Robert, Gaby,Jean Casadesus & Ormandy/Philadelphia plays Piano Concertos of Bach & Mozart, 1962年 ― 2010年06月05日 09時00分

STEREO "360 SOUND" (Regular MonoML5895)
Produced by Thomas Frost
Mozart : Concerto for 3 Pianos K.242
Bach : Concerto for 3 Pianos BWV1063 & Italian Concerto
Robert , Gaby & Jean Casadesus
Eugene Ormandy/The Philadelphia Orchestra
Mozart & Bach Concertos recorded on 9 Dec.1962
in philadelphia athletic Club
Concerto(Mozart) available on CD
Sony Music Entertainment/Sony Classical Essential Classics
SBK 67179 (C)1995
Concerto(Bach)available on CD
Sony Music Entertainment(france)/Sony Classical a legend of the piano 5033962 3CDs (C)2001
カサドシュ親子3人によるピアノ協奏曲のアルバム。バックはオーマンディ&フィラデルフィア・・・コリャ凄い面子が揃ってますわ・・・




The Great Columbia Stereo Recordings
早朝、霧が立ちこめる森にぽつんと置かれた3台のピアノ・・・悪くないけど、初出時のジャケットの方がいいな。ライナー・ノーツもカサドシュ親子のプロフィールは省略されている。まあ、量産品の宿命で、再発売される度に省かれてしまう情報もあるのは仕方がない。

Istomin, Ormandy & Philadelphia - Tchikovsky's Piano Concerto No.1 ― 2010年06月03日 06時50分
6eyes LPs
Tchaikovsky Piano Concerto No.1
Eugene Istomin(piano)
Eugene Ormandy/The Philadelphia Orchestra
recorded on 19 april 1959 in the town hall, philadelphia
この演奏、横田さんのオーマンディ・ディスコグラフィによれば過去にCD化されているのだが、残念ながら、未だにそのCDの姿を見ていない。番号すらワカランのだ・・・10年以上探しているんだけどなあ・・・
・・・ということで、仕方なく?LPで聴いている・・・というか、LP収集を再開したのは、このコンビのCD化されていない演奏を聴きたくて・・・というのがその動機だったのだが、いつの間にかLPで聴く方が多くなってしまった。本末転倒とはこのことか?ま、それはどうでもいいが、実にいい演奏なのに、CD化されずにこのまま埋もれるのは実に惜しい・・・Essential Classics でもCD化から漏れてしまった様だし・・・本当に惜しい・・・
ちなみにこの演奏、モノラルのレギュラー盤(ML5399)とステレオ盤(MS6079)の2枚が手元にある。ジャケットデザインはステレオ盤とモノラル盤で若干の違いがあるが基本部分は共用している。
レコードラベルはどちらも 米Columbia Records の当時のトレードマークであるWalking Eye を6つ並べた Columbia Masterworks 6eyesラベルである。
ステレオLPが出始めた当時は、ステレオ録音でもモノラル盤とステレオ盤が併売されていた。録音セッション時でもモノラル盤・ステレオ盤併売を考慮して収録してたようで、3chテープ録音機に Left,Center,Right の音を収録、モノラル盤にはCenter の音を、ステレオ盤には Left, Right にある程度 Center の音をミックスしてカッティングしていたようだ。
だから、モノラル盤といっても単純にステレオ両chの音を混ぜているのではない。セッション時のミキシングそのものが異なっているので、この当時のステレオ盤とモノラル盤ではオーケストラのバランスも全く同じでは無いはず。ま、そんなに顕著な違いが現れるとも思わないけど・・・
ちなみに、当時のステレオ対応でないピックアップ(カートリッジ)はモノラル盤の横振動しか考慮していないので、ステレオ盤に含まれる縦振動の動きに追従できず盤の溝を痛めてしまうということで、当時のステレオLPには「このレコードをステレオ対応していないピックアップで再生するべからず」と注意書きのされているものもある。
ま、暫くするとステレオ対応していないピックアップでも縦方向の振動を考慮した製品が出てきたようで、LPにも「このステレオレコードは現在のモノラルピックアップでも再生可能」と書かれるようになったが・・・
また、ステレオLPが出始めた当時は、ステレオに対する批判も結構あったようで、このように同じ演奏がステレオ・モノラル両方で出た時、評論家がモノラル盤に軍配を上げるレビューを書いていることも珍しくなかったそうな。
ステレオ盤は縦方向の振動も含むので、横振動のみのモノラル盤よりも当然のことながら、カッティング・プレスに精度が要求されるわけで、ステレオ盤が出た当初はそのあたりがまだ完全には克服されていなかったようで、モノラル盤の方が音がよいという判断もあり得たと思う。再生側の問題もあったかもしれないけど・・・おっと、ヨタ話失礼!
お次は、1977年プレスと思われるオデッセイのリカット盤。

The Great Columbia Stereo Recordings
6eyes盤の1面はラベル外周あと2cm弱付近までカットされているが、このオデッセイ盤はラベル外周からその倍以上の余裕を残してカットされている。このオデッセイ盤には記載がないが、別の演奏のオデッセイ盤には、
... they have been re-mastered, using the most advanced cutting techniques, to produce sound that is the touchstone of the recording art. ...
とあり、従来盤より音質の向上を図った旨が記載されている。6eyes盤 と この Odyssey盤 のどちらの音が良いか? というのは何とも言えないが、曲の終わりのクライマックス部分が内周から離れているのは内周歪みを避けるという意味では音質的に好ましいと思う。

ただ、状態の良い 6eyes盤 はなかなか入手できないので公正な比較は難しい。アメリカではLPなんか消耗品扱いだから、状態の良いものは少ない。残念ながらこの 6eyes盤 も 衝撃を受けた跡があり、1面の一部が多少ひび割れている。LPにひびを入れるには余程の衝撃がないと・・・こんな状態でも「パチン」という音とともにちゃんとトレース出来るのだから、LPの耐久性は大したものだが・・・
再発・リカット盤のOdyssey盤(この盤も結構傷だらけだけど幸いなことにあまり音には出てこない)の方が状態が良いものが多いと思う。
・・・ということで、今のところはLPで楽しんでいるが、それでもCD捜索を続けている・・・のである。
んでは。
Ormandy & Philadelphia - HANDEL : Water Music & Royal Fire works Suites のコロムビアステレオ録音を求めて その2 ― 2009年08月10日 11時57分
HANDEL : Water Music & Royal Fire works Suites
Corelli : Suite for Strings
also available on CD
Corelli - 米SME Essential Classics SBK62640 "Baroque Masterpieces"
結局、CDが駄目なら・・・ということで、LPを探して、国内盤とイギリス盤を入手した。ネットか店頭か、どちらで手にしたかは忘れてしまったが・・・
これはイギリスCBS盤。コレルリの弦楽のための組曲もオマケに入っているお買い得盤。
コレルリは、2面目の「王宮の花火の音楽」の後に詰め込まれており、音質上はあまり宜しくないが、なかなかいい音質である。カッティング技術がいいのかな・・・これなら充分音楽を楽しめる。CDはなくてもいいかな・・・でもあったらやはり買うけど・・・(続く)
Ormandy & Philadelphia - HANDEL : Water Music & Royal Fire works Suites のコロムビアステレオ録音を求めて その1 ― 2009年08月10日 11時42分
Digitally Remasterd, Dolby B Noise Reduction encorded Tape
Side1
- HANDEL : Water Music & Royal Fire works Suites
Side2
- C.P.E BACH : Concerto for Orchestra in D major(arr. M.Steinberg)
- MARCELLO : Concerto in C minor for Oboe & Orchestra
John de Lancie(Oboe solo)
Eugene Ormandy/The Philadelphia Orchestra
also available on CDs
Bach
- 米SC Masterworks Heritage MH2K62345
Stokowski・Ormandy The Philadelphia Orchestra plays BACH
MARCELLO
- Sony Music Japan International SICC837/8
First Chair Encores Vol.1&2
10年以上前かなあ・・・オーマンディ・フィラデルフィア の 1959年 コロムビア・ステレオ録音による、ハンデルの「水上の音楽」と「王宮の花火の音楽」、このCDを探していました。
当時、オンラインショッピングもそれほど普及しておらず、アメリカのアマゾンやタワーをよく利用していたもんです・・・
そのアメリカのタワーに、それと覚しきCDがあった。ただ、当時は曲目や演奏者詳細が出ていないことが多く、カンと第六感でオーダーするという博奕みたいなことをやってましたなあ・・・
最近(といっても、もう3年近く前になりますかな・・・)オーマンディ・フィラデルフィアの、これまたコロムビアステレオ録音によるヴィヴァルディ「四季」全曲のCDが出たときもそうでした。
日本のアマゾンにこれが出たとき、オーマンディとフィラデルフィアの名前があったので、ピンときて、もしや・・・とオーダーしたら、これが当たったんですな。でも、未だにこれを見ても、オーマンディ・フィラデルフィアによる四季「全曲」が入っているとは思えないでしょう・・・
amazon.co.jp-The Vivaldi Collection [Import] [from US]
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000FQJP9Q/sr=1-4/qid=1161902650/ref=sr_1_4/250-7910712-0096204?ie=UTF8&s=music
このヴィヴァルディ「四季」全曲CDも10年近く探していたんですな。結局、見つからなくてLPで聴いてましたが、それでも折ある度にチェックをしてたら引っかかったんですな・・・待てば海路の日和あり・・・。このCD以前にも同様のタイトルで出てたCDもありましたが、「四季」以外の曲だったりとさんざん肩すかしを食らわされたもんですが、待ってみるモンです。
それにしても、欲しい音源が出ないからと、ネットにあふれる文句や悪態を読むと気が沈みますな。そんなことにエネルギーを使うより、レコード会社にリクエストを出すとか、この演奏家のこういう音源があるとかの情報提供でもして、聴きたいと思う人を増やすとかの努力をした方が建設的だと思える・・・
この本を読んでつくづくそう思いました。
平林直哉「クラシック100バカ」(青弓社)
baka018 投書はムダだとあきらめるバカ
諦めずに探し続ければ、見付かることもある・・・くらいで考えると吉ということかな・・・
話が横道にそれてしまった・・・ハンデルに話を戻そう。
アメリカのタワーにあったそれらしきCD、オーダーしたが、結局半年か1年後、メーカー在庫切れで入手不可能というメールが来て終わってしまった。
その後も探している内に、この2曲が入ったカセット・テープがあった。タワーかアマゾンか忘れてしまったが、とりあえずカセットテープでもいいやということでオーダーしたのがこれ。
もう当時はカセットテープは殆ど聴いていなくて、たまたま手元にあったCDラジカセで聴いた。演奏は素晴らしかったが、ドルビーBのノイズリダクションがかかっていて音がキンキンする。ドルビーは付いてないが簡単なトーンコントロール(高音域を抑えるだけ)で調整して、まあ何とか聴ける程度になったが、どうもテープスピードが速すぎてピッチが高いが、こればかりはどうしようもないな。
小・中学生の頃は、FMやレコードからせっせとカセットテープにコピーして聴いていたモンだが、数年前にそれらのテープは皆処分してしまったが、昔はよくお世話になったなあ・・・
コンパクトカセット(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E3%83%88%E3%82%AB%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88
パソコンにはまった頃はデータレコーダーとしてもお世話になったもんだ。
データレコーダ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%80
おっと、このテープの話に戻すと、片面に「水上の音楽」と「王宮の花火の音楽」、そしてもう片面にはC.P.Eバッハとマルチェロの協奏曲が入っており、結構お買い得感がある。LPでは2枚組になってしまうが、カセットならではの利点だな、こりゃ。
今ではカセットテープを聴く機械も手元にないが、このテープは手放せないなあ・・・(続く)
AN HISTORICAL REUNION, PHILADELPHIA,1960. ― 2009年08月09日 08時45分
米Columbia Odyssey Y32364 Stereo (C)1973
AN HISTORICAL REUNION, PHILADELPHIA,1960.
THE PHILADELPHIA ORCHESTRA/LEOPOLD STOKOWSKI
CONDUCTIONG
DE FALLA : EL AMOR BRUJO
WAGNER : TRISTAN UND ISOLDE LOVE MUSIC FROM ACTS II & III
Shirley Verrett-Carter
http://en.wikipedia.org/wiki/Shirley_Verrett
Leopold Stokowski/The Philadelphia Orchestra
http://en.wikipedia.org/wiki/Leopold_Stokowski
also available on CDs
Falla
- 米SC Essential Classics SBK89291
- 米CBS Masterworks Portrait MPK46449
Wagner
- IMG Artists/EMI 7243 5 75480 2 1(2CDs)
Great Conductors of the 20th Century - Leopold Stokowski
愛憎といえば、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」ですかな。
Richard Wagner
http://en.wikipedia.org/wiki/Richard_Wagner
Tristan und Isolde
http://en.wikipedia.org/wiki/Tristan_und_Isolde
ファリャの「恋は魔術師」なんて、これに較べたら他愛のないモンである。シャーリー=ヴァーレットの声の健康的なこと。
ワーグナーは「他人のものは自分のもの」を生活で実践してしまったとんでもない男ではあるが、まあ後生で音楽を聴く私にゃ関係ないな。でも知り合いだったら困るなあ・・・こういう人。
自分を世話してくれた人の奥さんを寝取ったり、子分の指揮者の奥さんを略奪したり・・・そういえば、最近女性誌の電車吊り広告で「略奪婚」という言葉を目にするが、いいのかなあ・・・そういうことはオペラだけにしといた方がいいのでは?
そういえば、ストコフスキもゴシップに彩られた人であったワ。
トリスタンとイゾルデは、2幕と3幕からストコフスキが抜粋再構成しているようだ。最初のショッキングな弦の音から、ストコ節のワーグナー全開である。最後は終幕の死で終わる。悩殺するような弦とか艶やかなハープはストコフスキならではであろうか。
ファリャはきびきびした演奏で気持ちがいい。快速テンポにオーケストラはしっかりついて行っている。
1940年~1960年、20年間の絶縁を経てのフィラデルフィア再登場の歴史的名盤・・・ということになるのかな。
手元にあるのは、オリジナルのモノ盤とステレオ再発廉価のオデッセイ盤。オリジナルはステレオ・モノラル両方で出ていた筈だが、ステレオ盤は手元にないが、恐らく番号はMS6079だろう。MS盤とML盤の同録音は600番違いみたいだから・・・
2曲ともCD化されているが、もう入手は困難でしょう。ワーグナーの方は、出たときはこの演奏が収録されているとは知らず、気がついたときには市場から姿を消してましたが、数年間根気よく探していたある日、名駅タワーの店頭にひょっこりと・・・すぐゲットしたのは言うまでもありません。この日の気分は花の子ルンルン状態であったとさ・・・
花の子ルンルン(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%B1%E3%81%AE%E5%AD%90%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%83%AB%E3%83%B3
んでは。
Charles Munch conducts The Philadelphia Orchestra, 2 of 3 ― 2008年11月06日 07時17分
肝心のサウンドの方ですが、過度のノイズ除去などは行われていないようで、安心して ミュンシュ&フィラデルフィア・サウンド を楽しめます。ジョンソンのトランペットが「高雅にして感傷的なワルツ」の冒頭を軽やかに奏でる・・・やはりこうでなくては!
CDブックレット解説はLPのものをそのまま持ってきたようです。 ミュンシュ&フィラデルフィアの録音が実現したエピソードなどを期待したのですが・・・
写真は、米コロムビアのバジェット・レーベル、オデッセイ盤ですが、日本に輸入する際、無残にも COLUMBIA の文字がシールやマジックで消されています。こんなシールをレコード1枚1枚に貼っていたわけですから、えらい手間ですが・・・
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