、闘牛士の行進、アイーダ大行進曲、ラデツキー行進曲、結婚行進曲、トルコ行進曲(ベートーヴェン)
(45)13AC280 ロシア音楽の祭典 大序曲「1812年」、イタリア奇想曲、剣の舞、はげ山の一夜、道化師のギャロップ、しゅう長の行進、バラの乙女達の踊り
(46)13AC281 ロマンティック・コンサート グリーンスリーヴズ幻想曲、G線上のアリア、トロイメライ、白鳥、タイースの瞑想曲、アンダンテ・カンタービレ、ラルゴ(ヘンデル)、メヌエット(ボッケリーニ)、夜想曲(ボロディン)、カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲、なき女王のためのパヴァーヌ
(47)13AC282 ヴィヴァルディ:「四季」全曲
(48)13AC283 ヘンデル:組曲「水上の音楽」「王宮の花火の音楽」
(49)13AC284 セレナーデの夕べ アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク(モーツァルト)、セレナード(ハイドン)、弦楽セレナード(チャイコフスキー)、セレナード(シューベルト)
(50)13AC285 ヘンデル:オラトリオ「メサイア」ハイライト
ここまで書くと、このシリーズのコンプリートを目指す気になるなあ・・・ま、気長に収集しましょうかねえ・・・んでは。
CBS/SONY オーマンディ名曲ベスト30 全30巻一覧 ― 2010年06月05日 12時45分
オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団に焦点を当てた、CBS/SONYのLP時代最後のベストシリーズでもある。(RVC/RCA Red Seal にも1500円のシリーズ、そしてマエストロの追悼盤「オーマンディ・フェアウェル1800」というシリーズがあったと思うが、詳しい資料が手元に無い。これらについてもいつか調べてみようか・・・)
ジャケットは統一デザインだが、中央にはめ込まれる写真は一枚一枚異なるのが「音の饗宴」とは違うところである。
キャップには、
「豊麗なフィラデルフィア・サウンドの黄金時代を築いたユージン・オーマンディの名演・名録音・ベスト30。オリジナル・アナログ・テープ→ディジタル・マスタリングした新カッティングにより一層鮮明なサウンドが聴かれる。」
とあり、おそらくCDが出始める前後のシリーズかと思われる。(C)(P)年代表示がないので正確な年はわからんが、たぶん1980年代後半に出たシリーズだろう。
ディジタル・リマスタリングが売りで、確かに「音の饗宴」よりも音が良くなっているようだ。値段も「音の饗宴」の1300円から1500円にアップしている。CD化されていない、またはCDの入手が困難な録音も含まれているので、このシリーズもまだまだ探す価値がある。
ちなみに、この帯後ろ右側には、
「世界に誇る日本のディスク・クォリティ」
と題して
「CBS・ソニーのレコードは、米CBS研究所で行われている全世界のCBSグループのディスク・クォリティ・テストにおいて、音質・盤質共最も優秀であると評価されています。これはまさしく時代の最先端を行く日本のテクノロジーと世界一厳しい品質基準及び管理体制の証明です。CBS・ソニーはこの安定したクォリティの高いレコードで高音質な音楽をお届けしています。」
なんて記述もある。ディジタル化・CD化を推し進めたCBS/SONYも現在の状況は予想できなかったのだろうなあ・・・
さて、キャップ後側の情報を元に全30枚をリストアップしてみました。
【CBS/SONY オーマンディ名曲ベスト30】
レコード番号、15AC1701~15AC1730
1.ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」/トルコ行進曲
2.ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
3.ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」他
4.ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」&4番
5.ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」/ユーモレスク
6.チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」/アンダンテ・カンタービレ
7.ベルリオーズ:幻想交響曲/マイヤベーア:戴冠式行進曲
8.ショスタコーヴィッチ:交響曲第5番「革命」他
9.チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」ハイライト
10.チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」「眠りの森の美女」組曲
11.ムソルグスキー:展覧会の絵(ラヴェル編)他
12.R=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
13.ガーシュイン:パリのアメリカ人/ラプソディ・イン・ブルー
14.ストラヴィンスキー:「火の鳥」「ペトルーシュカ」
15.マーチの祭典:クラシカルマーチ名演集
16.チャイコフスキー:交響曲第5番/大序曲「1812年」
17.チャイコフスキー:交響曲第4番/スラヴ行進曲
18.サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン」
19.シベリウス:交響曲第2番/交響詩「トゥネラの白鳥」
20.ヴィヴァルディ:「四季」/モーツァルト:小夜曲
21.J.S.バッハ:トッカータとフーガ他
22.ロシア管弦楽曲集
23.R.シュトラウス:ツァラツストラかく語りき
24.レスピーギ:ローマ三部作
25.グローフェ:グランドキャニオン
26.ワーグナー管弦楽曲集
27.ドビュッシー:「海」他
28.ラヴェル:管弦楽曲集
29.オーケストラ・ロマンティック・コンサート
30.オーケストラの休日(国内盤CD,米Columbia盤)
レコードラベルは Gray Label である。これも 「オーマンディ 音の饗宴1300」 とは異なる。ディジタル・マスタリングしたということで、ラベルもこれにしたのかな?
・・・とまあこんなところですかな・・・んでは。
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