SNOWFLAKES ARE DANCING2010年01月01日 09時46分

寒中お見舞い申し上げます。
新年早々、大雪に見舞われた方々は、本当にお疲れ様です。くれぐれもお気をつけ下さい。

名古屋も久しぶりの雪ですが、まあ、大したことはありません・・・

さて、今年の初聴きはコレですな・・・

RCA Red Seal ARL1-0488 The Newest Sound of Debussy - SNOWFLAKES ARE DANCING Jacket 1
米RCA Red Seal ARL1-0488 (C)1974 LP
The Newest Sound of Debussy - SNOWFLAKES ARE DANCING
Virtuoso electronic performances of Debussy's beautiful tone painting by TOMITA

犬は喜び庭駆け回り・・・って、訳にもいかぬが・・・

RCA Red Seal ARL1-0488 Label

しょうがないので、ターンテーブル上でくるくる回ってもらおうか・・・

Playing Snowflakes are dancing

今年もこの Sided Dog の世話を焼くことになるのかな・・・

雪景色その1

ちょっとどんより・・・雪降ってます・・・写真では分かりにくいですがねえ・・・

雪景色その2

車も化粧・・・

雪景色その3

自転車も・・・

雪景色その4

木々も・・・

雪景色その5

郵便ポストも・・・

奥飛騨 ひやおろし

これは昨日の忘年会のお酒・・・寒いから熱燗が旨い。

紅白を見る・・・

久しぶりに紅白を見る・・・NHKも変わったねえ・・・

SNOWFLAKES ARE DANCING 高速度撮影

大晦日の夜のヒトコマ・・・これだと「雪が踊っている」感じなんだけど・・・

SNOWFLAKES ARE DANCING 低速度撮影

実際は吹雪に近かった。こんな日でも、マッチ売りの少女 ならぬティッシュ配りのねーちゃん がけなげに頑張っていた。よっぽどヒマだったのか、撮影?途中に話しかけてた・・・

「凄い雪ですね」
「そうだねえ」
「これからどちらへ?」
「家に帰るよ」
「じゃあ」(とティッシュを手渡される)「良いお年を」
「良いお年を、風邪ひくなよ・・・」

渡されたティッシュは水着エステのモノであった。商魂の逞しさにカンパイ!

ま、それはさておき、このLPはハイファイ堂で拿捕したモノ。ジャケット裏のTOMITAセンセイ、若いぜ~

RCA Red Seal ARL1-0488 The Newest Sound of Debussy - SNOWFLAKES ARE DANCING Jacket 2

この時、.5(ポイント・ファイヴ)シリーズ(と言って分かる人がいるやら・・・) の同じアルバムがあったのだが、ジャケット裏の若かりしTOMITAセンセイ に経緯を評して そちらは見送り・・・

そういえば、ハイファイ堂 は年末年始も営業しているなあ・・・今日は福袋 も用意しているという・・・大須観音 行った後にのぞいてみるかなあ・・・

ま、今年もこんな感じ(<どんな感じや・・・)でやっていきますので・・・気が向いたら見に来て下さいな・・・んでは。

ある正月の風景・・・2010年01月02日 20時15分

NHK-FM の 音の風景 という5分の番組がある。それにあやかるわけじゃあないが・・・

元日早々、我が愛車のママチャリ で一路、大須へ・・・
愛車のママチャリ、前後に籠装備
5段(6段だったか?)変速、ステンレス製で錆びにくい相棒である。前後タイヤを交換して、まだまだあと5年は乗るぞ!

最近の歩道は、歩行者ゾーンと自転車ゾーンが分けられているが・・・まあ、実態はこんなものである・・・規則を作ることと、それを守ることは全く別のことなんですなあ・・・
自転車ゾーンは・・・通れんわ・・・
ま、これが人生さ・・・

大須の表参道に到着。あんまり表っぽくないけど・・・台所の勝手口みたい・・・
表参道と言われても・・・勝手口みたい・・・
ま、いかにも大須らしい・・・かな

朝も早くから・・・ってもう11時だから早くないか・・・今日は寒いぜ・・・
朝から大須観音は賑わってますな~
参拝客の行列だ・・・俺は行列嫌いだからパス・・・

大須演芸場に到着。どうやら、まだ潰れてないようだな・・・
大須演芸場は今日も健在だったか・・・

ちょうど、正月特別公演をやってた・・・
大須演芸場 寿2010年 正月特別公演 チラシ

正月は提灯と舞台が合うぜ・・・
この雰囲気がいい・・・

五木ひろし・・・ではなく、三木ひろし さんです。
携帯電話、いつでもかかってらっしゃい~
携帯電話攻撃にも「いつでもかかってらっしゃい!」余裕をかましてらっしゃいました・・・

そういえば、昨年通天閣の地下の劇場(名前忘れた・・・)でも見たなあ・・・漫才というより、歌謡ショーのような・・・
昨年大阪通天閣下の地下劇場で見たなあ・・・
ま、正月早々大笑いさせてもらいましたワ・・・

まだまだ大須演芸場、1月は芸やってまっせ・・・
大須演芸場 2010年 睦月公演 チラシ

そういえば先月、昨年幕を閉じたスーパー一座原 智彦氏が、西尾劇場ダンス・ダンス・ダンス という面白い出し物をやっていたのだが、うっかりして行き損ねてしまった・・・またやってくんないかな・・・

閑話休題

腹が減ったので、久しぶりに大須すがきや で昼飯を・・・コク旨ラーメンのセットを注文・・・そういや、最近すがきやラーメン食ってなかったなあ・・・
ひさびさのすがきやで・・・

お年玉と籤をもらったが・・・
お年玉は嬉しいが新年早々ハズレ籤かい・・・
新年早々ハズレかい・・・

オーディオ・ショップも賀正である。今時オーディオ といってどれだけの人に通じるか・・・
オーディオ・ショップも賀正だ・・・
レコード・クリーナーとLPスリーヴ袋を買いました。ハイファイ堂レコード売り場でも中古LPを・・・

大須商店街のモール・・・電飾 はクリスマスそのまんまか・・・
クリスマス・イルミネーションがそのまま正月用に転用・・・経済的だ・・・
経済的だなあ・・・

こちらのモールは正月雰囲気増量20%(大須商店街比)という感じかな・・・
大須商店街の正月だ・・・
歩くだけでも正月気分だな・・・

日が沈んで寒くなってきたけど、お寺から般若心経の威勢のいい声が聞こえてくる・・・参拝客の行列も長いなあ・・・
般若心経が聞こえてくると、参拝客も沢山だ~

屋台も負けちゃ?いね~ぜ・・・
屋台も負けちゃいませんぜ・・・

参拝疲れにはちゃんと休憩を・・・
参拝疲れはここで休憩を・・・

寒い時には燗酒に限るぜ・・・いい酒は冷やで・・・こんのクソダワケが!!こんなクソ寒い時に冷やで飲む酔狂なタワケがおるかい!
寒かったから月に代わってエナジー補給さ
燗酒を一種類しか出さない居酒屋は猛省せえ!

夜も更けた・・・寒いから帰るぜ・・・
大きな金の玉(のを省いてはいけません・・・)
・・・またな!

1月2日 アスナル金山にて・・・2010年01月03日 08時52分

昨日はアスナル金山にもフラッと寄りました・・・

なんかイベントやってますなあ・・・
元日の明日なる その2

賑やかそうですな・・・
元日の明日なる その1

ここは駐車場出入り口。ここのアナウンスは面白い。

車が出庫します

と言うのだ・・・? ま、歩行者が気が付けばいいんだけどね・・・
「車が出庫します」という奇妙な日本語アナウンスが流れる駐車場
日本語を考えるいい機会なので、このアナウンスはこのままにしておくべきだろう・・・

では。

Tink Tink - 珊瑚の子守唄2010年01月03日 09時43分

昨年11月、A-KOZA聴いた TinkTinkCD (amazon.co.jpでも買えますな)です。

Tink Tink - 珊瑚の子守唄 Yoshimoto R and C YRCN-95126
YOSHIMOTO R and C YRCN-95126 (P)(C)2009
Tink Tink 珊瑚の子守唄

ポップ調の沖縄音楽か、沖縄音楽調ポップか・・・ま、そんなこたあどうでもいいワ・・・
漠然と 島唄 かいな・・・と思ったけど島唄沖縄音楽 は違うようだ・・・俺は今まで特に区別せず聴いていたけど・・・

沖縄音楽 というと明るいポップ調の曲が良く流れているけど、昔のSP復刻盤とかを聴くと、結構暗くて短調の曲が多い気がする・・・ま、音楽学者じゃないからそういう分類は彼らに任せて、こっちは聴きたい物を聴くだけさ・・・

明るい基調の曲が5曲入っているから、ちょっと落ち込んでいる時に聴くと結構効くワ・・・

また名古屋に来たら聴きに行こう・・・んでは。

しゃかり 結まーる2010年01月03日 10時25分

これも昨年11月にA-KOZA聴いた しゃかりCD (amazon.co.jpで買えますな)です。
CME/㈱イズム QAC1-10006
CME/㈱イズム QACI-10006 (P)2009
しゃかり 結まーる

この「結まーる」という曲は、日本青年会議所 第58回全国会員大会沖縄那覇大会テーマソング だそうな。(那覇青年会議所 もあるのねえ・・・) 琉球新報2009年10月20日の記事 が分かりやすいな・・・

結まーる もええ曲だけど、唐船ドーイ(10周年記念コンサートライブ)が威勢が良くてイイワ・・・この歌、2番以降は色々バリエーションがあるらしく、詳しく書いている人もいるようだ・・・以前書いた ビクターエンターテイメント盤 には 嘉手苅林昌 のライブが入っていて、こちらも凄い。6分以上収録されているが、終わる様子がなく仕方なくフェードアウトしているという・・・

やっぱり、こういう陽気な曲がエエな・・・

長岡鉄男の外盤A級セレクション(3)-221, Hundred Strings of Santoor2010年01月03日 13時20分

たまにはインドの音楽でも・・・ということで、懐かしの盤を引っぱり出しました。

Chhanda Dhara SNCD7786 Hundred Strings of Santoor
Chhanda Dhara SNCD7786 CD, SP11286 LP, (P)1986
Hundred Strings of Santoor - SHIVKUMAR SHARMA Live
Tabla : Zakir Hussain, Tamboura : Shefali Nag

長岡鉄男の外盤A級セレクション(1)(共同通信社) が1984年に出版されてから早25年・・・(2)が1985年、最後の(3)が1989年・・・

CDが世に出てLP滅亡を見越して(5)まで出版を考えられていたそうだが、(3)が大幅に遅れて出版前にもう手遅れで止めよう・・・というところをファンの熱心なリクエストで、(3)を出して終わり・・・という経過だったかな・・・

しかし、LPが消え去るよりも早くCDの方が消滅(というか再生不能)するかもしれないなあ・・・と最近思うようになった。物理的な寿命もCDはLP・SPに敵わないことが次第に明らかになってきたし。このことは以前ブログでも書きましたなあ・・・

ま、それはさておき、このディスクについて・・・本が出版された当時、既に入手困難なLPだったと思いますが・・・10年くらい前だったかな・・・秋葉原石丸電気輸入レコード売り場で、この Chhanda Dhara のCDを大量に見つけて、喜んで買っていった記憶がありますなあ・・・

Chhanda Dhara はドイツ シュトゥットガルトにあるインド舞踏学校だそうだが、オフィシャルサイトは見つからなかった(探し方が悪いのかな・・・)
Chhanda Dhara SNCD7786 Hundred Strings of Santoor Label
Chhanda Dhara SNCD7786 CD Label

SantoorSHIVKUMAR SHARMATablaZakir Hussain については解説に記載があるが、Tamboura の Shefali Nag については何の記載もない。ただ、Prduced by Shefali Nag と記載されているので、彼女がプロデュースした音源ということだろうか・・・こんなリストもあるが・・・よ~わからん・・・

SHIVKUMAR SHARMA といえば、確かこれまた7~8年くらい前(だったかなあ・・・)に名古屋に来てコンサートをやった・・・この時はチケットも買ったんだけど、仕事が忙しくてすっかり忘れて気が付いた時は既にコンサートが終わっていたという・・・我ながらアホやなあ・・・

このCDは、Raga Mishra Khamaj(ミシュラ・カーマイというラーガ)で演奏されている。A級セレクションの解説によれば、7つの音を全て使う楽しくて明るいクラシカル・ムードのラーガだそうな。

トラックは2つ。たぶん、LPの片面がそのまま1トラックになっているのだろう。1トラックの終わりはフェードアウトしてしまう。その後、トラック2がフェードインして始まるのだ・・・

最初はゆったりとしたムードで始まるが、段々速くなってきて盛り上がり、所々で超絶技巧が炸裂しつつ超人的なスピードでラストへなだれ込む・・・というもの凄いパフォーマンスが聴ける。このCDをどこかで見かけたら、買って損はないでしょう。

フィラデルフィア管弦楽団の今年の来日、他2010年01月03日 18時36分

たまたま本屋さんで立ち読みした音楽現代の広告で、フィラデルフィア管弦楽団の今年の来日情報を知りました。今年の4月ですか・・・東京だけ・・・かな?

KAJIMOTO ワールド・オーケストラ・シリーズ 2010-2011

Aシリーズ 2010年4月27日(火)19:00 サントリーホール
指揮:シャルル・デュトワ
ストラヴィンスキー:バレエ 「火の鳥」、「春の祭典」

Bシリーズ 2010年4月28日(水)19:00 サントリーホール
指揮:シャルル・デュトワ、ピアノ: マルタ・アルゲリッチ
ベルリオーズ: 序曲「ローマの謝肉祭」、ラヴェル: ピアノ協奏曲
ラフマニノフ: 交響的舞曲、ラヴェル: ラ・ヴァルス

どちらも興味深い公演ではありますが・・・

あと、2010年の中国上海万博でも5月に公演があるんですな・・・

Beethoven Symphony no.6 "Pastorale" & no.7 , Riccard Muti & The Philadelphia Orchestra2010年01月04日 12時32分

今日の名古屋は、朝は曇ってましたが今はいい天気です。洗濯物も乾くといいな・・・

さて、久しぶりに Muti/Philadelphia のLPを引っ張り出しました。ブログでこのコンビの録音を取りあげるのは今回が初めてです。ホームページに以前書いた物があるのですが・・・
英EMI ASD3646 jacket
EMI/HMV ASD3646 LP(P)1979
Beethoven Symphony no.7
Riccard Muti/The Philadelphia Orchestra
recorded at Met Church, Philadelphia, 1978

マエストロ・ジーンと政権交代?直前時期の収録です。この10年後にベートーヴェン交響曲全集(アメリカのオーケストラとして最初のベートーヴェン交響曲CD全集)を録音する訳ですが、この時期は他に田園交響曲を録音したのみです。この時期にベートーヴェンの交響曲全曲を収録する意図があったかどうかは、?ですな。

この録音は全集で再録音している曲なので、今後CD化される見込みは恐らく無いでしょう・・・が、まだオーマンディが音楽監督時代のフィラデルフィア管弦楽団と若手だったマエストロ・ムーティの貴重な録音でもあります。通常省略する繰り返しもきちんと演奏しているのは、原典主義者?ムーティ面目躍如・・・ということでしょうか。

英EMI ASD3646 jacket Liner Notes
EMI/HMV ASD3646 Jacket裏解説

フィラデルフィア管弦楽団も RCA Red Seal の専属から離れてマエストロ・ジーン と共に EMI と録音契約を結んだことにより、録音会場がそれまでの Scottish Rite Cathedral(旧Town Hall) から Old Met に移ったことにより、 "The new Philadelphia Sound" をLPジャケットに謳う共に、ライナー・ノーツにも録音会場の説明(右中央 四角で囲まれた部分)を加えています。 EMIとしても力を入れていたのでしょうね。

英EMI ASD3646 Label
EMI/HMV ASD3646 Stamp Nipper? Label

ちなみにレコードラベルは、切手タイプのニッパーマークと呼ばれる物です。年代からしてこれが初出レーベルでしょう。ちなみにこれより前の時期のラベル(「半円ニッパー」とか「セミサークル」、「ホワイト・ゴールド」)とかは結構値が張って評価も高いらしいですが、このラベルはその前のラベルより「音が良くない」という評価のようで、値もそれなり・・・みたいです。

英EMI ASD3646 Inner Sleeve
Inner Sleeve

英EMIのインナースリーブです。レコード取り扱いに関しての注意事項が記載されています。こういうのもお国柄や時代の変化が見て取れますな・・・

さて、続いては、昨年暮れも押し迫った頃、ハイファイ堂でバッタリ出会った、長年探していたレコードです。

東芝EMI Angel EAC-80568 Jacket1
東芝EMI/Angel EAC-80568 LP (英EMI/HMV ASD3501 LP)
Beethoven Symphony no.6 "Pastorale"
Riccard Muti/The Philadelphia Orchestra
recorded at Met Church, Philadelphia, 1978

後年の全集の影に隠れてしまい、殆ど語られることの無い録音ですが、前述の7番シンフォニーと同様、このLPの存在も知ってはいました。どうしても欲しい・・・という程ではないのですが、一度は聴いてみたいなあ・・・と気長に探していましたが・・・

たまたま寄ったハイファイ堂 レコード売り場で、たまたま補充された新入荷LPのなかにコレがあったのでびっくりしました。LPが向こうから目の前に現れたのですから・・・勿論捕獲?したのは言うまでもありません。こんなともあるんですなあ・・・

現在に至るまで・・・いや、今後もまずCD化される見込みのない録音ですが、これもオーマンディが音楽監督時代のフィラデルフィア管弦楽団と若手だったマエストロ・ムーティの貴重な録音であり、こちらもきちんと繰り返しが演奏されています。

演奏は奇を衒わず直球勝負・・・こちらも若々しい覇気に溢れた好演といえるでしょう。

東芝EMI Angel EAC-80568 Jacket
東芝EMI/Angel  EAC-80568 ジャケット裏解説

解説は、武田明倫氏。「さわやかにしてドラマティックな・・・ -ムーティ・フィラデルフィアの≪田園≫-」がそのタイトルである。恐らく、オーマンディの音楽監督辞任とムーティの音楽監督就任が発表された後に書かれた物と思う。新しいコンビへ期待を寄せる・・・といった感じの解説である。

東芝EMI Angel EAC-80568 Label
東芝EMI/Angel  EAC-80568 Label

レコード・ラベルは、東芝EMIお馴染みのRecording Angel。もともと国内盤は海外盤より評価が低く、市場価格もかなり控えめなので、買う方としては有り難いことである。このLPはコンディションも良く音もまずまずだ。

このLPを探し始めてから8年、「待てば海路の日和あり」とは良く言ったものである・・・それでは。

Dancing Violins - Rudy Risavy & His Dancing Violins2010年01月04日 18時07分

面白い謎のレコード・・・Sound Bay 金山店 で 悪税込 315円だったかな・・・アウトレット品だったのか、レーベルロゴに無情にも穴を開けてあるが・・・こういうムード音楽好きなのよ・・・
TELEFUNKEN TPS 12513 Dancing Violins - Rudy Risavy & His Dancing Violins Jacket
LONDON/TELEFUNKEN TPS12513 LP
DANCING VIOLINS, Rudy Risavy & His Dancing Violins

このレコード、演奏者のプロフィール・曲目解説皆無。ジャケット裏は他のLPのカタログである。

Distributed in Canada by London Records of Canada Ltd. とあり、カナダのロンドン・レコード(英DECCA)がプレス・販売していたのだろう。確か、独TELEFUNKEN と 英DECCA は昔提携していて、今のTELDEC レーベル は TELEFUNKENDECCA の頭文字を組み合わせた名前だと聞いたことがある。

ちなみに、日本のキング・レコード のロゴは TELEFUNKEN をお手本にしている。これも歴史だなあ・・・

TELEFUNKEN TPS 12513 Dancing Violins - Rudy Risavy & His Dancing Violins Jacket Catalog

Rudy Risavy についてネットで調べたがコレと言った情報は見あたらなかった・・・でも、オークションで結構出ているから、それなりに売れたLPなのだろう。

TELEFUNKEN TPS 12513 Dancing Violins - Rudy Risavy & His Dancing Violins Labels & Tracks

ステレオ盤なのに、どうみても コンスタント・ピッチのカットに見えるし、レーベル周りのエンドレス溝もモノラルLPに多い同心円でないカットである・・・古いカッティング・マシンをステレオ仕様に改造したのだろうか・・・謎めいたLPである。

曲と演奏は、タイトル通り、ヴァイオリンならではのポルタメントを聴かせたソロヴァイオリンとバックのオケの掛け合いがとっても楽しい仕上がりとなっている。

ムード音楽好きは買って損は無いLP・・・かもしれない。

Percy Faith Plays Romantic Music2010年01月04日 18時25分

Percy Faith というと米Columbia ステレオ期の録音の印象が強いのだが、モノラル期の演奏もステレオ期 とは違う味わいがあり、これはこれで優れものだと思う。

Columbia CL526 Percy Faith plays Romantic Music jacket
米Columbia CL526
Percy Faith plays Romantic Music

このLP、どっかの中古屋さんで見かけたのだが、ジャケットを見てピンと来る物があり、すぐに拿捕した次第。きりっとした美人ジャケットで、センスの良さが光る。モノクロ写真が強い印象を与えるのも良い。カラーではこういう味は出せないだろう・・・

Columbia CL526 Percy Faith plays Romantic Music jacket liner notes

ジャケット中央には Percy Faith の略歴が記載されている。1908年カナダトロント生まれ。トロント音楽院でヴァイオリンとピアノを学び、1934年にアレンジャー兼指揮者としてCBSに入社。1940年にアメリカに移住(かな、国籍も取得したのか・・・) だそうな。

このジャケットに記載されているPercy Faithの他のアルバムは・・・

CL 6225(45EP, Sets B-1692, B-1693) Music from Hollywood
CL 6242(45EP, Sets B-332) Carefree Rythms
CL 6214(45EP, Sets B-305) Carnival Rythms
CL 6203(45EP, Sets B-292) Fasccinating Rythms

Paul Weston もありますな・・・

CL 527 Mood Music by Paul Weston
CL 528 Dream Time Music by Paul Weston
CL 535 A Ray Martin Pop Concert(これは Paul Weston じゃないな・・・)

これも興味深いアルバムですな・・・

このアルバムは1950年代のテープ録音と思うが・・・米コロムビアらしい、オフ気味のウェットバランスな仕上がりの音だ。

Columbia CL526 Percy Faith plays Romantic Music Label

このLPは赤ラベルのフラット盤。盤の状態はまずまずで、フラット盤にしてはノイズも少ない。米Columbia のポップス(CL,CS番号)盤は赤い色のラベルが特徴で、これは6eyes盤も同じ。2eyes盤の赤盤は見たことはないが・・・

Percy Faith の音源は Oldies.com積極的にCD化 しているし、 NMLでも結構タイトル(Percy Faith, His Orchestra があるようだ・・・また、「ムード・ミュージックの楽しみ」 でもかなり扱っているようで、手軽に聴けるのは有り難い。これだけの音源のLPを集めて聴くのは大変だからねえ。

この当時の音源はもっと見直されてもいいと思うよ・・・では。