Audio Technica AT10G2010年06月06日 11時50分

殆どメインで使っているTechnics SL-QX300Pオーディオの足跡) に付けていた Shure M75B-TypeII Cartridge 、今度は Audio Technica  AT-10G(交換針部分とヘッドシェルが赤色の AT-10G RD もある) に付け替えて聴いている。

Audio Technica AT-10G

ヘッドシェル付きでも 四千円ちょいで買える。ただ、付属のシェルはどちらかというとアルミブロックの重量級タイプで軽量級カートリッジと相性の良い Technics SL-QX300P ではアームウェイトを一番後ろに下げてもゼロバランスが取れない。

ということで、プレーヤー付属シェルに付け替えて使っている。プレイヤー付属のサブウェイト追加で使えないこともないが、それだとアーム全体のマスが増えてしまい、ソリのあるレコード再生に不向きなのだ・・・

これに、これまた Audio Technica の別付けフォノ・イコライザー AT-PEQ3 を経由して プリ・メインのTAPE2に突っ込んで聴いている。プレーヤーとアンプが離れているから、フォノ・イコライザーを通してライン・アウト出力までブーストしてから、数メートルのケーブルで接続している。

このカートリッジは台所に置いてある Pioneer PL-Y7 でも使っている。状態の悪いレコードでも気楽に使えるのがいい。こちらは KENWOOD R-K700 のフォノ・入力にそのまま突っ込んでいる。

最近、Audio Technica はVMカートリッジの種類をかなり絞り込んでしまった。昨年8月にも、オーディオ・テクニカのVMカートリッジAT15Ea/G が「最終入荷」でセールやってたしなあ・・・

MM(VM)カートリッジは手作り可能なMCと異なり、プラスチックモールド成型機械やその金型等結構な設備投資が必要だから、今後も廃番というか生産終了のものが出てくるだろう。今から新たにMMを設計して金型起こして設備投資して生産・・・なんてしたら、たぶんMCよりも高額な商品になってしまうだろう・・・

そんなことを考えると、ShureAudio TechnicaNAGAOKA 等が未だに現役のMM(VM)カートリッジを販売しているのは有り難い話である。まだまだ使うからねえ・・・んでは。

CBS/SONY オーマンディ「音」の饗宴1300 Vol.15 BACH BY ORMANDY2010年06月06日 12時30分

CBS・SONY SOCT-15 Bach by Ormandy Jacket
CBS/SONY 「オーマンディ 音の饗宴1300」 Vol.15 SOCT-15
BACH BY ORMANDY 「オーケストラによるバッハ名曲集」
 Toccata and Fugue in D Minor (arr. by Ormandy)
 Jesu, Joy of Man's Desiring from Cantata No.147  (arr. by L.Cailliet)
 Passacaglia and Fugue in C Minor (arr. by Ormandy)
 Fugue in G Minor "The Little" (arr. by W.Smith)
 Air on the G String from Suite No.3
 Toccata, Adagio and Fugue in C Major (arr. by Ormandy)
Eugene Ormandy/The Philadelphia Orchestra

初出盤である 米Columbia Masterworks MS6180 とは曲目が異なる。 "Sinfonia for Double Orchestra, Op18, No.1" を外して、代わりに「G線上のアリア」と「主よ、人の望みの喜びよ」を入れてある。確かに、オリジナルの方は重厚な曲が多くてちょっと胃もたれしそうだか ら、販売政策上妥当というところかな?

音質はちょっと高域が荒れ気味だけどキツイという程でもない・・・ヘッドホンでも悪くないけどスピーカーで気楽に聴くのがいいかも。曲はちょっとお気楽とは言い難いが・・・

CBS・SONY SOCT-15 Bach by Ormandy Label

出谷啓氏による曲目解説「フィラデルフィア管弦楽団のバッハ」はこのシリーズとしては珍しくくだけた感じの解説で面白い。

さて、オーマンディのバッハはストコフスキの演奏と共に、 Sony Music Entertainment/Sony Classical Masterworks Heritage MH2K 62345(2CDs) (amazon.com) にてほぼ理想的な形でCD化されたが、この盤は残念な事に現在は入手困難。Masterworks Heritage シリーズは紙のダブルジャケット仕様で解説も手抜き無しの素晴らしいシリーズだったが、やはり経費がかかりすぎたのかいつの間にかオフィシャル・サイトも含めて消滅してしまった。惜しいことである。

オフィシャル・サイトは無くなってしまったが、classical net の CD Review - Sony Masterworks Heritage Reissues , Masterworks Heritage 、又は amazon.com の Sony BMG Masterworks Heritage で在庫のあるカタログを見ることは出来る。興味のある方は如何?

んでは。