「Naxos Navigator、 ナクソス 攻略ブック」 & 「このナクソスを聴け!」2010年11月10日 05時40分

こんな本が出てるんですな・・・

Naxos Navigator 攻略ブック 帯付き
NAXOS Navigateor、ナクソス攻略ブック(Gakken, amazon, HMV)
ナクソス攻略ブック編集部 Gakken(2010年10月5日)

特に興味深いのは、ナクソス最高経営責任者であるクラウス=ハイマン氏、そしてナクソス・ジャパン 代表取締役社長CEO 佐々木隆一氏のインタビュー記事。

そういば、ナクソスのツイッターによると、最近クラウス=ハイマン氏はインタビューを受けて、それは近々CDジャーナル誌と同誌サイトに掲載予定とのことだそうな。

お二方とも、これまでの発展の経緯と今後の戦略を明確に語っている。実はこの本、ナクソスが今後如何にマーケットを攻略するか・・・という本なのだ。

・・・ま、冗談はさておき、全127ページの110ページ分がカラーという贅沢な作りである。CDブックレットもカラーで載せており、見ているだけでも楽しい。ジャンル・テーマ毎のCD紹介(勿論、日本作曲家選輯 シリーズももれなく)も面白い。

また、ネットサービスを如何に展開しているかの事例も紹介されており、改めて音楽ビジネスが急速に変わりつつあることを実感。

音楽評論家・アーティストのコラムがちりばめられており、如何にナクソスのサービスを活用しているかを具体的に語っていたりしてなかなか興味深い。ナクソスNMLに興味のある向きにはお薦めかと思うが、コアな音楽ファンには少々物足りないかも。

ちなみに、ナクソスのこれまでの歴史については、NML トップページの一番下の右に「NAXOSについて」というリンクがあるのでそこを見て頂くと良いかと。

あと、ナクソス探求のナビゲーターといえば、この本ですな。


「クラシックは死なない!」三部作の著者であり、アリアCD店主でもある松本大輔氏の本。ナクソス攻略ブック で紹介されているCDの多くはこの本でも紹介されている。合わせて読むと更に面白いだろう。「このNAXOSを聴け!」と「ナクソス攻略ブック」を手元に置いて、NML で自分好みの楽曲探しをするのもまた一興である。

・・・そういえば、 昔、 In Tune に クラウス=ハイマン氏のインタビュー記事があったことを思い出した。探したところ、1993年12月15日付 の In Tune に  ヒューエル=タークイ氏 が ハイマン氏に インタビューンタビューした記事があった。17年前か・・・(遠い目)基本的な戦略はまだまだ健在なようだ。あの当時、CDを駆逐する勢いでネットがここまで発達するとは想像もしていなかったが・・・

んでは。