Ormandy & Philadelphia - Schubert "Unfinished" & Mozart "Jupiter" Symphonies ― 2010年03月16日 07時25分

Schubert : "Unfinished" Symphony
Mozart : "Jupiter" Symphony
Eugene Ormandy/The Philadelphia Orchestra
recorded 1968 at Academy of Music, Philadelphia
also available on CD
ユージン・オーマンディ&フィラデルフィアの芸術Ⅲ
BMGファンハウス/RCA Red Seal BVCC-38282(CD 2003年12月)

未完成交響曲は別にシューベルトの専売特許?じゃないけど、未完成といえば一般的にはやはりコレだろう。そういえば、未完成交響楽という映画もあったっけ・・・むか~しテレビで観たような・・・1933年の映画だからエライ昔である。
そんなこんなで色々と憶測を生んでいる曲ではあるが、事実は案外つまらんことかもしらん。ま、このまま謎のままにしておくのが楽しみが減らずにいいと思うが・・・ちなみに、番号付けもいまだ揺れ動いているようで、前は8番だったのに今は7番になっている・・・もうどうでもいいのだけど、そう変えられても困るわな。そういえば、ドヴォルザークの新世界交響曲も昔は今は9番だけど昔は5番だったしねえ。
そういう「深遠」な演奏を求める向きには、この オーマンディ/フィ ラデルフィアの演奏は物足りないかもしれない。素直にウィーン情緒の美しい曲だなあ・・・というところ。でも案外それが本質かもしれんよ。
もう片面の モーツァルトのジュピター交響曲 、未完成交響曲とのカップリングとしては良い選曲かもしれない。ちょっと異色の組み合わせみたいな感じが無きにしも非ずだが、あっという間に聴き通してしまい、違和感は無い。フィラデルフィア管弦楽団の弦セクションの妙技を素直に楽しめると思う。

さて、これは韓国盤のレコード・ラベル。なんか切手みたいなものが貼ってある。韓国盤はレコード番号・ジャケットデザインも米国盤と殆ど同じで、ちょっと見ただけでは米国盤と区別がつかない。

国内盤は1967年の初来日の東京文化会館における公演写真をジャケットに使っている。日本のレコードは演奏家の写真を使うことが多く、それはCD時代に入っても変わっていないような気がする。


このLPの解説は藁科雅美氏による「オーマンディ物語 Ormandy og Philadelphia」で、これはニューズ・ウィーク誌の記事を元にしていると解説にも記載されている。恐らくオーマンディ・ファンならどこかで目にしている記事ではあるが、オーマンディ/フィ ラデルフィアがRCA Red Seal に移籍した直後の期待感みたいなものが感じられて興味深い。
では。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://boukyaku.asablo.jp/blog/2010/03/15/4949773/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。