Philadelphia Orchestra may declare bankruptcy.2011年04月16日 10時55分


Detroit Symphony も・・・
Philly.com - Monday, April 4, 2011
Detroit Symphony Strike To End?


なぜか引っかかった記事・・・財政赤字は今にはじまった事では無いのだが・・・
TIME-Music: American Orchestras: The Sound of Trouble
Friday, Jun. 13, 1969


名フィル第379回定期演奏会「永遠の愛を求めて」~「愛と死」シリーズ~ 愛知県芸術劇場コンサートホール 2011年4月15日(金)2011年04月16日 12時00分

前回の第378回定期は・・・とても聴きに行く気になれなかった・・・福島第一がステーション・ブラックアウトによる過酷事故でメルトダウンに突入していくまっただ中で、私自身がパニック状態だったから・・・知らなかった方が良かった・・・最悪のシナリオなんか簡単に予想出来るから、楽しいはずの週末が酷い事になってしまった・・・

チェルノブイリを上回る過去に例を見ない最悪事故にまで到ってしまい、まだ終息の見込みすら・・・だが、良きにつけ悪しきにつけ、人は「慣れて」しまうのだなあ・・・この日本人の慣れがこのような事態を引き起こしたのか・・・地震活動期に入った日本に50基以上ある原子炉・・・杜撰な安全審査のお墨付きをもらって未だに運転中・・・日本が持っている広島原発150万発分の「死の灰」に相当する高濃度放射性物質・・・完全に破綻しているサイクルしない核燃料サイクル・・・サイクルを始めたのは、地球上に放出された放射性物質の生態系のサイクルだ・・・

・・・日本が持っている広島型原爆150万発分の「死の灰」に相当する高濃度放射性物質・・・これをこれ以上増やさない・・・そのような希望を語れると良いのだが・・・それは大それた過分な「希望」なのだろうか・・・

・・・何はともあれ、名フィルの今シーズン最初のコンサートである。今シーズンのテーマは「愛と死」なのである・・・名フィルツイッターを始めたそうな・・・

名フィル第379回定期演奏会「永遠の愛を求めて」
愛知県芸術文化センター 芸術劇場 コンサートホール
2011年4月15日(金)

指揮:ドリアン・ウィルソン(Dorian WILSON)
ピアノ:ヴァディム・ホロデンコ*(Vadym KHOLODENKO)

R.シュトラウス交響詩『ドン・ファン』 作品20
リスト死の舞踏 S.126*
プロコフィエフバレエ『ロメオとジュリエット』 作品64 抜粋
1. メヌエット 2. 仮面 3. ロメオとジュリエット 4. タイボルトの死 5. モンタギュー家とキャピュレット家 6. 少女ジュリエット 7. 踊り 8. 朝の踊り 9. ジュリエットの墓の前のロメオ 10. ジュリエットの死

今日は雨ということで、自転車を使わず公共交通機関(地下鉄ですな)を使って愛知県芸術文化センターへ。

コンサートホール入口のエントランスホールでロビー・コンサートをやっていた。本番の開演10分前くらいに到着したので最後の最後をチラッと聴いた程度。ハープとフルートの二重奏だったようだが・・・

シーズン最初とはいえ、あの震災からまだひと月しか経っていない。僕は土曜日の定期会員だが今回は金曜日に振り替えてもらった。この不景気に加えて震災だ・・・助成金カットに加えて、会員や寄付が減って・・・という悪循環が日本のオーケストラの土台をガタガタ揺さぶっている。アメリカのフィラデルフィア管弦楽団は破産を避けられない状況にまで陥ってしまった・・・名フィルは大丈夫だろうか・・・

久しぶりに聴くコンサート・・・やっぱりいいもんだ・・・Vadym KHOLODENKO のピアノが良かった。名フィルも健闘してくれた・・・後半のロメジュリは、まだまだアンサンブルが力足らずではあるが・・・優美さと凶暴さ共存するプロコフィエフの不協和音を美しく奏でるのは難しいのだな・・・

・・・帰りのホール・エントランスで、団員が震災の募金活動をしていたので、小銭を少々入れてきました・・・このままだと募金でサイフは軽くなる一方である・・・お金が余って困っているヤツや企業はとっとと募金しなさい!ついでに名フィルにも寄付をするのだ・・・

コンサートの後は琉球ダイニング 「結(yui)」さんで飯を食う・・・終電にはなんとか間に合った・・・んでは。

Ormandy/Philadlephia - Ravel "La Valse", 1971年2011年04月16日 12時40分

久しぶりに音楽の話題を・・・

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名指揮者たちによるラヴェル名演集

オーマンディフィラデルフィアによるラヴェルワルツ(La Valse)、2003年に発売された 「オーマンディ&フィラデルフィアの芸術第3弾」の特典CDとして初めてCD化されたが、日本での商用リリースはこれが初。既に生産終了しており、在庫が無くなり次第入手は不可能となるので、興味のある方お早めにどうぞ。悪税込み\1050円で聴ける名演。

この曲は「ウィンナワルツへのオーマジュ」なんて解説されているのをよく見るが、この曲の何処にそんなモノがあるのかさっぱり分からない。僕には優美さに漂う不安と破局・・・皮肉屋ラヴェル先生のグロテスクな悪趣味がフランスのエスプリをまとっているような・・・


・・・そう、愚かなフランス人が更に愚かな日本人からお金だけはしっかり搾り取るだけ取ってまともに再処理を行わないまま使用済み核燃料を送り返してきて、その強烈な放射能の恐怖に脅えている愚かな日本人に、これまた愚かなフランス人が「日本政府は情報公開がなっていない」と愚かな日本人に説教をしてくれているのだ・・・

そんな愚かなフランス人と更に愚かな日本人が今聴くのに相応しい曲・・・かもしれない・・・なんてこったい!