Multimedia Strauss その2 ― 2008年10月24日 07時25分
Three Tone Poems
An Illustrated, Interactive Musical Exploration
By Russell Steinberg with Voyager Company.
さて、では久しぶりに、この"MULTIMEDIA STRAUSS"を起動してみましょうかね。XPではシステム・クラッシュの可能性があるので、昔のノート(WinMe)を引っぱり出してインストール。
起動すると、オープニング画面とともに、R.シュトラウス「ドン・ファン」の勝ち誇ったテーマがCD-DAから再生される。
そう、このソフトは、CD-ROMにCD-DAの音楽トラックが含まれており、当然のことながらシュトラウスの3つの交響詩(Tone Poems)が入っている。演奏は、ロリン=マゼール指揮、クリーヴランド管弦楽団である。
オープニング画面がチャプター選択となっており、画面の通り、
A Word from the Author
Pocket audio guide
Close reading
Master Orchestrator
Inside the Score
The Tone Poems
Pragmatic Romantic
Prankster's game
Bibliography
から見たいもの(聴きたいもの)を選択する。では、各チャプターをのぞいてみますか・・・(続く)
Multimedia Strauss その1 ― 2008年10月21日 05時41分
Three Tone Poems
An Illustrated, Interactive Musical Exploration
By Russell Steinberg with Voyager Company.
パソコン・ソフトも、そろそろ考古学的なアプローチが相応しい?程に目まぐるしく変わってしまったなあ・・・と思う今日この頃(秋はなにかとおセンチになってしまうのう・・・)
Windows3.1 から Windows95 へ移行するというイベント(このときは盛り上がりましたなあ)の前にこのソフトを買った記憶がありますワ。
このソフトのことを知ったのは、Super ASCII(アスキーも無くなったしなあ・・・)の紹介記事だったか・・・クラシックファンを唸らせるような内容のマニアックさを持ったソフト・・・という内容だったと思う。
ちょうどこの頃、富士通のFMV Deskpowerという、Pentium 75Hz, RAM16MB, CD-ROM, Sound Blaster 16 を乗っけた、一通りマルチメディア出来まっせ・・・という機種を持っていたので、このソフトを購入した。
名古屋納屋橋エイデンのソフト売り場で買ったのかな?日本語版は無く、アメリカのWin3.1用のソフトなんだけど、一応日本版Win3.1でも動作します・・・というシールがパッケージに貼られていたような・・・
このソフトの System Requirements を列記してみよう
・A Multimedia PC that included a 386SX or higher processor, 4MB of RAM, 5MB free hard disk space, CD-ROM drive, audio board capable of playing ADPCM compressed audio, mouse, and VGA or VGA+ display capable of displaying 256 colors
- or -
an equivalent personal computer with Multimedia PC upgrade kit.
・MS-DOS operating sysytem version 3.1 or later.
・Microsoft Windows operateing system 3.1
・MS-DOS CD-ROM Extensions(MSCDEX) version 2.2 or later.
・Headphones or speakers.
今となってはこんな仕様のパソコンは「化石」ですなあ・・・
このソフトが出た当時の1994年、まだまだ Intel386SX が現役で頑張っていたんですな。 486 や Pentium はまだまだ高いということで、アメリカではまだまだ・・・だったのかもしれません。日本は高級志向というか、DOS/Vパソコン(通じるかな?)が出て普及しだした頃は、486 か Pentium があたりまえ という風になりつつあったと記憶している。
当時、MPC規格(Multimedia PC)なるものが策定され、MPC1,MPC2まであったような・・・でも、それが策定されたときには、とっくに世のPC水準はそれをはるかに上まわっていたので、すでに無意味な規格になってしまったが、その当時のソフトのパッケージには、System Requirements として MPC のカラフルな文字が印刷されていた。
まあ、アメリカではこの程度は当たり前・・・が日本ではようやく「黒船来襲」でその旋風が来たものだから、このときのショックはでかかった。98とは文化が違うなあとあらためて感じたものである。
んで、このソフトの中身も凄かった。このソフトはもともと Voyager(今あるのかな?)がMac用に1992年に出したソフトをマイクロソフトがWindows用に出したもので、当時のマックはとっくにマルチメディアしてたわけだ。今はWindowsとMacでそれほど違いがあるわけではないだろうが、当時は「月とスッポン」だったのだろう。(いまだにマックを殆ど触ったことのないあたくし((C)お蝶夫人)には、マックを語る資格はないけどねえ)
この続きは次回・・・
んでは。
※お蝶夫人についてはこちらを・・・
エースをねらえ!
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%92%E3%81%AD%E3%82%89%E3%81%88!
※2008.12.27追記
Voyager Company
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Voyager_Company
どうやら現在は無くなってしまったようですね・・・
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