長岡鉄男の外盤A級セレクション(3)-221, Hundred Strings of Santoor2010年01月03日 13時20分

たまにはインドの音楽でも・・・ということで、懐かしの盤を引っぱり出しました。

Chhanda Dhara SNCD7786 Hundred Strings of Santoor
Chhanda Dhara SNCD7786 CD, SP11286 LP, (P)1986
Hundred Strings of Santoor - SHIVKUMAR SHARMA Live
Tabla : Zakir Hussain, Tamboura : Shefali Nag

長岡鉄男の外盤A級セレクション(1)(共同通信社) が1984年に出版されてから早25年・・・(2)が1985年、最後の(3)が1989年・・・

CDが世に出てLP滅亡を見越して(5)まで出版を考えられていたそうだが、(3)が大幅に遅れて出版前にもう手遅れで止めよう・・・というところをファンの熱心なリクエストで、(3)を出して終わり・・・という経過だったかな・・・

しかし、LPが消え去るよりも早くCDの方が消滅(というか再生不能)するかもしれないなあ・・・と最近思うようになった。物理的な寿命もCDはLP・SPに敵わないことが次第に明らかになってきたし。このことは以前ブログでも書きましたなあ・・・

ま、それはさておき、このディスクについて・・・本が出版された当時、既に入手困難なLPだったと思いますが・・・10年くらい前だったかな・・・秋葉原石丸電気輸入レコード売り場で、この Chhanda Dhara のCDを大量に見つけて、喜んで買っていった記憶がありますなあ・・・

Chhanda Dhara はドイツ シュトゥットガルトにあるインド舞踏学校だそうだが、オフィシャルサイトは見つからなかった(探し方が悪いのかな・・・)
Chhanda Dhara SNCD7786 Hundred Strings of Santoor Label
Chhanda Dhara SNCD7786 CD Label

SantoorSHIVKUMAR SHARMATablaZakir Hussain については解説に記載があるが、Tamboura の Shefali Nag については何の記載もない。ただ、Prduced by Shefali Nag と記載されているので、彼女がプロデュースした音源ということだろうか・・・こんなリストもあるが・・・よ~わからん・・・

SHIVKUMAR SHARMA といえば、確かこれまた7~8年くらい前(だったかなあ・・・)に名古屋に来てコンサートをやった・・・この時はチケットも買ったんだけど、仕事が忙しくてすっかり忘れて気が付いた時は既にコンサートが終わっていたという・・・我ながらアホやなあ・・・

このCDは、Raga Mishra Khamaj(ミシュラ・カーマイというラーガ)で演奏されている。A級セレクションの解説によれば、7つの音を全て使う楽しくて明るいクラシカル・ムードのラーガだそうな。

トラックは2つ。たぶん、LPの片面がそのまま1トラックになっているのだろう。1トラックの終わりはフェードアウトしてしまう。その後、トラック2がフェードインして始まるのだ・・・

最初はゆったりとしたムードで始まるが、段々速くなってきて盛り上がり、所々で超絶技巧が炸裂しつつ超人的なスピードでラストへなだれ込む・・・というもの凄いパフォーマンスが聴ける。このCDをどこかで見かけたら、買って損はないでしょう。

コメント

_ 小室真理 ― 2011年09月15日 11時36分

サントゥール 私の師匠の名盤です。ラーガの名前はミシュラ・カマージ。ミシュラ=Mix でいろいろなメロディー(インド古典音楽の旋律・ラーガ)が現れては、もとのラーガ・カマージの美しいテーマに帰ってきます。小室真理

_ りん ― 2011年09月16日 08時11分

なるほど、ミシュラとはそういう意味なのですか。コメントありがとうございます。
仰る通り、これは名盤ですね。会場の白熱した様子も伝わってくる凄い演奏で、聴き終わった後思わず拍手してしまいます。実演を聴き損なってしまい本当に残念。又来日の機会があったら是非聴いてみたいです。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
スパムコメント対策です。
nospam
と入力して下さい。お手数ですが宜しくお願いします。

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://boukyaku.asablo.jp/blog/2010/01/03/4793027/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。