ロパルツとドヴォルザークを聴く2008年10月11日 20時53分

何故ロパルツとドヴォルザークか?と問われても、たまたまそういう気分だったから・・・としか・・・

iPodや半導体メモリーで沢山の楽曲を持ち歩けるようになった現在でも、それらを使う気になれない。

そうやって準備しておいた曲は、何か聴こうと思うときは気分に合わないことがほとんどだから・・・

四六時中音楽聴いてたら飽きるような気もする。何回も聴いた好きな曲は、そのうちレコードの細部の傷まで完璧にメモリーしてしまい、飽きたあともオートリピートで頭のメモリー再生を繰り返すので始末が悪い。(チャイ5とか新世界とか・・・特にガキのころに熱中した・・・)

でも、そういう曲をふと思い出した時に聴くと、これがいいんだなあ・・・

ロパルツとドヴォルザークは僕にとってはそういう作曲家なのかも・・・


ROPARTZ: Masses and Motets
http://ml.naxos.jp/?a=8.225126
Michel Piquemal Vocal Ensemble

Guy Ropartz
http://en.wikipedia.org/wiki/Ropartz

フォーレとデュリュフレのレクイエムが好きな人なら、恐らくこのロパルツのレクイエムも好きになるだろう。(このアルバムはレクイエムじゃないけど)

フォーレとデュリュフレのレクイエムはともに穏やかな曲調なんだけど、僕はこの2曲の「温度差」を感じる。フォーレは暖かいけどデュリュフレはしんしんと「冷える」のだ。凍てつくような・・・というわけでは無いけど。終曲”In Paradisum”が一番分かりやすいかな?

んで、ロパルツはフォーレとはまた違う独特の「暖かさ」がある。フォーレは春の暖かさだけど、ロパルツは寒い冬にストーブを囲む暖かさ・・・かな?

DVORAK: Symphonies Nos. 7 and 8
http://ml.naxos.jp/?a=BIS-CD-452
Gothenburg Radio Orchestra
Myung-Whun Chung

チャイコフスキーと並ぶ希代のメロディーメーカー(と勝手に決め付けている)の面が一番出ている、ドヴォ8。7番以前は無理して「ドイツ」っぽくしているけど、この8番は美しいメロディーが無理なく出ている逸品。「新世界より」も好きなんだけど、8番の屈託のなさを聴くとやはり「気張ってるなあ」という気がする。

ドヴォ8の3楽章はホントに美しい。

ちなみにこの曲、「のだめカンタービレ」で出てきた曲だそうな。あのマンガとドラマ(実家のテレビで見て大爆笑してしまいました)はなかなか面白い。

のだめ作者 公式ホームページ
http://www.din.or.jp/~nino/

んでは。