SNOWFLAKES ARE DANCING2010年01月01日 09時46分

寒中お見舞い申し上げます。
新年早々、大雪に見舞われた方々は、本当にお疲れ様です。くれぐれもお気をつけ下さい。

名古屋も久しぶりの雪ですが、まあ、大したことはありません・・・

さて、今年の初聴きはコレですな・・・

RCA Red Seal ARL1-0488 The Newest Sound of Debussy - SNOWFLAKES ARE DANCING Jacket 1
米RCA Red Seal ARL1-0488 (C)1974 LP
The Newest Sound of Debussy - SNOWFLAKES ARE DANCING
Virtuoso electronic performances of Debussy's beautiful tone painting by TOMITA

犬は喜び庭駆け回り・・・って、訳にもいかぬが・・・

RCA Red Seal ARL1-0488 Label

しょうがないので、ターンテーブル上でくるくる回ってもらおうか・・・

Playing Snowflakes are dancing

今年もこの Sided Dog の世話を焼くことになるのかな・・・

雪景色その1

ちょっとどんより・・・雪降ってます・・・写真では分かりにくいですがねえ・・・

雪景色その2

車も化粧・・・

雪景色その3

自転車も・・・

雪景色その4

木々も・・・

雪景色その5

郵便ポストも・・・

奥飛騨 ひやおろし

これは昨日の忘年会のお酒・・・寒いから熱燗が旨い。

紅白を見る・・・

久しぶりに紅白を見る・・・NHKも変わったねえ・・・

SNOWFLAKES ARE DANCING 高速度撮影

大晦日の夜のヒトコマ・・・これだと「雪が踊っている」感じなんだけど・・・

SNOWFLAKES ARE DANCING 低速度撮影

実際は吹雪に近かった。こんな日でも、マッチ売りの少女 ならぬティッシュ配りのねーちゃん がけなげに頑張っていた。よっぽどヒマだったのか、撮影?途中に話しかけてた・・・

「凄い雪ですね」
「そうだねえ」
「これからどちらへ?」
「家に帰るよ」
「じゃあ」(とティッシュを手渡される)「良いお年を」
「良いお年を、風邪ひくなよ・・・」

渡されたティッシュは水着エステのモノであった。商魂の逞しさにカンパイ!

ま、それはさておき、このLPはハイファイ堂で拿捕したモノ。ジャケット裏のTOMITAセンセイ、若いぜ~

RCA Red Seal ARL1-0488 The Newest Sound of Debussy - SNOWFLAKES ARE DANCING Jacket 2

この時、.5(ポイント・ファイヴ)シリーズ(と言って分かる人がいるやら・・・) の同じアルバムがあったのだが、ジャケット裏の若かりしTOMITAセンセイ に経緯を評して そちらは見送り・・・

そういえば、ハイファイ堂 は年末年始も営業しているなあ・・・今日は福袋 も用意しているという・・・大須観音 行った後にのぞいてみるかなあ・・・

ま、今年もこんな感じ(<どんな感じや・・・)でやっていきますので・・・気が向いたら見に来て下さいな・・・んでは。

Carpenters - Christmas Collection2009年12月25日 07時00分

今日が、クリスマス なんですな・・・といっても、24日を過ぎると、もう周囲の気分は大晦日から正月・・・になりますが・・・ま、いっか。

Plydor K.K. A&M Records POC-1545-6 Christmas Collection booklet
PlydorK.K./A&M Records POC-1545-6 CD
(P)1974,1978,1984 , (C) 1996 A&M Records
Christmas Collection (amazon.co.jp国内盤amazon.co.jp輸入盤)

Carpenters の2つのクリスマス・アルバム、 Christmas Portrait(1974年, amazon.co.jp) と Old Fassioned Christrmas(1984年, amazon.co.jp) を組み合わせたアルバム。

それにしても、カーペンターズのファンは熱い・・・というか、日本にもファンのサイトがあるし・・・これはオフィシャル・サイトかな?

Plydor K.K. A&M Records POC-1545-6 Christmas Collection Song List
これはCDボックス裏の曲目リスト。Christmas Portrait はポップス中心、 Old Fassioned Christrmas は文字通り トラディショナルな曲を中心とした構成。カレンの歌は流石だが、アレンジしているリチャードのセンスが光る。

クリスマス・シーズンになると、ついついこのアルバムを何回か聴いてしまう・・・
Plydor K.K. A&M Records POC-1545-6 Christmas Collection booklet

やはり、カレンの早すぎる死が惜しいなあ・・・

John Denver - Rocky Mountain Christmas2009年12月20日 18時40分

このLPも中古屋さんの100円セールで買ったもの・・・キズが結構多いけど、丁寧に掃除すればまあまあ聴ける状態でした。

LPは見た目キズがあっても音にはあまり出ない事が多いので、多少目に見えるキズがあってもクリーニングで結構聴けるようになるモンです。

それにしても、John Denver がこんなクリスマス・アルバムを出しているなんて知りませんでした。CDでも出てないんじゃないかな?
・・・と思ってたら、ちゃんと出てました・・・(amazon.com , amazon.co.jp

RVC RCA PVP-6005 John Denver Rocky Mountain Christmas jacket
RVC/RCA RVP-6005 (P)1975
John Denver - Rocky Mountain Christmas

曲目は下記。自作が数曲であとはお馴染みの曲ばかりである。まあ、自作もファンにはお馴染みの曲だけど・・・
RVC RCA PVP-6005 John Denver Rocky Mountain Christmas Track Listings

こうしてLPでクリスマス・ミュージックを聴くのもいいもんだ・・・
RVC RCA PVP-6005 John Denver Rocky Mountain Christmas - Play
レーベルは、RCAポップスの定番のイエローレーベル。これも懐かしいなあ・・・

ジャケットはダブルの豪華版。
RVC RCA PVP-6005 John Denver Rocky Mountain Christmas jacket

お終い。

A Stunning Sound Spectacular, The Greatest Hits of Christmas, Volume22009年12月10日 07時00分

RCA Red Seal による オーマンディ・フィラデルフィア管弦楽団のクリスマス・アルバム第2弾です。
RCA Red Seal LSC-3327, The Greatest Hits of Christmas, A Christmas Spectacular
米RCA Red Seal LSC-3327 LP (C)1972
The Greatests Hits of Christmas, A Christmas Spectacular

これは第2弾のこれは初出アルバムです。このジャケットデザインですが、第1弾のLSC-3326のジャケット写真をトリミングして体裁を整えただけ・・・というこれまた手抜きデザインとなっています。まあ、悪いデザインでは無いのですが、もっと手をかけて欲しいものです。演奏内容が素晴らしいだけ余計に残念に思えますな・・・曲目は下記の通り。

(SideA)
Hark! The Herald Angels Sing(1)
Away in a Manger(1)
God Rest Ye Merry, Gentlemen(2)
The Little Drummer Boy(1)
O Little Town of Tanenbaum(3)
Silver Bells(4)
Jingle Bells(2)
(SideB)
Deck the Halls(3)
White Christmas(2)
The First Noel(1)
Sleigh Ride(4)
What's Child is This?(1)
Angels We Have Heard On High(1)
Winter Wonderland(2)
14 All-Time Favorites Spectaculary Socred by Arthur Harris

(1)The Philadelphia Orchestra and Chorus
    directed by Eugene Ormandy
(2)The Philadelphia Orchestra and Chorus
    directed by William Smith
(3)The Philadelphia Orchestra Chorus
    directed by Robert Page
(4)The Philadelphia Orchestra, directed by Eugene Ormandy

こちらも第1弾と同じく、伝統的な曲はマエストロ・ジーン、ポップス・ヒット曲は副指揮者の William Smith という割り振りになっています。こちらも残念ながら、Smithの振った演奏は、CD "Joy to the world" (BMG/RCA GOLD SEAL 6430-2-RG ) には収録されておらず、LPでしか聴けません。
RCA Red Seal LSC-3327, The Greatest Hits of Christmas, A Christmas Spectacular
ジャケット裏デザインは、第1弾の初出のものを流用という手抜きの最たる物で、「マジメにやれ」と言いたくなります・・・まあ良いけどね・・・

RCA Red Seal LSC-3327, The Greatest Hits of Christmas, A Christmas Spectacular
レコードラベルは後期の Sided Dog です。最初のプレスは No Dog と思われますが、このラベルのプレスがあるということは、この番号の盤は結構長い間販売されていたということになります。再発盤(ARL1-0257)と長い間一緒に売られていたのでしょうか・・・普通、再発盤が出た時点でこちらは廃盤にしてしまうはずでしょうが、カタログ管理がいい加減だったのでしょうか・・・ま、おおらかで宜しいんじゃないでしょうか?(<いいのか?)

RCA Red Seal ARL1-0257, A Stunning Sound Spectacular, The Greatest Hits of Christmas, Volume2
米RCA Red Seal ARL1-0257 (C)1973 LP
A Stunning Sound Spectacular
The Greatest Hits of Christmas Volume2
14 All-time Favorites in Brilliant New Arrengments

こちらは初発売のLSC-3326の再発盤で、曲目はまったく同じです。初発売盤から1年後の再発盤ですが、どうもこの2つの盤はずっと併存していたような気がします・・・

表ジャケットのデザインはまあまあですが・・・
RCA Red Seal ARL1-0257, A Stunning Sound Spectacular, The Greatest Hits of Christmas, Volume2
ジャケット裏は、LSC-3326にちょっと手を加えただけのようです。Sigh.....

RCA Red Seal ARL1-0257, A Stunning Sound Spectacular, The Greatest Hits of Christmas, Volume2
レコードラベルはこの当時お馴染みの No Dog です。

このLP、再発盤は中古で、初発売盤は未開封品で入手出来ました。なかなかいい音でまあ満足ですが、やはり内周トラックは音が荒れてビビリますし、やはり元のマスターからCD化して欲しいですね。特に冬は気温が下がるので、カートリッジダンパーが固くなり音が余計ビビリやすくなるのでねえ・・・若干針圧を重めにしても根本的な解決にはならないし・・・困ったもんです。

LPアルバム全般に言えることですが、A面・B面でそれぞれ曲の割り振りや順番が考えられており、やはりそれぞれの面の最初と最後はそれに相応しい曲を配置しているようです。B面の頭には気分をガラっと変えるような曲を持ってきたり・・・とか。CD時代には無くなってしまった楽しみの一つですな。手抜きジャケットでもやはりそれなりに楽しめますし・・・CDの手抜きブックレットは救いようがありませんが・・・

では。

Christmas with Eugene Ormandy and The Philadelphia Orchestra2009年12月10日 06時00分

昨日はRCA Red Seal の オーマンディ&フィラデルフィアによるクリスマスCDアルバムを聴きましたが、今日はそのオリジナルLPを引っぱり出しました・・・

RCA Red Seal LSC-3326, A Christmas Spectacular - The Greatest Hits of Christmas.
米RCA Red Seal LSC-3326 (C)1972 LP
A Christmas Spectacular
THE GREATEST HITS OF CHRISTMAS

これが初発売のオリジナルアルバムとなります。まだ Living Stereo 時代の LSC番号がついています。曲目は下記の通り。
(SideA)
Joy to the world(1)
I'll be Home for Christmas(2)
Adeste Fideles(3)
It came upon the midnight clear(4)
We wish a merry christmas(1)
The christmas song(2)
Go tell it on the mountain(2)
(SideB)
Santa claus is comin' to town(2)
I wonder as I wander(3)
We three kings of orient are(4)
Carol of the bells(3)
Rudolph the red-nosed reindeer(2)
Good King Wenceslas(1)
Silent night(1)
All Song Arrangements by  Arthur Harris

(1)The Philadelphia Orchestra and Chorus,
     directed by Eugene Ormandy
(2)The Philadelphia Orchestra and Chorus,
     directed by William Smith
(3)The Philadelphia Orchestra, directed by Eugene Ormandy
(4)The Philadelphia Orchestra Chorus,
    directed by Robert Page

伝統的な曲はマエストロ・ジーンが振っていますが、ポップスのヒット曲は副指揮者の William Smith が振っています。まあ、ポップス・ヒット曲を19世紀の伝統を背負っているマエストロに振ってもらうのも酷な話なので、そういうことになったのでしょう。個人的には Smith が指揮している "I'll be Home for Christmas" や "The Christmas song" などがお気に入りなのですが・・・ハリスの編曲もなかなか聴かせますし、フィラデルフィアの豊かな弦セクションや輝かしいブラスの響きを楽しめます。

残念ながら、昨日取り上げたCD "Joy to the world" (BMG/RCA GOLD SEAL 6430-2-RG ) には彼の指揮している曲は除かれています。

RCA Red Seal LSC-3326, A Christmas Spectacular - The Greatest Hits of Christmas.
ジャケット裏デザインですが、ハッキリ言って手抜きもいいとこですな。まあ、誰もが知っている曲ばかりですので解説は要らんと言えばそれまでですが、もう少しアルバムとしての体裁を考えて欲しい気もしますな。

RCA Red Seal LSC-3326, A Christmas Spectacular - The Greatest Hits of Christmas.
レコードは dynaflex のペナペナ盤です。これは未開封新品だったのですが、開けてびっくり何とやらで、熱変形で最初のトラックは針飛びを起こしてまともに再生出来ないシロモノでした。まあ、LPにはたまにこういう事もあるので、未開封新品とはいえ油断できませんワ・・・


RCA Gold Seal AGL1-4088, Christmas with Eugene Ormandy and The Philadelphia Orchestra.
米RCA Gold Seal AGL1-4088 (C)1981 LP
CHRISTMAS with EUGENE ORMANDY
and THE PHILADELPHIA ORCHESTRA

こちらは、1981年の廉価盤Gold Seal再発盤。曲目はLSC-3326とまったく同じです。再発盤があるということは、まあ結構売れたんでしょうな。ジャケット表のデザインは初出よりも凝っていて出来が良く、後のCDアルバム (BMG/RCA GOLD SEAL 6430-2-RG )もこのデザインを使っています。

RCA Gold Seal AGL1-4088, A Christmas with Eugene Ormandy and The Philadelphia Orchestra.
ジャケット裏デザインは・・・まあこちらも初出アルバムよりかは良いんじゃないでしょうか。

RCA Gold Seal AGL1-4088, A Christmas with Eugene Ormandy and The Philadelphia Orchestra.
こちらの再発LP、最初は中古品を入手。これはまあまあの程度でしたが、その後運良く未開封新品を入手。こちらはさらに音が良く満足できる音質です・・・とはいえ、やはり内周のトラックは高音が荒れて音がビビリがちになる傾向があります。

後のCDアルバム (BMG/RCA GOLD SEAL 6430-2-RG )はLPより遙かにいい音に仕上がっているので、未CD化の曲も含めてオリジナルの形でCD化して欲しいものだと切に願う次第。

現在ではこのようなフル・オーケストラ+コーラスを使ったこのような贅沢なクリスマス・アルバムを製作することはほぼ不可能なのですから、次回取り上げる(つもり)のVol.2も含めて完全な形でCD化して欲しいもんですワ・・・

それでは。

John Denver, 1974 Concert Live その22009年11月23日 13時00分

An Evening with John Denver のCDです。
RCA 07863 69353-2, An Evening with John Denver(2CD SET)
BMG Entertainment/RCA 07863 69353-2 (2CD SET,(C)2001)
An Evening with John Denver

以前ブログで書いた2枚組ライブLPのCD再発盤。全く同じ曲目であれば、わざわざこのCDを買うことも無かったが、未発売のライブ収録6トラックがボーナスで付いていると知ったから・・・(amazon.comamazon.co.jp

そのボーナストラックは、The Gibson Amphitheatre のこのライブの1年前(1973年8月14日)に Red Rocks Amphitheatre
で行われたライブ音源からピックアップされている。こちらのライブも聴きものだ。お薦めしたい。

CBS/SONY SOLL-4(SQ Quadraphonic) Switched on Hit & Rock by TOMITA, 1972年2009年11月14日 17時20分

CBS/SONY SOLL-4 Switched on Hit & Rock by TOMITA
まさか、こんなTOMITA作品がCBS/SONYから出ていたとは・・・冨田氏の著書「音の雲」(NHK出版)にも一言も触れられていないのだから、知る由もない・・・

RCA Red Seal から発売されている作品であれば、LPかCDで良く目にするが、この作品については知って探す迄はその存在すら知らなかった。

「電子音楽 in Japan」(田中雄二著、アスペクト、2001年12月)の氏のインタビューによれば、冨田氏がモーグ・シンセサイザーを入手したことを聞きつけて、「ビートルズとプレスリーとサイモン&ガーファンクルの3組の作品集をシンセサイザーで作らないか」というオファーが親族が経営する会社に持ち込まれてそれを手伝った・・・という、氏曰く「・・・ちょっと古傷のような気もするんだけど・・・」というものだそうな・・・

モーグ・シンセサイザー
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%BC

と言う事情からか、このLPには冨田氏の名前は表には出てこない。ダブルジャケット内側の解説に書かれているだけ・・・なのである。

昔、オークションで冨田氏のLPを物色していた頃、このLPも見かけた記憶があるのだが、冨田氏とは関係ないシンセの亜流だろうと見逃したのだ・・・後でネット等で事実?を知って悔しい思いをしたものである。

TOMITA Fantasy
http://www.geocities.jp/nasu_fantasia/tomita.html
→SOLL-4 SQ-4 LP
http://www.geocities.jp/nasu_fantasia/t_disco/SOLL-4.html

aruga Museum
http://homepage3.nifty.com/aruga/index.html
→TOMITA レコード室
http://homepage3.nifty.com/aruga/bunka/record/record.html

データ色々・・・
http://www.ne.jp/asahi/shi/home/shifile/shi.htm
→レコード色々
http://www.ne.jp/asahi/shi/home/shifile/audio/record.htm

ブログにも書いたし
THE TOMITA PLANETS
http://boukyaku.asablo.jp/blog/2009/02/07/4106057

・・・で、最近漸くオークションで入手した。封入されていたであろう、4chステレオのCMと4chレコードの解説は無くなっていたが、まあそれは仕方がない。

ドラムやベースにシンセを被せるという多重録音で、やはりTOMITAサウンドの特徴はしっかり刻印された作品だ。最初から「パプペポ親父」が我が物顔で出てくるのが微笑ましい。

冨田氏には迷惑な話かもしれないが、TOMITAファンなら持っていたい珍品である。恐らくCD化は難しいだろう・・・から・・・

PHILADELPHIA SOUND2009年08月19日 07時27分

CBS/SONY YAPC-50 & ECPO 29-PH
CBS/SONY / PIR YAPC-50 "The Sound of Philadelphia"
CBS/SONY / PIR ECPO 29-PH "The Three Degrees & Philadelphia Sounds"

"PHILADELPHIA SOUND"という文字が気になって、それだけの理由で中古屋で買った2枚のLP。

最近入手した、ピーター・バラカン「魂(ソウル)のゆくえ」(ARTES)に、フィラデルフィア・ソウル(都会育ちの黒人達)があり、それがまさにこのLPの音そのもののことであった。

ピーター・バラカン「魂(ソウル)のゆくえ」(ARTES)
http://www.artespublishing.com/books/903951-05-8.html

1970年代の始めから、フィラデルフィアの Philadelphia International Records(PIR) を中心にヒットしたソウル・ミュージックのことらしい。

Philadelphia International Records(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Philadelphia_International_Records

両方のLPのトップに入っている、ソウルトレインのテーマ(The Sound of Philadelphia, TSOP)は、当時結構流行った番組のテーマだそうな。演奏は MFSB (Mother Father Sister Brother) とThe Three Degrees。

Soul Train(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Soul_Train

TSOP (The Sound of Philadelphia)(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/TSOP_%28The_Sound_of_Philadelphia%29

MFSB(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/MFSB

The Three Degrees(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Three_Degrees

ソウルトレインのテーマはどっかで聴いたような気がするし、この2枚のLPのサウンドは1970年代後半から1980年の日本のフュージョン・サウンドの源流という感じもするが・・・

"The Sound of Philadelphia"のLPは女声のナレーションが入る。盤の状態は良くないがまあまあ聴ける。ナレーターは不明。

もう一枚はナレーション無いが盤の状態は良好。Three Degrees の日本語の歌は・・・日本向けに吹き込んだのね。

それにしても、ソウル・ミュージックって良く分からん。この間中古で買ったマイケル=ジャクソンもソウルらしいし・・・

この間中古で買ったマイケル=ジャクソン
http://boukyaku.asablo.jp/blog/2009/07/12/4427756

まあでも、こういうのも悪くないな・・・

長岡鉄男の外盤A級セレクション(1)-18 M&K REALTIME "The Power and the Glory" Vol.1 RT-1142009年08月06日 06時21分

M&K REALTIME RT-114
長岡鉄男の外盤A級セレクション(1)-18
Miller & Kreisel Sound Corporation - M&K REALTIME RT-114
Direct to Disc Volume 1
"The Power and the Glory" Vol.1
Lloyd Holzgraf
on the Organs of the first Congrational Church of Los Angels
- One of the greatest organs...11,848 pipes / 32 foot fundamental pipes...
and high pressure trumpets!

Bach:Toccata and Fuge in D minior
Vivaldi : Largo(D minor Concerto)
R.Wagner : Grand March from "Tannhauser"
A.Russell : The Bells of St. Anne de Beaupre

長岡鉄男の外盤A級セレクション(1)(共同通信社) が1984年に出版されてから早25年・・・(2)が1985年、最後の(3)が1989年・・・

CDが世に出てLP滅亡を見越して(5)まで出版を考えられていたそうだが、(3)が大幅に遅れて出版前にもう手遅れで止めよう・・・というところをファンの熱心なリクエストで、(3)を出して終わり・・・という経過だったと思う。これはこの三冊の本に著者が書いている。

本が出版された当時ですら既に廃盤(若しくは売り切れ)で手に入らなかったこれらの盤を、最近中古屋で見かけることがある。そんなときは懐かしさと共にすぐ捕獲してしまうのだが・・・これもその1枚。まさか実物にお目にかかるれるとは思わなかった。

M&K REALTIME による ダイレクト・カッティング・ディスクの1枚、 "The Power and the Glory" Vol.1である。M&K REALTIME にはもう一枚、"FLAMENCO FEVER" RT-107(長岡鉄男の外盤A級セレクション(1)-90)という名盤があるのだが、これも生きている内にお目にかかれるかどうか・・・

ダイレクト・カッティング・ディスク(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Direct_to_disc_recording
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0

当時は M&K REALTIME としか社名が分からなかったが、このダイレクト・ディスクを手にとってようやく詳細が分かった。でも、ホームページは現在作成中らしい。

Miller & Kreisel Sound Corporation(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Miller_%26_Kreisel_Sound_Corporation

ま、SACDやハイ・サンプリングが当たり前の現在ではそれほどのインパクトはないかもしれないが、マイク直結のダイレクト・カッティングの音はなかなかのもの。もうこんな馬鹿げたプロダクトは二度と作られることはないだろうから貴重なものである。

音は正にダイレクト。リアルさは比類がない。音楽も音も長岡鉄男氏が本に書いたとおりである。部屋を揺すぶるような超低音とオフマイクの穏やかな高音とのコントラストはなかなかのもの。4曲目の遠くのベルとの超低音とのコントラストも面白い。

ダイレクト・カッティングだから、まさに REALTIME 。教会の雰囲気・空気感が伝わってくる・・・1970年代後半にタイムスリップ・・・だな。

NHK-FMのラジオのニュースを聞いて、今日が8月6日、つまり広島に原爆が投下された日だと改めて知った。なんでも、原爆症訴訟で、国側が患者側を相手取って控訴(16回もやってるとか・・・誰のために税金使っとんじゃ!)していたのを止めて、救済の方向に動いているとのこと・・・ようやくまともな方向に動いたということかなあ・・・

広島市への原子爆弾投下(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%83%E5%B3%B6%E5%B8%82%E3%81%B8%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%88%86%E5%BC%BE%E6%8A%95%E4%B8%8B

原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%88%86%E5%BC%BE%E8%A2%AB%E7%88%86%E8%80%85%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E6%8F%B4%E8%AD%B7%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B3%95%E5%BE%8B

・・・今日も暑うなるぞ・・・

Maureen McGovern - Academy Award Performance2009年07月24日 08時04分

Maureen McGovern - Academy Award Performance
KING RECORDS/20th Century Records GP383
((P)1972,1974,1975, LP)
Maureen McGovern - Academy Award Performance
http://en.wikipedia.org/wiki/Academy_Award_Performance

女の子達のライブ(いや、ビートルズのライブだったな・・・)に疲れたので、ちょっと落ち着いたアルバムを・・・

内容を知らずに第六感でジャケ買いのこのアルバムは「当たり」だったな・・・

第六感(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9C%8A%E6%84%9F%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%82%AB%E3%83%B3%E7%AC%AC%E5%85%AD%E6%84%9F

・・・閑話休題・・・モーリン=マクガヴァンはブロードウェイの女優さんで歌も歌うんですな。ま、ミュージカルに歌は付きものだし・・・

Maureen Therese McGovern (wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Maureen_McGovern

Morning After は昔聴いたな・・・ ポセイドン・アドヴェンチャーという映画の中で女の子が

♪There's got be a morning after ~

と歌っていて、船員が「俺はシュトラウスのワルツの方がいい・・・」とぼやくシーンがあったっけ・・・

The Morning After (wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Morning_After_%28Maureen_McGovern_song%29

The Poseidon Adventure (1972 film)(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Poseidon_Adventure_%281972_film%29

いいアルバムだけど、朝聴くと力が抜けるなあ・・・蝉も煩いし、そろそろ行くべえ・・・