Stokowski & Philadelphia, Dvořák Symphony No.5 "From the New World"2013年01月04日 19時40分

昨日はエジソン社ダイヤモンド・ディスク(Edison Diamond Disc)三昧、今日は横振動78回転盤三昧ということで・・・コレ・・・

日本ビクター蓄音器株式会社 Victor JAS593 Jacket
Dvořák Symphony No.5 "From the New World"
Leopold Stokowski /The Philadelphia Orchestra
recorded 5 & 8 October, 1927
日本ビクター蓄音器株式会社/Victor Talking Machine Company/Victor JAS953
両面12インチ盤 5枚組

ドヴォルザーク新世界交響曲、当時は5番だったんですなあ・・・

1927年収録なので、Victor Talking Machine Company が 1929年に RCAに身売りする前の録音・・・ということになりますな。

日本ビクター蓄音器株式会社 Victor JAS593 JAS-593-1 JD-665-A 84525
Victor "scroll" label
Matrix
 1楽章:84525,84526、2楽章:84541,84542,84543
 3楽章:84544,84545、4楽章:84546,84547,84548

Wikipediaによると、Victor Talking Machine Company は1925年に Western Electric の電気吹き込みシステムを導入、それを "Orthophonic"と銘打ち、レコードラベルも上記写真の「スクロール」と呼ばれるデザインに一新、上部のVEは電気吹き込みを示しているそうな。

また、Wikipediaによると

 Victor quickly recorded the Philadelphia Orchestra conducted by Stokowski in a series of electrical recordings, initially at its Camden, New Jersey studios and then in Philadelphia's Academy of Music. Among Stokowski's first electrical recordings were performances of Danse Macabre by Camille Saint-Saëns and Marche Slave by Peter Tchaikovsky.

とあり、恐らくこの1927年録音の「新世界」はAcademy of Musicで収録されたと思われる。音楽アカデミーのデッドな音響を何となく感じるような・・・

演奏はそう奇をてらったものでは無いが、各所に見られるテンポの緩急、3楽章のバス・ドラムの録音レベルの大きさ(「音聴箱」 GP-17 が針飛びを起こしてしまった)、4楽章の最初の音の極端なクレッシェンドなど、当時の技術の制約の中でハイファイを追求した苦心の跡が観られて微笑ましい。

これが今年の初クラシック・・・ですかな?では。

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