Ormandy & Minneapolis : Bruckner Symphony no.72010年02月25日 10時45分

DANTE LYS 288
DANTE Productions/LYS 288 (P)1998 CD( amazon.com , amazon.co.jp or NML )
Early North American Orchestra Recordings - The American Recordings Library
Bruckner : Symphony no.7 (rec.1935)
Sibelius : Le Retour De Lemminkainen Op.27 (rec.1940)
Eugene Ormandy/Minneapolis Symphony Orchestra
& The Philadelphia Orchestra (Sibelius)

Oskar Fried による この ブルックナー7番シンフォニーの全曲世界初録音が1924年頃(平林直哉氏のクラシック名曲 初演&初録音事典 による)だそうで、それから11年後の録音ということになる。1928年の独Grammophone盤(ホーレンシュタイン指揮ベルリン・フィル)の後の3番目の録音となるが、野心的なレパートリーである。

当時、アメリカではこの曲は殆ど知られていなかったはずだから、マエストロミネアポリ ス交響楽団 が当時音楽家組合と交わしていた契約の「気まぐれ」がなければ生まれなかった録音であろう・・・さらにこの33年後の1968年、マエストロフィ ラデルフィア管弦楽団 と同曲をステレオすることになるだが・・・

原盤は RCA Victor Red Seal 。これも前回?と同様、DANTE LYS が市販SPから起こした復刻盤で、まあまあの音質といったところでしょうか。これまた残念ながら、現在は中古で入手するしかないようですが・・・ただ、ブルックナーは NML にて聴けるので、加入している方はお試しあれ。

75年前の録音ではあるが、ブルックナーのシンフォニーを鑑賞するのに特に支障はない。DANTE LYS の復刻はノイズを抑えて低音を増強しており、好みはあるが結構聴きやすい音質に仕上がっている。

では。

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