名フィル第374回定期演奏会「サンクトペテルブルク」 愛知県芸術劇場コンサートホール 2010年11月12日(金) ― 2010年11月13日 11時05分
愛知県芸術文化センター 芸術劇場 コンサートホール 2010年11月12日
ベートーヴェン:序曲『コリオラン』
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番
指揮:井上道義
ベートーヴェンのコリオラン、舞台上の楽員の人数が少ない。弦セクションをえらくスリムにしている。大編成でやってくれた方が好きなんだけど、今回の演奏は物足りなさを感じさせることは無かった。スッキリと見透しが良くキビキビしており、コントラバスも十分な迫力で唸っていたと思う。しかも、指揮者が指揮と言うよりもパフォーマンスでコリオランの心情(ってどんなものか知らんけど)を現していた様な・・・観て楽しめる演奏であった。
今回の演奏は休憩なし・・・ということで、コリオラン の後はそのまま大編成のショスタコ 用に舞台をセッティング・・・結構時間がかかって、実質的にこれが休憩時間だったと言えないこともないが・・・これじゃ、ロビーのビッフェも商売あがったりでちょっとお気の毒かな?
舞台狭しと陣取ったオーケストラ、ブラスセクションを左右に2分割して両翼配置したような形になっているのは指揮者の好みか或いはスコア指示(wikipedia によるとどうもスコアの指示の様だが・・・)なのだろうか・・・
それにしてもなんか・・・とりとめがないというか・・・ヘンな曲である。大したことをやっているなあ・・・という感じはするんだけど、なんか楽しめん。1楽章の「ち~ん ち~ん プイプイ」テーマ、昔 シュワルツネッガー がカップヌードルのCMで流れていた様な(追記:友人から、それは「ち~ち~ん プイプイ」でアリナミンVのCMだと教えてもらいました。)・・・あの陳腐なテーマをあれだけ展開・拡大する手腕は流石と言うべきか・・・しかし、作曲技法には感心しながらも、なんか楽しめん。名曲なのか迷曲なのか・・・いったいどっちだね。少なくとも僕の好みじゃあないな。演奏自体は名フィルは健闘してたけど・・・曲よりも指揮者のパフォーマンスの方が面白かったりして・・・
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