Christoph Eschenbach/The Philadelphia Orchestra - Mahler Symphony No.2 "Resurrection"2009年12月19日 12時20分

今日は時間があるので、エッシェンバッハ/フィラデルフィアの「復活」でも聴いてみますか・・・今年1月末にブログでチラッと書いたCDです。 これまで、このコンビのSACD (でも、この復活だけ CD なんだな・・・何故?) は買ってはみたものの聴かずじまい・・・というなんとも情けない状況だったので、意を決して?聴くことに・・・まあ、そんな大げさなモンではないのですが・・・

 Ondine ODE 1134-2D, CD, The Philadelphia Orchestra/Christoph Eschenbach Mahler - Symphony no.2 "Ressurection"
Ondine ODE 1134-2D, CD (philadelphia online store, NML)
Mahler Symphony no.2 "Ressurection"
Christoph Eschenbach/The Philadelphia Orchestra
Simona Šaturová (s), Yvonne Naef (ms)
The Philadelphia Singers Chorale
Live Recording : Philadelphia, Verizon Hall, May 2007

エッシェンバッハフィラデルフィア2005年 のツアー公演サントリー・ホールで聴きました。この時は何とも複雑な気持ちにさせられました・・・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団 のレコードの音の影響が強すぎたのかな・・・もっと素直に聴いておけば良かったと思ってますが・・・

2008年のツアー は 食指があまり動かず見送り・・・聴いとけば良かったかな・・・でも名古屋に来ないからなあ・・・一度、愛知芸術センター コンサートホール で フィラデルフィア管弦楽団の音を聴いてみたいものだが・・・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団名古屋市民会館大ホールで演奏したのだが、それはもう20年~40年以上前のことである・・・

ちなみに、2008年のツアー については フィラデルフィア管弦楽団のサイト には見あたりませんが、まだネット上で幾つかその時の模様を辿れます。

WRTI:Notes from the Road 2008
カジモト・イープラス・インフォメーションから
 フィラデルフィア管弦楽団 チケット発売開始!
 日米野球対決!オーケストラ界に「プレイボール!」の声が響く。
 フィラデルフィア管のエデュケーショナル・プログラム
 5/23フィラデルフィア管弦楽団 アンコール[アンコール曲紹介]

この 2008年のツアーが エッシェンバッハフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督を務めた最後の時期だったのかな・・・もう1年以上前の話になってしまった・・・

そういえば、この時映画(Music from the Inside Out)も上演されたんでしたっけ。DVDはまだ販売されてますな。(amazon.co.jp, 海外版日本語版

HMV のサイト に ヴェリゾン・ホール(2001年12月完成)でのライヴ録音を集めたシリーズ という便利なリンクがあり、Ondine から出ている Philadelphia Orchestra のライブ録音SACD がざっとリストアップされる。フィラデルフィア管弦楽団のサイトにもそれはあるのだが、ちょっと解りづらい・・・・

ま、それはさておき、肝心の演奏について・・・

「復活」ってこんなに見透しの良い曲だったっけ・・・?エッシェンバッハ の指揮は奇を衒わず正々堂々・・・グーーーーーと溜めたり引っ張って盛り上げるところもあるが・・・

ライブ録音だが、会場のノイズは殆ど感じられない時があったりそうでなかったり・・・当然、ゲネプロとかの音源も使って修正していると思うが、通して聴いた限りミスはなかったと思う。セッション録音でなくてもこれだけのクオリティーを確保できるとは大したもんだ。指揮者とオーケストラもそうだが、オンディーヌ の スタッフの功績が大きいと思う。

流石にSACDだけあって・・・と思ってよく見たらCDだったけど、サウンドは素晴らしい。合唱やオルガンが加わっても混濁することもなく、まだまだレンジに余裕がある・・・と思える程。オーケストラのブラスも聴いていて気持ちがいい。Verizon Hall の音響もいいのかな。

解説も充実している。曲目から各演奏者のプロフィール(ちゃんとサイトも紹介されている)や、オーケストラもメンバー表もちゃんと掲載されており、手抜きなしの作りだ。(でもそれならSACDで出して欲しかったな・・・)

後半部分の盛り上がりもなかなかのもの。最終楽章のクライマックスの最後の一撃もバッチリ「ズドン」と重く決まっている。流石に、マエストロ・ジーンの改訂(最後にトランペットを追加した RCAステレオ盤クリーヴランドとのライブ )は踏襲していないが・・・

エッシェンバッハ がフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督から離れた今となっては、もうこういうライブSACDが出てこないわけで、非常に残念だと思う。

まあ、マエストロ・ジーンもフィラデルフィア管弦楽団就任当初からマエストロだったわけではないし、オーケストラにどんと腰を据えてオーケストラと共にマエストロになったわけで、ちょっと結論を急ぎすぎたというか・・・いきなり偉大なマエストロや前任者と同じレベル・成果を期待しても・・・なあ・・・

んでは。

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