若杉弘氏 逝去 ― 2009年07月28日 07時26分
若杉弘(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%A5%E6%9D%89%E5%BC%98
新国立劇場 2009年7月22日 アナウンス
若杉弘新国立劇場オペラ芸術監督のご逝去にあたって
http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/20000805.html
ブルックナーに入れあげていた頃、若杉さんがN響を振ったブルックナーの5番と9番をサントリーホールで聴きました。1998年の1月と3月のことです。
スッキリサッパリとしたブルックナーという印象で、僕が好きな重厚長大な演奏ではなくがっかりとした記憶が残ってます・・・はるばる赤坂まで行ったのに・・・
あとは、名フィルの299回定期で振ったのを市民会館で聴いたくらいかな・・・このときの感想をホームページに書いた文書があったので引っ張り出してみましょか・・・
(ここから)
2004.01.23 名古屋フィルハーモニー交響楽団
第299回定期演奏会 2003年度【芸術遺産の再創造】
巨匠若杉のグレイト!神秘、深遠な響き!
名古屋市民会館
若杉弘/名古屋フィルーハーモニー交響楽団
C.W.Gluck(revised by W.A.Mozart):"Iphigenie en Aulide" Overture
B.Britten:Les Illuminations Op.18(s:浜田理恵)
F.Schubert:Symphonie Nr.8 C-dur,D.944"Die Grosse"
今年最初の名フィルの定期で、目玉は「巨匠若杉のグレイト」(ちょっと恥ずかしいキャッチコピーだな、これ)である。市民会館でのコンサートも今年はこれが初めてだ。
最初のグルックは個人的に可もなく不可もなく・・・といったところ。残念ながら好みではない。2菅の小編制で実にこじんまりした響きを作り出していたがもの足りない思いもある。
ブリテンの「幻想」(かな)は実に面白かった。ソプラノと弦楽のみという変わった編成だが、実に面白い曲だ。弦楽にはデリカシーが求められる難しい場面もあったが、若杉さんの指揮は変拍子も難なくこなし名フィルも実にみずみずしい響きで応えていた。浜田さんの声も良かった。ブリテンの曲はこれまであまり聴かなかったけど、色々他にも面白そうな曲がありそうだ。
休憩は喉が乾いたのでロビーの売店に行ったがビールは無いとのこと。しょうがないのでグラスワインを頂いた。お酒を飲むとオーケストラの音が2割増よく聴こえるので、これはお勧め。(本当か?)
休憩は目玉の「グレート」であるが、この曲いつのまに8番になったのだろうか。前は9番だった筈だが・・・。コンサートのパンフには番号の行方についてのコラムがあった。成るほど・・・。
正直、「グレート」も私の好みには合わなかった。「天国的な長さ」と言われたこのシンフォニー、確かに長いけど、今の時代では思ったほどではないし、マーラーの曲に慣れた耳にインパクトを与える曲とも思えないが、それは人それぞれだし私ももっと年齢を重ねたら違う考えを持つかもしれない。ただ、現時点ではそう思えた。
この日の名フィルはウィンド系が今一だった。弦がしっかりしていたのとは対照的だ。残響の少ない市民会館だから余計それが目だったのかもしれないが、ホルンの不安定さが特に耳についた。次回は頑張って欲しいものだ。
(ここまで)
う~ん、残念ながらあまり感動したという記憶ではないな・・・巡り合わせが悪かったのかな・・・次の機会は永遠にこないのが残念だが・・・
それにしても時代の流れを感じるなあ・・・
コメント
_ リベラ33 ― 2009年07月28日 20時44分
_ りん ― 2009年07月29日 06時53分
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