Jean Guillou plays The Great Organ of St. Eustache2009年10月22日 08時22分

DORIAN RECORDINGS DOR-90134, The Great Organ of St. Eustache
DORIAN RECORDINGS DOR-90134
The Great Organ of St. Eustache
Jean Guillou
http://www.jeanguillou.org/
http://en.wikipedia.org/wiki/Jean_Guillou
The Great Organ of St. Eustache, Paris
http://www.saint-eustache.org/
http://en.wikipedia.org/wiki/%C3%89glise_Saint-Eustache,_Paris

この音源もNMLに登場ですな・・・

NML http://ml.naxos.jp/album/DOR-90134
CD http://www.dorian.com/store/scripts/prodView.asp?idproduct=5325

とにかく、パワフルなオルガン音楽を味わいたいという人には格好の演奏である。長岡鉄男氏も素晴らしいと絶賛した演奏と録音のディスクである。

パワフルで素晴らしいサウンドのフランス聖ヨーシュタッシュ教会大オルガン(これも設計・製作にギユーが関わっているそうな)を、オルガンの魔術師・ギユーが演奏するとどうなるか・・・

最初のバッハ(有名なトッカータとフーガニ短調)は小手調べといった塩梅。続く曲も多彩なストップ使いに舌を巻く。

だが、圧倒的に面白いのは自作自演の HYPERION, or The Rhetoric of Fire(Hyperion ou La rethorique du feu)である。ハッキリ言って「現代音楽」しており、メロディアスな曲をが好きな向きにはお薦めでないが、このオルガンの機能を縦横無尽に駆使した演奏には度肝を抜かれる。終曲のクライマックス、上昇するトーンクラスターと言っていいのか・・・数ヘルツの超低音で空気を揺さぶりながら上昇するトーンクラスターは戦慄的な迫力。これも現地の実演奏で一度聴いてみたいものだ・・・

ヴィドールのシンフォニー5番の1楽章も素晴らしい。全曲演奏してくれんかなあ・・・

オルガン音楽は退屈でつまらん・・・という向きには如何かな?

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