Eugene Ormandy & The Philadelphia Orchestra, Re-issue CD's その1 ― 2008年11月05日 05時20分
【社長】悠仁・オーマンディ【シャッチョさん】
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/classical/1192635975/
モスクワのチャイコフスキー音楽院アーカイヴより
Moscow P. I. Tchaikovsky Conservatory
http://www.mosconsv.ru/
Great Artists in Moscow conservatoire - Eugene Ormandy
http://www.mosconsv.ru/english/library/records/details.phtml?75
以前 SCORA Classics から出ていた1958年モスクワライヴの音源で、初出のものはなさそうです。ただ、本家からの発売なので音質は期待出来るかも・・・?
ちなみに、手前味噌?ですが、モスクワライブについて纏めたページも
よろしかったらどうぞ。
Glorious Sounds of Music
-Live in MOSCOW 1958
http://www.ne.jp/asahi/tron/music/LiveInMoscow.htm
日本のタワーから購入できるようです。HMVやアマゾンは見てませんが、恐らく同様に購入できるでしょう。
Eugene Ormandy & The Philadelphia Orchestra, Re-issue CD's その2 ― 2008年11月05日 05時21分
KulturSPIEGEL Die groen Dirigenten - Eugene Ormandy
http://www.sonybmgmasterworks.de/artists2.php?iA=7&artist=7496&product=88697385912
初出音源はなさそうです。これは、40枚ボックスセットからの分売のようです。
KulturSPIEGEL Die groen Dirigenten 41 CD
http://www.sonybmgmasterworks.de/artists2.php?iA=7&artist=99999&product=88697375782
ついでに、以前のボックスセットの情報もありました・・・
The Original Jacket Collection - Eugene Ormandy
http://www.sonybmgmasterworks.de/artists2.php?iA=7&artist=7496&product=88697279872
これも特に目新しいものはありませんが・・・
以下もご参考に・・・
Glorious Sounds of Music
-CD & DVD Re-issue Information , 2001.8.15-2008.11.5
http://www.ne.jp/asahi/tron/music/CDReissue.htm
それでは。
懐かしのスピーカー工作 その4 ― 2008年11月05日 06時01分
音源はNaxos Music Library 、カノンをドライブするのは、ONKYO レシーバーシステム。型番は忘れたが、CD,MD,ラジオ、そして Naxos Music Library を聴くための光ディジタル入力が欲しかったので、小型で場所をとらないゼネラルオーディオ・・・を探していたら、近所の電気屋で、展示処分品のこれがあったので入手。うるさいことを言わなければこれで十分楽しめる。似たようなモデルと言えばこれかな?
ONKYO CD/MDチューナーアンプシステム X-N7FX(D)
http://www.jp.onkyo.com/product/xn7fx/index.htm
最初は音が硬い。新品のユニットに20年眠っていた共鳴管だから当たり前。大音量で鳴らして1時間、音の激変を久しぶりに体験した。
オーケストラのスケールの大きさ、雄大なパイプオルガン、ハンガリーの民俗音楽が生き生きと鳴り出した。Naxos Music Library は色々な音楽を素早く検索して鳴らせるので便利だ。実家にCDを持って来る必要も無いし。
Naxos Music Library
http://ml.naxos.jp/
カノンの能率は驚異的に高い。多分、100dB/W くらいは行くだろう。高能率エコスピーカーシステムと言えないこともない。コーン紙はケナフだし。
カノンは長さ2800の閉管(一回折り返しているけど)として考えると、最低共振周波数(λ/4:閉管だから波長の1/4)は30Hzとなる。その上が、90Hz,150Hz,210Hz・・・と奇数倍となる。(開管なら整数倍)単純な共鳴管ではないので、音響迷路としての動作もはいってくるからそう単純にはいかないが、その共鳴管の機能が効いて、10cm2発とは思えないスケールの大きなサウンドが聴ける。
ただ、振動板面積が小さいせいか、グランカッサの一撃は平面波が襲ってくるような衝撃力に欠ける。しかし、それは無いものねだりであろう。
これから鳴らしこんで、色々な音楽をかけていくのが楽しみである。
あと、既成のスピーカーシステムを改造してダイヤトーンの名機 P-610PB を付けたシステムもあり、これは保存状態が良かったのか、ウレタンエッジもまだまだ大丈夫だった。これも鳴らしこんでみようか・・・。もう、P-610PBも入手不可能だし・・・
実家に帰る楽しみが増えた・・・かな。
懐かしのスピーカー工作 その3 ― 2008年11月05日 06時03分
さて、倉庫?に眠っていたカノンを引っ張りだして、ユニット交換にかかる。ウレタンエッジはボロボロ、コーン紙もカビだらけ、ねじも錆びている。湿気が経年劣化を加速させたか・・・
でも、キャビネット?バッフル?いや、共鳴管はしっかり塗装したお陰でまだまだ大丈夫だ。
ユニットを外す。マグネット径が大きくて外しにくいが手こずる程ではない。ニッパーで内部配線を切り、Technics EAS-10F20を外す。20年お疲れ様。
取り外した10F20 に替わり、FOSTEX FE125K を取り付ける。定格インピーダンス8オームをパラ接続するからアンプから見たインピーダンスは4オームとなるが、最近のアンプならミニコンポでも問題なくドライブするだろう。
ワイヤストリッパーで内部配線を20~30mm程ひん剥いて、新しいユニットに配線を半田付けする。最近仕事でも半田付けすることがあるからこれくらいは簡単なものだ。
それよりも、転倒防止用の土台に作った木キャビと共鳴管を繋いでいたアルミの木ねじを外すのに苦労した。ねじの頭が潰れたり、回している途中でねじが切れたり・・・金ノコでアルミねじ切断という荒業まで使う羽目になったが、四苦八苦してなんとかクリア。
それから、実家の昔の自分の部屋のお大掃除&配置換えを強行?した。葬儀やらなんやかんやで片付けなら任せとけ・・・という心境に到達した?我が身には難行ではないのだ・・・といってもまだまだ仕上げには程遠いが・・・(続く)
懐かしのスピーカー工作 その2 ― 2008年11月05日 06時05分
左:FOSTEX FE125K(新品),右:Technics EAS-10F20
共鳴管スピーカーシステム「カノンF-102」を作ってから20年経過した。今年7月に母が亡くなり、葬儀や何やらかんやらのドタバタもひと段落して、ふとこのスピーカーシステムのことを思い出した。
当時、雨降りの日も一部屋占有して、しかもその部屋の中で塗装して母に怒られた記憶も今となっては懐かしい。雨降りの塗装は良くないが、とにかく早く鳴らしたい一身でやっていたのだねえ・・・。
20年経過して、スピーカーユニットはウレタンエッジが湿気でボロボロ。甥っ子達にアルミのセンターキャップも潰されて再起不能状態となっていた。
それにしても、スピーカーのセンターキャップは、子供の為に、格好の攻撃目標として作られたとしか思えないほど、防御が困難で、恐らく子持ちのパパ(オーディオファン・・・もとい、今はホームシアターかな?)にとっては頭痛のタネであろう・・・今も昔も。
Technics EAS-10F20 は、松下電器が出した、当時としては特異なスピーカーユニットで、超オーバーダンピングの強烈無比なユニットであった。なんと、コイルボビン直結のアルミセンターキャップのお陰で、20kHzまでフラットに再生できてしまうのだ。
普通に密閉箱やバスレフに入れても、とんでもなくハイ上がりの音で使い物にならないだろう。低音が出ないのではなく、高音が出すぎるユニットなのだ。超オーバーダンピングなので、f0で低音を稼ぐ・・・ということも出来ない。低音は出るのだけど、中音域以上のレベルが高すぎるから、相対的に低音不足となってしまうのだ。
となると、バックロードか共鳴管という使い方が妥当ということになる。(別に、密閉箱やバスレフで使えないと言うことではない)
このF20シリーズは16cm、20cmのラインナップがあったが、これらも強烈無比であり、当時は最強マグネットユニットであった。これに負けじと、FOSTEXもこれらと同等以上のマグネットを装備したユニットを出して来たのだ。
既に、Technics はスピーカーユニットの製造販売を終了しているが、お陰さまで、FOSTEX のユニットを代替に使うことが出来る。世の中、何がどうなるか分からないものである。
FOSTEX
http://www.fostex.jp/
Speaker Component
http://www.fostex.jp/user_file/fostex-sh/etc/SpeakerComponent.pdf
Technics EAS-10F20と同サイズで、カノンに使えるユニットとなると、FOSTEX の FE125K しかない。取り付け穴、マグネットとも同サイズで、これも超オーバーダンピングユニットだけど、センターキャップはコイルボビン直結では無いようだし、コーン紙もケナフとバイオセルロースということで、10F20 とはちとサンドキャラクターが違う。
コイズミ無線 FOSTEX FE125K 商品紹介
http://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=6410
コイズミ無線 <第1回> ~スピーカーユニット聞き比べの巻~
http://www.koizumi-musen.com/yuusupi-1.htm
10F20 の高音は突き刺さる感じがあったが、FE125Kは幾分マイルドな感じだ。高音の伸びは10F20 には及ばないが、バランスはいい方向になるだろう。(続く)
懐かしのスピーカー工作 その1 ― 2008年11月05日 06時07分
左:FOSTEX FE125K(新品),右:Technics EAS-10F20
今、「趣味はオーディオです」と言っても多くの人には?であろう。
「趣味のステレオ」なんて言葉はさらにそうだろう・・・なあ。ステレオがステータス・シンボルであったのはもう30~40年前の話だ。
僕あたりの世代が、趣味としてのオーディオをリアルタイムで経験した最後・・・ではなかろうか・・・(なんかヤダなあ・・・)
ま、そんな与太話(これからの話も与太話なんだけど)はさておいて、久しぶりに、実家に眠っていた、昔作ったスピーカーを蘇らせたので、まあお付き合いを。
昔、とにかくでっかい音で低音を出したかった。パイプオルガンのファンダメンタルC2(16Hz)とか、グランカッサのドスンという音、1812年のキャノン砲・・・でも、そういう音を出せるスピーカーシステムは親のスネかじりの身ではとてもとても(・・・というか、そんな音が出るスピーカーシステムは市販品にすら無い)
となると、お小遣いで何とかしようとすれば、スピーカーの自作しかない・・・ということで、長岡鉄男氏設計のハイカノン(F-102)を作ることにした。
長岡鉄男氏
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%B2%A1%E9%89%84%E7%94%B7
長岡鉄男氏のスピーカー工作記事を読むのは楽しかった。既成概念を疑ってタブーに挑戦するのが面白かった。1980年代後半頃だったなあ。
当時共同通信社から出ていた別冊FMfan(1987年54号)に掲載された氏のスピーカー工作記事で、10cmフルレンジユニット4本(片ch)を使った共鳴管システムのカテドラル(F-104)を知り、共鳴管システムなら安くてデカイ音がするスピーカーが作れそうだと思った。ネーミングからして、当時オルガン音楽に没頭していた僕にピッタリであった。
共鳴管方式
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E9%B3%B4%E7%AE%A1%E6%96%B9%E5%BC%8F
そうこうして、音楽之友社から「長岡鉄男 最新スピーカークラフト2 フロア型と音場型」(1989年)を読んで、10cmフルレンジユニット2本(片ch)による共鳴管システム「カノン」を作ることに決めた。カテドラル(F-104)よりもスペースファクターが良いし、安く作れるのがその選定?理由だった。
ちょうどその頃、花の御江戸で学生モドキだった僕は、夏休みを利用してスピーカークラフトすることにした。
渋谷の東急ハンズでサブロク板をカットしてもらい、実家に宅急便で送った。結構フンパツしていい合板を使ったような記憶があるなあ・・・
手の込んだ構造ではないのでそれほどの苦労は無かったが、とにかく背が高い。六尺(180cm)あるからねえ。木工用ボンドと釘で板を固定し、サンドペーパーをかけ、ウレタン塗料を数回重ね塗りして仕上げたが、シンナーのにおいには閉口してしまった。
まあ、そんな楽しい苦労を重ねて作ったシステム、さすがに、当時としては最強の10cmフルレンジユニット(Technics EAS-10F20)と共鳴管によるサウンドは独特で、鳴りっぷりの良さとスケールの大さは格別であった。
Technics
http://ja.wikipedia.org/wiki/Technics
EAS-10F20(オーディオの足跡)
http://audio-heritage.jp/TECHNICS/unit/eas-10f20.html
コイズミ無線<第1回>~スピーカーユニット聞き比べの巻・後編~
http://www.koizumi-musen.com/yuusupi-2.htm
そういえば、このユニットはユニット取り付け穴φ104に対してマグネット外形がφ100なので入れるのに苦労した記憶がある。ユニット端子への配線はんだ付けをちゃんと考えないと、あとで「ユニットが入らん!」と泣きを見ることになる。
当然、クセも大きく、ピアノは「コーン、コーン」と尾を引くような音で頂けなかったが、それでもパイプオルガンの低音がパワフルに響き渡るのを聴いて、家族が大騒音で迷惑するのを横目に音楽を楽しんだのも、今となっては楽しい思い出である。(続く)
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