Tcahikovsky - Excerpts from "The Nutcracker Ballet"2009年11月19日 08時25分

Sony Music Entertainment/Sony Classical Legacy
Masterworks Expanded Edition SK93014 (CD,(C)2003)

Tchaikovsky Excerpts from "The Nutcracker Ballet",etc
Eugene Ormandy/The Philadelphia Orchestra

Originally released as 米Columbia Masterworks
 MS6621 LP(Regular Monophonic ML6321)

and Nicolai R-Korsakov's pieces
   "Polonaise" from Christmas Eve suite
   "Dance of the tumblers" from The Snow Maiden
   "Procession of the Nobles" from Mlada
   "Farewell if the Tsar" from Tsar Saltan Suite
SME Sony Classical Legacy SK93014 booklet1

マエストロの生誕110年から1日過ぎてしまったが、久しぶりにマエストロ・ジーンのCDを・・・もうすぐクリスマスだから、やはり胡桃割り人形ですな・・・

RCA Red Seal のステレオ録音もいいですが、こちらの米Columbia のステレオ録音も捨てがたい良い演奏です。当時のLPジャケットには Ballet Suite と記載されていますが、組曲も含めたバレエ全曲の抜粋というのが正解でしょう。

このCD、当初は 米CBS Masterworks MK6621(C)1983 として発売されており、たぶんまだ入手可能。その後、Sony Music/Sony Classical Essential Classics SBK 46550(C)1991 にて組曲のみのカップリングで出ていた。そしてこの Masterworks Expanded Edition の SK93014 としてまた再発売されたわけなのですが・・・

RCA Red Seal のステレオ録音からは除かれてしまった"The Old Woman Who Lived in Shoe; The Buffoons"なども、終わった後に思わずため息が出る素晴らしさ・・・スピード・音のキレ・・・こんな演奏が可能なオーケストラが過去に存在したのですなあ・・・実演を聴くことは叶いませんでしたが、こういう録音を残してくれたのは有り難いことです。amazon.com で試聴できますのでとりあえず聴いてみて下さいな。

SME Sony Classical Legacy SK93014 booklet2

ちなみに、この Masterworks Expanded Edition なるシリーズ、結局後が続かず中途半端に終わってしまいましたが、こういう写真が掲載されていたりと隠れた?楽しみもあったんですが・・・このシリーズで出ているマエストロのCDは オルフのカルミナ・ブラーナくらいかな・・・

SME Sony Classical Legacy SK93014 booklet3

これは撮影場所は場所は不明ですが、マエストロと団員の集合写真という、非常に珍しいもの。もしかしたら、オルフのカルミナ・ブラーナ のCDにもこのような写真が掲載されているかもしれません。興味のある方は如何ですか?

んでは。

Tchaikovsky - The Sleeping Beauty & Nutcracker2009年09月12日 08時16分

米Columbia ML4729
米Columbia Masterworks ML4729(6eyes Label Monophonic LP)
Tchaikovsky The Sleeping Beauty & Nutcracker Suite
recorded December 21,1952,at the Academy of Music,Philadelphia,Pa.
Eugene Ormandy/The Philadelphia Orchestra

白鳥の湖を聴いたので、ついでに「胡桃割り人形」組曲と「眠れる森の美女」抜粋を・・・

LP1枚、両曲を片面毎にカッティングしたお得盤・・・というところですかね。

LPの解説には、FACTS ABOUT THIS RECORD として、収録日時と会場についての詳細が記載されています。LPではこのような情報が記載される例は少ないのではないでしょうか。その他、作曲者・この演奏の音楽監督(マエストロ・ジーンですな)・曲目についても簡潔に記されていますが・・・

米Columbiaはステレオ前まで、オーマンディ&フィラデルフィアの録音の大半を彼らのホームであるアカデミーで収録しています。幾分ドライな音ですが、それなりに残響を伴った明瞭な音で収録されています。どのようなマイク配置で収録したかは不明ですが・・・

この当時の米Columbiaは、同じLPを番号そのままでジャケットデザインのみ変えて発売しているものも結構あり、これもその1枚です。昔は結構おおらかにやってたんですなあ・・・

オーマンディ&フィラデルフィア クリスマス・アルバム2009年08月05日 07時00分

2ちゃんのオーマンディ関係の掲示板を見ると、オーマンディ&フィラデルフィアのクリスマス・アルバム情報の書き込みがありました。

【いい意味の】オーマンディ【オケの錬金術師】
http://jfk.2ch.net/test/read.cgi/classical/1231778100/

情報源はこちら。

クラシック輸入盤・新譜情報/新星堂チェーン・グッディーズ
http://blog.livedoor.jp/goodies2/

2009年08月03日
クラシック/輸入盤/CD/新譜情報 09-08 No.2-2
http://blog.livedoor.jp/goodies2/archives/51645558.html

「オリジナル・アルバム・クラシックス・シリーズ」 という 全10タイトル のものだそうな。

「RCAとSONYの名アーティスト8名とクリスマス(クラシックの誤り?)の名曲集を、LPでの初発売当時のオリジナル・デザインによる紙ジャ ケット・シリーズ」

「それぞれ5タイトルずつの紙ジャケットを、スリップケースに収めました」

「今回のシリーズは、オリジナル発売当時のカップリング通りに楽曲が収録」

「音源については、それぞれ最新リマスターを 使用」

というのが売りみたいですな。で、オーマンディ&フィラデルフィアのクリスマス・アルバムはこちら。5枚組の内の2枚がそうです。

8869756173-2 5枚組 \2200
クリスマス名曲集 Vol.1
Disc 2:Festival of Calos in Brass
「Deck The Halls with Boughs of Holly」
「Lo,How a Rose E'er Blooming」
「Bring a Torch,Jeanette,Isabella」
「The First Nowell」
「Angels We HaveHeard on high」
「We Three Kings of Orient are」
「O Come,All Ye Faithful」
「O Sanctissima」
「O Tannenbaum」
「O Come,O Come, Emmanuel」
「Good KingWenceslas」
「Silent night,Holy night」
「Joy to the world」
「The Twelvedays of Christmas」
「Coventry Carols」
「God Rest Ye Merry,Gentlemen」
「 Hark! The Herald Angels sing」
「It Came upon a midnight clear」
「Good Christmian Men Rejoice」
「O Holy night」「What child is this?」
「Wassail song」「O little town of Bethlehem」
「Away in a manger」
「We wish you a merychristmas」
Philadelphia Brass Ensemble
Trumpets: Gilbert Johnson, Seymour Rosenfeld, Horn: Mason Jones,
Trombone: Henry Charles Smith、Euphonium: M. Dee Stewart,
Tuba: Abe Torchinsky
【録音】1966年頃 (オリジナルLP番号:MS-7033)

これは以前 米CBS MK 7033 でCDになってます。

Disc 4: Glorious Sound of Chrstmas
「Hark! The Herald Angels Sing」
「O Little Town of Bethlehem」
「Joy to
the World」
「O Holy Night」
「O Come, O Come, Emmanuel」
「God Rest Ye Merry, Gentlemen」
「Ave Maria」
「O Come, All Ye Faithful」
「The First Nowell」
「Deck The Halls with Boughs of Holly」
「O Sanctissima」
「The Worship of God」
「O Come, Little Children」
「Silent Night, Holy Night」
Eugene Ormandy / ThePhiladelphia Orchestra
【録音】1963年頃 (オリジナルLP番号:MS-6369)

こちらも、以前 米CBS MK 6369 としてCDになっています。今回は新しくリマスタリングしているそうですが、音が良くなっているといいですね。オーマンディ&フィラデルフィアのブラスとクリスマスのアルバムについてはこちらもご参考に。

Glorious Sounds of Music
-Brass, Choir,
and The Glorious Sounds of Christmas
http://www.ne.jp/asahi/tron/music/BrassAndChristmas.htm

残念ながら、初CD化の音源はありませんが、他の未CD化のクリスマス・アルバム復刻の弾みになるといいのですが。特にRCA Red Seal の2枚は名盤ですし・・・

The Strings of The Philadelphia Orchestra Play Eine Kline Nachtmusik2009年08月04日 07時30分

米Columbia Masterworks MS6801( 6eyes Label LP )
米Columbia Masterworks MS6801( 6eyes Label Stereo LP )
The Strings of The Philadelphia Orchestra Play Eine Kline Nachtmusik
Mozart : Eine Kline Nachtmusik , Bach : Air on the G string
Corelli : Concerto Grosso in G Minor Op.6 No.8(Christmas Concerto)
Mendelssohn : Scherzo from Octet in E-flat Major Op.20*
Eugene Ormandy/The Philadelphia Orchestra
*David Madison(VnI),Veda Reynolds(VnII),Lorne Munroe(Cello)

梅雨が明けたのはいいのですが、これから本格的に暑くなりますなあ・・・フィラデルフィアの弦で涼みましょうか・・・

アルバムのタイトル通り、弦楽セクションのみによる演奏・曲を集めたLPです。Columbia Masterworks の 6eyes Label Stereo ですから、ステレオ創世記の録音・・・つまり50年近く前の録音ということになりますが、この当時の米コロムビアの録音は優秀だったようで、このLPもなかなか良い音を聴かせてくれます。

この曲集の中でCD化されていないのは コレルリのクリスマス協奏曲だけのようです。Eine Kline Nachtmusik(日SC SRCR1511)、Scherzo from Octet(米SME Essential Classics TAKE2 SB2K63251)、Air on the G string(CD化多数) はそれぞれCD化されてますが・・・

コレルリ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%AA

このクリスマス協奏曲は西洋では結構人気があるんですな。

LPの解説は Charles Burr によるものですが、アインシュタインがどーのこーの言ったとか、このクリスマス協奏曲のスコアと現代(1960年前後)の演奏規模について触れていたり、なかなか面白い内容です。ここで詳述する時間はありませんが・・・

こういうアルバムはオリジナル構成でCD化して欲しいもんです。曲・演奏とも素晴らしいんでねえ・・・

では。

※このLP、昨年11月8日にも取り上げてました・・・
http://boukyaku.asablo.jp/blog/2008/11/08/

最近聞いたNML2008年11月24日 07時44分

NML - Collegium CSCD510
NMLもリニューアルしたことだし、また色々と聴きましょうか・・・

THE JOHN RUTTER CHRISTMAS ALBUM
http://ml.naxos.jp/album/CSCD510
Cambridge Singers
City of London Sinfonia
John Rutter

クリスマスに格好のアルバム。聴いていて恥ずかしくなるような青春・・・いや、清純美曲に満ち溢れております。こんな音楽があってもいいなあ。

SCARLATTI, D.: Keyboard Sonatas (Nakano, harpsichord)
http://ml.naxos.jp/album/MH1179
中野振一郎(harpsichord)

スカルラッティって、名前は良く聞くんだけど、音楽はあんまり聴いたことがない。ドメニコさんが一番有名?他にも音楽家がいらっしゃるようですが。なかなか美しい音色と音楽ですな。

TCHAIKOVSKY: Symphony No. 5 (arr. for two pianos)
http://ml.naxos.jp/album/BIS-CD-627
Dag Achatz (Piano), 永井幸枝 (Piano)

シンフォニーも面白いけど、併録されている「眠りの森の美女」と「白鳥の湖」が美しい。オーケストラとはまた別の美ですなあ・・・

RAVEL: Music for 2 Pianos
http://ml.naxos.jp/album/BIS-CD-489
Dag Achatz (Piano), 永井幸枝 (Piano)

ダフニスとクロエが実にいい。オーケストラとは異なる繊細美か・・・夜明けを夜明けに聞くと絶妙のマッチングであるぞい。んでも、最後の「ボレロ」は・・・これはオーケストラのほうがいい・・・

CHOPIN: 4 Ballades / 4 Scherzos
http://ml.naxos.jp/album/7022
Istvan Szekely (Piano)

ショパンのバラードはいつ聴いても良いなあ・・・

では。