Ormandy & Philadelphia - Mendelssohn's "A Midsummer Night's Dream" ― 2009年07月11日 11時55分
also available on CD BMGファンハウス/RCA Red Seal BVCC-38285
Felix Mendelssohn-Bartholdy
Incidential Music to "A Midsummer Night's Dream" Op.21 & Op.61
Eugene Ormandy/The Philadelphia Orchestra
Murray Panitz(Fl),Mason Jones(hrn)
Judith Blengen( http://en.wikipedia.org/wiki/Judith_Blegen )
Frederica von stade( http://www.fredericavonstade.com/ )
Women's Voice of the Mendelssohn Club of Philadelphia
(Direction:Robert Page, http://www.mcchorus.org/ )
昨日の名フィル定期を聴いて、久しぶりにオーマンディ&フィラデルフィアの名盤「真夏の夜の夢」をLPを聴いた。
CDでは何回も聴いたが、LPは今回が初。未開封のと中古のLPを何年か前に入手していたのだが、一度封を開けて中身を確認しただけで、クリーニングもせずそのまま放ったらかしにしていたので、今回ちゃんと聴くことにしたのだ・・・が・・・
未開封なのに、レコードに付着しているホコリやゴミが多いこと。どういう品質管理をしてたんだと言いたくなる状態である。新品なのでキズも多い・・・で、こういう未開封品で気をつけなければならないのは、プレスミスや反りである。生憎このLPも、プレスミスか或いは高温に晒されたのが原因と思われる、両面冒頭数分のノイズや反りが目立つ。
中古の方もホコリやゴミ、そしてキズも目立つが、反りは少ない。クリーニングしたらイケルかな・・・
まあ、気にはなるけど再生不能という程酷くもないから我慢する・・・が、国内盤LPでは考えられないほど杜撰な管理で製造していたのだなあ・・・まあ、向こうはレコードは消耗品扱い程度のモノだから仕方ないか・・・ちなみに、レコードラベルはこの時期独特の Sided Dog である。
演奏は期待に違わぬ出来であり、円熟のピークにあったマエストロとオーケストラによる、幾分ゆったりとしたテンポ運びによるどっしりとした音楽作りと語り口の旨さは流石というべきか。
LPの Producer's Note(J.David Saks)には、 マエストロ と プロデューサー(Jay David Saks)が「真夏の夜の夢」の2つの歌曲を英語と独逸語どちらで歌うかを検討した経緯が記載されており興味深い。また、とじ込みとして、 Geroge R. Mark(何故シェーンベルクが出てくる?) によるエッセイと歌詞(独逸語、英語対訳付き)が付いている。
これらの貴重な資料はCD化の際には省かれてしまうことが多く残念である。オリジナルLPはこういう点で貴重であり、資料として楽しめるから・・・場所はとるけど。ソプラノ二人の写真もあるし、ジャケットの絵の出所もきちんと記載されていて、製作に手間隙かけているのが解る・・・最近のアルバムではこういうことは出来ないだろうから余計貴重である。
んでは。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://boukyaku.asablo.jp/blog/2009/07/11/4426258/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。