東江尚樹with桃原あい子 at A-KOZA, 2010年2月20日2010年02月25日 10時15分

今回もね~さんに誘われてA-KOZAへ・・・

東江尚樹with桃原あい子 at A-KOZA 2010.2.20 その1
唄と・・・

東江尚樹with桃原あい子 at A-KOZA 2010.2.20 その2
踊りと・・・

どんな風に盛り上がっていたかは、お店のブログココをご覧あれ・・・俺も沖縄行こうかな・・・亡くなったオバーの故郷を一度は見てみたいもんだ・・・んでは。

Ormandy & Minneapolis : Bruckner Symphony no.72010年02月25日 10時45分

DANTE LYS 288
DANTE Productions/LYS 288 (P)1998 CD( amazon.com , amazon.co.jp or NML )
Early North American Orchestra Recordings - The American Recordings Library
Bruckner : Symphony no.7 (rec.1935)
Sibelius : Le Retour De Lemminkainen Op.27 (rec.1940)
Eugene Ormandy/Minneapolis Symphony Orchestra
& The Philadelphia Orchestra (Sibelius)

Oskar Fried による この ブルックナー7番シンフォニーの全曲世界初録音が1924年頃(平林直哉氏のクラシック名曲 初演&初録音事典 による)だそうで、それから11年後の録音ということになる。1928年の独Grammophone盤(ホーレンシュタイン指揮ベルリン・フィル)の後の3番目の録音となるが、野心的なレパートリーである。

当時、アメリカではこの曲は殆ど知られていなかったはずだから、マエストロミネアポリ ス交響楽団 が当時音楽家組合と交わしていた契約の「気まぐれ」がなければ生まれなかった録音であろう・・・さらにこの33年後の1968年、マエストロフィ ラデルフィア管弦楽団 と同曲をステレオすることになるだが・・・

原盤は RCA Victor Red Seal 。これも前回?と同様、DANTE LYS が市販SPから起こした復刻盤で、まあまあの音質といったところでしょうか。これまた残念ながら、現在は中古で入手するしかないようですが・・・ただ、ブルックナーは NML にて聴けるので、加入している方はお試しあれ。

75年前の録音ではあるが、ブルックナーのシンフォニーを鑑賞するのに特に支障はない。DANTE LYS の復刻はノイズを抑えて低音を増強しており、好みはあるが結構聴きやすい音質に仕上がっている。

では。

オーマンディ・フィラデルフィア管弦楽団の初来日「舞踏への勧誘」LP 1967年2010年02月25日 14時30分

ハイファイ堂大須店2階のレコードコーナーが、そのお隣にレコード店として新規オープンしました。なんか店の隣がゴソゴソ改装しているなあ・・・と思っていたら、そういうことだったんですなあ・・・また通いが続きそう?

さて、その移転前の2階のレコードコーナーで見つけたのがこのLP・・・

日本Columbia/CBS OS-810-C Jacket
日本コロムビア/CBS OS-810-C LP (C)1967年3月
オーマンディフィ ラデルフィア・デラックス・アルバム 10 「舞踏への勧誘」

1967年の初来日(5月3日~5月19日)に合わせたシリーズ。番号は OS-801-C ~ OS-820-C の全20タイトル、これはその10番目のアルバム。

帯は茶色っぽく色あせているが、発売当時は金色だったと思われる。日本コロムビアの「超ステレオ360サウンド」の文字が時代を感じさせる・・・

帯の文句を抜き出すと・・・

 来日記念特別セール(3月10日~6月20日)
 四大特典
 ●オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団日本公演に御招待
 ●特製本「オーマンディ/フィラデルフィアのすべて」贈呈
 ●「オーマンディからのメッセージ及び録音風景」贈呈
 ●30cmステレオ 1枚 贈呈
※当然のことながら、1967年(昭和42年)のことですのでとっくの昔に特典は終了してます・・・念のため。(まあ、勘違いする人がいるとは思わんけど・・・)

日本Columbia/CBS OS-810-C 感想文募集

帯裏は特典券が付いており、これを切り取って7枚「お近くのコロムビア特約店」へ持っていくと、このシリーズのLPが1枚もらえたのである。

同封のハガキ(このLPには同じハガキが2枚同封されており、上の写真はその表裏を並べたもの)は特典抽選カードとなっており、抽選により1967年の日本公演に300名を御招待・・・いいなあ~

さらに、3月から6月までの4ヶ月間、抽選により毎月千名(計四千名)に 特製本「オーマンディ/フィラデルフィアのすべて」 が贈呈・・・

さらに、オーマンディフィ ラデルフィア管弦楽団 の演奏(レコード、公演、ラジオ等)を聴いた感想文を送ると、下記の賞品が・・・

・特賞(1名) コロムビアステレオ・FMマルチ・セパレーツ 5S30F≪マニア・ハニー≫
・優秀賞(3名) コロムビアステレオ・FMマルチ・卓上セパレーツ 2S30F≪マニア・ジェミナス≫
・佳作(20名) おすきなオーマンディのレコード1枚(30cmステレオ)
・参加賞(先着二千名) オーマンディ来日記念特製メッセージ入りシート・レコード

くどい太めの納豆売りではありませんが、当然のことながら、1967年(昭和42年)のことですのでとっくの昔に特典は終了してます・・・ホント、念のため。(ああ、いやな世の中になったなあ・・・)

この当時のコロムビア・ステレオは「マニア」という名前を付けたラインナップだったようで、これはオーディオ・マニアも満足する性能・・・というところをアピールしたのだろうか。今だったら「オタク」・・・か?それにしても「マニア・ハニー」とは・・・時代が違うとこうもネーミング・センスが変わるものだろうか・・・ねえ、ハニー

感想文応募の締め切りは1967年5月31日、審査は、応募者を「一般」「学生」「主婦」の三分野に分けて行ったそうで、審査員は音楽評論家村 田武雄氏、志鳥栄八郎氏、指揮者大 町陽一郎氏の3名。

発表は1967年7月上旬、「新聞広告、コロムビア・レコード月報、レコード芸術音楽之友ステレオ紙上」にて行われたそうな。

その当時のレコ芸(何月号か忘れたけど、恐らく1967年の7月に刊行されたもの)の広告に掲載されたその感想文(なんと43年前!)を読むと、何と純粋に感動を綴っているのだろうと感心すると同時に、ひねた音楽評論家や我が身の音楽の聴き方について思わず反省させられてしまった次第・・一読の価値あり。図書館なりで探して読んで下さいな。

日本Columbia/CBS OS-810-C Label
レコードラベルは英国CBSと同じくセンタースピンドルに Walking Eye がデザインされたもの。このLPはなかなかいい音で聴かせてくれる・・・


日本Columbia/CBS OS-810-C Inner Sleeve
レコードを入れるインナー・スリーヴ。昔のLPのインナー・スリーヴはカタログや広告も兼ねていて見ているだけで楽しい。

このLPは解説もしっかりしている。曲目解説はジャケット裏面に記載されており、加えて"THE ART OF EUGENE ORMANDY"というLPジャケットとほぼ同じ大きさの解説書がジャケット内に封入されている。Emily Coleman による "Eugene Ormandy : Top Man of the Top Orchestra"と多くの貴重な写真、そしてそれまで初演した主要な曲目リスト等・・・カラーではないが、内容が充実した解説である読んで楽しめるものになっている。最近のCDアルバムに一番欠けているものは、このような手間暇かけた解説だと思う。手間と時間を惜しんで製品を早く出すことだけを考えていると、某国某自動車製造会社のような羽目に陥ることを肝に銘じておく必要がある・・・ナンチャッテ。

ちなみに、感想文応募の参加賞レコード(ソノ・シート「オーマンディからのメッセージ及び録音風景」は↓コレ。

日本Columbia/CBS PD-157 Jacket
日本コロムビア/CBS PD- 157(C)1967.3 (sono sheet, EP size)

日本Columbia/CBS PD-157 Sono Sheet
  Side 1
   Message from Mr.Eugene Ormandy
   Interview (Town Hall, Philadelphia 1966.12.28)
  Side 2
   Recording Session(1966.12.15)

  8年くらい前ですか・・・Yahoo のオークションで入手したのは。今回のこのLPを入手したことにより、ようやくこのソノ・シートの配布された背景が分かりました・・・

  さて、1面の最初はマエストロからのメッセージです。短いので全文を記載します。

Message from Mr. Eugene Ormandy
    Hello people of Japan. My name is Eugene Ormandy. The Philadelphia Orchestra and I are looking forward with happy anticipation to a visit of your great county and make music for your great audiences.
    I'm happy to tell you that I have just learned that a Nipponese Columbia Record is
  going to release in Feburyary and March, thirty or forty of the Philadelphia Orchestra's latest records. I hope you will be acquainting yourselves with our music making and with our records even before we arrive in your wonderful country.

 マエストロ本人が考えたか日本コロムビアが考えたかどうかは定かではありませんが、直英訳調のぎこちない?英語が、ファン・サービスを怠らないマエストロの様子を伝えておりますなあ・・・

  1面のトラック2はインタビュー、これは興味い内容です。例えば「私は、契約によってヨーロッパの3つのオーケストラを指揮することが許されています。・・・」というのは どういう契約なのかはよく分かりませんが・・・。また、ロンドン響と入れた「新世界」の件や、初演間もないクック版のマーラーの10番交響曲についてのロンドン響との公演や音楽研究会(Workshop)についても・・・

 その他、日本公演のプログラムを決める過程などを事細かに話しており、招聘者の立場に配慮したプログラム作りなど、これまたマエストロの気遣いのを垣間見ることが出来ます。なんにせよ、この録音のマスターテープが残っているとは到底思えないので、貴重な1枚と言えるでしょう。

  2面は、リムスキー=コルサコフオペラムラーダ」から「貴族たちの行列」の録音風景を収録したものです。Thomas Frost とのやり取りが聞けてこれもなかなか面白いものです。どんな感じかというと、

maestro(以下、E.O.):えー、Tom、どんな具合だい?
Thomas Frost(以下、T.F.):結構です。バディに頼みたいんだけど、右のトランペットのマイクを低くしてくれないか?
E.O.:トランペットの3番って、どの?
T.F.:ええ、ギル・ジョンソンです、3番の。
E.O.:ギル・ジョンソン?
T.F.:マイクロフォンを低くしてくれませんか?
E.O.:気に入るようにしてくれないか?静かに。それでは、トランペット3本だけ。始めから・・・・

という具合で録音が進んでいきます。ちなみに「貴族たちの行列」はこのCDで聴けます。Essential Classics SBK62647 "Russian Orchestra Works"にも収録されていますが、こちらのMasterworks Expanded Edition 盤の方が鮮明な音になっているようですが・・・

中古屋でこの日本コロムビア/CBS オーマンディフィ ラデルフィア・デラックス・アルバム シリーズを見かけたら、ゲットするのも悪くないかも・・・んでは。

Debut! - Henry Mancini Conducting the Philadelphia Orchestra Pops ・・・ の国内盤LP2010年02月25日 17時10分

マンシーニフィラデルフィア管弦楽団を振った Debut! - Henry Mancini conducting the first recording of The Philadelphia Orchestra Pops については以前取り上げましたが、その国内盤があったとは知りませんでした・・・

日本ビクター/RCA Red Seal SRA-2626 Jacket
日本ビクター/RCA Red Seal SRA-2626 Dynagroove No Dog Label LP 定価2千円
Debut! - Henry Mancini conducting the first recording of The Philadelphia Orchestra Pops

見つけた場所は、これまた ハイファイ堂 レコード店 店先のエサ箱・・・段ボール箱の中に何も仕分けられておらずコンディションもまちまちの1枚100円投売状態の中にコレがぽつん・・・と・・・

レコードもジャケットも多少汚れていましたけど、1枚100円ですからねえ・・・ジャケットを掃除して、レコードもクリーニングしたら綺麗になりました。レコードは多少キズがあるものの、音には殆ど影響はなく、本家の盤よりもプレスが良いようでノイズは極めて少ないです。

ちなみに本家の盤とはデザインが違います。
RCA Red Seal LSC-3106 Debut! Henry Mancini conducting The Philadelphia Orchestra Pops Jacket
Debut! - Henry Mancini conducting the first recording of The Philadelphia Orchestra Pops
米RCA Red Seal LSC-3106 (C)1969 (LP, No Dog Label)

国内盤はちょっとジャケットデザインが地味かな・・・LP解説は宮本啓氏。この解説によると、

「・・・今年(69年)春こんな新聞記事が出ていた。『ヘンリー・マンシーニは6月7日からのサマー・シーズンにかぎり、名門フィラデルフィア・オーケストラのポップ・コンサート指揮者になった。プログラムは彼の得意とする映画音楽からビートルズ・ナンバーまでズラリと並んでいる』・・・」

だそうで、この時のライヴ録音が遺っていたらなあ・・・なんて思ったりもする。

日本ビクター/RCA Red Seal SRA-2626 Label

レコードラベルは日本盤お馴染みの No Dog Label ・・・ま、こんなのもあるということで・・・んでは。