Leopold Stokowski - The Columbia Stereo Recordings ― 2012年07月14日 11時35分
Leopold Stokowski - The Columbia Stereo Recordings
CD/SONY CLASSICAL/8869197115-2 10CDs
2012/08/07 発売予定
HMV(ニュースとCD) タワー(CD)
(レコード会社解説)20世紀の演奏・録音史に輝かしい業績を残した巨匠レオポルド・ストコフスキー(1882~1977)。その生誕130年を記念して、ストコフスキーが1960年から1977年にかけてCBSコロンビアにステレオで残した全録音を集成したボックス・セットです。これまでさまざまな形でCD化されていましたが、オリジナルLPのカップリングでまとめて発売されるのは今回が初めてです。1960年にフィラデルフィア管弦楽団へ約20年ぶりに復帰した演奏会と並行して録音されたファリャ、ワーグナー、そしてバッハは、戦前の実験的な試みやライヴ録音を除けばこの名門オーケストラとの唯一のステレオ録音となったもの。自ら創設したアメリカ交響楽団と作曲から半世紀を経て初演したアイヴズの「交響曲4番」の世界初録音も貴重な名演。個性的なグールドのピアノにぴったりと寄り添ったベートーヴェンの「皇帝」の気宇壮大な演奏もストコフスキーならでは。
そしてなんといってもこのボックスのハイライトは、1976年、ストコフスキーが94歳の時にCBSと結んだ100歳までの録音契約によって制作されたLP5枚分の演奏でしょう。ロンドン在住の名奏者を集めて結成された録音用のオーケストラ、ナショナル・フィルと録音されたこれらのアルバムは、90歳を超えても全く衰えることのなかったストコフスキーの若々しいエネルギーに満ち、純粋無垢で融通無碍な境地を描き出しています。生涯最後のスタジオ録音は亡くなる3か月前に収録されたメンデルスゾーン「イタリア」とビゼーの交響曲でしたが、セッションの最終日に収録されたビゼーの交響曲の終楽章は通しのワン・テイクでOKとなったという奇跡的な名演です。
ストコフスキー研究家のエドワード・ジョンソン氏書き下ろしによるライナーノーツ入り32ページ・オールカラー・ブックレット付き。各アルバムは初出LPのジャケットデザインを採用しています。
フィラデルフィアの演奏は青字のCD2枚分。過去にCD化された音源ですが、現在は入手困難なので、これは朗報かと・・・
【収録予定曲】
[Disc1]
ファリャ:バレエ『恋は魔術師』(全曲)~シャーリー・ヴァーレット(Ms)~フィラデルフィア管弦楽団〔録音:1960年2月〕
ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』より「愛の音楽」(ストコフスキー編)~フィラデルフィア管弦楽団〔録音:1960年2月〕
[Disc2]
J・S・バッハ:『ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV.1050』~アンシェル・ブルシロウ(Vn), ウィリアム・キンケイド(Fl), フェルナンド・ヴァレンティ(Cemb), フィラデルフィア管弦楽団〔録音:1960年2月〕,
J・S・バッハ(ストコフスキー編):『コラール前奏曲「イエスよ、私は主の名を呼ぶ」BWV.645』『コラール前奏曲「来れ異教徒の救い主よ」BWV.659』『コラール前奏曲「我ら唯一の神を信ずる」BWV.680』~フィラデルフィア管弦楽団〔録音:1960年2月〕
[Disc3]
ベートーヴェン:『ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」』~グレン・グールド(P), アメリカ交響楽団 〔録音:1966年3月〕
[Disc4]
アイヴズ:『交響曲第4番』~アメリカ交響楽団, デイヴィッド・カッツ&ホセ・セレブリエール(Associate Conductor), ニューヨーク・スコラ・カントールム合唱団〔録音:1965年4月〕,
アイヴズ:『民衆』『ゼイ・アー・ゼア!(新しい自由な世界のための戦い)』『選挙』『リンカーン』~グレッグ・スミス・シンガーズ, イサカ大学合唱団, アメリカ交響楽団 〔録音:1967年11月〕
[Disc5]
ビゼー:『「カルメン」第1&2組曲』『「アルルの女」第1&2組曲』より~ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団〔録音:1976年8月〕
[Disc6]:ストコフスキー編曲によるアンコール!
『R=コルサコフ:熊蜂の飛行』『ドビュッシー:月の光』『ショパン:マズルカ第17番変ロ短調Op.24-4』 『ドビュッシー:グラナダの夕べ』『ノヴァチェック:無窮動Op.5-4』『チャイコフスキー:ユーモレスクOp.10-2』『アルベニス:セビーリャの聖体祭』『ショスタコーヴィチ:前奏曲変ホ短調』『R=コルサコフ:イワン雷帝』『ショパン:前奏曲ニ短調Op.28-24』~ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団〔録音:1976年7月〕
[Disc7]
シベリウス:『交響曲第1番ホ短調Op.39』『トゥオネラの白鳥』~ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団〔録音:1976年11月〕
[Disc8]
チャイコフスキー:『オーロラ姫の婚礼』(「眠れる森の美女」の第三幕、オーロラ姫の結婚式の場面を中心に組み立てられたディアギレフによる短縮版)~ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団〔録音:1976年5月〕
[Disc9]:ラスト・レコーディング
メンデルスゾーン:『交響曲第4番イ長調Op.90「イタリア」』~ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団〔録音:1977年6月〕,
ビゼー:『交響曲 ハ長調』~ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団〔録音:1977年6月〕
[Disc10]
ブラームス:『交響曲第2番ニ長調Op.73』『悲劇的序曲Op.81』~ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団〔録音:1977年4月〕
【演奏】
レオポルド・ストコフスキー(指揮)
これも予約しておこうかな・・・んでは。
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