ピンク系の書き込みには困りもの2009年08月16日 06時04分

最近、ピンク系の書き込み(たぶん自動ロボットかなにかの・・・)が多くなりました。これまでも、週に数回・数件というペースでありましたが、最近は20件~30件くらい連続して同じ書き込みが・・・

まあ、数分で消去できるのですが・・・

アサブロは、各記事に対してコメント受付数を制限出来ますが、トータルの受付件数制限が無いので、そこが不便なところ。

今は各記事当たりのコメント受付を10件に制限してますが、1記事あたり10件コメントを受付可能ということは、10の記事があればトータル100件のコメントを受付できるわけで・・・言ってること、解りますよね?

つまり、受付コメント数の制限を、各記事当たりだけではなく、受付総数でも制限もかけられるようにしてもらうと非常に助かるのですが・・・

アサブロさん、頼みますワ

オーマンディ&フィラデルフィアのXRCD2009年08月16日 06時25分

オーマンディ&フィラデルフィアのXRCDが9月に発売されるという・・・今度は、RCA Red Seal のシベリウス2番だそうな。

HMV-交響曲第2番 オーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団(XRCD)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3657526

昨年2月にも1枚発売されている。

HMV-ビリー・ザ・キッド、アパラチアの春 オーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団(XRCD24)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2687900

今回の売りは、オリジナルのマルチトラック8チャンネルマスターからのCD化だそうな。これは非常に興味深い。

まず、RCA Red Seal録音 のシベリウスの2番は録音に問題がある。これまで聴いたCDでは、フォルテの部分でノイズが目立つ。レベルオーバーでテープが飽和したのか、機材のノイズかは分からないけど・・・折角の名演なんだけどねえ・・・で、CBSの旧録音を好んで聴いているのだが・・・

もう一つ、このシベリウスの2番は、過去にQuadradisc(ディスクリート4ch)で発売されていること。マルチトラック8チャンネルマスターということは、ちゃんと4ch用に収録していたということだろうか・・・そのあたりの当時の事情も含めて解説してくれると興味深いのだが・・・

これで、他の録音についてもXRCD化が続くと嬉しいのだが・・・

Ormandy conducts Sibelius Symphony no.22009年08月16日 10時10分

RCA Red Seal Quadradisc ARD1-0018
米RCA Red Seal Quadradisc dynaflex LP ARD1-0018 (C)1973
Sibelius : Symphony no.2
Eugene Ormandy / The Philadelphia Orchestra

also available on CDs
BMGジャパン BVCC38056 (オーマンディの芸術I Vol.9)
BMGジャパン BVCC37612 (RCAレッド・シール・ザ・ベスト)
日本ビクター JMXR24058 (XRCD, 2009.9.2 release)

この録音が来月XRCD化されるそうで・・・オリジナルのマルチトラック8チャンネルマスターに遡ってリマスタリングするというから、期待できますな、XRCDの丁寧な仕事ぶりからすると・・・

さて、作曲者が褒めたということで、悪評高い?日本の音楽評論家も褒めざる?を得ない演奏でもあります。まったく、ライナーが「そうであれば、バッハが間違ってるんだ!」と宣った如く、「作曲者が認めようが、俺は認めん!」くらい突っ張って欲しいモンですが・・・ヤレヤレ。

流石にこの録音については、いつも何らかの形でCDが入手できますが、オーマンディ・ファンにお勧めなのは、BMGジャパン BVCC38056 (オーマンディの芸術I Vol.9) ですな。「シベリウスの思い出」と題したエッセイで、オーマンディとシベリウスとの交流・マエストロが初演を熱望した「第8交響曲」の顛末・1955年6月のフィラデルフィア管弦楽団とマエストロによるシベリウス邸訪問等々・・・

ちなみにこの解説はWeb上でも読めます、英語ですけど・・・

The Jean Sibelius Web Pages by Robert Jones
Jean Sibelius: A Reminiscence by Eugene Ormandy
- Essay from 米Columbia Masterworks MS-6395
(Sibelius: Symphony No. 1)
- also available on CD 米SME Essential Classics SBK63060
http://home.flash.net/~park29/sibreminiscence.htm

Robert Jones氏 のホームページは健在ですな。ただ、Ormandy Web Pages は残念ながらアクセス不能ですが、ラフマニノフとシベリウス関連のページはアクセス出来ます。Ormandy Web Pages もまた復活して欲しいものですが・・・

Robert Jones Photography
http://home.flash.net/~park29/

Dream Book of The Eugene Ormandy Web Pages
http://books.dreambook.com/robertljones/ormandy.html
※Ormandy Web Pages はアクセス出来ませんが、 Dream Book はまだアクセス可能なようです。

さて、「特集 ジャン・シベリウス」・・・レコ芸の特集記事の切り抜きが手元にあります。1980年前半からレコ芸を読み始めて10数年後、興味をひいた記事だけ手元に残して大半を処分しました。ステレオ誌とか昔のオーディオ雑誌も結構処分しましたが、今考えると早まったかな・・・とも思います。今読み返したい記事が結構あるので、古本屋でそれを見かけるとついつい・・・覆水盆に返らずですなあ・・・

覆水盆に返らず(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%86%E6%B0%B4%E7%9B%86%E3%81%AB%E8%BF%94%E3%82%89%E3%81%9A

この「特集 ジャン・シベリウス」も何時の号に掲載されたモノかは不明ですが、恐らく1985年前後でしょう。この記事の中に、1965年ヘルシンキで開かれた「シベリウス生誕百年祭」に寄せられた世界中の讃辞 "TRIBUTES TO JEAN SIBELIUS"(生誕百年祭の小冊子に掲載されたもの) があり、我らがマエストロ・ジーンの讃辞もありました。

それによると、1951年にヘルシンキで開催された最初の「世界シベリウス祭」で、オーマンディがシベリウスの曲の幾つかを演奏した後に行われた後、オーマンディはシベリウスに初めて会ったそうな。

そして、1955年6月のフィラデルフィア管弦楽団とマエストロによるシベリウス邸訪問がそのクライマックスということになるのでしょう。1955年のヨーロッパツアーの最後の日程にこのシベリウス訪問が組まれていたみたいです。

この讃辞には「・・・また、私がヘルシンキでの年に一度のシベリウス祭で指揮をする特権を与えられたこの年月の間、・・・」とあるので1951年から1955年の毎年のシベリウス祭に客演していたのでしょうか・・・?またそれ以後は?・・・まあ、また色々文献を探してみましょうか、それもまた楽しからずや・・・ですな。

現在のシベリウス祭はラハティ交響楽団が主催しているようで、ラハティ交響楽団のサイトに案内があります。

Sinfonia Lahti
http://www.sinfonialahti.fi/

日本シベリウス協会
http://www.sib-jp.org/

Jean Sibelius 1865-1957 (シベリウス博物館ホームページより)
http://web.abo.fi/fak/hf/musik/Sibelius/JP/index.htm

Jean Sibelius(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Jean_Sibelius
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%99%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%82%B9

シベリウス:交響曲第2番(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC2%E7%95%AA_%28%E3%82%B7%E3%83%99%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%82%B9%29

さて、俺はこの曲を聴いて、いかにもしんしん・寒々としたサウンドにこれがフィンランドなんかねえ・・・と勝手なイメージを持っていたけど、作曲者はこの曲のインスピレーションを滞在先のイタリアで得たという・・・フィンランドのイメージ?・・・実はイタリアの印象だったりして・・・?

作曲者の誤算?と聴く側の誤解?がこういう事態を招くのであろうか・・・この曲を聴いても全然イタリアを想像出来ないけど、別にイタリアを描写したかどうかも分からないし、イタリア滞在からインスピレーションを得たとしても、シベリウスがそのインスピレーションを基にどういう曲を作るかはまた別の話・・・

音楽を演奏する側は色々考えるだろうけど、聴く方はあんまりそう言う経緯には拘らない方がいいのかな・・・知らずに聴くのと知って聴くのとどっちが良いのかよ~分からんし・・・「ショスタコーヴィッチの証言」といい例もあるからなあ・・・

さて、それでは肝心のLPについて。

このLPは未開封品なんだけど、どうも熱にやられたみたいで盤の外周から広い範囲で盤が歪んでいる。変なノイズは出るし、困ったものだ。dynaflex盤LP で相変わらずのヘナヘナのペナペナ盤である。

カッティングレベルは低め。4chカッティングの為かな?なんにせよ、4chのデコーダーが無いから4ch再生は出来ず、ふつーの2chステレオとして聴くだけなんだけど・・・

演奏は素晴らしいけど、このLPの状態では楽しめないなあ。もう一枚のディスクも3楽章で針飛びを起こして再生不能だし・・・

XRCD化での音質改善を期待しましょうか・・・もし4ch収録されていたら、SACDのマルチチャンネルという形になるといいんだけどな・・・

んでは。