オーマンディ&フィラデルフィアの「パリの喜び」全曲 その1 ― 2008年10月09日 06時49分
Eugene Ormandy/The Philadelphia Orchestra
Columbia Masterworks ML5348(LP) recorded.1954
オーマンディ・ファンであれば必ず持っていたい名盤・・・なんだけど、今のところ CD復刻される見込みはなさそうなので LP でしか聴けません。興味のある方は探してみてくださいな。NMLがライブラリーに加えてくれると良いのですが・・・(彼らのアナログLPについては下記をご覧下さいませ)
Glorious Sounds of Music
-The Fabulous Philadelphia Orchestra
under Brilliant direction of Eugene Ormandy.
-Analog Discs
http://www.ne.jp/asahi/tron/music/AnalogDiscs.htm
オーマンディは1963年にこの曲の抜粋版をステレオ録音しており、こちらはCDで手軽に聴くことが出来る。(Sony Classical Essential Classics SBK48279)特にトランペット(Gilbert Johnson)の音が冴え渡っており、アンサンブルもこのモノラル録音より精度が高く、このCDもお勧め出来る。
一方、モノラルLPの全曲版は、アンサンブルの精度やトランペットの輝きという点においては後年のステレオ録音には及ばないものの、われらがマエストロ・ジーンの溌剌としたダイナミックな音楽作り(これは後年のステレオ録音では後退している)を楽しめる貴重なもので、抜粋版のステレオ録音に対して全曲版という利点もある。
ちなみにこのモノラル録音はポップス仕様のLP(Columbia CL741, Chopin : Les Sylphides との組み合わせ)として抜粋され片面に収められた盤もあるが、やはり全曲収録されているML盤で聴きたい。
(その2に続く)
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