オーマンディ関係、2ちゃんねる掲示板の書き込みから その1 - RCA1970年録音の「復活」の4chについて2009年11月08日 18時30分

最近、2ちゃんねるのオーマンディ関係の掲示板、

【いい意味の】オーマンディ【オケの錬金術師】
http://jfk.2ch.net/test/read.cgi/classical/1231778100/

を見て、たまに書き込みもしてますが、いつも思うのは、「事実と違う」ことや「思い込みによる誤った書き込み」が多い・・・ということでしょうか・・・

もう一つ、ちょっとネット等で検索して調べれば分かることでも、調べずに書いていることが多い・・・という事ですかな。調べて分からなければそれは仕方のないことですが。これだけ情報が氾濫していると、探すだけでも結構手間ではあるので。

ま、誰でも見て書き込めるネットの掲示板に情報の正確さを求める方が無理といえばそれまでですが、それにしても? ということを多く感じます。

ま、私のホームページやこのブログだって、二次情報・三次情報が殆どですから、事実と違ったり思い込みで誤認していることもあるでしょう。誹謗中傷にあたることは書かないよう気をつけていますが、書いてあることが事実かどうか保証せい・・・といわれてもそれは無理なことですし・・・そんな義理も義務も無いので・・・ま、ネットの情報とはその程度のものであり、結局は自分で汗をかいて調べるしかないのですが・・・

ただ、その調査する為の強力な道具の一つであるのは確かでしょう。

その掲示板に書き込んだモノを採録しました。たしか、書き込みが千を超えると参照不能になるのでその前に。これもまあ備忘録の一つとして・・・


その1 1970年 RCA録音「復活」の4chマスターテープについて

1970年 RCA録音「復活」については過去ブログに書きましたが・・・

...the void of the Universe, the mystery of eternity.
http://boukyaku.asablo.jp/blog/2009/08/18/4522244

...the void of the Universe, the mystery of eternity. その2
http://boukyaku.asablo.jp/blog/2009/08/19/4523647

2ちゃんねるのある書き込み:

>一本の溝に無理やり4chを入れるという性質上
>音がぐにゃぐにゃの録音が多く評判も悪かった
>復活の音がぐにゃぐにゃなのはそのためだ

を読んで ? と思い、書いたのが以下のもの。

(1)「復活」のLP(米RCA LSC-7066)は通常の2チャンネルステレオ
国内盤LP(日RCA SRA-2713/14)も通常の2チャンネルステレオ(のハズ)。私が知る限り、4チャンネルステレオでは発売されていません。

(2)CD(日BMGファンハウスBVCC-38283~84)の情報によれば、遺されているのは「4チャンネルのマスターテープ」ですが、これが「4チャンネルステレオ」か単なる「4トラック録音」かは不明ですが恐らく後者でしょう。この当時はようやくマルチトラック録音が導入された頃ですから。

(3)各社の4チャネルレコードについて
詳細は下記をどうぞ。基本的にレコードそのものの問題なので、「4chを入れるという性質上音がぐにゃぐにゃの録音・・・」は誤り。「音がぐにゃぐにゃのレコード」なら解りますが・・・

4チャンネルステレオ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/4%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AC%E3%82%AA

(4)「復活」の録音の問題点
CD(日BMGファンハウスBVCC-38283~84)の解説を読むのが一番良いでしょうが、弱音を明瞭に録音する為に録音レベルを上げすぎて強音で音が割れてしまった・・・ということに尽きるでしょう。確かに室内楽的なところが多い「復活」のその弱音部分では非常に繊細な音がキャッチされています。ヘッドホン等で聴くと良く解ります。

これだけ調べて書くのも結構時間がかかりますよ。ま、好きでやっていることではありますが・・・

4chステレオについては、私が物心着いた頃は既にほぼ滅亡しており、CBS/SONY のSQステレオの惑星(バーンスタイン、NYP)を、そのSQの解説と共に聴いた記憶があります。

今は手軽にマルチチャネルステレオが実現してますが・・・

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