SONY CLASSICAL MASTERS BOXでの再発売:フィラデルフィア管弦楽団の首席奏者達2017年09月04日 22時55分

SONY CLASSICAL MASTERS BOXでの再発売です。

ユージン・オーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団の首席奏者たち
モーツァルト:管楽器のための協奏曲集(3枚組)(タワレコ)

以前、輸入盤と国内版で発売された3枚組の SONY CLASSICAL MASTERS BOX での再発売。解説書は無し。

ベルリンのb-sharpスタジオにて、24ビット / 88.2KHzリマスタリング・・・というのがこれまでのCDとの相違点です。

2008年発売の国内盤(タワレコ)もまだ在庫があるようですね。解説が必要ならこちらの方が良いかもしれません。

ご参考まで

Ormandy & Rubinstein 1969年~1970年代のQuadraphonic 録音のSACD2017年09月04日 22時45分

Dutton Vocalion から、これまた面白いSACDが出ています。

1969年~1970年代の4ch録音(Quadraphonic LPではCD-4 Quadradiscとして発売)をSACD Hybrid で マルチチャンネル(4ch)、2ch Stereo 両方収録しています。

オーマンディ&フィラデルフィア管、ルービンシュタインとの共演によるラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、サン=サーンスのピアノ協奏曲第2番、ファリャ「スペインの夜の庭」です。

https://www.duttonvocalion.co.uk/proddetail.php?prod=CDLX7336

残念ながら、私はSACD マルチチャンネルを楽しめる装置を持ってないのでこの4chサウンドを確認することは出来ませんが・・・

過去の4ch録音がSACDマルチチャンネルで蘇るのは面白いですねえ・・・

リヒテル/モスクワ音楽院ライヴ1951-1965(27CD)2017年09月04日 22時30分

2017年1月発売のCDですが・・・
オーマンディ&フィラデルフィアとの共演が1曲だけ入ってます。

リヒテル/モスクワ音楽院ライヴ1951-1965(27CD) HMV

Disc2
1. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15 初出
2. プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第5番ト長調 Op.55

 スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ)
 モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(1)
 キリル・コンドラシン(指揮:1)
 フィラデルフィア管弦楽団(2)
 ユージン・オーマンディ(指揮:2)

 録音時期:1965年1月4日(1)、1958年5月29日(2)

分売してくれると嬉しいですね・・・

ルドルフ・ゼルキン『コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション』(75枚組)2017年09月01日 07時10分

9月に入って涼しくなりました・・・

最近発売された、ルドルフ・ゼルキン『コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション』(75枚組)ですが、オーマンディ&フィラデルフィアの音源が多数含まれている点で興味深い全集です。

ルドルフ・ゼルキン
『コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション』(75枚組)



以下、記事抜粋

「・・・ゼルキンが1941年から1985年まで44年にわたってコロンビア・レコード~ソニー・クラシカルに残した全録音を初めて集大成した、文字通り記念碑的なセット・・・発売に当たっては今年70歳を迎える息子ピーター・ゼルキンが全面的に協力し、別冊解説書に一文を寄せています・・・」

「・・・リマスターについては、デジタル・リマスターが複数ある場合は最新のものが用いられていますが、45曲が今回のボックスのために新規に24ビット/96kHzでトランスファー/リミックス/リマスターされた音源です。そのうち13曲が世界初CD化、15曲が原盤保有会社からの正規CD化となります。中でも、これまであまり網羅的にCD化されてこなかったSP~モノラル期のコロンビア録音が、市販のSP/LP盤からの音取りではなく、ソニー・ミュージック・アーカイヴに保管されているSPの金属原盤や状態の良いアナログ・マスターを使って復刻されるのは朗報・・・」

記事抜粋は以上


 全75枚の内、20枚に オーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団 及び そのメンバーと共演した音源が含まれています。以下は全集内のそれらを含むCDをピックアップしたものです。

【CD5】ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83
~ ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
[録音]1945年3月15日、フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック

【CD6】シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54
~ ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
[録音]1946年1月21日、フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック

【CD8】ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73「皇帝」
~ ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
[録音]1950年11月19日、フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック

【CD10】1) モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
~ ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
[録音]1946年1月21日、フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック

【CD14】ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37
~ ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
[録音]1953年3月22日、フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック

【CD16】1) モーツァルト:ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 K.452
2) ベートーヴェン:ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 Op.16
~ アンソニー・ギグリオッティ(クラリネット)、ジョン・デ・ランシー(オーボエ)、
メイソン・ジョーンズ(ホルン)、ソル・シェーンバッハ(ファゴット)
[録音]1953年9月22日、ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ

【CD20】ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15
~ ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
[録音]1954年2月14日、フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック

【CD21】1) ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58
~ ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
[録音]1955年3月11日、フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック
2) ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.19
~ ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
[録音]1954年2月14日 & 1955年4月24日、フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック

【CD22】ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83
~ ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
[録音]1956年3月11日、フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック

【CD23】1) シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54
~ ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
[録音]1956年3月11日 & 12月19日、フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック
2) R.シュトラウス:ブルレスケ ニ短調 Op.11
~ ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
[録音]1955年3月11日、フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック

【CD31】1) メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番 ト短調 Op.25
2) メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第2番 ニ短調 Op.40
~ ユージン・オーマンディ(指揮) フィラデルフィア管弦楽団
[録音]1957年12月19日, 1959年11月8日、フィラデルフィア、ブロードウッド・ホテル

【CD32】ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83
~ ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
[録音]1960年3月4日、フィラデルフィア、ブロードウッド・ホテル

【CD33】レーガー:ピアノ協奏曲 ヘ短調 Op.114
~ ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
[録音]1959年3月30日、フィラデルフィア、ブロードウッド・ホテル

【CD37】2) プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第4番 変ロ長調Op.53
~ ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
[録音]1958年3月30日、フィラデルフィア、ブロードウッド・ホテル

【CD43】1) シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
2) シューマン:序奏とアレグロ・アパッショナート ト長調 Op.92
~ ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
[録音]1964年3月17日、フィラデルフィア、タウンホール

【CD45】ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58
~ ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
[録音]1962年1月28日、フィラデルフィア、タウンホール

【CD46】1) ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15
~ ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
[録音]1965年1月14日 & 3月24日、フィラデルフィア、タウンホール

【CD47】1) ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.19
~ ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
[録音]1965年1月13日、フィラデルフィア、タウンホール
2) モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K.595
~ ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
[録音]1962年1月28日、フィラデルフィア、タウンホール

【CD51】ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15
~ ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
[録音]1961年12月10日、フィラデルフィア、タウンホール

【CD56】1) メンデルスゾーン:華麗なカプリッチョ ロ短調 Op.22
2) シューマン:序奏と協奏的アレグロ Op.134
3) R.シュトラウス:ブルレスケ ニ短調 Op.11
~ ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
[録音]1967年4月4日(1)、1968年4月10日(2)、1966年2月3日(3)、フィラデルフィア、タウンホール

SP~モノラル期のコロンビア録音をこれだけ網羅する機会はなかなか無いでしょうねえ・・・

それにしても、そろそろ、LPの溝を模したCDデザインは勘弁してほしいですねえ・・・字が小さくて見づらいし、折角のレーベルデザインも縮小されて面白くありません。CDの大きさはLPのラベルデザイン復刻に丁度いい大きさなのに、困った流行ではあります・・・

ご参考まで

1956年 シューベルト「未完成」のステレオ録音2017年08月31日 07時30分

久しぶりのブログ投稿です・・・

最近発売された、ジョージ・セル&クリーヴランド管弦楽団によるブラームス交響曲全集(SACD)の解説に面白い記載がありました。

リマスタリング担当の アンドレアス・K・マイヤー のマスタリング・ノートにちらりと・・・

「・・・コロンビアがステレオ録音に積極的に乗り出すのはようやく1956年になってからのことで、同年11月19日のユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団によるシューベルト「交響曲第8番《未完成》」が、その最初の例とされている・・・」

The Philadelphia Orchestra: An Annotated Discography(by Richard Kaplan 2015年)によると・・・
1956年11月25日、ブロードウッド・ホテルにて収録、LPは ML-5221(モノラル盤)にて発売。
ステレオ盤は MS-6042 として発売すべく準備されたが、未発売。

ML-5221は、メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」組曲とのカップリングです。

「オーマンディ/フィラデルフィアのすべて」(日本コロムビア 1967年 非売品)のディスコグラフィにも、シューベルト「交響曲第8番《未完成》」MS-6042('56.11.25)と記載があるのですが・・・

「未完成」はRCA Red Sealにステレオ録音がありますが、未CD化のシューベルト6番と合わせて、このステレオ未発売の「未完成」も、ステレオ録音をCD化して「完成」?して頂きたいですねえ。

ご参考まで

DVD:Great American Orchestras2016年11月18日 06時00分

EuroArtsから面白いDVDボックスが発売されます。

--------------輸入元情報 ココカラ---------------
アメリカの5大オーケストラ、ボストン交響楽団、シカゴ交響楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、クリーヴランド管弦楽団、フィラデルフィア管弦楽団の演奏をまとめたDVDボックスが発売となります。指揮者も、オーマンディ、バーンスタイン、ショルティ、ブーレーズ、マゼール、バレンボイム、ヴェルザー=メストといった錚々たる顔ぶれが登場します。さらにソリスト陣も豪華で、ポルトガルの歌姫エリザベート・マトス、アメリカの名テノール、ケネス・リーゲル、20世紀を代表するヴァイオリニストの一人、イツァーク・パールマン、そして多彩な声で魅了するドイツのソプラノ、クリスティーネ・シェーファーの名が連なります。
 オーケストラを聴く醍醐味ここに極まれりといった黄金のアメリカン・サウンドを堪能することができる内容です。
----------------輸入元情報 ココマデ------------

オーマンディ&フィラデルフィアのホーム(音楽アカデミー:Academy of Music,Philadelphia)に於ける収録(1977年~1979年)のDVDが4枚含まれております。これは、2006年~2009年にかけてEuroArtsから発売されたDVD全4枚であり、他の演奏とも合わせて全11枚という、お買い得盤。

Euro Arts
Great American Orchestra
HMVタワレコ

なお、ここに収録されているコンサートは、この映像収録の為に、音楽アカデミーに聴衆を入れて、演奏・収録されたものであり、所謂「ライブ収録」とは異なるものです・・・

この Unitel Concert については、Coming to the Small Screen: Ormandy on Television をご覧下さい。では。

【備忘録】タワレコ Definition Series第5弾!~マルケヴィチ&オーマンディ(SACDハイブリッド)2016年11月10日 06時33分

2016年4月6日 オーマンディ掲示板投稿より。
---------------------------------
タワレコが Definition Series で面白いアルバムを出すようですね。

〈タワレコ限定・高音質〉Definition Series第5弾!
~マルケヴィチ&オーマンディ(SACDハイブリッド)


Eugene Ormandy/ユージン・オーマンディ In Memoriam

上記サイトより引用

「・・・曲目は、旧EMIレーベル初録音となったシベリウスの「四つの伝説曲」から、カツァリスとの共演盤である1981年12月までの5枚分のアルバムを3枚に集成しました(もうひとつ、パールマンのとの2曲が旧EMIレーベルにありますが、権利上、今回のセットからは除外しました)。今回の商品の形態は、1985年にオーマンディの追悼盤としてアメリカで発売されたLP、「In Memoriam」という盤をジャケット・デザインに採用し、旧EMI音源を集成しました。まさに、「InMemoriam」を拡大した形となっており、彼らの最後期を伝える、貴重なセットとなりました・・・」

パールマンとの2曲が権利上の都合で除外・・・というのは興味深い話ですが、それはさておき、1985年の「In Memoriam」アルバムの拡大版というのは面白いアイディアですね。同年、同じデザインのCDが出ており、「In Memoriam」という文字こそありませんが、ブックレットにNYTimesによる訃報が掲載されており、基本的にはLPと同じアルバムと看做せますから、それ以来のCD(SACD)アルバムでもあります。

RCA Red Sealの追悼アルバムはご存知、「死と変容」「変容」が収録されたLPとCDで、これはアナログ録音のディジタル・マスタリングで発売されましたが、この音源も現在流通している1985年のAAD音源では無く、元のオリジナル・セッション・テープに遡ってのリマスタリングで出してもらえると面白いかもしれません。

解説は市川幹人さんとのことで、これまた内容の充実が期待できますね。
---------------------------------

【備忘録】Ken Russell's View of the Planets - Music by Holst2016年11月10日 06時32分

2016年4月3日 オーマンディ掲示板投稿より。
---------------------------------
ケン・ラッセルが1983年に製作した奇妙?なドキュメンタリーのコラージュ・・・ですが、バックの音源はオーマンディとフィラデルフィア管弦楽団の演奏・・・なのですが、不思議なことに、RCA Red Sealのセッション録音ではなく、Unitelが収録したAcademy of Musicでのビデオ収録音源が使われています。曲間の会場ノイズもそのまま入っています。

ケン・ラッセルが何故この音源を選択したのか、その意図は良く解りませんが・・・

以前、レーザーディスクで出てましたが、DVD と Blu-ray Disc のフォーマットで近日発売予定とのこと。興味のある方は如何でしょうか?
---------------------------------

【備忘録】Eugene Ormandy - Orchestral Works(Artis 32CDs)2016年11月10日 06時31分

2016年3月20日 オーマンディ掲示板投稿より。
---------------------------------
オーマンディ&フィラデルフィアの32枚組CDが出るそうです。
タワレコHMV)
韓国Artis(Classical)というレーベルからのリリースとのこと。音源は米Columbia Masterworks時代のもの。Sony Classical からの正式ライセンスかどうかは不明。

曲目データを見る限り、著作隣接権切れの音源(1966年以前)のみですね。米RCA Red Seal時代(1968年~)のステレオ録音は含まれていないようですから。

面白いのは、ブラームスの2番(1953年)とかのモノラル録音が含まれていること。ステレオ録音は録音場所の記載がありますが、モノラル録音には記載無し。

なんとなく、音源の出所が想像できますが・・・まあ、興味のある方は如何でしょうか?
---------------------------------

タワレコ Sony Classical スペシャル・セレクション第10期2016年10月22日 12時30分

 今年のタワレコの「オーマンディ降臨」は無いのかな・・・なんて思っていましたが、どうしてどうして、興味深い企画・音源を引っ張り出してきましたね。

 ここ毎年のタワレコ"Sony Classical" スペシャル・セレクションによる、オーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団の名盤リイッシューに、フィラデルフィア管弦楽団側も称賛を惜しまず「自分たちの歴史を現在に蘇らせる重要なプロジェクト」と認識しているそうです。今後も期待しましょう。

タワー・レコード "Sony Classical"
スペシャル・セレクション第10期 第2回 10タイトル
2016年11月14日発売


●SICC-2127(SMSOタワレコ)※世界初CD化曲有(8曲)
HORA STACCATO
ホラ・スタッカート~超絶のフィラデルフィア・ストリングス
「・・・1969年発売の「ホラ・スタッカート」は1966年と67年に録音された(当時の)新録音を中心として構成された日本未発売の1枚。「オーマンディ・サウンド」の根幹を担った弦楽セクションの魅力に焦点を当てたアルバム・・・」

●SICC-2128(SMSOタワレコ)
The Strings of The Philadelphia Orchestra.
G線上のアリア~超絶のフィラデルフィア・ストリングスVOL.2
「・・・P初期の1959年に発売されたオリジナルの小品集「フィラデルフィア管弦楽団の弦」。コレッリやモーツァルトなど、オーマンディとしては比較的珍しいレパートリーを収録・・・」

●SICC-2129(SMSOタワレコ) ※世界初CD化曲有
The Age of Elegance
ジ・エイジ・オブ・エレガンス~バロック名曲集
「・・・1971年発売の「ジ・エイジ・オブ・エレガンス~エアと舞曲の名曲集」は、ヘンデルからベートーヴェンにいたるバロック~古典派の美しい舞曲を集めたアルバムで、大半が1968年に録音されたもの。オーマンディらしくバロックの演奏様式にはこだわらず、格調高く優雅に描き出された音楽の表情が魅力的です。ハーティ版の「王宮」、オーマンディ版の「水上」をカップリング・・・」

※王宮の花火の音楽(ハーティ編)が漸くCD化。嬉しいことに、水上の音楽(オーマンディ編)も収録され、LP当時のカップリングが実現しました。

●SICC-2130(SMSOタワレコ) 2CDs ※世界初CD化曲有
The Glorious Sound of Christmas & The Christmas Festivals
きよしこの夜~グローリアス・サウンド・オブ・クリスマス
「・・・1962年に発売された「グローリアス・サウンド・オブ・クリスマス」は、オーマンディとフィラデルフィア管弦楽団のコロンビア録音の中で最も売れたアルバムの一つ。楽団専属の編曲者アーサー・ハリスによって、フィラ管の豊麗なサウンドを最大限に生かした、豪華絢爛のクリスマス音楽を堪能することができます。この成功を受けて、2年後に珍しくニューヨークで録音された「クリスマス・フェスティヴァル」をカップリングし、さらにボーナス・トラックとして、極めて珍しいジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団のクリスマス曲2曲を追加・・・」

※長年CD化を待ち望んでいたクリスマス・アルバム(The Christmas Festivals)が、The Glorious Sound of Christma とのCD2枚組で登場とは嬉しいですねえ。こうなったら、RCA Red Sealのクリスマス・アルバム2枚もこういう形で是非CD化してもらいたいものです。

●SICC-2132(SMSOタワレコ) 2CDs
The Fantastic Philadelphians - 20 Stereo Spectaculars
ファンタスティック・フィラデルフィア・サウンド~史上最大の名曲集
「・・・「ファンタシティック・フィラデルフィアンズ」は、オーマンディとフィラデルフィア管弦楽団がRCAに再移籍後、1970年代発売された3つの3枚組ボックス・セットの一つ。1970年代前半に録音された、19世紀後半から20世紀にかけてのショウピースを20曲集めたコンピレーションで、この3枚組の形では日本では未発売・・・」

※当時のシングルジャケットにLP3枚突っ込んだお得盤仕様のCD化。アメリカのバジェット盤はこういうのが多いんですなあ・・・

●SICC-2134(SMSOタワレコ) 2CDs
エルガー:エニグマ変奏曲
ヴォーン・ウィリアムス
タリス幻想曲/ディーリアス:夏の庭で、他
「・・・オーマンディとフィラデルフィア管弦楽団のコロンビア録音の中で、極めて傑出した演奏でありながら、これまで日本で発売されなかったのが、エルガーとディーリアスのアルバムです(後者は作曲者生誕100年を記念して発売)。当2枚組は、その2人の作曲家のアルバムを軸に、フランチェスカッティとのウォルトンのヴァイオリン協奏曲、そして十八番だったヴォーン・ウィリアムズの2曲をカップリングしたもの・・・」

●SICC-2136(SMSOタワレコ)
A Johann Strauss Festival
J.シュトラウス2世:ウィンナ・ワルツ&ポルカ集
「・・・オーマンディとフィラデルフィア管弦楽団のベストセラーの一つがJ.シュトラウスのワルツとポルカ集でした。当アルバムは、彼らがコロンビアに録音したウィンナ・ワルツとポルカのエッセンスを手軽に味わえる1枚・・・」

●SICC-2137(SMSOタワレコ)
Vivaldi:The Seasons & 4 Double Concertos
ヴィヴァルディ:四季&2つのヴァイオリンのための協奏曲
1959年と1960年に録音されたオーマンディのヴィヴァルディ録音2枚をカップリング。マリピエロの編曲によった「四季」は、バロック音楽のオーセンティシティよりも、フィラ管の充実したストリング・サウンドの魅力と凄さを伝えるアルバムで、名コンサートマスター、アンシェル・ブルシロウの非の打ちどころのないソロも聴きもの。オイストラフとスターンという名人2人を揃えた協奏曲4曲もまさに豪華そのもので、LP時代から名盤の誉れ高いアルバム

●SICC-2138(SMSOタワレコ)
TWO Favorite Guitar Concertos
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲/カステルヌオーヴォ=テデスコ:ギター協奏曲 ほか
「・・・20世紀最大のギタリスト、ジョン・ウィリアムスがオーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団とコラボレーションしたロドリーゴとカステルヌオーヴォ=テデスコは、ジョンにとってRCAからの3枚目のアルバムで、初の協奏曲録音。"フィラデルフィア管弦楽団のメンバー"とクジレットされている通り、通常よりは刈り込んだメンバーによっているが、オーケストラの巧さは驚くほど。・・・」

●SICC-2139(SMSOタワレコ)
Verdi:Requiem
ヴェルディ:レクイエム
ロッシーニ:スターバト・マーテル
「・・・オーマンディとフィラデルフィア管弦楽団によるヴェルディ「レクイエム」は、1965年に珍しくニューヨークのマンハッタン・センターで収録されました。アマーラ、フォレスター、タッカー、ロンドンなど、当時の北米を代表する名歌手を揃え、ニュージャージー州のプリンストンにあるライダー大学の学生で構成されるウェストミンスター合唱団を起用して、ヴェルディが作品に託した熱いドラマを見事に描き出しています。オーマンディ唯一の録音としても貴重です。
 1965年録音のロッシーニ「スターバト・マーテル」は、1977年に47歳で早世したアメリカの名指揮者トーマス・シッパーズがコロンビアに残した最大の録音遺産の一つ。大編成のオケと合唱団を起用したスケールの大きなアンサンブルを見事に統御する手腕が聴きものです。・・・」

ま、とりあえずこんなところで・・・