アルファベータ クラシックジャーナル042「クラシック音盤白書」 その22011年03月01日 22時46分

アルファベータ クラシックジャーナル 042「クラシック音盤白書」 を読んでの続き・・・

オーマンディのブラームス交響曲全集CDは結構売れたようですな。タワレコ担当曰く「・・・単純な過去の売り上げデータだけでは判断出来ません。オーマンディのブラームスはすごい人気でした。オーマンディって、日本ではなかなか評判が高くなかったようで、ブラームスの3番が、なぜか1回もCD化されていなかったんです。・・・」とのこと。

しかし、その後アルファベータ編集長の辛辣なコメントが続く・・・「LPで消えてしまった演奏家はけっこういますよね。いろいろな理由はあるでしょうが。オーマンディはその代表かな。」・・・う~ん、マエストロ・ジーンをそんな「代表」にされても困るのだが・・・業界筋にはそういうイメージが残っているだろうか・・・

ま、我らがマエストロ・ジーンは昔から日本(に限らないか・・・)の評論家と業界筋には異様な程評判が宜しくなかったようだが、それは今もあまり変わっていないのかもしれない・・・が、聴き手の再評価がじわじわと浸透してここまでリバイバルしたことも事実。

さらにタワレコ担当者曰く、「リクエストはお客様からいただくこともあります。そういうものの中から出せたものもあります。」 編集長「お店にリクエスト受付箱でも置いて下さい。」と返しているが、私も同感。お店だけではなく、オフィシャルサイトにもリクエスト受付を設けて欲しいね。

あと、ソニークラシカルの古澤さん曰く「・・・カタログ・リイッシューの面では、・・・(中略)・・・、日本市場で望まれているものを独自に編成して発売することが多くなってきました。・・・」とタワレコ共同企画(オーマンディのブラームス交響曲全集CDもこの企画によるもの)の例を取り上げている。さらに「・・・初CD化・初発売の音源を世に出すだけではなく、長らく困難になっていた音源も復活させる、このような日本独自の取り組みは、2011年も続けていきたいと思っています。」と仰っているので、今後のソニークラシカルタワレコの動きに期待したい。

んでは。

コメント

_ リベラ33 ― 2011年03月02日 00時48分

オーマンディがLPで消えたアーティストの代表というのは随分恣意的な意見だと思いますね。CDでも少なからず復刻されいているのは事実でしょう。そんなこと言ったら某氏とか某氏とか・・・。もっとCD化されていない人はたくさんいると思うのですが。

_ りん ― 2011年03月02日 01時10分

マエストロの音楽監督引退と亡くなった時期が、丁度日本では、CD登場~LPからCDへ急激に切り替わる時期と重なっているのでそういうイメージを持たれるのかもしれませんね。残念ながら・・・

それに、オーマンディに関心を持っている業界筋の人は極めて少ないように思えますし、興味の無いアーティストが「消えた」ように思えるのは仕方のないことだと思います。これだけ数知れないアーティストの全てを把握するのは不可能なことでしょうし・・・

ま、これくらいのことは仕方が無いねえ・・・と大らかな気持ちでいないと、オーマンディ・ファンはやってられませんよ。

ま、それはさておき、この本はなかなか面白いので、一読をお薦めしますよ。では。

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