Ormandy/Philadelphia - Ravel : Le Tombeau de Couperin, 1958 ― 2010年11月02日 05時56分

(P)1960/63 (C)1992 (amazon.com)
Maurice Ravel
Bolero(1960), Rapsodie espagnole(1963)
Alborada del gracioso(1958),Le Tombeau de Couperin(1958)
Valses nobles et sentimentales(1963)*
( )は録音された年
Eugene Ormandy & Charles Munch*
The Philadelphia Orchestra
Le Tombeau de Couperin の邦題は「クープランの墓」だが、Wikipedia によるとこれは誤訳だそうで、本来であれば「クープランを偲んで」とか「クープランを称えて」・・・という意味らしい・・・
作曲は1914年~1917年、この録音は1958年、そして2010年の今、1992年に発売されたこのCDで聴いているという・・・録音された当時はまだまだ新しい曲だったのだろうか・・・
Ormandy/Philadelphia - Kodály : Háry János, 1975年 ― 2010年11月03日 10時20分

Two Favorite Musical Fables
Kodály Zoltán : Háry János -suite (rec,1975)
Alex Udovary (cimbalom)
Sergei Prokofiev : Lieutenant Kijé - suite(rec,1974)
Gilbert Johnson(tp), Roger Scott(Cb)
Eugene Ormandy/The Philadelphia Orchestra
also available on
CD BMGファンハウス/RCA Red Seal
ユージン・オーマンディ&フィラデルフィアの芸術 ⅡVol.16
BVCC-38125 2001年
Sony Music Blue-Spec CD BVCC-20019 (2009年)
クラシック音楽の2大法螺話・・・かな?この2曲の組み合わせはLP時代のひとつの「定盤」だったと思う・・・CBS/SONY 「オーマンディ 音の饗宴1300」の(32)13AC132 コダーイ:ハーリ・ヤーノシュ、プロコフィエフ:キージェ中尉もそうだしね。ただ、本家Columbia Masterworksは「ハーリ・ヤーノシュ」をストラヴィンスキーの「火の鳥」と組み合わせたり(米Columbia MS6746)、「キージェ中尉」を古典交響曲と組み合わせたり(米Columbia MS6545)している。
このLPジャケットの写真は結構凝っている。人形は Carol Anthony の手によるもの。残念ながらCDブックレットの縮小印刷では細かいところまでは再現出来ていない。ま、仕方ないか・・・



こちらはインナースリーブ。新譜案内やカタログも兼ねたモノ。こういうのは見るだけでも楽しい。

では、こんなとこで。
Naxos - 日本作曲家選輯 再び・・・ ― 2010年11月04日 07時40分
11月に入って、このアルバムがNMLで聴けるようになった。CDは12月15日発売ということで、CDよりも一足先に聴ける。
松村禎三
Naxos 8.570337
松村禎三:交響曲第1番, 第2番/ゲッセマネの夜に(神谷郁代/アイルランド国立響/湯浅卓雄)
これまで出ていた日本作曲家選輯 シリーズはオムニバス盤も含めて22枚出ているようだ・・・これらのシリーズについては、松本大輔著「このNAXOSを聴け!」(青弓社)に解説があるので、興味のある向きは如何?(2010年11月10日追記:アリアCD でもこのシリーズ再開を受けてこちらでセールしているので興味のある方は如何?)
残念ながらNMLでは、この「日本作曲家選輯」シリーズについて特にカテゴリを作っていないので少々探すの何であるので、自分自身の備忘録としてちょっとまとめた次第。
まずはオムニバス(パイロット)盤から・・・
Naxos 8.555071
外山雄三/近衛秀磨/伊福部昭/芥川也寸志/小山清茂/吉松隆:日本管弦楽名曲集(都響/沼尻竜典)
作曲家別に・・・
山田耕筰
Naxos 8.555350
山田耕筰:序曲ニ長調/交響曲ヘ長調「かちどきと平和」/交響詩「暗い扉」/交響詩「曼陀羅の華」
Naxos 8.557971
山田耕筰: 長唄交響曲「鶴亀」/交響曲「明治頌歌」/舞踊交響曲「マグダラのマリア」(都響/湯浅卓雄)
黛敏郎
Naxos 8.557693
黛敏郎:シンフォニック・ムード/バレエ音楽「舞楽」/曼荼羅交響曲/ルンバ・ラプソディ
Malco Polo 8.220297 ←これは日本作曲家選輯 以前のもの
黛敏郎:交響詩「輪廻(さむさーら)」/交響的韻律学/饗宴(Bacchanale)
武満徹
Naxos 8.555859
武満徹:そして、それが風であることを知った/雨の樹/海へ/ブライス/巡り-イサム・ノグチの追憶に/ヴォイス/エア/雨の呪文
Naxos 8.570261
武満徹:ピアノ作品集(福間洸太郎)
Naxos 8.557760
武満徹:鳥は星形の庭に降りる/精霊の庭/ソリチュード・ソノール/他 (ボーンマス響/オールソップ)
安部幸明
Naxos 8.557987
安部幸明:交響曲第1番/アルトサクソフォンと管弦楽のためのディヴェルティメント/シンフォニエッタ(ロシア・フィル/ヤブロンスキー)
伊福部昭
Naxos 8.557587
伊福部昭:シンフォニア・タプカーラ/ピアノとオーケストラのためのリトミカ・オスティナータ/SF交響ファンタジー第1番
早坂文雄
Naxos 8.557819
早坂文雄:ピアノ協奏曲/左方の舞と右方の舞/序曲 ニ調(岡田博美/ヤブロンスキー)
大栗祐
Naxos 8.555321
大栗裕:ヴァイオリン協奏曲/大阪俗謡による幻想曲/管弦楽のための神話 - 天の岩屋戸の物語による/大阪のわらべうたによる狂詩曲
別宮貞雄
Naxos 8.557763
別宮貞雄:交響曲第1番/交響曲第2番
芥川也寸志
Naxos 8.555975
芥川也寸志:オーケストラのためのラプソディ/エローラ交響曲/交響三章
大木正夫
Naxos 8.557839
大木正夫:交響曲第5番「ヒロシマ」/日本狂詩曲(新日本フィル/湯浅卓雄)
諸井三郎
Naxos 8.557162
諸井三郎:こどものための小交響曲 変ロ調 Op. 24/交響的二楽章 Op. 22/交響曲 第3番 Op. 25
橋本國彦
Naxos 8.555881
橋本國彦:交響曲第1番/交響組曲「天女と漁夫」
矢代秋雄
Naxos 8.555351
矢代秋雄:ピアノ協奏曲/交響曲
深井史郎
Naxos 8.557688
深井史郎:パロディ的な四楽章/バレエ音楽「創造」/交響的映像「ジャワの唄声」
松平頼則
Naxos 8.555882
松平頼則:ピアノとオーケストラのための主題と変奏/ダンス・サクレとダンス・フィナル/左舞/右舞
大澤壽人
Naxos 8.570177
大澤壽人:ピアノ協奏曲第2番/交響曲第2番(ロシア・フィル/ヤブロンスキー)
Naxos 8.557416
大澤壽人:ピアノ協奏曲 第3番 変イ長調「神風協奏曲」/交響曲 第3番
須賀田礒太郎
Naxos 8.570319
須賀田礒太郎:交響的序曲/双龍交遊之舞/「生命の律動」(神奈川フィル/小松一彦)
このシリーズが出たせいか、国内メーカー盤も値下げした盤を出してきたので、このシリーズの影響はかなり大きかったと思う。全然知らない日本の作曲家の三千円近いCDを買うのは結構冒険だし、そのせいで高いから聴かれない→ますますマイナーになる・・・という悪循環だったとおもうが、このシリーズはそういう風潮?を崩してくれるかもしれない。
さて、Naxosのサイトは今年9月にリニューアルしたが、以前ダウンロード出来た旧版カタログ(Malco Polo, CPO の1996年日本語カタログ)がダウンロード出来なくなったのはちょっと残念。このカタログの解説、書いた人の好き嫌いが結構はっきり出ていて面白かったんだけどね。
Widor : Piano Trio & Quintet ― 2010年11月05日 06時27分


手元にあるのはNaxos盤。NMLと契約する前に購入したもの。以前はMalco Polo盤 で出ていたが、Naxos盤として再発されてプライスダウン。ちなみにこの録音は、 Records International との共同製作。
何気なく、ナクソスブログ「調子の悪い鍛冶屋」を見ると、指揮者のルドルフ=バルシャイ氏の訃報(HMV)があった・・・う~ん。
んでは。
Clara Rockmore - The Art of Thermin ― 2010年11月07日 23時17分

The Art of the Thermin
Clara Rockmore(Thermin),Nadia Reisenberg(Piano)
このアルバムはもともとLPで出ていたようで、下記はそのLPジャケット写真。Shirleigh and Robert MOOG presents とある。CDの解説もRobert MOOG の手によるもの。こっちのジャケットの方がいいな。CDは文字だけのデザインでちょっとつまらない。

テルミンといえば、大人の科学の付録でも出てたな・・・あ、まだ組み立ててないや・・・更に豪華版?のテルミンPremium も出てたっけ・・・
Clara Rockmore には、もうひとつ Bridge から "Clara Rockmore's Lost Theremin Album, Bridge Bridge9208"(HMV) というアルバムが出ている。こちらはまだ未聴。
また、NMLには他にもテルミンのアルバムがある。興味のある方は如何?んでは。
Moscow P. I. Tchaikovsky Conservatory - Great Artists in Moscow Conservatoire, 1958年 ― 2010年11月09日 05時20分

SMC SMC CD0037 (Tower)
Great Artists in Moscow Conservatoire, 1958年
Prokofiev: Piano Concerto No.5 Op.55
Shostakovich: Symphony No.5 Op.47
Sviatoslav Richter
Eugene Ormandy/The Philadelphia Orchestra
1958年のモスクワライブは、ブラ1を除いてほぼCD化されているようで、この演奏も 2003年から2004年にかけて SCORA CLASSICS (SCORACD5) にてCD化されてはいますが・・・なにか、こう、忘れた頃にCD化されるような・・・よくわかりませんな、モスクワ音楽院は・・・他にももう一枚(SMC CD 0038、Tower)出てるけど・・・こちらの方が番号が新しいにもかかわらず先に出てる・・・どうも変だな・・・ま、興味のある方は如何ですか?んでは。
「Naxos Navigator、 ナクソス 攻略ブック」 & 「このナクソスを聴け!」 ― 2010年11月10日 05時40分

ナクソス攻略ブック編集部 Gakken(2010年10月5日)
特に興味深いのは、ナクソス最高経営責任者であるクラウス=ハイマン氏、そしてナクソス・ジャパン 代表取締役社長CEO 佐々木隆一氏のインタビュー記事。
そういば、ナクソスのツイッターによると、最近クラウス=ハイマン氏はインタビューを受けて、それは近々CDジャーナル誌と同誌サイトに掲載予定とのことだそうな。
お二方とも、これまでの発展の経緯と今後の戦略を明確に語っている。実はこの本、ナクソスが今後如何にマーケットを攻略するか・・・という本なのだ。
・・・ま、冗談はさておき、全127ページの110ページ分がカラーという贅沢な作りである。CDブックレットもカラーで載せており、見ているだけでも楽しい。ジャンル・テーマ毎のCD紹介(勿論、日本作曲家選輯 シリーズももれなく)も面白い。
また、ネットサービスを如何に展開しているかの事例も紹介されており、改めて音楽ビジネスが急速に変わりつつあることを実感。
音楽評論家・アーティストのコラムがちりばめられており、如何にナクソスのサービスを活用しているかを具体的に語っていたりしてなかなか興味深い。ナクソスやNMLに興味のある向きにはお薦めかと思うが、コアな音楽ファンには少々物足りないかも。
ちなみに、ナクソスのこれまでの歴史については、NML トップページの一番下の右に「NAXOSについて」というリンクがあるのでそこを見て頂くと良いかと。
あと、ナクソス探求のナビゲーターといえば、この本ですな。
「クラシックは死なない!」三部作の著者であり、アリアCD店主でもある松本大輔氏の本。ナクソス攻略ブック で紹介されているCDの多くはこの本でも紹介されている。合わせて読むと更に面白いだろう。「このNAXOSを聴け!」と「ナクソス攻略ブック」を手元に置いて、NML で自分好みの楽曲探しをするのもまた一興である。
・・・そういえば、 昔、 In Tune に クラウス=ハイマン氏のインタビュー記事があったことを思い出した。探したところ、1993年12月15日付 の In Tune に ヒューエル=タークイ氏 が ハイマン氏に インタビューンタビューした記事があった。17年前か・・・(遠い目)基本的な戦略はまだまだ健在なようだ。あの当時、CDを駆逐する勢いでネットがここまで発達するとは想像もしていなかったが・・・
んでは。
Clara Rockmore's Lost Thermin Album ― 2010年11月11日 07時25分

BRIDGE Bridge 9208 (P) and (C) 2006
Clara Rockmore(Thermin),Nadia Reisenberg(Piano)
Recorded in July,1975 at Producers Recording Studio in New York
Engineered and Produced by : Robert Moog and Michael Colina
Tape courtesy of Moog Music
先に書いたDELOS盤(Clara Rockmore - The Art of Thermin)には、録音に関するデータの記載が無い。見落としているのかもしれないが・・・
しかし、この?な事もこのBridge盤 で氷解した。DELOS盤 の12トラックとこのアルバムの16トラック(失われたトラック・・・だったらしい)は同時期(1975年7月)に録音され、その内12トラックがDELOS盤 でリリースされ、残りの16トラックは結局DELOS盤の第2弾がでないまま忘れ去られていたらしい。その忘れられた16トラックをリリースしたのがこのアルバムだそうな。ちなみに、その16トラックのうち3つは' "Nadia Reisenberg:An Album of Chamber Music,"a 2-CD set issued in 1989 by International Piano Archives at University Maryland にてリリースされていたそうだが・・・詳細はこのCDのブックレットを読んで下さいな。
ちなみに、この録音は、既に演奏家としては引退していたClara Rockmore を 彼女の大ファンであった Robert Moog が彼女の英術を記録するアルバムを作りたい・・・ということで実現したそうな。いい話じゃありませんか。
非常に単純な原理の電気楽器であり、しかも単音しか出ない・・・にもかかわらず非常に味のある音色が何とも言えない。DELOS盤 と共に手元に置いておきたいアルバムである。
んでは。
Bridging the Silence - Live Performance by the members of The Philadelphia Orchestra conducted by Luis Biava, 1996年 ― 2010年11月12日 06時50分

Bridging the Silence
A Special Live Performance by the Members of The Philadelphia Orchestra conducted by Luis Biava(FOSJA)
recorded on October 18, 1996 in The Media Theatre for the Performing Arts, Media , Pennsylvania
(amazon.com , amazon.co.jp )
このCD、in Tune 1997年6月号のタワーレコードの広告でも紹介されていたが、その広告ではアルバムタイトルが "Bringing the Silence" と間違っており、それ読んだこちらも長い間、間違ったままでこのアルバムを探していたような・・・お粗末様。
その広告によると、
「・・・EMIにレコーディング契約の解消を言い渡され、将来レコーディング収入やそれに伴うプレステージがなくなることに対する不満・不安などを原因に、同オケが(1996年?)9月15日から11月18日まで、実に2ヶ月に渡ってストライキを決行していたことは、当レコ芸(レコ芸の広告をそのまま持ってきたのかな?)'96年11月号、'97年1月号に詳しいが、オケ維持の資金稼ぎの目的で開いたライブ録音が発売される。・・・」 ※()by りん
だそうな。CDのブックレットにはそこまで詳しいことは書かれていないが、at a live strike benefit concert とあり、さらに CDs and Video tapes of this performance directly benefits the orchestra musicians. とあるので、まあ、そういうことなのだろう。この演奏会には103名の楽員が参加しており、当時 Conductor-in-Residence であった Luis Biava が指揮している。 Luis Biava の略歴は下記の通り。
「・・・1968年にフィラデルフィア管弦楽団のヴァイオリン奏者となり、84年、第2ヴァイオリン首席奏者に就任。85年から同管弦楽団のアシスタント・コンダクターを、94年から2004年まではレジデント・コンダクターをつとめた。現在、テンプル大学管弦楽団、テンプル大学ユース・チェンバー・オーケストラ、コロンビア交響楽団の芸術監督及び指揮者をつとめる。・・・」(PMF 2010年 アーティスト紹介より)

資金集めということで、ブックレットにはCDとTapeの注文票がついている。現在、Indre Classics というレーベルは無く、場所を移転して indre recording and production という名前で活動を継続しているようだが。
この演奏会は50分の ビデオテープ(VHS Indre Classics 123 と広告では紹介されているが、CDも間違ってこの番号で紹介されていたから、この番号が正しいかどうかはなんとも・・・)も発売されているが、残念ながらそちらの方は手元に無い。できればこのビデオも見てみたいものだが・・・DVDでは出んだろうなあ・・・ま、気長に探してみましょうか・・・
曲目は、ロッシーニ「ウィリアム=テル」序曲、ラフマニノフ「ヴォカリーズ」、エネスコ「ルーマニア狂詩曲第1番」、R=コルサコフ「スペイン奇想曲」、バーバー「弦楽の為のアダージョ」、シャブリエ「エスパーニャ」、ラヴェル「ラ・ヴァルス」。


演奏者も観客も熱気に溢れている様子が伺えるライブ録音である。それにしても、この録音からほぼ15年経った現在、オケの状況は好転するどころか危機的状況にあるのは残念だが、なんとか持ち直してまた栄光のフィラデルフィア・サウンドを聴かせて欲しいものだ・・・んでは。
名フィル第374回定期演奏会「サンクトペテルブルク」 愛知県芸術劇場コンサートホール 2010年11月12日(金) ― 2010年11月13日 11時05分

愛知県芸術文化センター 芸術劇場 コンサートホール 2010年11月12日
ベートーヴェン:序曲『コリオラン』
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番
指揮:井上道義
ベートーヴェンのコリオラン、舞台上の楽員の人数が少ない。弦セクションをえらくスリムにしている。大編成でやってくれた方が好きなんだけど、今回の演奏は物足りなさを感じさせることは無かった。スッキリと見透しが良くキビキビしており、コントラバスも十分な迫力で唸っていたと思う。しかも、指揮者が指揮と言うよりもパフォーマンスでコリオランの心情(ってどんなものか知らんけど)を現していた様な・・・観て楽しめる演奏であった。
今回の演奏は休憩なし・・・ということで、コリオラン の後はそのまま大編成のショスタコ 用に舞台をセッティング・・・結構時間がかかって、実質的にこれが休憩時間だったと言えないこともないが・・・これじゃ、ロビーのビッフェも商売あがったりでちょっとお気の毒かな?
舞台狭しと陣取ったオーケストラ、ブラスセクションを左右に2分割して両翼配置したような形になっているのは指揮者の好みか或いはスコア指示(wikipedia によるとどうもスコアの指示の様だが・・・)なのだろうか・・・
それにしてもなんか・・・とりとめがないというか・・・ヘンな曲である。大したことをやっているなあ・・・という感じはするんだけど、なんか楽しめん。1楽章の「ち~ん ち~ん プイプイ」テーマ、昔 シュワルツネッガー がカップヌードルのCMで流れていた様な(追記:友人から、それは「ち~ち~ん プイプイ」でアリナミンVのCMだと教えてもらいました。)・・・あの陳腐なテーマをあれだけ展開・拡大する手腕は流石と言うべきか・・・しかし、作曲技法には感心しながらも、なんか楽しめん。名曲なのか迷曲なのか・・・いったいどっちだね。少なくとも僕の好みじゃあないな。演奏自体は名フィルは健闘してたけど・・・曲よりも指揮者のパフォーマンスの方が面白かったりして・・・
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