mishima - Music by Philip Glass ― 2013年02月02日 10時30分

Francis Ford Coppola and Geroge Lucas Present
A Film by Paul Schrader
Original Music Composed by Philp Glass
出演者は、緒形拳 ・ 坂東八十助 ・ 佐藤浩市 ・ 沢田研二 ・永島敏行 ・・・ Philp Glassの音楽 、石岡瑛子のデザインによる小説シーンのセット・・・一見の価値はある。
この1984年日米合作映画は未だ日本では公開されていない。その事情についてはこのCD解説(前島秀国氏)に詳述されているので興味のある方はご覧頂きたい。
ちなみに、長岡氏曰く「映画はぜんぜん見たこと無い。誰か知ってるか?」。VA人間・映画好きの長岡氏でもこんな状況だったのだから、色々あったのだろう・・・
たまたま学生時代に住んでいたアパート近くのレンタルビデオ屋にこのビデオ(輸入VHS版)があり、観ることが出来た。もう20年以上前の話だ。 コピーしようと思いさんざん苦労したが、コピープロテクトがかかっており、上手くコピー出来なかったのも今となっては懐かしい想い出である。
日本非公開のこの映画、残念ながら日本ではビデオテープ(VHS)とDVDも発売されていないが、日本のアマゾンでビデオの中古が、アメリカのアマゾンではDVD(2種類、本家WB版(2001年8月)とCriterion Collection(2008年7月))が入手可能。本の付録(三島由紀夫と一九七〇年 鹿砦社 2010年11月)なので興味のある方は如何?
んでは。
Motion Pictures : Mikey & Nicky , 1976年 ― 2011年06月30日 06時18分

俳優の魅力で見せる映画なんだなあ・・・二人の絶妙なスラップスティックな会話がいいんだなあ・・・BGMもね。
んでは。
Fauré Rquiem - 伊藤京子・大賀典雄、山田一雄/都響&東京メトロポリタン合唱団 1973年 ― 2011年06月01日 08時22分

The First Quadraphonic Recording of Fauré's Requiem in the world.
フォーレ:レクイエム
伊藤京子、大賀典雄、東京メトロポリタン合唱団
山田一雄指揮 東京都交響楽団
1973年4月10日 I.C.U(国際基督教大学)教会堂 にて収録
also available on CD
【ソニー・クラシカル × タワーレコード 共同企画】
タワーレコード “Sony Classical” スペシャルセレクション Vol.2
Sony Classical SICC-957
4月23日、大賀典雄氏逝去の報を聞いて、聴こう聴こうとおもいつつ・・・ようやく今日ゆっくり聴く事ができた次第。大賀氏のご冥福を祈ろう・・・
大賀氏と言えば、音楽家としてテープレコーダーを作っていたソニーにあれこれリクエストをしている内にミイラ取りがミイラ・・・になっていつの間にかソニーへ・・・というエピソードが知られている。「SONYの旋律」という自伝本もあるそうだから、興味のある方は如何?
このLPはダブルジャケット(と言っても解る人がどれだけいるだろうか・・・)仕様。解説(和田則彦氏)によると、このLPはCBS/SONY 創業5周年記念に企画されたそうな。で、SQマトリックス方式の 4チャンネル ステレオ LPとして発売された。LPジャケット表に「世界初、フォーレ レクイエムの4チャンネル録音」と書かれているのもそれを意識してのことだろう。
この当時のCBS/SONY のLPには、こんなSQマトリックス方式 4チャンネル ステレオの解説が封入されていた。

解説によると、このセッションに際して大賀さんは近在の飛行場のフライトスケジュールを調べ上げ、ちょうど飛行機が飛んできて録音が出来ない時間帯を休憩時間に組み込んだそうな・・・こういうエピソードもLPの楽しみの一つ・・・かな?

1979年 吉田拓郎 篠島アイランドコンサート ― 2010年10月09日 16時15分


1979年の7月26日か27日どちらか、19時にコンサートがスタート!舞台は篠島の漁港のあたりか?

このコンサートは、FOR LIFE MUSIC ENTERTAINMENT から映像と音声を再度マスタリングして5.1chのDVDとして発売されている。(amazon.co.jp)
中古で入手したLDで解説は入っていなかった。コンサートの詳細は知らないが、オールナイトのコンサートだそうで、コンサートの終盤は真っ暗である。この映像を見れば当時の熱気がよく分かる。

こういう時代があったのねえ・・・んでは。
Henry Mancini Live in Japan, 1971年9月17日新宿厚生年金会館 ― 2010年07月04日 10時40分

Henry Mancini Live in Japan
1971年9月17日 新宿厚生年金会館 に置ける実況録音(解説:岡部迪子)
浅見英雄著「ムード音楽」 によれば、マンシーニは 1967年にアンディ=ウィリアムスと共に初来日、そしてこの1971年9月にメンバー数人を伴って来日、その後1975年6月と1977年5月にそれぞれ来日公演を行ったとある。その後1994年に亡くなるまでに来日しているかどうかはよく分からない。何方かご存じですか?
ま、それはさておき、このライブは1971年9月17日 新宿厚生年金会館 に置ける実況録音である。1967年はアンディ=ウィリアムスの伴奏の為に来日だったが、この1971年の来日はマンシーニ本人が主役としての初来日ということになる。
ジャケット表紙写真提供は民音が提供しているようで、この公演は民音主催か、それても共催だったのかもしれない。
解説によれば、9月16日の東京公演を皮切りに、京都・神戸・大阪・・・そして9月27日の名古屋公演を最後に帰国したそうな。このライブは来日公演2日目の実況録音ということになる。(さらに、この時点でフィラデルフィア・ポップスの常任指揮者を務めているとも記載があった)
アルバム上は「ヘンリー・マンシーニ楽団」とあるが、トランペットのグラハム=ヤング、ドラムスのジャック=ギルフォイを除きミュージシャンは現地調達している。松本英彦(テナーサックス)・東京交響楽団・原信夫とシャープス&フラッツという面々が参加している。
ちなみにこのアルバムはプロモーション用のホワイト・ラベルであった。

収録曲目は下記の通り。
Side1
1.ムーン・リバー(Opening)
2.ピーター・ガン
3.ある愛の詩
4.スウィング・マーチ
5.荒野の用心棒
6.子象の行進
7.逃げた!
8.ピンクの豹
Side2
1.ディア・ハート
2.芸術写真家ユニヨシ先生
3.ロミオとジュリエット
4.ザ・キャット
5.メドレー(酒とバラの日々,シャレード,ムーン・リバー)
6.ムーン・リバー(Closing)
自前の楽団ではなく、主要ソロの2名だけ伴ってあとは現地調達というのは、公演費用の節約もあるのだろうが、臨時変成でもマ ンシーニサウンドを作り上げる 自信があったのだろう。この公演のアレンジも全てマ ンシーニ本人によるものだと解説にあるし、クレジットに「製作:マ ンシーニ」とあるので、マイクセッ ティング・録音テープのミキシング・編集も彼の目が光っているのだろう。
先に取り上げたLD同様、演奏時の客席ノイズは非常に少ないし、ミスも殆ど無い。たとえライブであっても納得ずくで出すという、サウンドに対する厳しい姿 勢を垣間見た気がする。

公演途中のワンショットであろうか・・・お、窓からセミの声が・・・夏だなあ・・・
んでは。
Henry Mancini And Friends at Northern Alberta Jubilee Auditorium, Edmonton, Alberta, 1980 ― 2010年07月03日 11時00分
(C)MCMLXXX Allarcom Produtions Ltd. Recorded Live by ITV
Henry Mancini And Friends at Northern Alberta Jubilee Auditorium, Edmonton, Alberta, 1980?
Henry Mancini , Vikki Carr , Robert Goulet
1.Charlies' Angels
2.Inspector Clouseau Theme
3.It's Easy to Say
4.The Best is yet to come
5.Bierfest Polka
7.Speedy Gonzales
8.A Song for you.
9.Granada
10.Moonlight Sonata
12.Medley
Oluwa(Many Pains ago-"Roots")
Roots(Theme from "Roots")
Moon River(Bows)
収録日は不明、ジャケットにも解説にも記載は無い。しかし、(C)MCMLXXX(ローマ数字はよ~わからん) とあるので1970年代後半から1980年の間だろか・・・
こういう大人のエンターテイメントは、残念ながら日本人の及ぶところではないものだなあ・・・としみじみ。
音に拘るマンシーニのビデオ、サウンドは舞台上のマイクから拾ってライン・アウトしたものを使っているようで、会場の雰囲気には欠けるがその分バンドの音が鮮明に記録されている。
マンシーニの指揮(ショットは少ないけど)、語り、ピアノを見ることの出来る映像というのは貴重ではないだろうか・・・残念ながらDVDでは出ていないようだ。
こういうことか・・・
んでは。
「レコードの上手な買い方」出谷啓著 音楽之友社 ON BOOKS 昭和52年2月1日 ― 2010年07月03日 08時54分
1977年初版だから今から33年前の本。熱心なレコード・コレクター転じて音楽評論家になってしまったという感じが良く出ている。そのあまりの情熱ぶりにはこちらも熱くさせられるではないか。レーベル紹介は今読んでも面白い。
それにしても、音楽之友社 の ON BOOKS、出た当初はこんなかいな・・・ホント、スイッチ「オン」だったのね・・・マジンガーZは「パイルダー オン!」だったが、音楽之友社は・・・時期的には符合するが、これではあまりにお粗末な結論である・・・こんなんでいいのだろうか?
頭クラクラしてきたが、これも古き良き時代?の残照なのだろうか・・・いや、気のせいか・・・んでは。
SME Ordermade Factory - SPACE KID - YUJI ONO ― 2010年06月27日 08時37分
このOrdermade Factory は、復刻リクエストのあるアルバムについて復刻希望の投票を募り、それが規定数集まった時点で復刻オーダーを集めるというシステムを採っており、予約(正式オーダー)が採算ラインを超えたらアンコール・プレス決定というものだ。
今年の4月29日に予約した時はまだ規定数に達していなかったが、5月14日に規定数に達したようでアンコールプレス決定のメールが来た。んでもって一昨日到着した・・・という次第。
右:Sony Music Direct/SME DYCL10 (P)(C)1987 (CD 2010.6)
SPACE KID - YUJI ONO
Originally released as CBS/SONY 25AH-501(LP 1978年)
大野雄二独特の1970年代 Fusion Sound が心地よい。伊集加代のスキャット(というより ヴォカリーズかな)・ソニア=ローザのヴォーカルもこれまたイイ・・・
大野雄二のアルバムは目に付いたら極力ゲットするつもりだけど、そう積極的にあちこち探す・・・という程でもない。たまたま「ルパン三世 ジャズノート」という本でこのアルバムの存在を知り、Ordermade Factory で予約注文を集っていたのを目にした次第。
東京芝浦電気株式会社/東芝音楽工業株式会社 LRS-105 ステレオへの招待 1960年代後半~1970年代前半 ― 2010年05月02日 09時30分
エバー・クリーン・レコード 赤盤 LRS-105
東芝・ステレオ・デモンストレーション・レコード
「ステレオへの招待」
ナレーター 押阪 忍 、(たぶん)1960年代後半~1970年代前半
こういうの、好きなのね。(これと同内容のジャケ違いレコードもあるのですね-ステレオへの招待(東芝ステレオ・デモンストレーション・レコード) (新米の町内会長 ドタバタ日記))当時の時代が色濃く出ているから・・・「非売品」なので、お店のデモ用か、東芝(そういえば、Aurexブランドもありましたなあ・・・)のステレオ購入者へのノベルティとして配布された物と思うが・・・
Raindrops Keep Fallin' On My Head & Django ― 2010年01月04日 20時10分
SUPER DELUXE 3200 Series 決定版映画音楽大全集
THE MAGNIFICENT WESTERN(決定版 西部劇の全て)
こういうのは、RCA 、MCA DECCA とか結構出していたと思う。他のレーベルでも出てただろう。中古屋さんのエサ箱(1枚100円とかの段ボール)でよく見かける。
ダブルジャケットの豪華版で3200円。映画のスチルも解説にふんだんに取り入れているので、読むだけでも面白い。
こういうのは、レコードを出している会社が映画のサウンド・トラックを持っていればそれを収録するだろうが、そうでない場合はスコアを参考(又は演奏から採譜?著作権料はどうしてたのかな・・・)にして別の楽団が演奏した物を収録しているのが大半だろう。
結構自由にアレンジしていて、オリジナルとは似ても似つかぬ音楽に仕上がっているトラックもあるけど、それはそれで今聴くと面白い。全24曲。
The ALAN TEW Orchestra による The Magnificent Seven のテーマなんか、いきなりどっかの場末のバーのジャズ演奏みたいなイントロが途端にあのカッコイイテーマになるのでどきっとする。リズムを適当に変えてるのがまたカッコイイのだ。
明日に向かって撃て!の挿入歌 「雨に濡れても」は ビリー=トーマス の歌ではなく、Percy Faith の演奏が収録されている。俺はこっちの演奏に慣れ親しんでしまったので、オリジナルの演奏を聴くと違和感を感じてしまう。良い歌なんだけどね。Percy Faith はコーラスに歌わせているのがまたいい感じなのだ。
折角だから、オリジナルのサントラ盤を・・・
これはドーナツ盤のスリーヴ。
時代を感じるなあ・・・
ドーナツ盤レーベル。今聴いても結構いい音じゃ。ちなみに、Percy Faith の演奏は Oldies.com がCD化している。オリジナルLPは 米Columbia CS9983(Percy Faith and His Orchestra & Chorus - Leaving on a Jet Plane)。John Denver の名曲がアルバム・タイトルになっている。
Held Over! Today's Great Movie Themes, Leaving on a Jet Plane
あとは、続・荒野の用心棒(Django) の さすらいのジャンゴ(Django) も印象に残る曲だ。LPは歌をエレキ・ギターに代奏させており、あんまり面白くない。こちらはやはり、 Berto Fia のイタリア語の歌が心に響く。ちなみに、映画「荒野の用心棒」とは何の関係もない映画だそうな。日本の配給会社が勝手につけた邦題・・・とのこと。
サン・トラ・ゴールデン・シリーズ
イタリア映画「続・荒野の用心棒」主題歌「さすらいのジャンゴ」
歌:ベルト=フィア(Berto Fia)
演奏:ブルーノ=ニコライ・オーケストラ(Bruno Nicolai Orchestra)
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