The Glorious Sound of Brass - Philadelphia Brass Ensemble & New England Brass Ensemble ― 2009年12月19日 06時30分
Essential Classics SBK 63061 CD, (C)1997 (amazon.com)
The Glorious Sound of Brass
Renaissance and Baroque Masterpieces
William Brade : Two Pieces
Aurelio Bonelli : Toccata "Athalanta"
Johann Christoph Pezel : Brass Suite
Orlande de Lassus : Providebam Dominum
Gottfried Reiche : Sonatas No.21,22,24
Anthony Holborne : Renaissance Suite
The Philadelphia Brass Ensemble
Trumpets: Gilbert Johnson, Seymour Rosenfeld, Donald McComas, Joseph Scannella
Horns: Mason Jones, Nolan Miller
Trombone: H.C.Smith
Euphonium:M.Dee Stewart
Tubas: Abe Torchinsky, Peter James Krill
recorded 1966
Jeremiah Clarke : The Prince of Denmark's march, Interlude, King William's march
G.F.Handel : Awake the trumpet's lofty sound, A trumpet voluntary from "Ode for St. Cecilia's Day"
William Croft : Trumpet tune, Voluntary for organ and trumpets
Henry Purcell : Fanfare, Trumpet tune "Bonduca", Ayre for organ, Trumpet tune "Martial air", Trumpet tune"Cebell", Voluntary in C major
G.P.Telemann : Overture from "Der getreue Musikmeister", Heldenmusik suite
The New England Brass Ensemble & E.Power Biggs(organ)
recorded 1962
1990年代の Sony Classical Essential Classics は、こういう掘り出し物をCD化してくれるので見逃せませんでした。最近はデザインを変えて過去に Essential Classics 出したものの焼き直しばかりになり残念なことですが・・・
これはかの有名な Gabrieli アルバム 以外の、Philadelphia Brass Ensemble 、そして The New England Brass Ensemble & E.Power Biggs による ルネッサンスの曲集です。このアルバムは親しみやすい曲が多いので気楽に聞けますよ。
このCDに収録されている Philadelphia Brass Ensemble の演奏のオリジナルLPについてはよく分かりません。オリジナルのLPがあれば手に取って見たいな・・・とは思っているのですが・・・日本盤でもいいので。
なお、このCDのブックレットには下記の貴重な写真が掲載されています。このCDでは演奏していませんが、Sam Krauss も写っています。この録音の約8年前の写真です。
Left to Right:Sam Krauss, Gilbert Johnson, Henry Charles Smith, Mason Jones, Seymour Rosenfeld, Abe Torchinsky
Photo Courtesy of Abe Torchinsky:1957-1958
残念ながら、amazon.com , amazon.co.jp でも新品は在庫切れでマーケット・プレイスで買うしかないようですが、日本のアマゾンはなんか高い値段が付いてますな・・・1000円前後で買えた盤なんですが・・・あんまり足下を見た値付けを見ると何とも言えなくなります。運賃を足してもアメリカから買った方が安いんじゃないかな・・・やはり、こういうCDは「見かけたら買え」というのが原則ですなあ・・・
中古屋さん等で手頃な値段で見かけたら是非買って聴いて見て下さいな。では。
Legendary Multimedia - Microsoft Multimedia Stravinsky ― 2009年12月19日 08時52分
All Illustrated, Interactive Musical Exploration
By Robert Winter with The Voyager Company
(C)1993 Microsoft Corporation.
(P)1985 The Decca Record Company
(P)&(C)1990 The Voyager Company
ストラヴィンスキー の 春の祭典 をマルチメディア化したソフトである。(そういえば、ニューメディアなんて言葉もあったなあ・・・)今、マルチメディアもニューメディアも忘却の彼方の言葉になってしまったが、20年前くらいは熱く語られたもので、当時片田舎に住んでいたガキであった俺もその息吹の100分の一くらいは体感していたのかも知れぬ・・・ま~そんなこた~ど~でもいい。
このソフトも Voyager がマック版として出していたのをマイクロソフト が Windows 用に移植・リリースしたものだ。
例によって、動作環境は、WinXPノートPC上で、Microsoft Virtual PC 2007(SP1) + Windows98 Second Edition + MagicISO Virtual CD/DVD-ROM という具合。これにUSBワイヤレスオーディオアダプタ REX-Link2 を組み合わせてPC音声をオーディオに飛ばして聴きます。では、スタート!
オープニング画面と共に、The Augurs of Spring, Dances of Young Girls. の音楽が流れて、チャプター・インデックス画面が表示されます。演奏は、シャルル=デュトワ指揮モントリオール交響楽団。爽やかな「春の祭典」を聴かせてくれますわ・・・これはなかなかの名演である。
春の祭典 といえば、もう15年~20年前になるのか、東京文化会館 で モーリス=ベジャールバレエ団 の公演を観たのが最初だったか・・・そのあと、H・アール・カオス のを見たが、「バスタブ」と「椅子」 が何で出てくるのか・・・理解する以前で「オモロない」というのが正直な感想だった。この後数年後に見たH・アール・カオス の カルミナ・ブラーナ は舞台の途中で頭に来て席を立ってしまった。
4年前の 2005年11月には、兵庫県立芸術文化センターのオープニング・バレエ・ガラの目玉の演目として、あの伝説のニジンスキー版の「春の祭典」復活日本初演観たが、当時のパリの聴衆が騒然としたのも分かる気がする。
洗練されたバレエを期待した聴衆を完全に裏切るような民俗色を前面に出した舞台と衣装、そしておよそ「バレエ」とかけ離れた「体の動き」。これはまさに現代バレエの「夜明け」だったのだろう。
現代の洗練されたダンスを観てきた俺の目にもショックであった。初演当時はともかく、それから90年以上経過した現代で、そのままでは通用しないだろう・・・というのが正直なところ。そう思えるほど「稚拙なダンス」と思えた。
舞台衣装とニジンスキーの振り付けの意義や精神を生かしてリファインする必要があるだろう・・・とはいえ、これはこれで初演に忠実な上演であり、これはこれで意義深い公演だった。
でも、これで終わらせるのは惜しい。現代に通用するこの「改訂版」で再度上演してもらいたい。なお、このニジンスキー版復活の経緯については dancedancedance vol.2(November 2005) の記事に詳しい。
ストラヴィンスキーの ペトルーシュカ、プルチネラ、火の鳥 を実際の舞台で観てみたい・・・出来れば奇を衒わない正当な演出で・・・最近の訳のワカラン悪趣味で独りよがりな演出なら観たくない・・・
・・・閑話休題・・・
かなり神経質で潔癖症だったそうですよ。自分が盲腸炎で入院した後、家族全員の盲腸を切るよう命じたというエピソードも。(確か、実家に転がっていたリーダーズ・ダイジェストで読んだ記憶があるが・・・違ってたらごめんなさい)
春の祭典のスコアも、病的なまでに理路整然とした静的とも言える程の音符並びで、どこからあんなダイナミズムが出てくるのか ? というくらいで、その秘密はリズムにありと ブーレーズ が分析したんだっけ・・・あまりの過激な言動に ロペスピエール・ブーレーズと嫌われたゲンダイオンガク の闘志だったなんて、今のマエストロぶりからは想像も出来ませんな。そういえば、現代音楽撲滅協会の吉松隆 のCD、買ったけど聴いてないなあ・・・NMLで手軽に聴けるようになったけど・・・
・・・閑話休題・・・
疲れたら、The Rite Game で骨休め・・・
・・・って、これ、Winter先生の講義をきちんと理解してないと全然歯が立たないんですけど・・・ゲームの名を借りた理解度テストじゃありませんか!冗談きついですワ。
とにかく、あまりのマニアックな具だくさんぶりに驚き呆れるばかりのソフトです。ハルサイ・ファンにお薦め・・・といいたいんですが、古のソフトだし、動かすのも骨が折れまっせ・・・
んでは。
Wikipedia に寄付しました ― 2009年12月19日 09時36分
Christoph Eschenbach/The Philadelphia Orchestra - Mahler Symphony No.2 "Resurrection" ― 2009年12月19日 12時20分
Mahler Symphony no.2 "Ressurection"
Christoph Eschenbach/The Philadelphia Orchestra
Simona Šaturová (s), Yvonne Naef (ms)
The Philadelphia Singers Chorale
Live Recording : Philadelphia, Verizon Hall, May 2007
エッシェンバッハとフィラデルフィアは 2005年 のツアー公演をサントリー・ホールで聴きました。この時は何とも複雑な気持ちにさせられました・・・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団 のレコードの音の影響が強すぎたのかな・・・もっと素直に聴いておけば良かったと思ってますが・・・
2008年のツアー は 食指があまり動かず見送り・・・聴いとけば良かったかな・・・でも名古屋に来ないからなあ・・・一度、愛知芸術センター コンサートホール で フィラデルフィア管弦楽団の音を聴いてみたいものだが・・・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団は名古屋市民会館大ホールで演奏したのだが、それはもう20年~40年以上前のことである・・・
ちなみに、2008年のツアー については フィラデルフィア管弦楽団のサイト には見あたりませんが、まだネット上で幾つかその時の模様を辿れます。
WRTI:Notes from the Road 2008
カジモト・イープラス・インフォメーションから
フィラデルフィア管弦楽団 チケット発売開始!
日米野球対決!オーケストラ界に「プレイボール!」の声が響く。
フィラデルフィア管のエデュケーショナル・プログラム
5/23フィラデルフィア管弦楽団 アンコール[アンコール曲紹介]
この 2008年のツアーが エッシェンバッハがフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督を務めた最後の時期だったのかな・・・もう1年以上前の話になってしまった・・・
そういえば、この時映画(Music from the Inside Out)も上演されたんでしたっけ。DVDはまだ販売されてますな。(amazon.co.jp, 海外版 と 日本語版 )
HMV のサイト に ヴェリゾン・ホール(2001年12月完成)でのライヴ録音を集めたシリーズ という便利なリンクがあり、Ondine から出ている Philadelphia Orchestra のライブ録音SACD がざっとリストアップされる。フィラデルフィア管弦楽団のサイトにもそれはあるのだが、ちょっと解りづらい・・・・
ま、それはさておき、肝心の演奏について・・・
「復活」ってこんなに見透しの良い曲だったっけ・・・?エッシェンバッハ の指揮は奇を衒わず正々堂々・・・グーーーーーと溜めたり引っ張って盛り上げるところもあるが・・・
ライブ録音だが、会場のノイズは殆ど感じられない時があったりそうでなかったり・・・当然、ゲネプロとかの音源も使って修正していると思うが、通して聴いた限りミスはなかったと思う。セッション録音でなくてもこれだけのクオリティーを確保できるとは大したもんだ。指揮者とオーケストラもそうだが、オンディーヌ の スタッフの功績が大きいと思う。
流石にSACDだけあって・・・と思ってよく見たらCDだったけど、サウンドは素晴らしい。合唱やオルガンが加わっても混濁することもなく、まだまだレンジに余裕がある・・・と思える程。オーケストラのブラスも聴いていて気持ちがいい。Verizon Hall の音響もいいのかな。
解説も充実している。曲目から各演奏者のプロフィール(ちゃんとサイトも紹介されている)や、オーケストラもメンバー表もちゃんと掲載されており、手抜きなしの作りだ。(でもそれならSACDで出して欲しかったな・・・)
後半部分の盛り上がりもなかなかのもの。最終楽章のクライマックスの最後の一撃もバッチリ「ズドン」と重く決まっている。流石に、マエストロ・ジーンの改訂(最後にトランペットを追加した RCAステレオ盤 や クリーヴランドとのライブ )は踏襲していないが・・・
エッシェンバッハ がフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督から離れた今となっては、もうこういうライブSACDが出てこないわけで、非常に残念だと思う。
まあ、マエストロ・ジーンもフィラデルフィア管弦楽団就任当初からマエストロだったわけではないし、オーケストラにどんと腰を据えてオーケストラと共にマエストロになったわけで、ちょっと結論を急ぎすぎたというか・・・いきなり偉大なマエストロや前任者と同じレベル・成果を期待しても・・・なあ・・・
Leroy Anderson - A Christmas Festival ― 2009年12月19日 18時45分
This Recording has been previously released by MCA Records.
This LP is Released by arrengement with MCA Records.
Leroy Anderson and His Orchestra
A Christmas Festival - Orchestration by Leroy Anderson
Joy to the World
Deck the Halls with Boughs of Holly
God Rest Ye Merry, Gentleman
Good King Wenceslas
Hark! The Herald Angels Sing - Arranged by Leroy Anderson
The First Noel
Silent Night
Jingle Bells
O Come All Ye Faithful
Suite of Carols for Brass Choir
While by My Sheep
In Dulci Jubulo
Lo, How A Rose E'er Blooming
I saw three ships
From heaven high I came to you
We three kings of orient are
March of the king
Sode 2
Suite of Calros for strings orchestra - Arranged by Leroy Anderson
Pastores a Belen
It came upon a midnight clear
O light town of bethlehem
Bring a torch, Jeannette, Isabella
Away in a manger
Wassail song
Suite of Calors for Woodwind Ensemble - Arranged by Leroy Anderson
Angels in our fields
O Sanctissima
O Come, O Come Emmanuel
O Come, Little Children
Patapan
このアルバムは、Leroy Anderson のオフィシャルサイト から直接買ったのかな?元々MCA Records から出ていたが、廃盤か流通が切れて、Pickwick Label から出ていたようだ。
今なら Universal Classics から DECCA Classicsレーベル よりCDが出ていて、容易に入手可能だ。
その点、今は アンダーソンのDVD(昔はVHSビデオで出ていた)も手軽に入手出来るから、有り難い話である。
そういえば、もう7年前になるか・・・Leroy Anderson のオフィシャルサイト の Guest Book に書き込みをして、それを読んだアルゼンチン のヴァイオリン制作者から、「そのCD(MCA DECCAの作者自作自演2枚組)欲しいがなんとかならんか?」というメールをもらった。今なら オンラインで手軽に買えるが、当時はそうではなかった。たまたま六本木WAVE で見かけて買ったCDだから・・・ということで、全く同じ内容の国内盤2枚組を買って彼に送ってあげた。日本語解説では解らんだろうから、MCA DECCA の解説にコピーを付けてアルゼンチンまで航空便で送った。
お礼に、Once Upon A Sleigh Ride(Kulter International ) のVHSビデオのコピーを頂いた。それは今でも大切に取ってある。彼からは、「アルゼンチンの経済は破滅的で生活に四苦八苦しているが、それでも希望を捨てずにヴァイオリンを作って家族でカルテットを楽しんでいる・・・」というメールをもらった。今は日本も同じだ・・・彼は今でも元気でやっているだろうか・・・アンダーソンの音楽は日本とアルゼンチンの音楽愛好家を虜にした・・・アンダーソンの音楽に国境はないようだ・・・エエ話や~
The Music of Leroy Anderson - Once Upon A Sleigh Ride ― 2009年12月19日 18時50分
The Musi of Leroy Anderson - Once Upon a Sleigh Ride
(C)2000 DVD
One hour video documentary about the life and music of Leroy Anderson with two hours of rare bonus features.
Running Time: 198 minutes
Region Code: ALL
Picture Format: NTSC
Audio: Dolby 2.0
Color and Black & White
観ているだけ、聴いているだけで楽しくなるドキュメンタリーで、暖かさに満ちている・・・とにかく一度観て欲しい・・・そういうドキュメンタリーだ・・・
最近のコメント