Naxos - 日本作曲家選輯 再び・・・2010年11月04日 07時40分

Naxos から出ていた「日本作曲家選輯」(Naxos サイトで「日本作曲家選輯」で検索してもいいと思うが・・・)シリーズ、以前の総代理店アイヴィーから Naxos Japan に組織が変わってから 新譜のリリースがポーズ状態になっていたようだが、ようやく再開に向けて動きだしたようだ・・・

11月に入って、このアルバムがNMLで聴けるようになった。CDは12月15日発売ということで、CDよりも一足先に聴ける。

松村禎三
Naxos 8.570337
松村禎三:交響曲第1番, 第2番/ゲッセマネの夜に(神谷郁代/アイルランド国立響/湯浅卓雄)

これまで出ていた日本作曲家選輯 シリーズはオムニバス盤も含めて22枚出ているようだ・・・これらのシリーズについては、松本大輔著「このNAXOSを聴け!」(青弓社)に解説があるので、興味のある向きは如何?(2010年11月10日追記:アリアCD でもこのシリーズ再開を受けてこちらでセールしているので興味のある方は如何?)

残念ながらNMLでは、この「日本作曲家選輯」シリーズについて特にカテゴリを作っていないので少々探すの何であるので、自分自身の備忘録としてちょっとまとめた次第。

まずはオムニバス(パイロット)盤から・・・
Naxos 8.555071
外山雄三/近衛秀磨/伊福部昭/芥川也寸志/小山清茂/吉松隆:日本管弦楽名曲集(都響/沼尻竜典)

作曲家別に・・・

山田耕筰
Naxos 8.555350
山田耕筰:序曲ニ長調/交響曲ヘ長調「かちどきと平和」/交響詩「暗い扉」/交響詩「曼陀羅の華」
Naxos 8.557971
山田耕筰: 長唄交響曲「鶴亀」/交響曲「明治頌歌」/舞踊交響曲「マグダラのマリア」(都響/湯浅卓雄)

黛敏郎
Naxos 8.557693
黛敏郎:シンフォニック・ムード/バレエ音楽「舞楽」/曼荼羅交響曲/ルンバ・ラプソディ

Malco Polo 8.220297 ←これは日本作曲家選輯 以前のもの
黛敏郎:交響詩「輪廻(さむさーら)」/交響的韻律学/饗宴(Bacchanale)

武満徹
Naxos 8.555859
武満徹:そして、それが風であることを知った/雨の樹/海へ/ブライス/巡り-イサム・ノグチの追憶に/ヴォイス/エア/雨の呪文

Naxos 8.570261
武満徹:ピアノ作品集(福間洸太郎)
Naxos 8.557760
武満徹:鳥は星形の庭に降りる/精霊の庭/ソリチュード・ソノール/他 (ボーンマス響/オールソップ)

安部幸明
Naxos 8.557987
安部幸明:交響曲第1番/アルトサクソフォンと管弦楽のためのディヴェルティメント/シンフォニエッタ(ロシア・フィル/ヤブロンスキー)

伊福部昭
Naxos 8.557587
伊福部昭:シンフォニア・タプカーラ/ピアノとオーケストラのためのリトミカ・オスティナータ/SF交響ファンタジー第1番

早坂文雄
Naxos 8.557819
早坂文雄:ピアノ協奏曲/左方の舞と右方の舞/序曲 ニ調(岡田博美/ヤブロンスキー)

大栗祐
Naxos 8.555321
大栗裕:ヴァイオリン協奏曲/大阪俗謡による幻想曲/管弦楽のための神話 - 天の岩屋戸の物語による/大阪のわらべうたによる狂詩曲

別宮貞雄
Naxos 8.557763
別宮貞雄:交響曲第1番/交響曲第2番

芥川也寸志
Naxos 8.555975
芥川也寸志:オーケストラのためのラプソディ/エローラ交響曲/交響三章

大木正夫
Naxos 8.557839
大木正夫:交響曲第5番「ヒロシマ」/日本狂詩曲(新日本フィル/湯浅卓雄)

諸井三郎
Naxos 8.557162
諸井三郎:こどものための小交響曲 変ロ調 Op. 24/交響的二楽章 Op. 22/交響曲 第3番 Op. 25

橋本國彦
Naxos 8.555881
橋本國彦:交響曲第1番/交響組曲「天女と漁夫」

矢代秋雄
Naxos 8.555351
矢代秋雄:ピアノ協奏曲/交響曲

深井史郎
Naxos 8.557688
深井史郎:パロディ的な四楽章/バレエ音楽「創造」/交響的映像「ジャワの唄声」

松平頼則
Naxos 8.555882
松平頼則:ピアノとオーケストラのための主題と変奏/ダンス・サクレとダンス・フィナル/左舞/右舞

大澤壽人
Naxos 8.570177
大澤壽人:ピアノ協奏曲第2番/交響曲第2番(ロシア・フィル/ヤブロンスキー)
Naxos 8.557416
大澤壽人:ピアノ協奏曲 第3番 変イ長調「神風協奏曲」/交響曲 第3番

須賀田礒太郎
Naxos 8.570319
須賀田礒太郎:交響的序曲/双龍交遊之舞/「生命の律動」(神奈川フィル/小松一彦)

このシリーズが出たせいか、国内メーカー盤も値下げした盤を出してきたので、このシリーズの影響はかなり大きかったと思う。全然知らない日本の作曲家の三千円近いCDを買うのは結構冒険だし、そのせいで高いから聴かれない→ますますマイナーになる・・・という悪循環だったとおもうが、このシリーズはそういう風潮?を崩してくれるかもしれない。

さて、Naxosのサイトは今年9月にリニューアルしたが、以前ダウンロード出来た旧版カタログ(Malco Polo, CPO の1996年日本語カタログ)がダウンロード出来なくなったのはちょっと残念。このカタログの解説、書いた人の好き嫌いが結構はっきり出ていて面白かったんだけどね。

今後もこのシリーズに期待しよう・・・んでは。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
スパムコメント対策です。
nospam
と入力して下さい。お手数ですが宜しくお願いします。

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://boukyaku.asablo.jp/blog/2010/11/03/5466408/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。