懐かしの廉価盤-Cluytens/Philharmonia & Paris Conservatoire2010年03月07日 11時10分

このLPも30年前に擦り切れるくらい聴いたけど、最近引っ張り出して聴いたらまだまだイケル・・・当時のカートリッジは Shure M-75B(似た現行機種は M44-7M44G かな?)、今は Shure M97xE 、昔は丸針で今は楕円針だから 溝の当たる場所が違うのかな・・・LPはCDより長持ちだ・・・

東芝EMI/SERAPHIM EAC-30011 Jacket
東芝EMI/SERAPHIM EAC-30011 Jacket 2

このシリーズは、演奏家の写真1枚と楽曲解説、そして演奏家についての簡単な説明がついており、いかにもクラシック音楽啓蒙用といった趣があって懐かしい・・・この NEW SERAPHIM BEST 100 はLPの消滅まで続いたシリーズだと思うが・・・

録音データの記載は無いが、後年 SERAPHIMレーベルのCDで再発されており(東芝EMI/SERAPHIM TOCE-7118 発売年不明)、それによれば、フィルハーモニア と1958年、パリ音楽院管弦楽団と1959年収録となっている。どちらもステレオ創世記の録音だ。

東芝EMI/SERAPHIM EAC-30011 Label

ガキの頃擦り切れるくらい聴いていたLPなので、この4曲についてはこの演奏がスタンダードになっている・・・が、今聴いてもこれらの演奏は素晴らしいと思う。禿げ山の一夜 のデモーニッシュな気味の悪さと劇的な盛り上がり、ダッタン人の踊り の魅惑的な管楽器のソロ(パリ音楽院管弦楽団 だからねえ)、そして一番いいのは スペイン奇想曲 かな・・・この当時のフィルハーモニア の凄さを実感出来る。ソロもいいし、アンサンブルもしっかりしている。アルバム最後は 中央アジアの草原にてで締めくくる。濡れたようなコーラングレ(たぶん)の音色がまたいい・・・50年前と今とでは楽器そのものが違うのかな・・・いまではこのような音色を実演でもレコードでもなかなか聴けないと思うが・・・

んでは。

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