Henry Mancini Live in Japan, 1971年9月17日新宿厚生年金会館 ― 2010年07月04日 10時40分
Henry Mancini Live in Japan
1971年9月17日 新宿厚生年金会館 に置ける実況録音(解説:岡部迪子)
浅見英雄著「ムード音楽」 によれば、マンシーニは 1967年にアンディ=ウィリアムスと共に初来日、そしてこの1971年9月にメンバー数人を伴って来日、その後1975年6月と1977年5月にそれぞれ来日公演を行ったとある。その後1994年に亡くなるまでに来日しているかどうかはよく分からない。何方かご存じですか?
ま、それはさておき、このライブは1971年9月17日 新宿厚生年金会館 に置ける実況録音である。1967年はアンディ=ウィリアムスの伴奏の為に来日だったが、この1971年の来日はマンシーニ本人が主役としての初来日ということになる。
ジャケット表紙写真提供は民音が提供しているようで、この公演は民音主催か、それても共催だったのかもしれない。
解説によれば、9月16日の東京公演を皮切りに、京都・神戸・大阪・・・そして9月27日の名古屋公演を最後に帰国したそうな。このライブは来日公演2日目の実況録音ということになる。(さらに、この時点でフィラデルフィア・ポップスの常任指揮者を務めているとも記載があった)
アルバム上は「ヘンリー・マンシーニ楽団」とあるが、トランペットのグラハム=ヤング、ドラムスのジャック=ギルフォイを除きミュージシャンは現地調達している。松本英彦(テナーサックス)・東京交響楽団・原信夫とシャープス&フラッツという面々が参加している。
ちなみにこのアルバムはプロモーション用のホワイト・ラベルであった。
収録曲目は下記の通り。
Side1
1.ムーン・リバー(Opening)
2.ピーター・ガン
3.ある愛の詩
4.スウィング・マーチ
5.荒野の用心棒
6.子象の行進
7.逃げた!
8.ピンクの豹
Side2
1.ディア・ハート
2.芸術写真家ユニヨシ先生
3.ロミオとジュリエット
4.ザ・キャット
5.メドレー(酒とバラの日々,シャレード,ムーン・リバー)
6.ムーン・リバー(Closing)
自前の楽団ではなく、主要ソロの2名だけ伴ってあとは現地調達というのは、公演費用の節約もあるのだろうが、臨時変成でもマ ンシーニサウンドを作り上げる 自信があったのだろう。この公演のアレンジも全てマ ンシーニ本人によるものだと解説にあるし、クレジットに「製作:マ ンシーニ」とあるので、マイクセッ ティング・録音テープのミキシング・編集も彼の目が光っているのだろう。
先に取り上げたLD同様、演奏時の客席ノイズは非常に少ないし、ミスも殆ど無い。たとえライブであっても納得ずくで出すという、サウンドに対する厳しい姿 勢を垣間見た気がする。
公演途中のワンショットであろうか・・・お、窓からセミの声が・・・夏だなあ・・・
んでは。
コメント
_ ショパン三世 ― 2012年07月29日 14時42分
_ りん ― 2012年07月30日 08時06分
4チャンネル収録とのことですが、私の手持ちLPは通常の2chプレスです。4ch盤も発売されたのか、収録は4chで、市場には2chプレスしか出なかったのか・・・
リンクの件は了解しました。(基本的にリンクフリーですので。その旨特に記載はしておりませんが・・・)
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貴ブログのマンシーニ情報に、当サイト「掘り出し物」ページからリンクさせていただきました。事後報告で済みません。